農を語る

自然にやさしい不耕起栽培

南房総の五十嵐・前田さんを訪問

2015-08-15 10:51:40 | 日本不耕起栽培普及会

米価暴落で栽培を維持できないと選手交代の動きがある南房総で五十嵐さんは岩澤塾を2007年平久里の無痛生体の前田夫妻と受講しすでに9年目を迎えている。五十嵐さんは1昨年結婚、旧三芳村に居を構える。昨年は斉藤博士の自給教室を館山分室として開催したが、地元の農家さんとの折り合いを考えて独立、自然環境を浄化する立場から無農薬、無肥料で耕さない、水を浄化できる不耕起栽培を水田と畑の両方でこころみている。仲間8家族で25aの棚田を請け負い機械を使わず藤枝の松下さんのドライブハローでの水田均平を、独自の試法として刈り払い機を使って、まず草の生えている水田に水を入れ表面を軟らかくしたのちとろみのある表層を刈りはらって、れいきを使って水田の均平をとる。そこへ30センチ角で3本植えで硬いしたの部分に届くようにうえる。昨日今年の塾生の風戸さんと訪問、当初は収量を目指すことなく体験を大事にし、中にはこの農法では草がまったく生えないので作業時間をどの程度必要になるだろうといった試みも含まれている。これまでは慣行で農薬も使われていたが無農薬を続けることで川の水も浄化されるので地域環境にも貢献することだろうと期待がたかまる。コシヒカリ。小金モチ、ミドリマイ、クロマイなどが今年の品種である。写真コシヒカリ、風戸さんと五十嵐さん、均平がうまくいかなかった水田、雑草は3枚目の均平がうまくいかない水田は発生している。