HO新幹線車両収納に朗報 今度は0系

2016-06-13 | 鉄道模型

KATOのE5系10両編成分の箱


造形村0系12両編成分の箱


両者の山の比較


2両用箱の比較です。

0系の箱は長さ方向がややコンパクトですが、カプラーを付けたままでは収納できないという決定的な欠点が有ります。

この0系がIMONのISカプラーを使っていたらどれほど良かったか見当も付きません。 残念!


用意されたモルト類です。


1号車21形を箱から出してみます。 問題の多い通電カプラーは箱に入れるときは外して別に入れる必要があります。

最大の問題点は連結を解放するのも、車両から連結器を取り外すのもひっくり返してピンセットで作業する必要があるという事です。


KATOのE5系の場合は連結器周りの関係で妻板押さえは上辺に付けましたが、0系の場合どうするか・・・?

転落防止板が表現されています。 これってデビュー時から有りましたっけ?

ともかくこの転落防止板は表現されてしまうとまことに拙いです。

妻板押え用モルトの下に入り込むと箱も車両も両方が痛む事になります。


上すぼまりの車体ですから車体上側で押さえたほうが良さそうだと考えました。


屋根押さえはパンタがあっても200㎜長さのもので大丈夫です。


KATOのE5系と0系中間車の長さを比較してみます。


左端を一致させておいたもの、転落防止板の表現の違いで2mm違います。


モルトを見てみましょう。

予定されていた妻板押さえは中間車の上に見えるもの・・・24mm+24㎜ですが窮屈と同時に連結面転落防止が厄介で入れたら出せないようなケースになってしまいそうです。

中段のモルトは、片方のモルトを0系先頭車用(22×20×30)に換えた状態です。 24mm+22mmで中間車には丁度良いです。

先頭車の下側に見えるのは先頭車用に両方とも先頭車用にした22mm×22mmです。

(この時点では気がついていませんが、本当の正解は先頭車は後方を通常の24mmにして,先頭方はモルトを90度回転させて24mm+20mmとするべきだったのです・・・残念!気がつきませんでした)


使おうというモルトを集めてみました。


ついでにこの箱内箱“中”は欧州、米国形の普通の客車にうってつけの大きさです。

この状態はたしか屋根押えモルト8mm、妻面押え17mm(日本型では20.5m級用です)


先頭車についてはモルトの配置はこうなります。


中間車はこうなります。


どんどん入れていきます。


最後の最後まで来てモルトを90度回転させて24mm+20mmにすることに気がつきました。 東京方先頭の22形12号車だけはそんな入れ方で行きます。


12両入った状態です。

鉄道模型やっていて良かった!という感激があります。

本当は6両×2の重ねた状態で使うスリーブが出来てくる予定ですが現在はまだ出来ていません。


編成収納には苦節何十年の歴史がありますが、ようやく行き着くべき処を見つけた感があります。

「箱」の中にに「箱」を並べる方式は当初製作サイドに抵抗されて実現しませんでしたが、とうとう当たり前の方向へ決着できました。

箱内箱は外箱とは違う厚みのボール紙で出来ています。 美しさと省スペース、簡単に鑑賞も運搬も出来る編成箱を是非ご愛用ください!

(日本型に関してはまだモデルチェンジ前や1mm寸足らずの問題がありますが続々解決していくと思います)