新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

禁煙の難しさ

2009年01月22日 07時21分23秒 | 身辺雑記

 仕事場の幹部たちが、禁煙に取り組み始めてから、もう数ヶ月が経った。

 過去に幾度か、このブログで経過を記事にしてきた。

 今回をもって最終としたい。

 なぜかいい報告ができない結果となってしまった。とても残念。

 A氏が取り組み始めたことが、ブログに取り上げるスタートとなった。

 禁煙作戦の仕掛けは簡単だ。T製薬のNというガムを噛みながら、禁煙しようという話だ。

 Nには若干のニコチンが含んでいる。禁断症状が緩和される。禁煙できる作戦だった。

 A氏の取り組みは、B氏の禁煙がキッカケだった。そのころB氏の禁煙はほぼ順調で、すでに3週間ほど続行できていた。

「もう大丈夫ですよ」 その当時の自信満々たるB氏の弁。

 A氏はすぐに禁煙状態にはしなかった。12月1日をもって0本にするという作戦だった。どう考えても優柔不断。「大丈夫かなあ」と、私はそのころから懸念を感じていた。

 そのようなA,B氏の取り組みを眺めていたC,Dの両氏が、勢いよく参戦してきた。

「よかったなあ」 私は内心、心から彼らの成就を願った。

 ところが、一両日でC,D氏が白旗を掲げた。

「いやあ、禁煙する理由がありません」 そんな言葉があった。

 その後、B氏が栄転をした。仕事が忙しくもあり、責任がより重くなった。禁煙の挫折を人づてに聞いた。

 先日の賀詞交歓会で顔を合わせたら、

「仕事が順調になったら、また禁煙します」 と、B氏が照れくさそうに言っていた。

 ところで問題のA氏。

 やはり、キッパリとは止めていない。

 誰かに、「どうぞ」と奨められると、ひょいと吸ってしまうとのこと。もう不可能に近い。よほどの強い気持ちを持たない限り、これ以上の前進はできない。

 やはり禁煙は難しい。

 禁煙しなければならない身体的事情がないと成功しない。A氏は丈夫な人なので、逼迫感がない。「別に止めなくたって……」と、内心では思っている。これでは禁煙できない。

 B氏には、キッカケとなる身体的な事情があったはず。しかし、当面のストレスには勝てなかった。この挫折は大きい。

 こんなブログを書き始める前、実は2人が見事に禁煙に成功していた。

 彼らには、取り組む強い理由があった。

 いや、理由があったわけではない。煙草を止めたい理由は、幾つでもある。

 禁煙に成功した人たちは、何かを禁煙の理由と見立て、心を強くしたのだと思う。

 成功するも挫折するも、気持ち一つだ。覚悟が大事だ。

 私の禁煙成功までに、数多い挫折が繰り返された。なんとか成就できたのは、身体的事情があったからだ。それがなかったら、気持ちの弱い私には、成就できなかったかもしれない。

 喫煙者に考えてほしいことがある。周囲の者の苦痛だ。禁煙の動機には弱いだろうが。

 禁煙の難しさを、改めて感じた次第。

 その点私は、今になって自分を褒めている。

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18 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
禁煙 (みーばあ)
2009-01-22 08:13:20
禁煙
我が家のヘビースモーカーも絶対止めないと言っていたし、周りも無理だとあきらめていました。
が二年前、ほんの些細なきっかけで、あれっと思うほどあっさりと止めてしまいました。
身体的事情があったわけでもありません
要は、本人の本当に止めようと思う意志の問題なんですね
本人が止めようと思はない限りだめですね
返信する
みーばあさん、お早うございます。 (ひよどり)
2009-01-22 09:10:44
みーばあさん、お早うございます。
ヘビースモーカーさん、見事でしたね。
禁煙は本当に大変です。
やはり覚悟が必要です。
家族に対する思いがあったかもしれません。
禁煙中の人の前で喫煙したり、わざと奨めたりする人がおりますが、それはジョークの域を出ています。
禁煙に努力している人に対し、やや侮蔑的行為ではないかと思います。
返信する
フーム… (だんだん)
2009-01-22 10:14:23
フーム…
シリーズで続いてきた「禁煙作戦」
揃って挫折。
報道担当としては残念な結果ですね。

何年か経ってまた登場することも、あり得るかも知れませんね
返信する
だんだんさん、今日は。 (ひよどり)
2009-01-22 11:27:52
だんだんさん、今日は。
期待して記事にしてきた私の挫折でもあります。
禁煙は難しいのですね。
彼らの再チャレンジはないと思います。
返信する
私は3年前に喫煙をやめました。それまで20年程度、... (竜斉)
2009-01-22 15:18:07
私は3年前に喫煙をやめました。それまで20年程度、禁煙した、いや休煙だろう等とも揶揄されながらも禁煙を試み、挫折して来ました。
 メンデルの法則によりますと私は癌で死ぬ遺伝子を確実に持っています。
 喫煙により この病の発病率が極端に高くなると言われていることを知りながら、意志薄弱な私にはスッキリと止められませんでした。
 喫煙とキッパリ決別させてくれたのは、風邪による高熱でした。
高熱によりタバコのにおいが嫌で、それ以降タバコを見るさえも脳が拒否反応を示すようになってしまいました。
 風邪も悪い事ばかりではありませんね!
返信する
 職場内での禁煙は業務命令できますが、喫煙を止... (浜さつき)
2009-01-22 15:24:15
 職場内での禁煙は業務命令できますが、喫煙を止める命令ができませんね。
 60歳を過ぎてやっと禁煙した時は人生の終わりの時ではないでしょうか?
 ただただ、吸わない人に不快感を与えないことを祈るだけです。
返信する
竜斉さん、今日は。 (ひよどり)
2009-01-22 16:14:11
竜斉さん、今日は。
煙草を止めてから、身体的には調子がよくなったのではないでしょうか。
私も禁煙したら、胃と気管の調子がよくなりました。
第一、酒と食事が美味しくなりましたね。
だから食べ過ぎることや飲み過ぎることになり、太ってしまいました。
しかし、家族は喜んでくれたので、とてもよかったと思っています。
周囲への思いやりは、とても大事なことだと思っております。
喫煙者には、「ダメになってもオレの責任。人に迷惑をかけていない!」とすごむ人がいます。
家族や周囲には迷惑をかけています。
気づかないのですね。
返信する
浜さつきさん、今日は。 (ひよどり)
2009-01-22 16:21:16
浜さつきさん、今日は。
「60歳を過ぎてやっと禁煙したときは、人生の終わりの時」とおっしゃっておりますが、私はそんな風には思いません。
人生は幾つになろうと、真剣に生きる努力は必要なのだろうと思います。
刀が折れ矢が尽きるまで、周囲への迷惑に配慮することを含め、真剣さを失ってはいけないと思います。
返信する
禁煙する場合は、周囲の環境が大切と思います。 (nakapa)
2009-01-22 16:58:20
禁煙する場合は、周囲の環境が大切と思います。
仕事がきついとつい、戻ってしまう気持は分かります。
喫煙しているときは、周囲の迷惑は分かりませんでした。
「吸っていいですか」と聞くのも、アメリカ映画かなんか観て、
その方が格好いいかなと思った程度でした。
止めてみると、喫煙者と一緒の飲食はキツイです。
返信する
禁煙ってホントに難しいものなんですね。 (桑畑)
2009-01-22 17:59:44
禁煙ってホントに難しいものなんですね。
皆さんの挫折を聞いてがっくりです。
日本から1人でも禁煙出来たらいいなぁとひそかに思ってました。残念です。

皆さんのコメントを読ませていただき、
ちょっとしたきっかけで禁煙成功しているとのこと
これにかけたいです。

我が息子も喫煙してるので、
何かのきっかけが欲しいと思いました。
返信する

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