♪ラジオ放送・文字版「世の光」

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PBA『世の光』を文字で 

■雷と雹の災害 / 板倉邦雄

2015年05月27日 | Weblog
2015/5/27放送


 世の光の時間です。いかがお過ごしですか? 板倉邦雄です。今日は「雷と雹の災害」という題でお話ししましょう。

 最近東京にも突然雷が鳴り雹が降ってくる時があります。雹は、雨が天上で氷の塊になって落ちてきますから、当たりますと怪我をするでしょう。エジプトの国での災害が続きます。

 さて主なる神様はモーセに言われました。「あなたを手を天に向かって差し伸べ、エジプト全国に渡ってエジプトの地にいる人と獣と畑のすべての青物の上に雹を降らせなさい。」 モーセが天に向かって杖を差し伸べると、主なる神様は雷と雹を送られたのです。

 それにしましても、あの雷がゴロゴロと鳴り、稲妻が樹木や野原に落ちる光景は恐ろしいものです。その間に雨を伴った塊の雹が降ってきたのです。しかも雹はエジプト全土に渡ってすべての畑で働く人と獣を家畜を打ち災害を加えました。また雹は畑のすべての作物を打ち、被害を与えたのです。

 ところが不思議なことに、イスラエルの人々が住んでいたゴセンの地には雹が降らなかったのでした。人や家畜の被害、作物の被害を聞いたパロ王様は家来を遣わしてモーセとアロンを呼びました。経済的な損失は自分たちに振りかかって来るからです。

 「私は今度こそ罪を犯した。お前たちの信じる主という名の神は正しい。私と私の民は悪い。だから主なる神様に祈願してくれ。この雷と雹はもう十分だ。私はお前たちの希望通り、あなたがたと民たちを去らせよう。もはや留まらなくてもよろしい。」

 モーセは王様に言いました。「私が町を出るとすぐ主なる神に向かって手を延べるでしょう。すると雷は止み雹はもはや降らなくなります。あなたはこの地が主なる神の所有であることを知らされるでしょう。しかしあなたとあなたの家来たちはなお主なる神を畏れないことを私は知っています。」

 エジプトの国王と家来たち、そして実は私たちも、災害の原因はしばしば私たちの側にあることを忘れないようにしましょう。そしてとにかく災害が取り除かれることばかり考え、私たち自身過ちを悔い改めようとしない頑固さがあることを忘れてはなりません。

 (PBA制作「世の光」2015.5.27放送でのお話より )

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