MODEMOの江ノ電HOゲージ

2013-11-15 | 鉄道模型
MODEMOから16番江ノ電が発売されました。

“J”のプラ製品ラッシュは続いて居ますね。


IMONの新製品情報掲示板から写真拝借! しかしimon.co.jp という文字が異常に小さいですね。

この製品は「1/80 16.5mm」です。

発売、は良いのですが、このご時世だというのに未だに偽装表示です。


HOGAUGE”とあります。


箱の側面にも堂々と書体を変えて大きく表示してあります。

正しくは

“HO”は1ftを3.5mmに縮尺する事を意味します。 (3.5mmスケール)( ≒ 1/87.08571428 ≒ 1/87 )

同様に

“OO”は1ftを4mmに縮尺(=1/76.2)します。 16.5mmゲージを使いますが“HOゲージ”と呼ぶ人は居ません。
     (この時点で1/80をHOと呼ぶ発想は相当狂っている事が判ります)

外国から来た鉄道模型の規格“HO”は縮尺の規格であり、ゲージの規格ではありません。

ナローゲージモデルの世界では規格名は正しく使われています。

http://homepage3.nifty.com/arumo/arf1.htm

ゲージ;9mmを使うものは「1/87」だから“HOナロー”

ゲージ;16.5mmを使うものは「1/45」or「1/48」だから“Oナロー”です。


では「16.5mmゲージ」には名前がないのでしょうか?

それは“16番”です。

昭和17年1月号「科学と模型」誌に山崎喜陽さん(後のTMSオーナー)が「日本型十六番」として提案しました。

“HO;1/87”と“OO;1/76”が16.5mmゲージを共用しているので日本型は切りの良い「1/80」にして一緒に遊ぼうではないか!という提案です。 称して“日本型十六番”!

しかし“HO”も“OO”も「十六番である」としたために「1/80 16.5mm」に固有規格名称が与えられずにここまで来てしまいました。

            (私の提案は“J”です)

“HO”と云う規格は世界中で盛んです。 約束は「1/87」です。 世界中の大小どんな会社や個人であっても「約束」(1/87)を守れば花でも草でも家でも車でも戦車でも飛行機でも作れば人形や電話ボックスと並べても違和感がない約束です。 そういう約束で作っていますよという印です。 大勢の知恵も能力も集められます。 だから世界中で隆盛を極めているのです。

“HO”という外国の規格名を偽装したい理由は何でしょう?

(1)名前が格好良いから
(2)昔から有名な鉄道模型の規格だから
(3)線路が共通に使えるから(←これは駄目です。 メルクリンだったら使えません!)
(4)外国の昔から有名なメーカーが使って居るので名前に信用があるから

規格と違うモノを‘さ’も同じ規格のように偽って販売しようとするこの行為はこう呼ばれます。

偽装

です。

↓こうした法律によって罰せられるリスクが現在異常に高まりつつあります。

不正競争防止法
http://www.meti.go.jp/policy/economy/chizai/chiteki/pdf/gisoutext130726.pdf

消費者保護法
http://www4.kcn.ne.jp/~abenoapa/data/syouhisyahogolow.htm

こうしたリスクを背負ってまで偽装する必要が果たしてあるのでしょうか!?


鉄道模型業界にはこういう「言い伝え」があります。

“HO”と銘打つと売れる、“16番”と銘打つと売れない。

この言い伝えの存在が「偽装」の犯罪性を強調しています。


しかし、ここまで製品作りで努力してきましたので、製品に関してお客様は十分信用、信頼しているように思います。

わざわざ偽装する必要があるとは思えません。

私はそろそろ潮時だと思います。



ところで未だに正面切って偽装をやめないメーカーがもう一社あります。

鉄道模型のトップメーカーKATOです。


“HO”を正しい「縮尺の規格」として使って居る外国形は“HO Scale”

偽装しているものは曖昧な表示、単に“HO”と書いています。


もうすぐ新しいカタログが出るようですが、これが最新のカタログです。

(これも「カタログ」では無い!・・・「ダイジェスト」が正しいとよく言われています)


これを憶えた人、信用した人は恥をかくことになるのです。 可哀相です。

“Nゲージ”に関しては“N”というスケール名称が「ナインミリメートル」という「ゲージ」から来ているので日本での呼称“Nゲージ”を持って来てもお客様に何の迷惑も掛かりません。

しかし此処で言う“HOゲージ”の定義に関してはHOスケールで全て遊ぼう!新幹線も阪急も国鉄も同じ1/87で遊ぼうと考える者達にとっては迷惑千万!です。

この表で“HOゲージ”と書いたところに“16番”と書けば「大正解」です。

(言葉としても“HOゲージ”では「1/87 16.5mm」の事でしかないのです)




私も敢えて原理主義者のように振る舞いたくは無いのですが、正しいことは正しいとしか言い様がないですし、悪意のある嘘は放っておけません。

世界の先進国中で珍しい「標準軌ではない狭軌日本」の特殊事情がこうしたややこしい事を招いているのですが、興味のある方は規格名について徹底的に調べてみては如何でしょうか。

成功している規格(この場合は“HO”)はきわめて単純に出来ているのです。 NMRAでもNEMでも表を見ればすぐに判ります。

こうして正面切って正論を言って批判したからには2ch辺りで叩かれるだろうと思います。
それぐらいの事は覚悟の上です。
真実は真実でしか無いのです。



何度も言う事ですが、昔、中高生の頃“いさみや”の社長に

「井門君、君HO、HOと言うけれど駄目だよ、16番と言いなさい。 恥ずかしいよ!」

と言われました。

私は日本型十六番がHOでは無い事は知っていました。 だから言われて悔しかったのです。 だからいつまでも忘れられないのです。

もう一つ言えるのは、中高生だった私は当然の事として1/80は十六番であり、HOではない事は知っていたと言う事です。

「昔はHOとしか言わなかった。十六番なんて聞いたことがなかった。」

と言われるとびっくりします。 どこにそんな世界があったのか!と。

外国形と全然大きさが違うし違和感ありすぎて並べる気にもならないじゃないですか・・・・

(正直言ってアメリカ型なら少し理解できますが)





 

狩勝戦士に同行した北海道⑥最終

2013-11-14 | 今鉄
丸瀬布いこいの森にやってきました。


まずは停車中だった雨宮21号機の発車を撮ります。 (11:00の列車)


DL牽引列車も続行運転で走ります。


湖をバックに走るところです。


続行運転をしてきたDL列車は別ルートになっており、ここですれ違いました。


西武山口線で一時走って居た


台湾コッペルが此処に来ていました。


ロケハンを兼ねて乗ってみることにいたします。 切符売場です。


切符表側です。


切符裏側です。


客車内の様子です。


後ろ側が開放されたキャブ。 石炭とマキが積まれています。


村樫さんは録音に専念です。


楕円エンドレスの変形程度と思っていたらトンデモナイ。 複雑なコースを走ります。


国産車ですが右側運転台です。 (蒸機は普通日本では左運転台、外車は右)

外車で始まった森林鉄道だから外車に合わせたのかもしれません。 そういえば中国も満鉄譲りのメインラインは左運転台、林鉄は右運転台で日本と同じです。


「おい坊主!正しい大人はこうやって写真を撮るんだぞ。」


お客様は結構いっぱい乗っています。


楽しかった! 蒸機牽引のナローに乗れるなんて凄いです。 (成田にもありますが)


コースが分かったので落ち着いて撮影。 まだまだです。


郷土資料館見学しました。 なかなか充実しています。 森林鉄道の写真もたくさんあります。


隣接する『やまびこ』の食堂でお昼御飯です。


生ビール回数券を売って居ます。


スペシャルメニュー“雨宮みそラーメン”¥700を頂きます。


食事が終わって13:00発ではDL列車に乗ってみます。


こういう機関車です。


橋を渡って分岐、先行する蒸機列車を追って左へ


蒸機列車は一周終わってスプリングポイントを通って今来た道を帰っていきます。


先ほど発車した駅を逆方向から通過して検修庫の中を通過します。


そして逆回り中の蒸機列車と検修庫の先で走行中交換します。


振り返って交換した蒸機列車を見ます。

このDL列車も楽しいです。 SL、DL同時運行は14:00発が最終です。


13:30の列車は林の中で待ち受けます。


そのあとは流し撮りで遊びます。


売店でソフトクリーム(バニラ)を頂きます。


14:00の列車、DLと同時運転最終便は再び蒸機列車に乗ります。


今回は後側に乗ってこういう撮り方もしてみました。


DL列車は間隔をあけています。 


最初の袋路線、DLの姿をこの位置で見る事になります。 (毎回同じ位置関係ですね)


湖に向かって下っています。


大カーブを終わって上り勾配になります。 検修庫からDLが出てきています。


同一地点ですれ違いです。 DL列車の小さいこと!


後追いです。


検修庫脇を通過。


天気も良いし快適そのものです。 ビデオは回しっぱなしです。


駅に到着しました。


再び売店。


堀越さんと半分こです。 (オバサン!コーンを2つ使わせてくれた御恩は一生忘れません!)

ソーダ味だったと思います。 売店のオバサンが「これが一番おいしいのよ!と力説していました」


私もさっきバニラを食べてしまいました。 (普通は「名物」より美味しいのがバニラです)


客車を見学します。


車端の椅子は仕切りドアの関係でやはり少し幅が狭いことを確認。


スハ43-700です。

こうして残って居る貴重な客車に限ってスハ45(北海道用のスハ43)ではなく北海道対応改造されたスハ43という少数派だったりするのですよね。


洗面所


デッキ 太陽を浴びてだいぶ白くなってきた床面です。

「褪色も有って白っぽくなる」という話も先ほどの打ち合わせで出たのですが、私もここ30年はそれを感じています。 猛烈に意識して実物を見ているからです。 しかし、昔はそこまで意識して見ていなかったですが写真で見ると暗い色しているんです。 特にやはり屋根は。


プレスドアが残って居る車というのは珍しいです。 特に北海道は少なかったようです。 雪は錆につながりやすいのか・・・ スハ45が残って居ない理由なのでしょうか。


床下、電池箱は45ではなく43ですから小型です。


端面下部。

と、こうしているうちに14:30の汽車の時間になってしまいました。 急いで撮ってから旭川空港へ向かう算段です。


まずは


最初のカーブで、


最初の袋コースの中に有るS字カーブを目指して早歩き、このトンネルの向うです。


まあどうという事はないSカーブですが・・・

蒸機のみの運転は今回が初めてです。 駅の向うの第二の袋コースでこれまでとは逆のコースに入ってびっくりです。


上り勾配、湖バックで林間コースを通るんです! 14:30の列車、撮ってよかった!


上り勾配、軽いブラストで軽々上ってしまいました。 まあ客車1両ですから・・・


たっぷり遊ばせていただきました!


堀越さんの運転で旭川空港へ走ります。


数年前に来た時とは全然道路事情が違いました。 今はほとんど高速道路が開通しており、試用期間ということで無料でもあるので最高!です。


旭川市内でこんな模型店(残念もう閉っています)を見ました。


レンタカーを返却して150mの距離をバスで送ってもらいます。


旭川空港に到着です。


出発ロビーフロアの2Fの上、3階はレストランですね。


我々はエアドゥ60便19:45とJL1116便20:15なので2時間ほど反省会(宴会)ができます!


3階で


(これは北の珍味セットか?)


(これはジンギスカンだったと思います)


(これはソーセージ盛り合わせに違いないですね)


(イカのルイベかなぁ)


いろいろなものを頂きました。


メニューの写真を撮っておかないと忘れてしまいますね。


飛行機は激混みです。


トイレの使い方!


私はJLでしたが定時。 エアドゥ(19:45)は遅れてJL(20:15)の後でした。


満席のB737-800、エアドゥはB767です。


(私はいつも充実していますが)それにしてもこんな充実した旅行も珍しいというすごい北海道行でした。

先輩方に大感謝です。





お客様の会

2013-11-12 | 鉄道模型
今年も‘Models IMON お客様の会’を開きました。


各店長、両工房長を従え挨拶する池崎統括です。


私のご挨拶です。


いつもはIMON製品だけ中央のテーブルに置きますが、そうするとHOスケール以外のお客様のアウェー感があると思います。 (←私の感じ)

そこで今年はIMONの製品群に加えてKATOの“HO”新製品E5系とTOMIX“J”トワイライトエクスプレスの見本を借りてきて展示しました。 (Nゲージが無かった・・・)

IMONの新製品では“J”箱根登山鉄道モハ1、Jパンタシリーズから新しいPS101、PS22、PT51、PT71、“HO1067”のナハ10系と北斗星客車、“HO762”の木曾ポーターが展示されました。

【北斗星】客車は触って間近で見て初めて168万円が納得できるものだと思いますので1号車2号車だけ持って来ました。


乾杯

非常に盛り上がった‘お客様の会’でした。


最後に恒例の記念写真です。

なお一層の努力で鉄道模型を愛する人のために頑張ります。





ナハ10試作品とパネルライト

2013-11-11 | 鉄道模型
IMONのパーツ群の中でも優秀なものの一つにパネルライトが有ります。

IMONとして本格的に客車発売に向かう事を契機としてパネルライトに対して一段の改良を試みる事に致します。

「実験」は常に行っては来ました。


ヴェスターヴィーゼのオハフ33ですが、パネルライトの印刷部の柄を変えています。

(途切れ無しの同じ柄が続くようにしました・・・・改良はこの方向に向かうかもしれません)


配光はほぼ完璧です。


来春発売のナハフ10の試作品をそのまま実験台にしていろいろ試してみます。


ナハフ10の便所、洗面所部分を下から見た姿です。 国内生産のブラスモデルの集大成に相応しい構造を目指しています。


開けたところです。 パネルライトは総重量をチェックするためにパネルだけが入れられて居り、基板や配線はありません。

(重量は175gでした、IMON北斗星客車は180g+α、16番KATOMIX客車が210g程度です)


そのパネルライトも何故か長さがカットされています。

なるほど、車掌室の仕切りが「上回り」側に付いて居り、カットやむなしということですか・・・

IMONの箱物車両のインテリアとパネルライトは下回り側についているのが通例で、それによって配線が暴れないようにしています。


ではこのカットされたパネルに基板を付ける事にしましょう。


先端中央部分の覆いは左右に隙間を残すのがポイントです。

(実験結果を後日よく考えてみると、覆いは中央山脈だけ、幅3~4㎜で充分という感じがします)


カットされたテープをそのまま使うと「重なり」が過剰でもったいないのでハサミで切り落とし、端切れを使って上や横の隙間を塞いでみます。


私がよくやる乳半印刷の左右を繋ぐ事をせず、D1000の製品のままのパターンで搭載してみます。

まさに実験です。


椅子取付板下面と床板の間隙は「僅か」です。 この隙間に綺麗に配線類が入って浮きが起こらないか心配です。 基板を使うと高価になってしまいます。

床板に載っているのはIMONのラグ板です。 試作品に付いているのはそれとは別のラグ板です。 製品に使われているものなのかもしれません。 製品に使われている部品をパーツとして分売する能力が無かったのもIMONの最大の弱点でした。


ラグ板に切った細いヤニ入り半田を載せた姿です。


ラグとリード線を付け、メンディングテープで絶縁しました。

IMONの台車取付方法です。

下から順番に以下の用になっています。

①1.4㎜鉄製プラスネジ(クロクロメイト等通電が弱いメッキによる仕上げ)
②真鍮製ジャケット(黒ニッケルメッキ・・・通電します・・・この組合せは車輪には使えません)
③燐青銅製弱いスプリング(スパイクモデル製と同じですがスパイクモデルを尊重して分売しません)
④台車の真鍮製マクラバリ(黒ニッケルメッキ)
⑤真鍮製ワッシャ(金メッキ・・・前位後位で直径を変えて3点支持になるようにしています・・・これが無いと台車からの集電がスプリング経由だけになってしまうのです)
⑥ボルスター(IMONでは前後共通です)
⑦絶縁ワッシャ
⑧ラグ板(洋白製)(ニッケルメッキ真鍮板と悩むところです)
⑨真鍮製ナット(黒ニッケルメッキ)

という構造になっています。
非常に高い完成度と自負いたしております。


そして企業秘密じゃないのか!?というべき「技」がネジ止部分だけが残されたアングルです。

アングル構造の利点は残し、室内装置の安定した取付けを実現して強度も問題無しです。


量産車がどのような細部構造になるかは判りませんがメンディングテープでカバーしました。


室内装置(インテリア)で床板上面を覆います。

仕切り際の椅子1両あたり4箇所は2人並びの椅子の幅が狭く、それだけはホワイトメタル製です。


仕切の上にパネルライトをセットします。

配線は量産品ではもう少し綺麗に処理されるでしょう。


点灯させた状態です。


テールライトユニットはまだ出来て居ません。


こういった状態の時の床下機器の透け方に拘っています。 実物同様の水タンクの釣り方など。


乗務員室や手ブレーキ室はもっと明るくしたいです。 先程の山脈部だけをカバーする話です。


プラ製のエアタンク類はまだ正規のパーツではありません。 製作中です。


これは白アクリルで室内の明るさとパネルライト自体の様子を比較する構図です。


光源はトイレ洗面所の上です。


やはりやや光源寄り、中央付近が明るさが足りない感じがします。


窓から漏れる光が優しく地面を照らすのが目標の一つです。

つづいてナハ10です。


パネルライトの配光を完璧近くにするべく工夫するのは間もなく完成するD-1100、W-1100に託するとして今回完成品に使う分に対する改善策、印刷部分の追加をやってみます。

印刷部分に近い色を出すのは少しの白と多くのクリアの混合です。


ナハ10を分解してびっくり、こちらは基板が付いています。

しかしどうしたことか結構雑な組み立てです。 しかしこの雑な組み立ても実験材料としては貴重なのでまずはそのまま組み立てて照明を点けてみます。


雑な組み立てでもこのような角度では大して問題になりません。


デッキが明るすぎます。 これは組み立ての問題ではなくパネルライト取付位置の問題です。

客車の場合各社の客車を併結する事から言っても幌は普通の「畳み状態と伸ばし状態の中間」というべき半端な長さになります。 夜間運転にした場合、幌と幌の間からデッキ内の光が見えてしまうのが興ざめだと私は思います。


コンデンサの隠し方が我々の課題です。


デッキ側は問題です。


この斜め上からの画像でパネルライト組み立ての「雑さ」による問題が出てしまいます。


光源からの光が直接地面に照ってしまっています。


光源の位置が判ってしまう照明はナサケナイです。


市販の通常のパネルライトと比べればそれでも何倍も良い配光だと思います。

新しいパネルライトでは決してこうならない工夫を凝らすつもりです。


筆塗なので少し均一性が危ないですが塗装は乾いてきています。


この位置に白い部分が加わったわけです。

こうした塗装の様なものが付いているとパネルから光が汲み出されてしまうのです。


そして、デッキ上まではパネルライトを届かせず、仕切り板と同一平面までで止めました。


この不思議な印刷模様は追加印刷では困難な井門義博流模様繋ぎ柄の代用品として考えたものです。


まずは通常の形式写真、窓上水切り上側のボルトが見えるでしょうか・・・・


撮影用に車両を綺麗に掃除することまではしていませんし、焦点合成も全くしていません。


デッキ内側に見える室内色が“客車”という車種の魅力を振りまきます。


ナハフ10は屋根色は銀ですが、ナハ10は銀色が汚れた色という設定の屋根色にしてあります。

発売は青15号、ぶどう色1号、2号の3色に銀屋根、汚れ屋根の両方・・・6色を予定いたしております。


屋根色、まあまあ上手く行っていますが量産では僅かに暗めの色にするかもしれません。


便所の窓も少し時代が新しく、更に電暖バージョンとなっています。


夜間運転状態です。


私はデッキの明るさはこの程度が丁度良いと感じます。


ほぼ大丈夫ですが「光源側の中心近く」よりも「光源近く」の明るさが少し足りない様に感じます。


また光源近くの車体内側側面に対する配光が少し足りないと思いますのでその点の改良を目指します。


鉄道模型で「LEDを複数使った室内照明」は“問題外”で駄目だと思います。


ISカプラーKを使うならそちらの方がベターですが、通電カプラーが無い場合はコンデンサーは不可欠だと感じています。

IS-Kが無くて線路を掃除しなくてはならないのなら掃除をするべきで、ちらつきを我慢する必要など無いと感じています。


HO程度の縮尺では複数個のコンデンサーは嫌ですしスーパーキャパシタはちらつき防止の役には立ちません。
スーパーキャパシタは入力と出力の電圧が一緒にはならないのです。
その僅かな差は(恐るべき優秀な)人の目では‘ちらつき’でしかないのです。

151系の時ISカプラーを100%信用せず実験してみたところどうしても駄目で、スーパーキャパシタでちらつき防止を実現しようと極めて高価な回路をボンネットの中に組み込んだのです。


白アクリルによる「鏡」で見ると光源と光源以外では大きな差が有りますが、インテリアを照らす能力が均一になればと思います。

来春はナハ10・11、ナハフ10・11、来年夏にはオロ11を、来年冬にはオユ10、12、再来年からは『ハネ』『シ』を考えています。

客車も「走り」が重要です。

いざ「走らせ」たらお客様の信頼に応えられるような走りで喜んでいただけるIMON製品で有り続けるように頑張ります。






ノーブルジョーカー運転会2013秋

2013-11-06 | 鉄道模型
学習院から電車を乗り継いでノーブルジョーカーの運転会に向かいます。


南浦和から武蔵野線です。 電車は混んでいます。


東浦和からタクシーでイーストプラザに到着しました。


お馴染みの配置です。

手前はJM(1/80 13mm)奥はJ(1/80 16.5mm)右奥ステージはHO1067(1/87 12mm)中央がOn(1/45 16.5mm)


しずしずとやってきたJMのD50+9600牽引貨物列車。 恐るべき走行性能!


直線では‘つまらない’ところを緩い曲線にしています。


16番のレイアウト、カンタムのEF66がレサを牽いて快走中。


HO1067が走るステージは少々低すぎる感じです。


On30+On2のセクション、今日は地面下で方向を変えるOn2が見える様になっています。


この大きさならではの作り込みが見事です。


On2のエンドレスは両側とも「方向を変えるカーブ」を地面の下に隠しています。


16番レイアウト


見事な機関区、ターンテーブル、扇形庫。


HOナローの向こうをHO1067C61が客車を牽いて行きます。


HO1067C579の牽く客車1両目は来春発売予定のIMONのナハ10の試作品です。

客車2両目はオハ35折妻(ヴェスターヴィーゼ)
カマは手前からC61、C60、C59です。


自動往復運転中の“J”の旧形国電。


ドコービル、自転車を押す人


On3


終戦直前、山陽本線の蒸機の精密なスケッチが多数載っている衝撃的な本を見せていただきました。


帰り道、坂本さんのOn3レイアウトの途中経過を見学させていただきました。


メインの部分はまだまだです。


巨大な崖


レイアウト計画のスケッチ。


棒形モーターがこの様に置かれていました。

ナハ10の試作品を竹中寿人さんに見せる計画は本人が居ない日だったので実現しなかったのです(調べないで出掛けた私が悪いです・・・私は動ける日がこの日だけだったのです)が、大いに刺激をもらった運転会訪問でした。