♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■クリスマスの喜び / 木田博文

2021年12月31日 | Weblog

2021.12.24放送

 世の光の時間です。日向キリスト教会牧師の木田博文です。
今日は嬉しいクリスマス・イヴの日です。今でこそ世界の人たちがイエス・キリストの誕生を喜んでいますが、最初に喜んだ人たちは身分も低く人々から疎外されていた羊飼いたちでした。

 神の御使いが彼らに現れ、「今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです。あなたがたは、布にくるまって飼葉桶のなかに寝ているみどりごを見つけます。それが、あなたがたへのしるしです。」と告げました。この時、天においては神の御使いが「いと高き所で、栄光が神にあるように。地の上で、平和がみこころにかなう人々にあるように。」と歌いました。

 羊飼いたちは早速出かけ、飼葉桶に寝ている乳飲み子を探し当てます。羊飼いたちは、見聞きした事がすべて本当だったので神をあがめ、賛美しながら帰っていったのです。

 クリスマス、それは神の真実、神の愛、神の救いを感謝し、神をほめたたえることではないでしょうか。

 皆さんに「瞬(まばた)きの詩人」と言われた水野源三さんを紹介します。彼は9歳のときに赤痢から高熱が続き、脳膜炎にかかります。手足が不自由になり、話すこともできなくなりました。一人の牧師との出会いから神様の愛を知り、イエス・キリストを救い主として信じました。それから彼は、お母さんの助けを得ながら五十音表を使い、瞬きで自分の意志を表現し、神様をたたえる詩を作るようになりました。

 水野さんは次のような詩を残しています。
 「一度も高らかにクリスマスを喜ぶ賛美歌を歌ったことがない。
  一度も声を出してクリスマスを祝う挨拶をしたことがない。
  一度もカードにメリー・クリスマスと書いたことがない。
  だけど だけど 雪と風が叩く部屋で 心の中で歌い
  自分自身に挨拶をし まぶたの裏に書き
  救いの御子の降誕を御神に感謝し 喜び祝う。」

 水野さんに神への賛美をもたらせたのは救い主イエス様に出会ったからです。イエス・キリストはあなたを救い、大きな喜びを与えてくださる救い主です。

      (PBA制作「世の光」2021.12.24放送でのお話しより)

 ***

さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。でも、新型コロナ禍で集まるのを制限したりオンラインの集まりに切り替えたりしているかもしれません。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。


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