井門坂善蒲田ビル改装

2013-05-04 | 鉄道模型ではない仕事
続きです。


改装が終わった井門坂善蒲田ビルを見に行きます。 右の黄色い建物は蒲田IMONBOWLです。


バス通り側から見た改装前の坂善蒲田ビル。

昭和50年代までは㈱大丸百貨店蒲田店でした。 (㈱大丸百貨店は現㈱井門エンタープライズ)

昭和50年頃から月賦百貨店が斜陽になり、同業の緑屋(→クレディセゾン)や丸興(→ダイエーオーエムシーカード)が大資本の傘下クレジット会社に転じる中、大丸百貨店はラオックスとの提携で専門店化を図りました。

しかし大丸百貨店の店舗は3000㎡前後(大規模小売店第一種と第二種の境界線)と中途半端に大きすぎて電器店ラオックスだけでは使いきれませんでした。
そこで仕方なく“インテリア井門”“ジュエリー井門”との複合専門店としましたが、効率は良くありませんでした。

蒲田に於いてはインテリア井門蒲田店が中途半端に小さくて不成績だったことも有りこれを閉店、サイズぴったりのLAOX蒲田店とし、大きな方の店を坂善との提携による坂善大丸としたのです。

現在では坂善蒲田店として賃貸させていただいております。


昨年9月改装工事中の姿です。

古くなった建物施設の更新を兼ねて坂善さんがより有利に商売できるように改装を企んだのです。


9月時点での打ち合わせの目的は「外装色の細目」決定です。


色は「現地」「現場」で見なくては駄目です。


工事現場にモックアップを設置して評価します。


外装材の目地構造です。


モックアップで設置していなかった色はこうして確認します。


明部と暗部は各3色ずつが最終候補になっていました。


図面との比較。


パースです。


近所のマンション内に工事事務所を設置して居り、座っての打ち合わせです。


IMONと坂善、日建設計と施工のサンユー建設で打ち合わせです。


当然トイレは改装します。


現地へ出てもう一度色を見ました。


さて、その半年後の坂善蒲田ビルを見ます。 こちらはサンライズ蒲田商店街側正面入口です。


大丸時代と変わりないエスカレーター。

店内は少し前に照明器具(FL管→HF管器具に取り換え)中心で改装済みですから変わっていませんでした。


バス通り側に出ます。


駐車トラックが動かず写真になりません。

(テッドタルボットじゃないですが所詮曇っていて『ゴミ』ですが)


こんな姿になりました。


葉っぱも茂りすぎて人も車も多く、写真は駄目でした。

新しいうちにもう一度撮影に来なくてはなりませんね。