農を語る

自然にやさしい不耕起栽培

台風の停滞でイネの生育は遅れ被害甚大

2016-08-25 15:57:53 | 日本不耕起栽培普及会

マスコミ特にテレビの情報はいまどきの農業被害の実態をったく流さなくなっている。コメを私たちの生活の中心から排除し採れなければ外国から安いのを輸入すれば問題ないと言わんばかりである。都市部の水害はもともとダムの機能がある水田を埋め立て行き場のなくなった水が道路に流れ込み、住宅の床下を水浸しにしてにすぎない。都市住民の声が大きいため地下に巨大なダムを作り税金を垂れ流すことになる。農家の見方である私の僻みであるかもしれない。

それにしても慣行で栽培されたイネがいかに無残に寝ているかこれが千葉県だけの現象でなければよいがとおもわれる。稚苗を5,6本植えられた苗は軟弱で徒長苗が植えられた結果である。私たちが植える成苗であればよじれることはあっても倒れることはない。機械まかせの農民の知恵が抜け落ちた技術では結果は見えている。早生イネだ、家畜の餌米とか人間のいのちから離れたところで利益だけの追求では都市住民の場当たり的な発想と同じで外国のコメに負けてしまうだろう。倒れたイネと倒れないイネ。