ハリ天狗の日々奮戦

天狗のごとく山を駆け、野を走る(かな^^;)。 東京は西の端・青梅発、全国行き。日々鍼を打つランニング鍼灸師の奮戦記。

毎度お馴染みの

2010年05月31日 | 日々奮戦

0531_nozokizaka 【目白・のぞき坂】
ロゲイニングに参加した翌日は、毎度お馴染みの「あ~すりゃよかったこ~すりゃよかったの会」。参加者はハリマネと二人だけですが。
夜になってリザルトも出たので、さらに盛り上がる。
電車・バス利用可の街ロゲは、野山をフィールドとして行われるそれとはやっぱり大分趣が異なる。
走る(歩く)区間と乗り物移動の兼ね合い、判断がとにかく重要。
今回のTeamハリUPは、最初っから「昔懐かしのあの辺りを歩き回る」という、ロゲ参加としてはちょっとよこしまな目的があって、それは十二分に達成されたので文句はないだろうという感じ。
なのだけど、翌日になってあらためて地図を見返し、他チームの回り方をなぞってみていると、やっぱりなぁ、そうだよなぁ・・と、そこは結局「あ~すりゃよかったこ~すりゃよかった」の連続となる。そして、あまりに街ロゲのセンスがないなぁとため息。電車に乗るってことに振り回されて、潜り込む地下鉄の駅には存分にいじめられた。面白いように都会の荒波に翻弄された二人だったけど、懲りることなく次の機会への豊富を語り合いつつ、夜は更けゆくのであった。

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東京ロゲ・懐かしい記憶を辿って

2010年05月30日 | 大会レポート

0530_roge01 本日はTREKNAO主催の「神田発東京ロゲイン」(コースディレクターはアゴヒゲさん)にズームイン。
もちろんTeam ハリUPです。
今回のCPのテーマは「坂」と「下町」ってことだったので、もしかしたら思い出のあの坂が・・なんて期待していましたがこれははずれ。
でも、地図を配布されて、今日は迷わずターゲット決定。ポイントはともかく懐かしい記憶を求めての突撃なのだ。0530_roge03
☆今日の懐かしポイント・その1→エリア最北端の十条の篠原演芸場
 学生時代の親友の下宿があったのが東十条。十条から歩くとこの演芸場の前を通っていたんだなぁ。自宅通学時代なのでしょっちゅうお泊まり。お金をかき集めてコロッケ1個とか買った店だって。その前に取った飛鳥山公園の飛鳥山山頂とか名主の滝も男二人で行ったことがあったぞ。30年以上も前の思い出。0530_roge02

☆今日の懐かしポイント・その2→雑司ヶ谷・鬼子母神
 家を出て一人暮らしをしていたのが目白。バイトに行くのに、先輩のマンションを尋ねるのに、よく通った道とやっぱりしょっちゅう食べに行った食堂。ちゃんとあったな。0530_roge04
 そして、なんと池袋の小学校に勤めていたことがあったハリ天、子ども達を連れて鬼子母神!これも20年以上も前の思い出。

☆今日の懐かしポイント・その3→目白通り・田中角栄邸付近の坂
 目白通りはハリマネとの懐かしい道。田中角栄邸あとが運動公園に変わっていてびっくりしたけど、目白台から南へは坂がたくさん。思い出の「豊 坂」」はCPに選ばれていなかったけど・・懐かしい~!!興奮、興奮。。。

☆今日の懐かしポイント・その4→小石川近辺
 大学からチャリで(ちゃんとランドナーで)ウロウロしたあたり。母方の伯母の家も春日町にあった。大曲とか伝通院とか懐かしい~。

☆今日の懐かしポイント・その5→箱根山
 すぐそばはよく通っていたのに、何故か行ったことのなかったところ。別に懐かしくないか・・。0530_roge06

積極的に電車利用して攻めたつもりも、待ち時間が意外にあったり、もっと行けると張りきっていたら、ゴールの神田まで電車でも勝手に思い込んでいた時間よりうんとかかって危うく遅刻の危機だったり。いやぁ、結局、おのぼりさんであることは変わらず、駅に翻弄されてけっこう疲れた疲れた。0530_roge05
でも、二人であ~でもない、こ~でもない、地図とチェックポイント一覧とiPhoneを駆使して格闘した6時間はやっぱりとっても楽しいものでした。(夕方に家に戻らねばならない用事が出来てしまってアフターに参加出来なかったのがちと残念)

 

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ふらっどらっしゅすきんめっしゅ

2010年05月29日 | 必勝アイテム

0529_nagasawa ふぁいんとらっくふらっどらっしゅすきんめっしゅ、ふぁいんとらっくふらっどらっしゅすきんめっしゅ。
平仮名で書くとまるで呪文だ。
ファイントラック・フラッドラッシュ スキンメッシュ。finetrack FLOODRUSH SKIN MESH。
まるでメーカーの回し者のような書き出し。商品の詳細はこちらで。

今日は肌寒くて、ちょうどこの前5人で行った「奥多摩ぐるり」を思い出させる気温。
あの日、みんなが雲取避難小屋で寒さにうち震えていた時に、何故かハリ天だけはニコニコとやたら元気。寒いには寒かったけど、まぁ震えるほどには至らずかなり余裕があった。
東京マラソン用にぐんと絞った体重&体脂肪もすっかり元に戻っているこの頃、その意外に高い体脂肪のおかげ・・なんてあの日のブログには記していたけど、汗と雨と風の冷えからハリ天を守ってくれていたのは、実はこの「フラッドラッシュ・スキンメッシュ」のインナーだ。まさにこのおかげだ。
あの日はすぐに雨が落ちてきて、汗と雨でウエアが十分濡れそぼった後に強風にさらされた。しかしあの高機能インナーはハリ天の肌をドライに保ち、汗と雨の濡れによる不快感や体温の低下を防いでくれたのだ。
昨年から使っていたけど、これといった効果を感じたことが実はなかった。でも最近はウエアの下に常に着用していて、先日の雲取では見事その効果を肌で実感したという次第。
いざという時のためにレインウエアはもちろん、ツェルトやレスキューシートは必携だけど、このインナーも相当に強力な必勝アイテムだ。身を持って感じたので間違いない。少々高いけど買い、です。

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17周年!

2010年05月28日 | 治療院ネタ

0528_happy まさかハリ天としたことが・・・
すっかり、うっかりしていた。

本日、我が緑風堂のBirth Day。17歳の春だったのだ。

昨日は中学生の時から診ていたH君が結婚式を挙げることになったと招待状を持ってやって来た。彼は野球少年だったが体もあまり大きくなく、ちょいとばかり目にハンデもあった。でもそんなハンデなどものともせず、中学~高校の6年間、ひたすらレギュラーポジション争いをしてきた。何としてもベンチメンバーに残りたいとの必死さに動かされ、治療しつつも無理をさせてしまった。未明に治療をして送り出したこともあった。
怪我でたくさん泣いた彼は、今度はサポートする立場で頑張りたいと、高校を卒業する頃になると鍼灸師を目指したいと言い出した。その後、紆余曲折あったが、今では立派な鍼灸師として仕事をしている。
もう何年になる?と尋ねたら、4年目に入ったとのこと。手応えも感じてきている様子。何だか自分のことのように嬉しい。
そう言えば自分が4年目の頃ってどうしていたっけ。ちょっと懐かしく思い出したりもした。まだまだ若い彼の4年目とすでに4人の子ども達がいたハリ天の4年目とでは、取り巻く状況は全く異なるのだけど、年輪としての1本1本は変わらない。
だいたい年輪は一度には増えてくれない。1年に1本ずつだ。昔、年輪がまだたったの4本だと思っていたことがあるけど、1年1本、着実に着実にこれを繰り返してきたらいつの間にか17本に増えていた。
1本1本の間隔は決して均等ではないけど、それはそれで歴史だ。明日からまた18本目へ一歩。

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1000回使える

2010年05月27日 | 日々奮戦

0527_iwakaga いつの頃からか覚えていないけど、ハリ天非常にコーヒー好き。
というか、苦くてコクのある(ここ重要)ブラックコーヒーで甘い物を食べるのが好き。

最近は時間があればミルで豆を挽き、そうでなければ挽いてある粉を使用して1杯ごとドリップ。
ずっとペーパーを使っていたけど、先日ふと目に止まった「1000回使えるコーヒーフィルター」とやらをネットで購入(「Mille Cafe ミルカフェ」ネットで1枚、600~700円くらい)。
淹れた後のカスを捨てて、へばりついている残りは流水で洗う。洗えば何回も繰り返し使える。1000回使えるとうたっているけど、実際はもっともっと大丈夫とのこと。北欧デンマーク生まれで紙のフィルターよりずっとエコだと。0527_cafe

いいねいいねと使い始めたけど・・・
へばりついた残骸はかなり洗い流すわけだし、どっちがエコなのか・・。実は考えちゃったという話。

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ああそこそこ

2010年05月26日 | 治療院ネタ

0526_nekko 我ながらやたら元気だと認めざるを得ない近頃。
だが、しかし。
実は肩胛骨あたりが痛い。腕の方までしびれる感覚あり。ちょっとナナメにパソコンに向かったりすると最悪。やっぱり左だけど。
5、6年前、バイクのフレームを替え、新しいライディングフォームにした時に出たのと同じ痛みだ。
じっとしている時だけ感じる痛み(こり感)なので、昼間仕事でちょこちょこ動いていたり、走ったりしていれば何でもない。
肩胛骨をちょっとはずして、裏側をグリスアップすればあっという間にすっきりすることはわかっている。そんな感じ。ちょっと手が入らない、届かない奥の方が問題だ。

で、ちょうど同じような訴えをされる患者さんがいらっしゃる。
腫れもしない、赤くもならない、はた目にはどこも悪く見えないのだから、他人にはけっしてわからない痛みだ。
それが・・・自分の痛みとちょうど同じものだから、その患者さんの「この奥の方が嫌な感じになると、こうじっとしていられないというか、壁や机の角にあててみたりしてしまう」という感覚がどんぴしゃ理解できてしまう。
で、「ここがいやでしょ」「ここが気持ちいいでしょう」が、まさにズバリ。自分ではうまく手が届かないけど、目の前の人の背中ではかなりいい線に迫れる。なんたってそのまんま自分が手を入れて欲しい所だからだ。

今日はそんな同類項の患者さんが3人も続いたので、ビビビッと響き合ってしまった。「あぁ、そこなんですよね。気持ちいい、効いてる~」と喜ばせて、自分も喜んだのだった。(でも自分のは治っていない・・)

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雑用と格闘

2010年05月25日 | 日々奮戦

0525_green_2 毎週日曜日にたっぷりと遊びほうけているので(まだまだ続く)、本日の休診日はやることびっしり。昨日のうちからしっかりリストアップしておこうと思っていたのに、疲れ切って先延ばしにしておき、気づいたらもう今日になっていて。何の計画性もなく、朝からバタバタと思いつくままに雑用をこなすという一日。
いちいち人に話す程のこともない小さな雑用なのだけど、それなりに自分の中では重要。さらさらと流れるように事は進まず、嗚呼、何のかのという間に日は暮れゆくのであった。

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ギリギリ奮戦

2010年05月24日 | 日々奮戦

0524_nagasawa 野辺山ウルトラでサブ9.5にギリギリ滑り込んだのと同様、ゴール後車の中で「信越五岳」もギリギリ滑り込みでエントリー完了。「出るぞ~」って叫んでいて、エントリー終了していたなんて言ったら・・。危なかった。
今シーズンのハセツネ前のお楽しみだ。
そして、今日はその「ハセツネ」エントリーも無事完了。やれやれだ。

昨日の寒さに震えた雨の奥多摩ぐるりレポも無事アップされたし、やれやれだ。(chinさん、せっついてすまんです。手抜きさせてもらいました。笑わせてもらいました。)

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記録より記憶の1日

2010年05月23日 | トレイルランニング

0523_gururi 【各色取り揃え、嵐の前の静けさの中で 一杯水避難小屋前にて
chin's 呼び掛けトレラン企画「奥多摩ぐるり」
リキちゃん、アズさん、ケノケノさん、chinさん、ハリ天の5人部隊。
雨予報に7割くらい延期かなと思っていたら、ヤル気満々雨天決行のメール。よっしゃ、行きますよ~!
疲れが残っているのではと心配のむきもありますが、レース後なのでモチベーションが低いだけで、これを疲れと勘違いしちゃならん。朝の安静時心拍数はすでに平常値。なんだ、大丈夫なんだと一人納得。走ってみれば上りも結構いい感じだし。序盤はみんなを引き回してみたりも。
しかし、しかし、予報通り早々に雨が落ちてきて、長沢背稜前から風が強く吹いてきて、標高が上がるにつれて寒さグングン。芋ノ木ドッケあたりではとうとうみぞれ交じり。
体脂肪をたんと蓄えているハリ天以外は雲取避難小屋でブルブル。外気温は4℃。小屋の中でも8℃。遅れていたリキちゃんとアズさんは大丈夫か!いやいや大変なことになってきた。0523_kumotori
なんとかレスキューシート(ケノケノ's&chin's)の工夫で暖を取り復活。予定を変更して速効で鴨沢へ下山。
0523_gururi02 バスの時刻まで1時間弱・・・とがっくりしたその瞬間、臨時バスが現れ、ほぼ貸し切り状態で無事に奥多摩駅に帰って来た・・のだった。
本日「ぐるり」未完遂で終わり奥多摩ぐるりの「記録」に残らない有様だったけど、我ら5人の変態、確実に「記憶」に残る1日となったのでありました。ホッ。
走行距離:約51km  総行動時間:10時間37分 累積標高:2970m
その様子は下の写真にて!詳細爆笑レポ(たぶん)はchin's blogでのアップをお待ち下さい。

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NHKにやられ中

2010年05月22日 | 日々奮戦

0522_ohmeh 昨日ハリマネが書いていたので完全ネタ被り。
そう我が家は朝の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」と大河ドラマ「龍馬伝」にすっかりやられ中。
朝の連続ドラマなんて・・
小学生の時の「おはなはん」以来じゃないか(古っ!)
連続ドラマ、それもNHKのなんてほとんど見ないのに、よりによって2本同時進行。しかも泣かされ続けている。「ゲゲゲの女房」なんて結婚して遠くに行った次女夫婦のことがだぶって、もう大変。
今日なんて、上京中の雷親父・源兵衛さんが「親に頼らずに自分たちでしっかりやりゃぁいい」ってうなずくところなんざ、まるでウチと丸被り。涙、涙。
そして、日曜イベント続きで録画してあった「龍馬伝」もまとめ見。ライカ使いの福山竜馬に坂本金八海舟と来ちゃぁ、どんどん盛り上がってきてこっちも大変。
野辺山が終わっても熱い日々は続くのだ。

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エンライテン

2010年05月21日 | 必勝アイテム

0521_yaguradai 【本日Lunch Jog】
昨日予告の秘密兵器、野辺山の走りをかなり大きくサポートしてくれたと思う。
エンライテン スポーツ・ストリップスだ。

野辺山行きの2日前、カーボショッツの補充にいつものSATOH SPORTSへ。店長さんと色々な話をしていたら、そうそうこれ試してみて下さいよって渡されたのがこれ。0521_enlyten
「運動中に失われる電解質を消化管に負担をかけずに、フィルムで口腔粘膜から直接吸収」ってしろもの。
そう言えば、半年前くらいにどこかで耳にしたやつだ。すっかり忘れていたけどピーンときた。
理屈なしにこれは使えると直感。一緒に頂いてきたパンフレットを読めば益々。

で、野辺山でさっそくデビュー。
スライド式のカセットケースに18枚入り。3カセット入りのアスリートパックで1953円だから決して高くない。
頬と歯茎の間に滑り込ませるのが一番らしいけど、口の中の好きな場所で、飲み込まないでゆっくり溶かせと。
発汗で電解質が失われ、脱水・過度の疲労・筋けいれんが起こりやすくなるのは重々承知。これは水分補給だけでは防げない事実。このエンライテンによる電解質補給はスポーツドリンクより6倍速く4倍も効率的と。
ちょっと難しげな話ですが・・・
電解質をスポーツドリンク等によって消化器系で摂取した場合、効果が出るのに30分くらいかかるのに対して、これは約5分で効果が出るという。さらに、運動時には血液は主に筋肉に回され使われるので、どうしても消化機能はダウン。そのため消化器系から摂取できる電解質の量は約20%以下になってしまうのだとか。それに比べて粘膜から直接吸収のエンライテンは80%も有効補給が可能!
(詳しく知りたい人はこちらで)

ケイレン大将のハリ天には、まさに夢のような話。飛びつくでしょう。飛びつきました。
20km、40km、50km・・って感じでとりました。後半は10kmごとくらいだったか。頬と歯茎の間に貼り付ける感じ。粘っこくて慣れないとかなり違和感は感じましたが(いつまでも歯茎にくっついている)、そんなことはどうでもいい。とりあえず、あの晴天のもと95kmまでなんとかケイレンなしで行けたのはこいつのおかげだと信じてます。

これは必勝アイテム。ホントは教えたくな~い。

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野辺山アラカルト

2010年05月20日 | 大会レポート

0520_nobeyama 備忘録代わりに珍しく記録しておこう。

【天候&ウエア】
3度目の正直で初めての晴れ舞台。八ヶ岳綺麗だったぁ。
暑かったという声がたくさん耳に届いたけど、ハリ天的にはよくよく考えると
「そうでもなかった」
もちろん一日中太陽の光を浴びているので、後半はエイドごとに水をかぶっていたけど、これはヒートアップした体を冷やすためで、夏のトライアスロンの時のように暑さを感じてかぶっている感覚ではなかった。
ウエアは
・2XUのサンバイザー おニューだぜ!
・サングラス(ドンキホーテの)結局いい感じで集中できていたのでかけずじまい。
・フラッドラッシュのインナー
・アンダーアーマーTシャツ(勝負レースの時はいつの間にかこれになっていた)
・CWXのアームウォーマー(スタート時の寒さ対策だけど、同時に最近は日焼け対策。エイドで濡らしておくと気化熱でヒンヤリいい感じだった。最後まで降ろさず)
・ハーフパンツ(昔モニターでいただいたファイテン製・チタン糸使用)+ランニングショーツ(カッパ)
・東京マラソンEXPOで購入のソックス(足袋型の)
・シューズはNIKEスパイダー(去年と同じ。だいぶへたっていたけど他にいいのが見つからず)
・ハリマネ特製ポーチ付きベルト(マジックテープ式)

☆着替え、履き替えは一切なし。0520_goods

【補給】
3日前からひたすら水&ジュアールティでウォーターローディング。
暑くなった場合に備えて会場で購入した400mlのアルミボトルを空で持ち、途中のエイドで適宜補給と考えていたが、実際には使わず。71kmでハリマネに持ち帰ってもらう。
エイドで止まる時間を極力なしにするのが目標。後半はオアシス状態だけど、なるべく止まらずに補給。いい悪いは別にしてこれが性に合っている。少しでも時間は稼いでおきたいという貧乏性。

・カーボショッツ9個+パワージェル1個
 (カーボショッツ3個とパワージェルはパックのまま携帯して前半消費。フラスクにカーボショッツ3+水+枸櫞酸力のものを2個)
・VESPAハイパー1個(昨年のおんたけウルトラで使えず残しておいたもの)
・秘密兵器の「enlyten SportsStrips」←明日の記事で

☆エイドではほとんど水分だけ(だいたい全てのエイドであれこれを2杯ずつ)を補給。即通過!
 後半の後半バナナ、イチゴ、オレンジ、レーズン、梅干しを1回ずつ程。エイド食何も食べてないから、ずいぶん出場費が割高だよなぁ。でも食べていいよっていうのに食べないんだからしょうがないか。お汁粉なんて大好きだから欲しいんだけど・・・。
でもこの1分1秒のコツコツ貯金が最後に活きたのだ!
☆トイレなし。喉の渇きを感じる前に補給できていて、感覚的には入る出るのバランスがピタリ。

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みんなの365日

2010年05月19日 | 日々奮戦

0519_fight05 野辺山ではひとしきりみなさんのゴールを迎えた後、車で逆走応援!

0519_fight03 それにしても何でみんな走っているんだろ。
ひたむきにゴール目指してピッチを刻むランナー達、どうしてそんなに走るんだろ。
何で100kmに挑むんだろ。0519_fight01

頑張れ~、ファイト~

黙って前を見据えたままこくりとうなずく人
特別パフォーマンスを見せてくれる人
元気よく、ありがとーって言ってくれる人
にこって微笑む人
誰?ってけげんそうに覗き込む人
それどころじゃないって人
泣きそうになる人
本当に涙をこぼす人
向こうから突然ブログ見てますよ~って声をかけてくれる人
苦しくてふてくされている人
急に元気復活する人
0519_fight02

言葉には出来ない何かが人を突き動かしている。
でないと、こんな苦しい道のりを自分の意志で走り続けるなんて無理だ。
みんな、何に動かされているんだ。

自分がさっきまで、この、今いるこの地点で味わっていた苦しさがリアルに蘇り、思わず熱くなる。

もうしばらくの先には、
突き動かした大元が何だったのかがわかるかも知れない
そんなゴールが待っているぞ。
もう少し、もう少しだ。

何度か行ったり来たりしながら応援をした帰り道。数日前に届いたばかりのミスチルのライブDVD「DOME TOUR 2009 SUPERMARKET FANTASY」をかけての運転だ。
アンコール曲の「365日」が始まった。NTTのCMで流れていたやつだ。
「365日。少年と母編」 「365日。少年と父編」

0519_fight04 お前は何故挑むのか、そう問われてもすぐには答えられない。人にわかるようには説明できない。
それでも自分の頭の中ではものすごい勢いで、走っている人達の姿が次から次へと浮んできて。彼らの表情や走り去っていく後ろ姿が、ハリ天に何かを語りかけてくれていて。
「365日」を聴いていたら、そんなこんなが一気にいっしょくたになって襲いかかってきた。
渋滞中でよかった。危ないったらありゃしない。前が見えなくなってしまったのだから。

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野辺山サブ9.5への道

2010年05月18日 | 大会レポート

0518_nobeyama01 【ワクワク感が後押し】
レースの前の緊張感や不安は訪れず、代わりに「ワクワク感」がやって来たとは、なんともビックリ。
レースウエアは「勝負色」のブラックに決定だ。おまけにマジ走りの決意のためにカメラは持たないことにした。相当な決断の前夜。
レースなので1分1秒でも欲張るが、宣言目標タイムはズバリ9時間半切り!サブ9.5だ。

【楽しく序盤戦】
リベンジがかかっていた去年よりずっと気負いのないスタート。気温は低く霧が立ちこめている。程なく霧の向こうから覗く朝陽。幻想的な光景。あっ、カメラ持っておけばよかったかな。
4分40秒~50秒くらいのペースは大丈夫とわかっているので、そのまま波に乗る。
デカフォレスト前列スタートのmakotoさんにも追いつき併走。5kmk手前のエイドではスターターも務めて下さっていた荒川静香さんとちゃんとハイタッチ。
5km通過。22分? これは看板に偽りありでしょ。
その後は稲毛のこっしーとずっと併走で8km過ぎのハリマネポイント通過。霧がまだ濃い。0518_nobeyama02
徐々に上りで心拍数は140台。150の前半まではOKだからと余裕で10km通過。50分51秒。
こっしーとあれこれトレラン話に花が咲く。彼は実は稲毛のトライアスロンクラブで長女の咲と一緒だったトライアスリート。しかし、今や娘とではなく父のハリ天と仲良しという面白いことになっている。
ハリ天さん、今年は信越五岳は?
おぉ、出るよ出るよ。(昨年は次女の出産時期と重なり見送っていた)
エントリー始まっているんだよね。
えっ、まだエントリーしてないんですか?もしかしたらもう定員締め切りかもですよ。3日前にエントリーした時にすでに400人オーバーとか。
げげっ!(急にオロオロし出す自分に気づく)
その後しばらくさっさと5/10エントリー開始日に事を済ませなかった後悔の念で、会話うわの空。見上げりゃ次第に青い空。ハッと我に返り、ゴールしたらすぐエントリーチャレンジだと気持ち切り替えたら、向こうに八ヶ岳堂々。再びカメラ持ってりゃよかったかな。いや、今日は本気だ。いつも本気だけど、特に本気なのだ。集中集中。
コバティさんが後ろからやってきて、前半だけは突っ込むのだと鼻息荒い。前後しながら最高地点通過。上りでは少しずつ前に行ってしまっていたこっしーは、下りを飛ばしすぎぬようと口にしていた通り慎重な足取り。再び追いつきまたまた併走。20kmは1時間49分。
5km過ぎにはちょっと前の方にその姿が見えていた昨年のラストバトルの相手・マカニ・トモさん、随分先行されていて、25km手前くらいで追いつく。見覚えのある後ろ姿が見えるとホント元気出る。「きつ~」って言ってたのでちょっとオーバーペースだったのかな。後から追いかけますよ~って、いや、逃げるよ。
このあたりの下りで、まさかのかっく君が後方からやって来て「ハリ天さ~ん」と叫ぶや否やあっという間に消えていった。あまりのスピードにこっしーと呆然。30kmは2時間39分。

【リズム最高の前半】
稲子湯のエイドでこっしーより先立ち。ちょっと上りを頑張ってあとは一気下りだ。
どうも心拍計が調子悪くて、180とか210とかあり得ない数字が表示されたまま。ちょっといらついたけどあきらめて自己感知モードに切り替え。現在140台前半くらいの感じだから問題なし、今のペースを維持せよ。そう体がささやいている。
リズムよく下っていくと、1ヶ月半ほど前に見たあの光景が蘇る。そう前方に青鬼発見だ。ゴンゾーさんだ。まさかの追いつきか。こりゃ調子いいわけだ。でも、待てよ。一気に追いつけるけどもうじき42kmポイント。ハリマネカメラマンが待ち受けているはず。面白いツーショットを撮ってもらうためにはここはスピードダウンだ。これ以上近づき過ぎぬよう、気づかれぬよう、間に選手を挟んでと。仕掛けのためには気を使うぜ。
40km地点通過、3時間28分。長い直線の緩やかな下り坂。akihageさんご夫妻の応援だ。ありがとう、オレ、元気でしょって感じだ。
すぐに今度は・・と。おっ、我がハリマネはあれだな。手を振っている。そうだそうだ。オーイ、オーイ。もちろん声は出さないよ。0518_nobeyama03
グイとスピードアップ。ただし足音は消している。こういう時こそ幼い頃の忍者修行が活きてくるってもんだ。ゴンゾーさんを背後から完全ロックオン状態のまま、サッと近づく。0518_nobeyama04
ゴンゾーさんがハリマネに気づいて手を振っている。遅いぞゴンゾー。0518_nobeyama05
カメラにぐいと近づいたその瞬間に真横に飛び出て↓これだ!0518_nobeyama06

やりぃ~。
0518_nobeyama07
なんか足が痛いとか言ってて調子がよくないのかな。0518_nobeyama08
ハリ天、余裕たっぷりなのでここは気分よく一気に下ってしまう。0518_nobeyama09
つっちー&やだちん応援団長のしんさんの車発見。大きなのぼりも立っているけど、お子さん達も見あたらない。どっか行っちゃってたな。
さて、この下りもいい感じでどんどん進む。50kmを4時間半と見ていたけど、もっと早く到達できそう。嬉しくて一人でちょっとハイになる。コース中に信号なんて何カ所もないのに50kmまでに2度も目の前でちょん切られ強制休足を強いられる。別に慌てることはないのだけど、休む気でないのに止まらなければならないのがもったいない。ここの「たかが1、2分」が後でぐんと響くことだってあるんだ。
なので、信号青で飛び出すこと2回。ちょっとバカだなぁと思うのだけど足が言うことを聞かないのだ。勝手にダッシュするのだから仕方ない。My☆Starの選手と話をしながらピッチを刻む。
50kmの通過は4時間20分。ほほぉ~って勢い。いいねいいね。

【リズムよく後半突入】
皆、エイドを楽しみにしていて滞在時間が長い。貧乏性のハリ天、止まると動き出しがつらいので極力足を止めないように。自然とエイド毎に順位が上がる。
調子良く進んでいたけど、ふと後方を振り返ると死んだはずのゴンゾーさんの復活追撃だ。こりゃすごい。
もはや時間の問題。そしてゲッツされる。やっぱり流石の実力。71kmゴールならついていって勝負するところだけど、ここでの無理は後でボディブローとなって効いてくるからね。我慢我慢。0518_nobeyama10

ゴンゾーさんにかわされたところで、後方から来たグリーンゼッケンの選手に「その背中の人形は何なんですか。今日は付けている人があちこちにいて気になってしかたないんですけど・・」と。
あぁ、この人形はね、なんてカクカクシカジカと説明して、もうじき応援で回ってくるはずだからその時に差し上げますよ、って言った瞬間に黒のビートルがヌーッと現れてびっくり。さっそく「人形ある?」「あるわよ~」
今回もこうしてばあちゃんのチビちゃん人形がまた一つご縁を繋げてくれた。安全ピン付きで差し上げたら大喜びされ、折り返しエイド(北相木村役場)でつけてもらおうって。たわいもないことなのだけど何だかうれしい。ばあちゃんも喜ぶよ。感謝。0518_nobeyama11
このあたりは唯一のすれ違いポイント。YAMAYAさん、のまダッシュさんと快調に。奥宮さんもスピード落として楽しそうだ。昨年の後半バトルになったヤマジャンさんともようやく。ずいぶん先行されていたんだ。さすがに連続サブテンランナーだ。女子のトップ3とも次々とすれ違う。
折り返し(58km)てまた元気モリモリ。折り返しに向かう選手達とも声をかけあったり、ハイタッチでパワー交換会だ。自分は調子いいけど後方からもみんな元気に続々だ。気は抜けないな。天狗ファンさんは不気味な元気さ、makotoさんもマカニ・トモさんもヒタヒタと、ポカラさんは去年のハリ天さんのラップで!って。TOMOさんもさんぽさんも元気いっぱいだ。60kmは5時間17分。
昨年は一度抜いたmakotoさんに追いつかれ、この後10km弱併走した区間。とてもいいリズムで走ったので好印象区間。案の定次々と前の選手に追いつく。つぶれましたぁとハセツネトップテンのかっく君。顔が青いけど大丈夫かな、でも我慢していれば復活出来るからな。65km地点、とうとう女子2位を走っていたマツウラさんゲッツ。レースで初めて先行させていただく。と言うことは、今日の自分は相当行けてることがわかる。気をよくしてさらにピッチを刻む。
やがて真っ赤なウエアのヤマジャンさんの姿。かなりバテている感じが後ろ姿で見て取れる。徐々に追いつきようやく横に並び、しばらくあれこれ話をして前に出た。けど、疲れているはずのヤマジャンさんピタリ粘る。復活してきた、すごいなぁ。あとはずっと一緒だ。このままだとゴールは9時間ペースだねと二人してちょっとびっくり。70kmの表示がなかなか現れない。途中までSUUNTOの距離表示とほぼピタリだったのに急に狂いが生じだした。70km・6時間17分。0518_nobeyama12
先回りのハリマネがカメラを向けてくれている。いよいよ疲れも出てきた頃だけど、ヤマジャンさんに追いついたことで気分はレースモードに入っていた。0518_nobeyama13

【正念場の峠越え】
71kmの部をゴールして清々しい表情のよっちマンとゴンゾーさんの声援にこたえ、マッサージサービスからどうですかぁの優しい誘いの声も振り切り、水をかぶってキリリと再スタート。今日はとにかく行くのだ。マッサージサービスを受けるヤマジャンさんに再度先行して上り坂を。しかし、ここからの足が伸びない。さっきまでのペースが保てない。あんなに気持ちよく走っていたのにどうしたどうした。
後方からはひたひたとマッサージで蘇ったヤマジャンさんの姿。一気に600m以上も登る馬越峠の上りから再び二人で。さっきとは勢いが逆だ。ヤマジャンさんのお尻を追いかける感じ。自分だけではない、誰もがつらい大登り。前の選手も歩きが入っている。オレは歩かない。必ず走り通す、それだけは絶対条件。半ばあたりで女子トップに追いつき先行。でもヤマジャンさんの姿も段々に小さくなっていく。すると、おぉ、まさかの青鬼・奥宮さんだ。1週間激務続きで体調不良とのことだったが、いつものように表情は明るい。しばらく普段ならあり得ない展開を味わうようにご一緒させていただく。やがて少しずつ先行。そして峠。やれやれだ。スピードはがた落ちだったけどよく頑張った。

さて、下りに突入。しかし痛みに慣れるまでスピードに全く乗れない。情けない速度だ。峠の頂上でヤマジャンさんに追いついたけど、あっという間に視界から消えていった。ちょっと下って80kmは7時間29分。
5km続く下りも半分を過ぎたあたりからようやくまともに動ける感覚に。段々調子が戻り、下の集落に突入。千曲川沿いを進む。キロ5分~5分15秒のペースが戻ってきて気持ちよく走れる。いいぞいいぞ。
85km表示を見落としてしまって5キロラップを確認できなかったけど、その分集中して第5関門エイド(87km)へ。ヤマジャンさんの姿もついに。街中を淡々と進む。いいピッチだけどその後の、あの90km地点からの延々と続く魔のだんだら上りを思うと、気持ちセーブ。一気に行かず、徐々に徐々に間を詰めていく。あきらめずに走っていると必ず幸運は巡ってくる。ウルトラではそんなシーンが何度も何度も繰り返される。とにかくあきらめたらおしまいなのだ。

【フィナーレに向かって】
90km計測地点、8時間24分。ついにヤマジャンさんゲッツ。その他前方に見えていた選手、全員ゲッツ。足も売り切れに近いけど、勝負の時だ。上り坂だけど心拍上げてスピードは落とさず。後方確認しつつ2kmは思い切り走った。サブ9.5が現実になりそうだ。このままあと、たったの8kmだ。そう言い聞かせるのだけど、固いアスファルトの下に潜む何者かに靴底をつかまれているかのようにスピードダウン。
突然ゴンゾーさんの姿。車で逆走応援に来てくれていた。笑顔を返せないけど嬉しいものだ。嬉しいのだけどスピードは変わらない。不安で振り向けば、後方の選手との差も一向に変化なし。みんなだって同じなんだ。それにしてもいよいよつらいぜ。そうだ。去年のおんたけウルトラで投入予定だったあのちょっとしか入っていないのにバカ高いベスパプロ、あれをいよいよ使うぞ。93kmエイドで投入。カーッと体の奥の方から炎が燃え上がってくるような感覚。ホホ~。よし。気合いは十分。しかしペースはキロ6分を保てなくなってきた。秘密兵器のお陰か(別記事にて)ケイレンも襲われずに走ってきたのに、いよいよ本家登場の気配。内ももがひくつきだした。痛みも出てきた。このままだと余裕かと思われたサブ9.5に赤信号が灯る。嫌でもピッチを上げなければ。使いたくなかったけど仕方ない。ゼッケンの安全ピンを1本はずし、用意。軽めのタッチで太もも攻撃。痛さが心地よい。なんて言ってる場合じゃない。でも、この原始的治療法は確実に足を蘇らせてくれる。再びなんとかキロ5分台へ戻すことが出来るようになった。
最後の坂だ。これを乗り切ってしまえば。前にも後ろにも選手はいない。うなり声で苦しさを紛らわせながら踏ん張る。こんなに追い込むなんて珍しいな。

【やっぱり点火】
残り3km。あっ、すぐそこがゴールなのに、ぐるりと遠回りさせられる。ゴール地点のアナウンスを聞きながら、頑張ったけど9時間半切りはちょっと難しそうだ。ほぼあきらめか。9時間30分台なら上出来じゃないか。一生懸命自分に言い聞かせる。もう一人の自分はあからさまに「え~っ」と言っている。だけど無理矢理押さえ込んで、納得させよう。
と、その時、久し振りに後方からすごい勢いで一人の選手が追いついてきて、風のように前に出た。抜き際にひと言「30分切りしたいですねぇ」。
あ”~、そりゃしたいよ。絶対切りたいよ。ここまで来て、そりゃあきらめたくはないよ。でも足が出ない。
ケイレンは何とかしのいだけど、これ以上のスピードは望めない。無理だとちょっと落ち込みつつ、それでも何とか100m程後方をキープ。去年強風を避けるように振り向いた後方にマカニ・トモさんの姿を見つけたポイント。今日は誰も追っ手は来ない。安心だ。いいじゃないか。
残り1km。サブ9.5には残り5分と20秒。行けるか、いや難しいだろ。半信半疑の自分。本能的に体が動き始めた。やるだけやってみろ。線路を渡り直線路。ダッシュだ。行くのか。あっ、もう行ってるよ。風は吹き出した。これで中途半端はなくなった。一気に見える風景が流れ出した。最後の角を曲がる。おぉ、行けるぞ行けるぞ。大リーガーさんが大きく手を振って迎えてくれている。あ、ハリマネもいるぞ。手を挙げる余裕はない。0518_nobeyama14
どうしてこうなるのだ。あの時の1分1秒がやっぱり命を持っているのだ。だから途中で気を緩めるなって言うんだ。時計を見やると9時間29分を回っている。秒針との闘いだ(デジタル変換)。あと100m。50m。長い。でも必ずゴールはやってくる。よっしゃぁ!サブ9.5達成だ!
0516_goal ここ最近の「何だか走れるぞ」という根拠のない自信が、「やっぱり走れるんだ」という手応えある自信に変わった午後2時29分40秒、ハリ天、覚醒せり。な~んちゃって

大量ハリスポ写真をどうぞ(時系列でお探し下さい)。

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レポ順延

2010年05月17日 | 日々奮戦

0517_oh 興奮冷めやらず。交感神経優位の状況が継続中。
おまけに昨晩はあちこちの筋肉がきしみ、しょっちゅう目が覚めてボー。
で、今日の休憩時間もボー。
休日明けの仕事は忙しいので、終わると余計にボー。
頭が働かないので、一気に突っ込むつもりだった野辺山レポは順延します。
コメント返しも明日にさせていただきます。ごめんなさい。

一応、ラップだけ公開しておきます。
総合順位は確かめてこなかった・・。、なんと30位!(エントリー総数1739名)☆情報提供のまダッシュさん(ヤマジャンさん、ゴンゾーさん)のブログで確認。→こちら

05km 22:05    0:22:05(距離表示が?)
10km 28:46    0:50:51
15km 31:24    1:22:16
20km 27:00    1:49:16
25km 23:47    2:13:03
30km 26:52    2:39:56
35km 22:47    3:02:43(距離表示が?)
40km 26:16    3:28:59  42.195km 3:41:17
45km 27:19    3:56:18
50km 24:12    4:20:30
55km 28:15    4:48:45
60km 28:40    5:17:25
65km 27:24    5:44:50
70km 33:01    6:17:51
75km 31:23    6:49:14
80km 40:00    7:29:15
85km                         (押し忘れ)
90km 54:55    8:24:10
95km 33:44    8:57:54
100km 31:43  9:29:38


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