MODEMOから16番江ノ電が発売されました。
“J”のプラ製品ラッシュは続いて居ますね。
IMONの新製品情報掲示板から写真拝借! しかしimon.co.jp という文字が異常に小さいですね。
この製品は「1/80 16.5mm」です。
発売、は良いのですが、このご時世だというのに未だに偽装表示です。
“HOGAUGE”とあります。
箱の側面にも堂々と書体を変えて大きく表示してあります。
正しくは
“HO”は1ftを3.5mmに縮尺する事を意味します。 (3.5mmスケール)( ≒ 1/87.08571428 ≒ 1/87 )
同様に
“OO”は1ftを4mmに縮尺(=1/76.2)します。 16.5mmゲージを使いますが“HOゲージ”と呼ぶ人は居ません。
(この時点で1/80をHOと呼ぶ発想は相当狂っている事が判ります)
外国から来た鉄道模型の規格“HO”は縮尺の規格であり、ゲージの規格ではありません。
ナローゲージモデルの世界では規格名は正しく使われています。
http://homepage3.nifty.com/arumo/arf1.htm
ゲージ;9mmを使うものは「1/87」だから“HOナロー”
ゲージ;16.5mmを使うものは「1/45」or「1/48」だから“Oナロー”です。
では「16.5mmゲージ」には名前がないのでしょうか?
それは“16番”です。
昭和17年1月号「科学と模型」誌に山崎喜陽さん(後のTMSオーナー)が「日本型十六番」として提案しました。
“HO;1/87”と“OO;1/76”が16.5mmゲージを共用しているので日本型は切りの良い「1/80」にして一緒に遊ぼうではないか!という提案です。 称して“日本型十六番”!
しかし“HO”も“OO”も「十六番である」としたために「1/80 16.5mm」に固有規格名称が与えられずにここまで来てしまいました。
(私の提案は“J”です)
“HO”と云う規格は世界中で盛んです。 約束は「1/87」です。 世界中の大小どんな会社や個人であっても「約束」(1/87)を守れば花でも草でも家でも車でも戦車でも飛行機でも作れば人形や電話ボックスと並べても違和感がない約束です。 そういう約束で作っていますよという印です。 大勢の知恵も能力も集められます。 だから世界中で隆盛を極めているのです。
“HO”という外国の規格名を偽装したい理由は何でしょう?
(1)名前が格好良いから
(2)昔から有名な鉄道模型の規格だから
(3)線路が共通に使えるから(←これは駄目です。 メルクリンだったら使えません!)
(4)外国の昔から有名なメーカーが使って居るので名前に信用があるから
規格と違うモノを‘さ’も同じ規格のように偽って販売しようとするこの行為はこう呼ばれます。
偽装
です。
↓こうした法律によって罰せられるリスクが現在異常に高まりつつあります。
不正競争防止法
http://www.meti.go.jp/policy/economy/chizai/chiteki/pdf/gisoutext130726.pdf
消費者保護法
http://www4.kcn.ne.jp/~abenoapa/data/syouhisyahogolow.htm
こうしたリスクを背負ってまで偽装する必要が果たしてあるのでしょうか!?
鉄道模型業界にはこういう「言い伝え」があります。
“HO”と銘打つと売れる、“16番”と銘打つと売れない。
この言い伝えの存在が「偽装」の犯罪性を強調しています。
しかし、ここまで製品作りで努力してきましたので、製品に関してお客様は十分信用、信頼しているように思います。
わざわざ偽装する必要があるとは思えません。
私はそろそろ潮時だと思います。
ところで未だに正面切って偽装をやめないメーカーがもう一社あります。
鉄道模型のトップメーカーKATOです。
“HO”を正しい「縮尺の規格」として使って居る外国形は“HO Scale”
偽装しているものは曖昧な表示、単に“HO”と書いています。
もうすぐ新しいカタログが出るようですが、これが最新のカタログです。
(これも「カタログ」では無い!・・・「ダイジェスト」が正しいとよく言われています)
これを憶えた人、信用した人は恥をかくことになるのです。 可哀相です。
“Nゲージ”に関しては“N”というスケール名称が「ナインミリメートル」という「ゲージ」から来ているので日本での呼称“Nゲージ”を持って来てもお客様に何の迷惑も掛かりません。
しかし此処で言う“HOゲージ”の定義に関してはHOスケールで全て遊ぼう!新幹線も阪急も国鉄も同じ1/87で遊ぼうと考える者達にとっては迷惑千万!です。
この表で“HOゲージ”と書いたところに“16番”と書けば「大正解」です。
(言葉としても“HOゲージ”では「1/87 16.5mm」の事でしかないのです)
私も敢えて原理主義者のように振る舞いたくは無いのですが、正しいことは正しいとしか言い様がないですし、悪意のある嘘は放っておけません。
世界の先進国中で珍しい「標準軌ではない狭軌日本」の特殊事情がこうしたややこしい事を招いているのですが、興味のある方は規格名について徹底的に調べてみては如何でしょうか。
成功している規格(この場合は“HO”)はきわめて単純に出来ているのです。 NMRAでもNEMでも表を見ればすぐに判ります。
こうして正面切って正論を言って批判したからには2ch辺りで叩かれるだろうと思います。
それぐらいの事は覚悟の上です。
真実は真実でしか無いのです。
何度も言う事ですが、昔、中高生の頃“いさみや”の社長に
「井門君、君HO、HOと言うけれど駄目だよ、16番と言いなさい。 恥ずかしいよ!」
と言われました。
私は日本型十六番がHOでは無い事は知っていました。 だから言われて悔しかったのです。 だからいつまでも忘れられないのです。
もう一つ言えるのは、中高生だった私は当然の事として1/80は十六番であり、HOではない事は知っていたと言う事です。
「昔はHOとしか言わなかった。十六番なんて聞いたことがなかった。」
と言われるとびっくりします。 どこにそんな世界があったのか!と。
外国形と全然大きさが違うし違和感ありすぎて並べる気にもならないじゃないですか・・・・
(正直言ってアメリカ型なら少し理解できますが)
“J”のプラ製品ラッシュは続いて居ますね。
IMONの新製品情報掲示板から写真拝借! しかしimon.co.jp という文字が異常に小さいですね。
この製品は「1/80 16.5mm」です。
発売、は良いのですが、このご時世だというのに未だに偽装表示です。
“HOGAUGE”とあります。
箱の側面にも堂々と書体を変えて大きく表示してあります。
正しくは
“HO”は1ftを3.5mmに縮尺する事を意味します。 (3.5mmスケール)( ≒ 1/87.08571428 ≒ 1/87 )
同様に
“OO”は1ftを4mmに縮尺(=1/76.2)します。 16.5mmゲージを使いますが“HOゲージ”と呼ぶ人は居ません。
(この時点で1/80をHOと呼ぶ発想は相当狂っている事が判ります)
外国から来た鉄道模型の規格“HO”は縮尺の規格であり、ゲージの規格ではありません。
ナローゲージモデルの世界では規格名は正しく使われています。
http://homepage3.nifty.com/arumo/arf1.htm
ゲージ;9mmを使うものは「1/87」だから“HOナロー”
ゲージ;16.5mmを使うものは「1/45」or「1/48」だから“Oナロー”です。
では「16.5mmゲージ」には名前がないのでしょうか?
それは“16番”です。
昭和17年1月号「科学と模型」誌に山崎喜陽さん(後のTMSオーナー)が「日本型十六番」として提案しました。
“HO;1/87”と“OO;1/76”が16.5mmゲージを共用しているので日本型は切りの良い「1/80」にして一緒に遊ぼうではないか!という提案です。 称して“日本型十六番”!
しかし“HO”も“OO”も「十六番である」としたために「1/80 16.5mm」に固有規格名称が与えられずにここまで来てしまいました。
(私の提案は“J”です)
“HO”と云う規格は世界中で盛んです。 約束は「1/87」です。 世界中の大小どんな会社や個人であっても「約束」(1/87)を守れば花でも草でも家でも車でも戦車でも飛行機でも作れば人形や電話ボックスと並べても違和感がない約束です。 そういう約束で作っていますよという印です。 大勢の知恵も能力も集められます。 だから世界中で隆盛を極めているのです。
“HO”という外国の規格名を偽装したい理由は何でしょう?
(1)名前が格好良いから
(2)昔から有名な鉄道模型の規格だから
(3)線路が共通に使えるから(←これは駄目です。 メルクリンだったら使えません!)
(4)外国の昔から有名なメーカーが使って居るので名前に信用があるから
規格と違うモノを‘さ’も同じ規格のように偽って販売しようとするこの行為はこう呼ばれます。
偽装
です。
↓こうした法律によって罰せられるリスクが現在異常に高まりつつあります。
不正競争防止法
http://www.meti.go.jp/policy/economy/chizai/chiteki/pdf/gisoutext130726.pdf
消費者保護法
http://www4.kcn.ne.jp/~abenoapa/data/syouhisyahogolow.htm
こうしたリスクを背負ってまで偽装する必要が果たしてあるのでしょうか!?
鉄道模型業界にはこういう「言い伝え」があります。
“HO”と銘打つと売れる、“16番”と銘打つと売れない。
この言い伝えの存在が「偽装」の犯罪性を強調しています。
しかし、ここまで製品作りで努力してきましたので、製品に関してお客様は十分信用、信頼しているように思います。
わざわざ偽装する必要があるとは思えません。
私はそろそろ潮時だと思います。
ところで未だに正面切って偽装をやめないメーカーがもう一社あります。
鉄道模型のトップメーカーKATOです。
“HO”を正しい「縮尺の規格」として使って居る外国形は“HO Scale”
偽装しているものは曖昧な表示、単に“HO”と書いています。
もうすぐ新しいカタログが出るようですが、これが最新のカタログです。
(これも「カタログ」では無い!・・・「ダイジェスト」が正しいとよく言われています)
これを憶えた人、信用した人は恥をかくことになるのです。 可哀相です。
“Nゲージ”に関しては“N”というスケール名称が「ナインミリメートル」という「ゲージ」から来ているので日本での呼称“Nゲージ”を持って来てもお客様に何の迷惑も掛かりません。
しかし此処で言う“HOゲージ”の定義に関してはHOスケールで全て遊ぼう!新幹線も阪急も国鉄も同じ1/87で遊ぼうと考える者達にとっては迷惑千万!です。
この表で“HOゲージ”と書いたところに“16番”と書けば「大正解」です。
(言葉としても“HOゲージ”では「1/87 16.5mm」の事でしかないのです)
私も敢えて原理主義者のように振る舞いたくは無いのですが、正しいことは正しいとしか言い様がないですし、悪意のある嘘は放っておけません。
世界の先進国中で珍しい「標準軌ではない狭軌日本」の特殊事情がこうしたややこしい事を招いているのですが、興味のある方は規格名について徹底的に調べてみては如何でしょうか。
成功している規格(この場合は“HO”)はきわめて単純に出来ているのです。 NMRAでもNEMでも表を見ればすぐに判ります。
こうして正面切って正論を言って批判したからには2ch辺りで叩かれるだろうと思います。
それぐらいの事は覚悟の上です。
真実は真実でしか無いのです。
何度も言う事ですが、昔、中高生の頃“いさみや”の社長に
「井門君、君HO、HOと言うけれど駄目だよ、16番と言いなさい。 恥ずかしいよ!」
と言われました。
私は日本型十六番がHOでは無い事は知っていました。 だから言われて悔しかったのです。 だからいつまでも忘れられないのです。
もう一つ言えるのは、中高生だった私は当然の事として1/80は十六番であり、HOではない事は知っていたと言う事です。
「昔はHOとしか言わなかった。十六番なんて聞いたことがなかった。」
と言われるとびっくりします。 どこにそんな世界があったのか!と。
外国形と全然大きさが違うし違和感ありすぎて並べる気にもならないじゃないですか・・・・
(正直言ってアメリカ型なら少し理解できますが)