♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■あなたがたの信仰はどこにあるのです/羽鳥頼和

2015年06月20日 | Weblog
2015/6/20放送
 
 世の光の時間です。お聴きくださりありがとうございます。羽鳥頼和です。

 今日はイエスが語った「あなたがたの信仰はどこにあるのですか?」ということばについて考えたいと思います。

 ある日のこと、イエスは弟子たちと一緒に舟に乗り、「さあ、湖の向こう岸へ渡ろう。」と言われました。ところが突風が湖に吹き降ろしてきたので弟子たちは水をかぶって危なくなりました。そこで弟子たちはイエスに近寄って起こし、「先生、先生。私たちはおぼれて死にそうです。」と言いました。イエスは起き上がって風と荒波とを叱りつけられました。すると風も波もおさまり、湖は穏やかになったのです。その時、イエスは弟子たちに「あなたがたの信仰はどこにあるのです。」と言われたのです。弟子たちは驚き恐れて、「風も水も、お命じになれば従うとは、いったいこの方はどういう方なのだろう。」と言いました(ルカ8章22~25節参照)。

 それでは弟子たちの信仰はどこにあったのでしょう。弟子たちが自分の身を案じている時には自分のいのちのことで心が一杯になり、信仰は心の片隅に追いやられていたのではないでしょうか。風と荒波を恐れている時は風と嵐に信仰は掻き乱されていたのではないでしょうか。

 嵐を静めたイエスが「あなたがたの信仰はどこにあるのです。」と言われたその時、弟子たちの信仰はそのイエスの近くにあったのではないでしょうか。「いったいこの方はどういう方なのだろう。」とは弟子たちの小さな信仰告白です。小さな信仰ですが嵐を静めることができるイエスを知る信仰です。そして人のいのちを救うイエスを知る信仰です。この「いったいこの方はどういう方なのだろう。」というイエスに関心・興味を持つところから信仰の歩みは始まります。イエスは弟子たちが自分に関心・興味を持ち、自分を信じることができるように嵐を静める奇跡をなされたのです。

 新約聖書エペソ人への手紙2章8節にこのようにあります。
 「あなたがたは、恵みのゆえに、信仰によって救われたのです。それは、自分自身から出たことではなく、神からの賜物です。」 
 ラジオを聴いているあなたにも、イエス・キリストのことを聞いて「いったいこの方はどういう方なのだろう。」と思っていだきたいと思います。そしてイエス・キリストをより良く知るためにキリスト教会に足を運んでいただきたいのです。

 明日は日曜日です。ぜひお近くのキリスト教会にいらしてください。

 (PBA制作「世の光」 2015.6.20放送でのお話より )
 
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 464-0044 名古屋市千種区自由ケ丘2-10 自由ケ丘キリスト教会内 電話052-762-2196 へ

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