農を語る

自然にやさしい不耕起栽培

多古・染井T-S-2コシヒカリ水田ポンプで水入れ

2015-08-10 10:07:09 | 日本不耕起栽培普及会

  

稲づくりで悩むのは雑草と水である。多古の染井の水田ももともと機械も入らない深い湿田ということで、前作者が草に負けてギブアップした。それを引き継いで3年目、コウノトリが昨年の3月3泊4日ではあったが飛来し生き物が豊であることを証明した。それでもある程度の作業性も欲しいし収量的にも一定の水準を維持したい。それには水田の均平を維持したり排水性もよくしたいとしばらく水を切り暗渠設備を入れたいと昨年手立てをとったりしたが、成功しなかった。それでも奥原さんに再三均平の作業をしていただきなんとか良くなっている。秋から刈り払い機で土の表面地点から雑草を切り不耕起を目指してきたが、実態は5月の高温でコナギの発生に悩まされた。除草機、アイガモンでの除草に奮闘したが7月15日前後であきらめた。コナギのはびこるあたりはかなりの減収である。最近目立つ雑草ではウリカワが元気であるが、イネに対してどの程度の被害を及ぼすか未知数である。また水の循環が悪くそのくせ軟らかい状態であるからこの間乾かしてみた。周辺の水田管理と重なって水の出し入れが微妙な関係で20日間乾かしてしまった。8月8日やっと3時間ほどポンプで水をいれた。イネはすでに開花を終わり結実期に入っている。光合成細菌など流し込みも行いイネに元気を与える。今日はわずかであるが朝雨も降ってくれた。