♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■ソロモンの建てた神殿 / 羽鳥頼和

2011年06月25日 | Weblog
2011/6/25放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしですか? 羽鳥頼和です。 

 今からおよそ2950年程前にイスラエルの王ソロモンがエルサレムに神殿を建てました。完成までに7年をかけた大事業でした。材料は最良最高のものが集められ、当時の最高の技術を持った職人たちが海外からも集められ、神殿は造られました。旧約聖書の歴代誌第二の3章にはその神殿建設の様子が記されています。特に神殿の最も重要な所である至聖所について詳しく記されています。

 至聖所とは聖なる神様を礼拝する所です。至聖所は非常に多くの良質の金で覆われていました。そして至聖所の中には鋳物のケルビムが二つあり、これも金で覆われていました。このケルビムとは手足と共に翼を持ったものとして描かれる神様に近い存在です。ケルビムは神に仕えるもので神様の存在をあらわすものと考えられています。そのケルビムが神殿とその中心の至聖所に沢山飾られていたのです。このことはソロモンの建てた神殿が神様のおられる所であることを示しています。

 そしてこの歴代誌にはこの神殿が建てられた所についてこう記されています。

 「ソロモンは、主がその父ダビデにご自身を現わされた所、すなわちエルサレムのモリヤ山上で主の家の建設に取りかかった。」 (歴代誌第二 3章1節) 

 この記述は神殿が建てられた所が神様が人の罪を赦し人を救ってくださった場所であったことを教えています。ダビデは神様に定められたこの場所でいけにえを捧げ自分の犯した罪を赦していただきました。

 モリヤ、それは昔イスラエルの先祖であるアブラハムが自分の息子イサクを捧げるように命じられた所です。そこはずっと後になってイエス・キリストが十字架にかかった所、つまり神の御子が人の罪の身代わりとなって十字架にかかって死んでくださった所となるのです。

 このように神殿は神様がおられる所であり、神様が人を救われる所であり、そして神殿は神様を礼拝する所なのです。

 このような神殿の姿はキリスト教会へと受け継がれています。教会は神様のおられる所、神様を礼拝する所であり、神様の救いがある所なのです。

 あなたもぜひお近くの教会にいらしてください。

  ( PBA制作「世の光」2011.6.25送でのお話より )

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