10月10日、明日11日は合運設営日、私も「けんかつ」に行きます。
泣いても笑っても今日が最後の作業です。
「汚し」を吹き付けました。
2種類の色で、前、後は普通に跳ね上げるけれど流線形カバー側面にはあまり汚れが回ってこないというストーリーです。
窓セルを貼ります。
0.2mm厚のポリカーボを使いたいところですが、最終日ゆえ買いに行くことも出来ません。 買い置きがたくさん有るエコーモデル製t=0.3mm塩ビ板を使います。
テンダー側窓(キャブ側窓と言うべきかも知れません)のりしろが無いけどこういうのは私は得意です。
いさみやのモリブデンペーストを軸に入れます。
もう35年もたっているものですから少し重いです。 セラミックグリスも僅かに加えておきます。
テンダー台車組み立てました。 バネを仕込んでいますが、この時のバネは柔らかめです。 後日少し硬めなモノに交換しました。
テンダー屋根は外の部分と少し違和感を残していますが仕方が無いです。 全体を組んでみます。
テンダーが形になりました。
キャブ内のメーター盤面に白を入れ、窓セルを貼りました。
メーターは意外に大きくてメジロのめ次郎さんのように盤面に目盛りを入れたくなりますが・・・時間が迫っているので却下!
キャブ内部を内部色に塗装する事の効果は重々承知していますが、今回はやめておきます。
この写真はインターネット内から拾ってきましたが、川重兵庫工場落成時のC5521の写真だと思います。
“蒸気機関車から超高速車両まで”に載っている写真だと想像します。
コレを見ると色々なところが明るい室内色になっていますが、鉄道省に納められて宮原機関区で撮影された西尾克三郎さんの写真では外から見える感じではメーカー写真で白いところが黒く塗られている感じがするのです。
工房から分けて貰ったヘッドライト点灯セットです。
実際IMONのC57に組み込んでいる一揃いです。
CRD(定電流ダイオード)は15mAと5.6mAの2種類を入れてきてくれましたが、C55流線形では100WのLP42を使って居そうですので暗い5.6mAを採用します。
チップLEDが付いたエナメル線をヘッドライトの穴に通していきます。
ボイラーカバー内部の配線です。
メンディングテープでこの様に挟んでショート防止しました。
それが火室の中に入ります。
重ねて組立です。
バックプレート内側に入れるべきウェイト(IMONのD51用)は楽々入りそうでしたが固定方法に妙案が思いつきませんでしたのでとりあえずやめておきます。
体積で1/3.5程度まで縮小できるIMONの紙箱に入れていざ合運へ。
関東合運、HOJCの競作作品棚に並んだところです。
エンドレスに乗り、いざ試運転です。
意外と言っては何ですが、無難に走ります。 IMONのナハ10系ばかりを引っ張って居るのでなおさら快調です。
これが99%完成の状態であります。
この写真でよく判りますがヘッドライト直下に出来ている窪みは煙室扉に表現されている標識灯掛けが開けたときに刺さって出来る窪みですので処置無しです。
さて、無事に関東合運を終えて帰ってきたC5521[宮]ですが、色々とまだ残された課題があります。
その一つがこの標識灯です。
戦前の写真を見ると標識灯は赤色ではなく透明なガラスが入って居ます。
これまた工房から分けて貰ったIMONのパーツです。
実はコレのヘッドライトです。
FABキットベースで製作した特製品ですがキット内にこのパーツが有りませんでしたのでヘッドライトを作ったのです。
嘘みたいに‘どんぴしゃ’です。
(ご入り用の方は原宿店でお分けいたします)
テンダー台車の台車枠取付用のスプリングも硬いモノに取り替えました。
その状態での写真がこれです。
未塗装時最後の組立で機関車とテンダーが一致したのですが塗装したら少しキャブが高い・・・・謎です。
そしてこのガンメタルは私が昔から使って居る蒸機輪芯中央部に使う磨きだし部分の色です。
普通のTAMIYAのガンメタルにクリヤーオレンジとクリヤーイエローを大量に加えたモノです。
(正直言ってクリヤーオレンジにガンメタルを加えて作った方が早道だと思います)
(1)走らせるために差してあった油を丁寧に取り除いてから
(2)動輪を回して輪芯中心部を露出させて
(3)筆塗りで色を差します。
私の蒸機は必ずタイヤ外側を塗装してきましたが、この機関車に関しては
① 実物は「客寄せパンダ」だったせいか動輪タイヤ鉄部を磨き出した写真が多い
② あちこちで走らせろと言う要求が出そうですので、猛烈走行用機と言うことで強度重視
③ IMON蒸機などはIMONリレーラーに素直に従うが、これは載ってくれない事がある
④ IMON蒸機は黒ニッケルメッキ車輪ですが、このC55は黒染なので割合ちゃんと黒い
と言う理由からタイヤ外側塗装をしないことにします。
機関車部はどうしても左上がりになりがちですので調整して下げます。
10月27日 原宿店でちょっとした運転会が有り、持って行きます。
ケースの中に入っているのはロコ/フライシュマンのBR10です。 HOスケールですから同じ縮尺です。
この日10連以上のIMON20系を牽いて何十周も走りましたが、少し音がし始めたので怖くなって駅に停車して運転終了。
持って帰ってチェックしましたが異常無しです。
珊瑚は走り装置に少し不安が有りますので走らせたまま放置はいけなかったかなと思います。
車両限界一杯と言う事からは20系とC55流線形はベストマッチであることが確認されましたが、残念なことに写真を写していませんでした。
11月12日 “たぬき”で加藤おやびんや関東連合の皆様に見ていただきます。
11月22日 プラザイーストで“ノーブルジョーカー”の運転会です。
IMON10系7連を牽いて数十周しましたがやはり最後に音が出始めました。
そして、走行中ヘッドライトが少しちらつく事があります。
8カ所で集電ブラシを当てていますので集電では無く瞬間的なショートかもしれません。 松本謙一さんの指摘は絶縁側動輪の集電ブラシがタイヤから輪芯部にも触っている可能性があるとの事。
またチェックしなければなりません。 しかしもう運行中という姿になりました。
ともかく完成した状態です。
ポップアップします。
心配した塗装の強度ですが、全く問題なさそうです。
しかし、傷が付きそうなので怖くて煙室扉は開閉する気になりません。
機炭間の見え方です。
伸縮カプラーの御陰で少し接近しているのかも知れません。 キャブ床を後方に出っ張らせた加工は良かったと思います。
伸縮を生かしてあと2mm接近してたら言うこと無しですが、それほど細かい調整はムズカシイでしょう。 現状は現状の穴の位置で伸縮カプラーに置き換えただけです。
機炭間をやや後寄りから見ます。 天窓を開けた事が良かったかなと思う部分です。
なにせC55流線形は乗務していて暑かったという事ですので。
http://www.imon.co.jp/webshop/index.php?main_page=product_info&products_id=2106&w=301&x=600&y=513&from=mk
機炭間をやや前側から見ます。
少し慣れたら炭庫のカバーも開けてみるかなと思いますがまだその勇気は無いです。
長々掛かったC55流線形ですがコレで一応完成です。
「蒸機を作るなら蒸機らしい格好をしたモノが良いなあ」
と思い続けてきた製作途中期ですが、終わって見ると
「もう1両やって見ても良いなぁ」
と思う様になりました。
次の1両は1/3の時間で遙かに出来の良いものが出来るだろうと思います。
「組んで楽しい珊瑚のキット」という標語も結構当たっているかなと思います。
特製品を製作するかどうか?という問題は取りあえず先送りです。
現在の私の模型生活は、夜自宅でブログを書かなくてはならない比率が上がってきたために厳しい現状ではありますが、制約がある、外につらい作業が有る(学生時代ならもうすぐ期末試験→勉強しなくちゃ!)と言う時は模型に燃える時です。
と言うわけで結構進行していますが、珊瑚のキットと格闘する様な「楽しい作業」では無いです。 私は『1/87 12mm』で製品化されたものはその意気に感じて必ず購入しています。 その「完成品からの仕上げ」に苦闘を続けて居るわけです。 キットの組立はそれから比べると遙かに「易しい」し「楽しい」ので完成品加工に辟易しています。
適当なところでもう少し楽しい方向に舵を切りたいと考えています
泣いても笑っても今日が最後の作業です。
「汚し」を吹き付けました。
2種類の色で、前、後は普通に跳ね上げるけれど流線形カバー側面にはあまり汚れが回ってこないというストーリーです。
窓セルを貼ります。
0.2mm厚のポリカーボを使いたいところですが、最終日ゆえ買いに行くことも出来ません。 買い置きがたくさん有るエコーモデル製t=0.3mm塩ビ板を使います。
テンダー側窓(キャブ側窓と言うべきかも知れません)のりしろが無いけどこういうのは私は得意です。
いさみやのモリブデンペーストを軸に入れます。
もう35年もたっているものですから少し重いです。 セラミックグリスも僅かに加えておきます。
テンダー台車組み立てました。 バネを仕込んでいますが、この時のバネは柔らかめです。 後日少し硬めなモノに交換しました。
テンダー屋根は外の部分と少し違和感を残していますが仕方が無いです。 全体を組んでみます。
テンダーが形になりました。
キャブ内のメーター盤面に白を入れ、窓セルを貼りました。
メーターは意外に大きくてメジロのめ次郎さんのように盤面に目盛りを入れたくなりますが・・・時間が迫っているので却下!
キャブ内部を内部色に塗装する事の効果は重々承知していますが、今回はやめておきます。
この写真はインターネット内から拾ってきましたが、川重兵庫工場落成時のC5521の写真だと思います。
“蒸気機関車から超高速車両まで”に載っている写真だと想像します。
コレを見ると色々なところが明るい室内色になっていますが、鉄道省に納められて宮原機関区で撮影された西尾克三郎さんの写真では外から見える感じではメーカー写真で白いところが黒く塗られている感じがするのです。
工房から分けて貰ったヘッドライト点灯セットです。
実際IMONのC57に組み込んでいる一揃いです。
CRD(定電流ダイオード)は15mAと5.6mAの2種類を入れてきてくれましたが、C55流線形では100WのLP42を使って居そうですので暗い5.6mAを採用します。
チップLEDが付いたエナメル線をヘッドライトの穴に通していきます。
ボイラーカバー内部の配線です。
メンディングテープでこの様に挟んでショート防止しました。
それが火室の中に入ります。
重ねて組立です。
バックプレート内側に入れるべきウェイト(IMONのD51用)は楽々入りそうでしたが固定方法に妙案が思いつきませんでしたのでとりあえずやめておきます。
体積で1/3.5程度まで縮小できるIMONの紙箱に入れていざ合運へ。
関東合運、HOJCの競作作品棚に並んだところです。
エンドレスに乗り、いざ試運転です。
意外と言っては何ですが、無難に走ります。 IMONのナハ10系ばかりを引っ張って居るのでなおさら快調です。
これが99%完成の状態であります。
この写真でよく判りますがヘッドライト直下に出来ている窪みは煙室扉に表現されている標識灯掛けが開けたときに刺さって出来る窪みですので処置無しです。
さて、無事に関東合運を終えて帰ってきたC5521[宮]ですが、色々とまだ残された課題があります。
その一つがこの標識灯です。
戦前の写真を見ると標識灯は赤色ではなく透明なガラスが入って居ます。
これまた工房から分けて貰ったIMONのパーツです。
実はコレのヘッドライトです。
FABキットベースで製作した特製品ですがキット内にこのパーツが有りませんでしたのでヘッドライトを作ったのです。
嘘みたいに‘どんぴしゃ’です。
(ご入り用の方は原宿店でお分けいたします)
テンダー台車の台車枠取付用のスプリングも硬いモノに取り替えました。
その状態での写真がこれです。
未塗装時最後の組立で機関車とテンダーが一致したのですが塗装したら少しキャブが高い・・・・謎です。
そしてこのガンメタルは私が昔から使って居る蒸機輪芯中央部に使う磨きだし部分の色です。
普通のTAMIYAのガンメタルにクリヤーオレンジとクリヤーイエローを大量に加えたモノです。
(正直言ってクリヤーオレンジにガンメタルを加えて作った方が早道だと思います)
(1)走らせるために差してあった油を丁寧に取り除いてから
(2)動輪を回して輪芯中心部を露出させて
(3)筆塗りで色を差します。
私の蒸機は必ずタイヤ外側を塗装してきましたが、この機関車に関しては
① 実物は「客寄せパンダ」だったせいか動輪タイヤ鉄部を磨き出した写真が多い
② あちこちで走らせろと言う要求が出そうですので、猛烈走行用機と言うことで強度重視
③ IMON蒸機などはIMONリレーラーに素直に従うが、これは載ってくれない事がある
④ IMON蒸機は黒ニッケルメッキ車輪ですが、このC55は黒染なので割合ちゃんと黒い
と言う理由からタイヤ外側塗装をしないことにします。
機関車部はどうしても左上がりになりがちですので調整して下げます。
10月27日 原宿店でちょっとした運転会が有り、持って行きます。
ケースの中に入っているのはロコ/フライシュマンのBR10です。 HOスケールですから同じ縮尺です。
この日10連以上のIMON20系を牽いて何十周も走りましたが、少し音がし始めたので怖くなって駅に停車して運転終了。
持って帰ってチェックしましたが異常無しです。
珊瑚は走り装置に少し不安が有りますので走らせたまま放置はいけなかったかなと思います。
車両限界一杯と言う事からは20系とC55流線形はベストマッチであることが確認されましたが、残念なことに写真を写していませんでした。
11月12日 “たぬき”で加藤おやびんや関東連合の皆様に見ていただきます。
11月22日 プラザイーストで“ノーブルジョーカー”の運転会です。
IMON10系7連を牽いて数十周しましたがやはり最後に音が出始めました。
そして、走行中ヘッドライトが少しちらつく事があります。
8カ所で集電ブラシを当てていますので集電では無く瞬間的なショートかもしれません。 松本謙一さんの指摘は絶縁側動輪の集電ブラシがタイヤから輪芯部にも触っている可能性があるとの事。
またチェックしなければなりません。 しかしもう運行中という姿になりました。
ともかく完成した状態です。
ポップアップします。
心配した塗装の強度ですが、全く問題なさそうです。
しかし、傷が付きそうなので怖くて煙室扉は開閉する気になりません。
機炭間の見え方です。
伸縮カプラーの御陰で少し接近しているのかも知れません。 キャブ床を後方に出っ張らせた加工は良かったと思います。
伸縮を生かしてあと2mm接近してたら言うこと無しですが、それほど細かい調整はムズカシイでしょう。 現状は現状の穴の位置で伸縮カプラーに置き換えただけです。
機炭間をやや後寄りから見ます。 天窓を開けた事が良かったかなと思う部分です。
なにせC55流線形は乗務していて暑かったという事ですので。
http://www.imon.co.jp/webshop/index.php?main_page=product_info&products_id=2106&w=301&x=600&y=513&from=mk
機炭間をやや前側から見ます。
少し慣れたら炭庫のカバーも開けてみるかなと思いますがまだその勇気は無いです。
長々掛かったC55流線形ですがコレで一応完成です。
「蒸機を作るなら蒸機らしい格好をしたモノが良いなあ」
と思い続けてきた製作途中期ですが、終わって見ると
「もう1両やって見ても良いなぁ」
と思う様になりました。
次の1両は1/3の時間で遙かに出来の良いものが出来るだろうと思います。
「組んで楽しい珊瑚のキット」という標語も結構当たっているかなと思います。
特製品を製作するかどうか?という問題は取りあえず先送りです。
現在の私の模型生活は、夜自宅でブログを書かなくてはならない比率が上がってきたために厳しい現状ではありますが、制約がある、外につらい作業が有る(学生時代ならもうすぐ期末試験→勉強しなくちゃ!)と言う時は模型に燃える時です。
と言うわけで結構進行していますが、珊瑚のキットと格闘する様な「楽しい作業」では無いです。 私は『1/87 12mm』で製品化されたものはその意気に感じて必ず購入しています。 その「完成品からの仕上げ」に苦闘を続けて居るわけです。 キットの組立はそれから比べると遙かに「易しい」し「楽しい」ので完成品加工に辟易しています。
適当なところでもう少し楽しい方向に舵を切りたいと考えています