新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

鴉の巣

2009年05月04日 05時36分55秒 | 写真俳句・エッセー

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天井が突ン抜けてをり鴉の巣

 先週、都内の小さな森を散策した折のこと。

 頭上にものの気配を感じた。

 思わず上を向いた私の眼に、2羽の鴉。その傍らに巣らしきもの。

「鴉の巣!」

 とっさにレンズを向けたが、鴉は2羽とも枝を移った。私のレンズがその姿を追った。

 親鴉か子鴉か?

 親鴉なら攻撃されるという話を聞いていた。それを覚悟の上、レンズで追っかけた。

 無情にも2羽の鴉は、巣から離れた木の枝に、それぞれ止まってこちらを見ている。

 撮ることは撮ったが、なんの変哲もない写真だ、真っ黒な鴉が、所在なさげに写っているだけ。急いだせいか、ピントも甘い。

 そんな鴉、今日のブログにアップすることは遠慮したい。

 鴉の巣も撮った。

 青空の下、あっけらかんとした巣が写っている。覆っている何物もない。お日様の光を、直に受けているような感じだった。

    天井が突ン抜けてをり鴉の巣   鵯 一平

  別館として、写真俳句ブログの「いのちの囁き」を開いております。

 ご覧いただけると嬉しいです。

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コメント (8)
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