♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■互いに心からの尊敬を / 岩井基雄

2013年03月08日 | Weblog
2013/3/8放送

 世の光の時間です。お変わりありませんか? 岩井基雄です。今日は国際的な婦人解放の記念日である国際女性デーだそうです。

 1904年・明治38年、ニューヨークの女性労働者が参政権を求めて集会を開いた日が今日のこの3月8日だそうです。日本では1923年、大正の12年、社会主義婦人団体・赤瀾会(せきらんかい)が中心となって種蒔き社の後援で、東京・神田のキリスト教青年会館で婦人の政治的・社会的・経済的自由を訴える演説会が開催されたのが最初なんだそうです。

 このように女性の存在が大切にされていった背景にはキリスト教があると言われています。イエス・キリストは当時のイスラエルの社会で虐げられることの多かった女性や子ども、貧しい人々や身体にハンディのある人々をとても大切にされました。性別や国籍、貧富の差、年齢の差を超えてあらゆる人が神の前に平等であることを聖書は語っています。弱い立場にいる人々の人権や人格が大切にされた背景にもこのキリスト教の語る神の愛の姿があるとも言われているようです。

 結婚生活においても妻がないがしろにされることが多かった時代に聖書はこう語っています。

 「夫たちよ。妻が女性であって、自分よりも弱い器だということをわきまえて妻とともに生活し、いのちの恵みをともに受け継ぐ者として尊敬しなさい。」 新約聖書ペテロ第一の手紙3章7節 

 イエス・キリストの弟子として歩んだペテロは自分の妻の母つまり姑が病気の時にイエス・キリストによって癒していただいた経験がありました。イエスの教えを受けたペテロは女性という弱い存在を大切にするだけではなく、神様からの恵みを共に受け継ぐ者として尊敬するようにと語っているのですね。

 立場の弱い方を憐れんだり同情したりすることはできても心から尊敬するということは時々難しいことがありますね。しかし聖書が語る神様の愛と恵みを知るとき、私たちはどのような方をも一緒に神様の恵みを受ける者、受け継ぐ者として心から愛し慈しみ尊敬することができるのです。

 あなたも神の愛を深く知り、どのような立場の人をも心から愛し尊敬する者へと変えられませんか?


(PBA制作「世の光」2013.3.8放送でのお話しより)

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。
こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし、日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。
PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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