南薩テフ58

2009-11-11 | 鉄道模型
FAB(ワールド工芸製造)の南薩テフも軽く汚して仕上げておきます。


実車の屋根はキャンバス張りと思われますのでマスキングしてスエード調スプレーを吹きます。


吹き上がりです。
マスキングに掛かった塗料の量でいかに軽く吹いているか判る感じです。
色は黒です。
こんな風に軽く吹けばエコーのルーフィングサンドで仕上げたようになります。
厚く吹くと革製品の表面みたいになります。

スエード調スプレーは「ダークグレー」が一番売れます。 しかしこれは鉄道模型には向きません。 紫色!なのです。 紫色がかったあまり暗くないグレーです。 ダークグレーという商品名に騙されてはいけません。

国鉄客車などでもキャンバス屋根を吹く時は黒が無難です。
屋根色っぽくしたい時はその上からごく軽く違う色を吹くべきです。 紫色(ダークグレー)からでは救いようがありません。


車輪はSEMが使われています。
通常のHO1067用車輪(左;径9.8mm)と比較するとこんな感じ(径約9.5mm)です。


手前がFABのSEM車輪です。
車輪の厚みが少し大きいです。
TT→HOm→HO1067という2mm厚車輪の流れとは違う米国流の寸法です。

SEMの車軸は真鍮ですが、黒染を掛けました。
真鍮ですから簡単に気持ちよく染まってくれます。
軸の色;真鍮色と黒色では「車輪の品格」が全然違います。


下回りはダークグレーでしたが、このように汚すとぐっと落ち着きます。
屋根にも少し汚し色を吹きました。


表記類もインテリアも判りませんので当面はこの状態でOKといたします。