♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■大切なのは忍耐

2008年06月03日 | Weblog


 世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか? 関根弘興(せきね・ひろおき)です。今日もさわやかに一日を過ごしていきたいですね。

 聖書のことばをまず御紹介しましょう。

 ヤコブの手紙5章7節
 「兄弟たち。主が来られる時まで耐え忍びなさい。見なさい。農夫は、大地の貴重な実りを、秋の雨や春の雨が降るまで、耐え忍んで待っています。

 あなたは忍耐ということばが好きですか? ま、忍耐とか待つということほど今の時代と逆行することばはないように思えますね。忍耐しなくても好きなものがすぐに手に入る。待たなくてもすぐに注文したものが出てくる。まあ今ほど忍耐することのできないその時代はないと思います。

 確かに聖書が言うように、まあ農夫は忍耐がないと仕事が出来ませんよね。なぜなら、昨日植えたものは明日収穫できるということは決してないからです。雨を待ちつつ、小さな小さな成長を見続け、収穫を待つ訳です。

 私が中学1年生の時でしたけれども、担任の先生が盆栽を持ってきて、こう言ったんですねえ。「みんな。これは一鉢で何十万もするんだぞー!」 私はその何十万ということばが頭に残りまして、ようし自分も盆栽に挑戦しよう、と思いまして、木箱に土を入れて、さつきの枝を切って挿し木をしたんです。でもこれがなかなか待てないんですね。根が出ているかなあ? 挿し木した枝をですねえ、抜いたり挿してるうちに、結局全部枯らしてしまいました。ま、何ともあさはかです。成長のためには、待つという忍耐が必要なんですよね。

 実は、私たちの人としての成長ということを考える時も、この忍耐はどうしても必要です。どんな人も一夜で完成するなんてことはないんです。生涯を通して成長していくんですね。忍耐は、その先に希望がなければ忍耐することはできません。

 農夫はどうして忍耐することが出来るでしょう? それは収穫の刈り入れがあるからです。それでは私たちの希望は何でしょうか。

 聖書は、イエス・キリストにあるならば誰でも新しく造られた人生を歩むことが出来ると約束しているんです(コリント人への手紙第二 5章17節参照)。そして栄光から栄光へと変えられていくのだと教えているんですねえ(コリント人への手紙第二 3章18節参照)。

 イエス・キリストは、ヨハネの福音書の中でこう語っています。「わたしはまことのぶどうの木であり、わたしの父は農夫です。」(ヨハネの福音書15章1節) 「そしてあなたがたはその枝です。」(ヨハネの福音書15章5節参照)と、あるんです。

 イエス・キリストを救い主として信じることは、ちょうどぶどうの木に繋がれている枝のようです。そしてぶどうの実が豊かになるように天のお父様は、まるで農夫のように私たちの成長を根気強くそして忍耐をもって待ち続け、養い続けてくださるんですね。

 ですから私たちも忍耐することの大切さを学んで歩んでいきましょう。
 
 (PBA制作「世の光」2008.6.3放送でのお話しより)

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。予約なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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