The Lounge Lizards "Big Heart: Live in Tokyo" Antilles, 1986
Lounge Lizardsと言えばEGレーベルからの1st(1981)が有名だが、全盛期の録音と言えるのはこのアルバムと以降の二枚──"No Pain for Cakes"(Antilles, 1987)と"Voice of Chunk"(Agharta、1989)である。
Jazzのアンサンブルとしては多めの編成(7人)で、分厚い演奏を聴かせるようになったのはこのアルバムから。ここではユニゾン部分では管楽器をMingus風に重ね、1stには無かったスリリングなアドリブも展開される。特にMarc Ribotのギターのフレーズは奇矯で面白い。酔っ払いの千鳥足を音で表現したとしたらこのような音楽になると思わせる。これ以降のアルバムはリズムに凝りすぎて聴くのに疲れることもあるが、ここではオーソドックスで聴きやすい。
オリジナル盤は7曲だが、2004年にAbsord Music Japanというレーベルから10曲入りの日本盤が発表されている。曲順では、動・静の曲を交互に並べたオリジナル盤が勝る。一方、2004年日本盤で発掘された3曲にもそれなりのクオリティがある。どちらから聴いてもいいと思う。
Lounge Lizardsと言えばEGレーベルからの1st(1981)が有名だが、全盛期の録音と言えるのはこのアルバムと以降の二枚──"No Pain for Cakes"(Antilles, 1987)と"Voice of Chunk"(Agharta、1989)である。
Jazzのアンサンブルとしては多めの編成(7人)で、分厚い演奏を聴かせるようになったのはこのアルバムから。ここではユニゾン部分では管楽器をMingus風に重ね、1stには無かったスリリングなアドリブも展開される。特にMarc Ribotのギターのフレーズは奇矯で面白い。酔っ払いの千鳥足を音で表現したとしたらこのような音楽になると思わせる。これ以降のアルバムはリズムに凝りすぎて聴くのに疲れることもあるが、ここではオーソドックスで聴きやすい。
オリジナル盤は7曲だが、2004年にAbsord Music Japanというレーベルから10曲入りの日本盤が発表されている。曲順では、動・静の曲を交互に並べたオリジナル盤が勝る。一方、2004年日本盤で発掘された3曲にもそれなりのクオリティがある。どちらから聴いてもいいと思う。