♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■十戒 -自由への励まし 25 / 大嶋重徳

2017年09月28日 | Weblog
2017/8/24放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 大嶋重徳です。

 聖書には十戒と呼ばれる神と人との間に結ばれた約束があります。十戒第三戒は「主の御名を、みだりに唱えてはならない。」(出エジプト記20章7節、申命記 5章11節)と命じていて、相応しい神様の名前の呼び方があるのだと教えています。キリスト教会の礼拝プログラムは相応しい神の名の呼び方を求めて作られたものです。是非今度、教会の礼拝に行かれた時に、そのプログラムの意味を思いながら礼拝に出ていただけたらと思います。

 礼拝では交読文というプログラムがあります。交読文とは司会者と聴衆が互いに声を合わせて聖書の言葉を読み上げます。司会者が最初の一節を読み、聴衆が次の一節を読むのです。ここにはキリスト者の生活がひとりぼっちではなく教会という交わりで過ごすことを知るのです。しかもこの教会の交わりの性質はただ単に仲が良いことなのではありません。神様の言葉を互いに分かち合う交わりなのです。

 ですから教会は交読文のように聖書の言葉を互いに分かち合う聖書の学びを大切にします。そこは一人ぼっちでやるのではなく一緒にみことばを分かち合うのです。そして聖書の前では誰もが罪人であることを示されます。そこで私たちの交わりは互いに立派な人のふりをするのではなく、聖書から教えられたことを正直に分かち合うことで、ああここでは本当の事を言っていいんだ、と言う神様の前に出る出方を知って行くのです。

 さらに礼拝では十戒の朗読をされる教会があります。十戒を告白するとき、キリスト者が集まる教会こそ倫理においても組織においても世の中の模範であるべきことを自覚させられます。本来キリスト者こそ誰よりも時間を守り、誰よりも約束を守り、家族を大切にし、よりきよさを保ち、より責任を果たす者として生きようと願うのです。

 続いて使徒信条があります。使徒信条とは教会が大切にしてきた信仰をギュッとまとめたものです。どうして十戒の後に使徒信条があるのでしょうか。それは十戒を守り行えない私たちに使徒信条を唱えるとき十字架の恵みとあわれみがあなたのためにはっきりと示されているのです。さらに善き生活は正しい信仰理解から始まります。歴史的な教会の正しい信仰告白を学び続けることこそ私たちの生活が誤った方向に向いて行かないように守られます。そして信仰の先輩たちが苦悩して勝ち取ってきた信仰告白の中に自らも立たされていることを知り、この信仰の告白を次世代にも伝えて行こうとするのです。

 十戒の学びが終わったら、いつか使徒信条の学びもやってみたいですね 。

  ( PBA制作「世の光」2017.8.24放送でのお話しより )

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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。


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このサイトは URL名として  http://yonohikari.biblica.info  が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。


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