C55 1 [旭] 間もなく発売

2010-11-17 | 鉄道模型
IMON最後のC55製品が11月20日にリリースされます。

最近数ヶ月おきに出している国内組立の最終5つめです。

梅小路でお馴染みのC551です。



一次型と呼ばれる最初の19両は、一見似ている三次型とは違う様々な特徴があります。シリンダーブロックのカバーはC54と似た形態ですし、モーションプレートも一次型だけがこの形です。一見同じように見えるキャブも、全体の大きさや、窓の大きさが微妙に違うのです。其の外にも外観での判別は難しいですが、機関車とテンダーにまたがる全車軸間距離が大きく、ゆったりした設計になっています。オリジナルデザインである一次型は、当時の感覚でこうやりたいという理想を、ごく普通に実践した形態といえるのではないでしょうか。

 さらに、一次型の中でも1~9の9両は、一次(前期)型とでも言うべき姿をしていて、コンプレッサーと給水ポンプの取り付け位置が10~19の一次(後期)型以降、C57までとは違います。





C551は川崎車輌製、新製配置は小樽築港です。
小樽築港・室蘭・旭川などC5530と同僚だった時代が長い機関車です。
昭和43年9月に室蘭から旭川に転属して以来、宗谷本線の有名機であり、好調だったと伝えられています。

最初から最後まで北海道内で働いたカマですので空気作用管がギターの弦のように分離している等、北国独特の配管になっています。

C55 1はC55のトップナンバーとして梅小路蒸気機関車館に保存されています。現在でも旭川に所属して宗谷本線で働いた姿を殆ど完全にとどめていますが、区名札など一部分が改造されて変わっています。

また、当初は動態の予定で保存されましたが現在は静態保存となっています。

車歴;C55 1          川崎重工兵庫工場=1538           
1935-03-29 製造
1935-04-21 配置;小樽築港
1940-03-05 発(3/5 着)苗穂
1940-04-28 発(4/28 着)小樽築港
1940-09-13 発(9/14 着)下富良野
1941-03-31 現在;下富良野
1942-00-00 頃改称;富良野
1943-09-29 発(10/1 着)小樽築港
1945-04-01 現在;小樽築港
1949-03-01 現在;旭川
1955-08-01 現在;旭川
1958-09-21 発(9/22 着)室蘭
1961-04-01 現在;室蘭
1968-09-21(9/22? =9/20 苗穂工場発)旭川
1971-11-12 発(11/16 着)梅小路
1978-03-28 廃車;梅小路
→ 保存;京都府「国鉄梅小路機関車館」;C551
      
(最終走行距離=3,228,113㎞)







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