♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■うみの出る腫物(第六の災害) / 板倉邦雄

2015年05月06日 | Weblog
2015/5/6放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしですか? 板倉邦雄です。今日は「うみの出る腫物」という題でお話ししましょう。

 エジプトの国を襲った第六の災害は、膿みの出る腫物でした。主なる神はモーセとアロンに言われました。「かまどから煤(すす)を取り出し王様の目の前でモーセが煤を空に撒き散らしなさい。それは細かな塵となってエジプト中に散らばり、人と動物の区別なくどこにでも付き、出来物のもとになるでしょう。」 

 二人はかまどの煤を取って王様の所へ行き、目の前でモーセが空に向かって撒きました。真っ黒な煤が舞い上がりました。風に乗って飛んでいくのです。するとエジプト中の人間と動物に付き、出来物ができるのでした。やがて膿みを持ち、膿みの出る腫物となっていったのです。痛くて痒くて憂鬱で仕方がありません。陶器の破片で体を掻く人もいました。体を石壁や木にこすりつけて血を流す家畜もいました。何よりも憂鬱な日々を送ることになります。エジプトの魔術師たちも膿みの出る出来物だらけになってモーセの前に出られませんでした。人前に出られないほどの醜い顔形になってしまったのです。身から出たサビとはこういうことを言うのでしょうか。主なる神様の言われることに強情になって従わない私たち人間の苦悩の姿です。

 罪の支払う報酬は死である、と聖書のことばがあります。私たちは病気によって死に至るのではありません。強情やわがままという罪によって死に至るのです。

 それにしてもエジプト国王の強情さによって家畜や人々が病苦という災いで苦しむとは今の時代でもどこかの国で起こっていることです。ですから私たちは主なる神様の前にへりくだって祈りたいのです。

 聖書のことばです。
 「そこで、まず第一に勧める。すべての人のために、王たちと上に立っているすべての人々のために、願いと、祈と、とりなしと、感謝とをささげなさい。それはわたしたちが、安らかで静かな一生を、真に信心深くまた謹厳に過ごすためである。
   テモテへの第一の手紙2章の1節から2節


 (PBA制作「世の光」2015.5.6放送でのお話より )

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