♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■私は決して離れません / 羽鳥頼和

2015年06月27日 | Weblog
yono2015_0627私は決して離れません/羽鳥頼和
2015/6/27放送

 世の光の時間です。お聴きくださり、ありがとうございます。羽鳥頼和です。
 今日は神の預言者エリヤと彼の一番弟子であったエリシャのことをお話しします。

 エリヤの生涯は終わろうとしていました。神がエリヤを(天に)召されることを二人はそれぞれ知っていました。しかし二人は面と向かってその事を話しませんでした。エリシャは「私は決してあなたから離れません。」(列王記第二 2章2節、4節、6節)と言って、エリヤが行く所に付いていきました。二人が川のほとりに立った時、エリヤは自分の着物を取り、水を打ちました。すると水は両側に分かれたので、二人は乾いた土の上を渡りました。

 渡り終わるとエリアはエリシャに言いました。
 「私が神に取り去られる前に欲しい物を求めなさい。」 エリシャは「あなたの霊の二倍の分け前をください。」(列王記第二 2章9節参照)と言いました。二倍の分け前とは長男がもらう相続財産のこと。長男は二倍の財産をもらうことができたのです。エリシャは神の預言者としての働きを受け継ぐことを覚悟したのです。そしてそのために必要な神からの霊的な賜物を求めたのでした。

 こうして彼らがなお進んで行くと、何と1台の火の戦車と火の馬とが現れ、エリヤは竜巻に乗って天に引き上げられてしまいました。

 その後エリシャは川に戻ると、エリヤの残した着物を取り、水を打ちました。すると水が分かれて、エリシャはまた乾いた所を歩いて向こう岸に渡ることができました。ペルシャは神の預言者となったのです。

 私はこの出来事から、イエスと弟子たちのことを思い出しました。イエスは弟子たちに言われています。「わたしについて来なさい。あなたがたを、人間をとる漁師にしてあげよう。」(マタイ 4章19節) またイエスが十字架にかかる直前、弟子のペテロがイエスに言いました。「主よ。どこにおいでになるのですか。」 するとイエスは答えました。「わたしが行く所に、あなたは今はついて来ることができません。しかし後にはついて来ます。」(ヨハネ 13章36節) イエスが十字架で死ぬ直前、ペテロはイエスを「知らない」(マタイ 26章72節、74節)と言って裏切ってしまいます。しかし復活されたイエスはペテロに現れ(参照 ルカ 24章34節、1コリント 15章5 節、ヨハネ 21:15 ~22節)、彼を励ましたのです。そしてペテロはそのあと、イエスの弟子としての生涯を全うしたのでした(2ペテロ 1章14節)。

 イエスは私たちに、「わたしについて来なさい。」と言われているのです。「私はイエスから離れません」と決心するなら、イエスは私たちを弟子としてくださり、いつもともにいて守り導いてくださいます。これこそ素晴らしい人生です。

 明日は日曜日です。ぜひお近くのキリスト教会にいらしてください。

(PBA制作「世の光」2015.6.27放送でのお話より )

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。


 

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