原発から20km~30km区域屋内避難指示

2011-03-16 | ノンジャンル
要介護度地震、津波、原発のトラブルについては天災なので仕方が無い部分もありますが、南相馬市の特別養護老人ホームの窮状については人災の要素がかなりあります。

NHKの放送でご覧になった方もだいぶ居られると思いますが、福島第一原発から20km~30km区域が屋内避難指示になりました。

その指示「国」から出されたもののようです。

はっきり言って「無責任なだらだら津波警報」の同類です。

南相馬市の特別養護老人ホーム福寿園は食料が尽きようとしています。

http://lovekaigo.net/area/fukushima_4.html

10㎞避難、20㎞避難で避難民を受け入れた極限状態の中、踏み止まった職員が泊まり込みで維持して来ました。

しかし、屋内避難指示になっていますので救援物資を運びこむことができません。

食事を通常の1/3に減らして飢餓に耐えて来ましたが、その状況にとどめを刺した格好になりました。

特別養護老人ホームは要介護度1~5のうち最も重い5、4の人が中心(特養ホーム入居中の高齢者の要介護度は全国平均で4を少し超えたところに有ります)で普通の老人からは程遠い厳しい状況に有ります。

http://www.city.tomisato.chiba.jp/syozoku/007/kaigohoken/kaigo03.html

国はもっと情報をきちんと集めて責任ある判断、指示を出すべきでしょう。

また、太平洋沿岸地域からは船で日本中に避難するべきでしょう。

地方自治体ではなく国が推し進めなければどうしようもない事です。

民間の船を徴発  ・・いや一時的に提供頂いて全国40か所の都府県に分散避難するしかありますまい。






地震被害

2011-03-16 | 鉄道模型
東北関東大震災による犠牲者数、被害の全容がつかめるのはまだ相当先だと思います。

モデルスIMONは対策を講じていた為に被害は限定的で済みました。

私の身近なところで結構大変なことに成ったのは実は私の工作室です。
模型室・ビデオ(編集)室の別名もあります。

自宅はマンションの5階(最上階)です。

4階には両親が住んでいます。 4階には子供部屋×2もあります。

比べてみて4階に比し5階の被害の大きさに驚いています。

金庫、冷蔵庫など重いものほど大きく動いて居ます。 そしてその向こうに物が落ちて傾いた状態で止まって居ます。

なかでも部屋に入れない状態になったのが私の工作室で、地震以来毎日少しずつ片付け、棄てるモノは棄て、掃除をしながら復旧作業に励んでいます。

あと2日ほど、地震から一週間で「外観上の復旧」をするのが目標です。


モニターは大きく動いたのに対してIMON木製車両ケースはゴムの足が引っかかって動きませんでした。

模型・ビデオテープ共、整理用に空箱を棄てずに積んでいたので余計見た目に酷い状態です。

空箱が多数有ったのがクッションになって「幸いする」事を祈るばかりです。

裸だった「模型仕掛品」と「部品分類収納ケース」3つ(小さな透明プラスチック製引き出し合計33杯)がひっくり返っており、撮影済みビデオテープや箱に入った模型と共に床一面に折り重なってしまいましたので「踏んで壊す」と「足に刺さる」が怖くてなかなか踏み込めません。

10cm前進に30分程度掛けてゆっくり片付けていくしか有りません。


工作机に辿り着くのはまだだいぶ先ですが、手掛けていた夕張11形の多くの部分は奇跡的に机から転落していません。

ゴムマットがぎりぎりのところで踏みとどまっている状態が判りますでしょうか。


マスターピースのHO1067ED61は裸の状態で転落してしまいました。


とりあえず、ある程度復旧可能かどうかは工作机が復活しなくては調べる場所も道具もありません。

裸で転落したのは全てブラス製HO1067でEL3両、EC2両、PC1両、FC4両の合計10両です。

こういう被害にあうと模型を続ける意欲を無くすものだという事が実によくわかります。

ただ、自分の場合これまでにもいろいろな惨事に見舞われてきましたのでこの様なときにどうするべきなのかを一応知っています。

「深く考えずに今日は寝る」のが一番です。


一畑のデハニ50は逆さに落ちた様子です。

(田舎電車としてこっちの塗装が好きだったのでこの色にしてしまいました・・・ 荷物室ドアの奥まり感を客用扉と区別してあるのが素敵ですね)


箱入りの模型は後々被害の具合を調べて行かなくてはなりませんが、割合「上」に置いてあったこの類のDVDソフトのソフトなケースが模型を救ってくれたのではないかと期待して居ます。


今日深夜か明日にでも工作机を解放したいと念じています。


目を左上に転じると編集用モニターがケーブルが外れないお蔭で転落を免れている姿が迫力満点です。

業務用ケーブルコネクターはコネクターをつまんで回さなくては外れない様になっているのです。



津波の被害に逢った東北地方太平洋岸や原発周辺の被災者の皆様と比べれば100万分の1程度の被害ですが、被害が、実態が徐々に判ってくるのが怖いです。

そして余震が怖いです。