♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■渇くことのない水 4 / 大嶋重徳

2014年07月29日 | Weblog
2014/7/29放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか、大嶋重徳です。
 ヨハネの福音書4章には かつて5人の夫がいて今も一人の男性との生活を続けている女性が出てきます。イエス・キリストが井戸のそばで彼女にこう突然おっしゃいました。「行って、あなたの夫をここに呼んで来なさい。」(ヨハネ 4章16節)

  このイエス様のことばは彼女が他人に一番知られたくない部分、自分でも目を背けている、自分で見たくない部分に、いきなり心臓に刃を突き刺す鋭い響きを持っていました。ここでイエス様は彼女の罪を暴露しようとされたのではありません。この時、周りに誰もいない時間に、イエス様の弟子たちも食事を買いに行っていない二人きりの時間に、彼女を苦しみている一番深い罪の場所に語りかけられるのです。

 時折、神が愛だったら罪とかそういうことは言わずにすべての人を救ったらいいじゃないかと言われることがあります。しかし私たちを苦しめている私たちの根っこのこの罪という問題に何もできず、あなたはそのまま救われているよ、と言う神が神であるならば、わたしはそんな神を信じることができません。ありのままのあなたは素晴らしい、と言うブームが私は少し苦手です。なぜなら、ありのままの私は罪人だからです。 その自分の罪をなかったようにされても、私の人生は救われません。

 しかし聖書の語る神様は人間のこの罪の闇の部分を曖昧にすることはありません。今日イエス様が明らかにしようとされているあなたの罪は一体何でしょうか。イエス様はラジオの前で私たちに一人きりのこの時間で訊(き)いてこられるのです。 「あなたの夫をここに呼んで来なさい。」 それはあなたに恥をかかそうとされているのでもなく、あなたを本当に罪赦された喜びの中に招こうとされているのです。聖書の神様は、あなたが悔いてきた人生をなかったように見過ごす神ではありません。むしろあなたの人生を悔いながら歩んでく人生から解き放つためにあなたの罪を問われるのです。この神様の前で罪を告白する祈りを捧げていくとき、私たちはこの赦された喜びの中を生きることができるです。

  ( PBA制作「世の光」2014.7.29放送でのお話しより )

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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。


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