ハリ天狗の日々奮戦

天狗のごとく山を駆け、野を走る(かな^^;)。 東京は西の端・青梅発、全国行き。日々鍼を打つランニング鍼灸師の奮戦記。

人間万事塞翁が馬

2011年10月31日 | 日々奮戦



人間万事塞翁が馬(じんかんばんじさいおうがうま)→解説

今朝、再始動なジョグをしながら聴いていたラジオ番組で何気なく飛び込んできた。今年2年目のジンクスを跳ね返し首位打者を取ったジャイアンツの長野と先日日本ハムに指名された東海大の菅野をからめた話だった。
ドラフト指名を2回拒否した末の巨人入りで色々言われたがその後の努力で道を開いた長野だけど3年早くプロ入りしていたら・・・。菅野は本意ではないかもしれないけど、ここで案外運命を変えられるかも・・・
そんな内容で締めの言葉が「人間万事塞翁が馬」

そういや、ハセツネ前。実は今年あまりに記録が出続けていたので、こんなにうまいこと行ってばかりで大丈夫か。そんな不安があったのだ。
だから、ハイドレ破裂に真っ青になったけど、心のどこかで「やっぱり来たか」っていうのもあった。そして、これでチャラになるのならラッキーだって舌を出したのも本当のこと。

人間万事塞翁が馬。その通りなのだ。

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Photo's day

2011年10月30日 | 日々奮戦


【場所の確認。iPhone MAP検索中】

本日はここ数ヶ月の生活をガラリと変えて、写真と向き合った一日。
愛読雑誌の一つ、「デジタルカメラマガジン」× GANREFファン感謝デーと称したイベントに出かける。市ヶ谷のインプレスジャパン社まで。会場前からちゃんと並んで(並ばなくても大丈夫だったけど)・・・以下の3セミナーを受講。今日はすべて無料!

中井精也氏「『何をどう撮る?』カメラ入門」
 流石の話術に爆笑しつつもうっとり写真の数々。感性の秘密にちょっと迫れたかな。

藤田一咲氏「『こんな写真が撮りたい2011』秋のスクエア写真・実践講座」
 真四角写真、ハリ天も大好き!中井氏とは全く別次元の感性にしびれた。

田中希美男氏「そうだったのか!! F値の疑問『田中流F値の決め方』」
 写真に興味津々になった頃からのファン。いい話が聞けた。

雨が降ってきた。

銀座へ移動。
 

◆リコーフォトギャラリーRING CUBEで「第11回リコーフォトコンテスト入賞作品展」を鑑賞。
 全てリコーのコンパクトデジカメで撮った作品だけど、その素晴らしさに圧倒される。息をのむ美しさ、迫力、まさに。そして、やっぱり自分で撮って自分で応募しなけりゃって。

続いてアップルストア銀座店へ移動。
塩澤一洋氏GR DIGITAL × Macであなたの写真が変わる!!
 塩澤先生はGRDへ導いていただいた(ブログを通して)恩人。GXRのセミナーの時は回し撮りのおねだりをしちゃったんだっけ。人気ブロガーなこともあり、予想通り全国行脚の最終日は立ち見でいっぱい。早目の到着でちゃんと前を確保。先生のセミナーの後、GRDを買っていく人、「Aperture3」を導入する人が多いと聞くけど、本気で「Aperture3」導入しようと思っている。白いGRDⅣが輝いていた。

普段の生活からは考えられないような精力的な自分で撮らない写真な日。セミナー4つで堂々4時間超。歩き慣れない土地の移動で、まるで走ったかのように疲れたけど、こんなに効率よくお好みのものをなぞれる一日って珍しいのだ。

★昨日の記事「穴、公開」にハイドレ対処情報追記しました。

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穴、公開

2011年10月29日 | 日々奮戦


【by オールスポーツ】


さっさと捨てればいいものを、その前にしっかり観察観察。
内側から接着部が剥離していったことがわかる。↓
【ひっくり返して内側から撮影】

越年劣化ととらえるのが正解。10日前の試走の際にもガス抜きコーラを2リットル入れたのだけど、前夜から栓をあけて放置しただけだったので、朝注入した際にパンパンになったし、バスに乗って揺られている間にも膨れてスタート前に最後のガス抜きをした。
【外側から撮影】

この時に剥離がギリギリまで侵攻していたんだろうな。ハイドレ破裂なんてあり得ない話と頭になかった自分のミスだ。
で、昨日までの長い長いレポの通り、なんとか無事にゴールに辿り着いたのでいいのだけど、もし、これから、あの「まさか」が皆さんの身に起こるやも知れない・・・ということで、エキスパート・makotoさんから実践的対処法のコメントをいただいていたので、最後にそれを紹介!

(前略)ハイドレの穴、どの程度か分かりませんが、早めに気付けば対処法はあるんですが。穴あき対処も場数踏むと上手くなります。底に穴があいたら逆さにする。吸うとき苦しいですが。穴は折り曲げるなどしてテープで補修して、穴の位置が上にくるように入れ直し、水を吸い終わったら逆に息を吹き込んで風船のように膨らませる。風船の底に水が溜まるのでまず漏れません。最後の手段は手でぶら下げてとか。あと、水場、ご存知とは思いますが、日原峠と三頭山避難小屋の下にあります。でもパニックになるとできないもんですが。本人に代わってのタラレバでした。ご容赦m(__)m 
<10/23「まさかのハセツネ」へいただいたコメントより>

10/30・コメントで追加情報です。これも共有させていただきます。
ハリ天狗さん、引用には恐縮です。しかし今回みたいに大きな穴で一気に漏れてしまったらどんなに予備知識があっても厳しいものがありますね。もう一つ追加 で、実際にやったことないですが、薄いポリ袋を重ね着させておくという策もよいかも。漏れてもポリ袋に溜まるという寸法。たった数gで命拾い!?。さらに ありがちなのが、バイトバルブの破損や落下。これこそ勢いよく漏れますから大変。これの対処は、ホースを折り曲げて肩にあるホースを通すゴムに押し込んで 止めます。しばっても良いですがピタッと止まらないし、飲むとき解くのが大変。ここでも息を吹き込むのも有効。一番楽なのは先を折り曲げて輪ゴムで止め る。輪ゴム一つくらい持っているでしょう?輪ゴムは何かと便利ですよ。今回の大穴だって輪ゴムでしばれば塞げました。

それにしても、レポも書き終え、あらためて今年のハセツネを振り返ると、ダメになったのはホントにハイドレが破れたせいだけか、位置も問題だけどちゃんと手持ちで完走した選手も過去にはいたし、今回tomoさんのように同じく破れてもサブ10でゴールした強者もいる。ハリ天、ホントにホントか?心弱くないか?ハイドレのせいにしてないか?アクシデントがなくても同じ結果だったんじゃないか?ダメな理由を見つけただけ?って何だか自分に腹を立ててみたりもして。
ま、色んな悔しさが1週間後の今頃湧き上がっているってことでした。

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自己記録更新への花道(ハセツネ4/4)

2011年10月28日 | 大会レポート

いよいよ最終章。もうじきおしま~い。現在第3関門・長尾平を出発した所。
 
一人になったらすぐにさんぽさんとDMJ7号さんが追いついてきた。御岳神社からお土産やの通りと一緒に。イケさん恒例の激写にもろくに答えられず。申し訳ない。栃木から初参戦の二人にちょっぴり地元の観光ガイドしながら日の出に向かう。話していると元気出てきたというさんぽさん達、ハリ天はそんなことこれっぽっちもなく、徐々に遠ざかっていく二人の背中を羨ましく見送るばかり。呼吸も苦しくて本当に精一杯なのだ。左手首のガーミンに目をやれば心拍数は高い。140台後半から150台の数字。歩いているのに、だ。なるほどな。う~ん、本気で無茶は危険だと誰かが頭の中で訴えている。
何度も何度も座り込みながらもなんとか日の出山に到着。ここでは毎年あんちゃんがステキな応援を繰り広げてくれている。


【by オールスポーツ】

彼女の声を聞いたらホッとして思わずザックをおろしてベンチに横になってしまった。しばしの本格的休息だ。何をしゃべったのかよく覚えていない。気持ち悪くて笑えなかったことは確か。そんな状況でも日の出山から見える光の海は幻想的だ。雨予報だったからこの光景はあきらめていたけど、遠くから参戦の選手の方々にも見ていただけてよかった。
どれくらいひっくり返っていたのか。ふと寒さを感じで起き上がる。あんちゃんにお礼を言って下りに突入。

 

木が切り倒され、様相が一変した下り道。あと10kmだけど、あと少しなんだけど、ここからの長さもわかっている。何も考えるな。空腹感の気持ち悪さもある。だけどジェルを口にするのもはばかられ、もちろん他の固形物(おにぎり、羊羹、柿ピー等が残っていた)なんて言語道断。2つだけ持っていた飴がここでは役に立った。水は相変わらず一口二口ずつしか飲めない。背中から足にかけてハイドレから流れ出たコーラが乾きベトベトしている。体の周りからはコーラ臭か。そんなどうでもいいことに気づくと気持ち悪さ倍増だ。
悪魔に打ちのめされたのか自分のふがいなさにまいっているのか、混乱して何がなんだかわからない。こんな時は一人になりたい。前の選手に追いつくことはなく、後ろから追いつかれるばかりだけど、一緒に進むのはなんだか今日は勘弁!ライトの気配を感じたらすぐに止まって道を譲る、譲る、譲る。いったいどれだけ「どうぞ」と譲れば気が済むのか。譲ってはうつむき、うつむいては譲る。
あと5km。どうやら初参加の時の自己ワースト記録を塗り替えることは絶対となった。やるじゃんオレ。どうせ凹むならとことん凹んでおいた方がいいのだ。思えば11km地点から始まった長い長い葛藤の道のりだった。何故止めないのか。何が自分を前へ運んでいるのか。哲学的な声がどこからか聞こえて来そうで耳をそばだてる。だけど脳みそさえも枯れきって思考が思うように展開しない。そんなことはどうでもいいのだ。人間はとにかく一番楽な道を選んでいる。ハリ天にとっては最後まで行くことが一番楽な選択肢だったのだ。13回も積み重ねてきて、あと2回で15回完走。優先エントリー権をゲット出来る。止めて、後でグダグダ後悔することを考えれば、今日だけちょびっと踏ん張ればいいのだ。記録に挑む走りやライバルとのギリギリの勝負を思えば、マイペースでただゴールすればいいという状況はものすごい楽な選択なのだ。
いよいよ街の灯りが目に入ってきた。金比羅神社だ。電池残量が僅かになっていて奥多摩山中で全く役目を果たさぬiPhoneのスイッチを入れ、ハリマネに電話。歩いているハリ天メロス。もうただただ一言、待たせてごめん。待ってくれている人がいる幸せも今は苦しさとごちゃ混ぜになってしまっている。後一踏ん張りもへったくれもないのだ。
住宅街に突入。そうだ、こうなったらゴールも演出しちゃおう。ゴールの記念写真用さ。いきなり余裕か。ザックに突っ込んでおいたハイドレーションを取り出す。あと500m。前方からヘッドライトが近づいてきた。ひげちゃんじゃないか。迎えに来てくれたのか。トボトボと歩調を合わせてもらいゴールへと向かう。最後の角を曲がると、ひげちゃん、来ましたよ~と声をあげる。知らせてきますと先に走り出した。大ダワから戻っていた雲助さん&かおちゃん、そして既にゴールしていたアズさんが迎えてくれる。



涙が出るかなと思っていたら、逆だった。無事帰って来られたと実感が湧いた途端、なんだか無闇におかしくなって来て笑ってしまった。



写真を見たらげっそり幽霊仮面じゃなく、満面の笑みじゃないか。悪魔が来たりて水を抜かれたハイドレーションを高く掲げてゴールイン。記念になるなぁ。



優勝した相馬さんや2位の奥宮さんがもう1周出来ちゃう程の時間を待たせてのゴール。15時間と20分。ワースト自己記録達成!
 
メロスになったハリ天の長い長いハセツネが幕を閉じたのは、間もなく夜が明けようとする4時20分過ぎのことだった。
【ゴール後の写真は byよっちマン】

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水も入らぬいい男(ハセツネ3/4)

2011年10月27日 | 大会レポート


【やっともらえたのに背負って持ち帰ったありがたき月夜見の水】


chinさん、noboさん、春山さん、次々と知人が追いついてきた。chinさんにはゴールしたらハリマネに状況を伝えてねって遺言もどき。でも必ず戻るからって。一緒に第2CPの月夜見駐車場に到着した。さぁ、水だ。ボトルごと下さい!どん!って感じだ。ポカリの1.5リットルボトルがどうだって出されたけど、甘い水は飲みたくない。ピュアな水を。ペットボトルごともらい角に座ってさぁ一気飲み。ん?何だ?美味くない。しかもごくごくと飲めない。あんなに楽しみにしていたのに何だ?急に力が抜ける。
前に目をやるとさんぽさん、バンビくん、DMJ7号くんが大の字だ。どうしたどうした。って他人を気遣っている場合じゃない。それではと出発した3人と交代で同じ場所にとうとうひっくり返った。エイドで横になるなんて初体験。少し水をカラダ全体に行き渡らせなきゃならん。
踊る視線の先にrikaさんの姿が飛び込んできた。失礼ながら横になったまま声をかけて呼んでしまった。続いてアズさんが、ハリ天さん!と横にやってきた。さらにばぶぅも登場だ。結構元気でいつもの柔和な笑顔のまま、ハリ天さんより先にここを出るなんておこがましいけど・・・フフフ、ま、今年たくさんいい目を見たからいいでしょって、颯爽と闇の中に消えていった。そ、いいこと悪いことフィフティフィフィフティだ。アズさんも、rikaさんもあれこれ元気に補給して立ち上がってしまった。二人を見送る。5分、10分。水気が行き渡るのではないかと期待していたのだ。
しかしこうして横になっていても何も状況は改善しないことにやがて気づく。8時間を経過してしまった。仕方ない。立ち上がる。行くよ。タイムアタックはもう別次元のごとく遠ざかってしまったので、ただ帰ればいいだけさ。腹もくくったから楽なもんだぃ。と、せめて、一人強がり。


【by オールスポーツ】
 
だけど、本当はこの先に延々と続くコースの概要をしっかりと理解しているだけに、うんざりしてくる。とりあえずは御前山だ。とにかく黙って進めばいいのだ。ピークの度に両膝に手をついて休む。こんなことするのは初めてだ。撃沈した去年の信越五岳の時でさえここまでは醜くなかった。
御前山9時間28分。もう当然の如くベンチに座り込む。すでに痙攣は激しく激しく、安全ピンを投入せざるを得なくなっていた。痙攣についてはこちとら慣れっこだから大丈夫だ。問題は馴染みの薄い「吐き気」だ。頭痛もする。やっぱりベンチに座り込んだからと言って何一つ改善されることはない。立ち上がれハリ天。
下りの振動で内蔵が揺すられ、さらに気持ち悪さが増す。いよいよ事態は深刻だ。我慢に我慢を重ね、でももう半ばやけくそで大ダワを目指す。10時間が経過してしまった。何がサブ10だよ。


【by オールスポーツ】
 
そして大ダワ。毎度の雲助さんとかおちゃんが迎え入れて下さる。お二人と話していたら急激に元気が出てきた。テント前にさんぽさんが再び座り込んでいる。まさかリタイア・・・な訳なかった。他人事ながら一安心して先に出発。背中にかおちゃんの元気な声援を受けながら暗闇に突っ込んでいくと、何時間ぶりかの普通感覚。走れる。緩い上りも普通に走れる。思わずスキップ感覚湧き上がる。このまま突き進めたなら最高だった。現実は甘くない。1kmほど突き進んでジ・エンド。
パタリと足が止まってしまった。一気に気持ち悪さが襲いかかってくる。振動を与えると頭、胃、そして脚のあちこちが悲鳴をあげる。わかったわかった。そ~っと脚を置く。そろりそろりと進む。永遠に大岳山は近づいて来ないのでは、そんな絶望的スピード。
最後の岩場の上り。ちょっとでも力を入れようものなら激しい痙攣がやって来る。お前、調子に乗るのもいいかげんにせぇよ。そう毎回毎回安全ピンでご機嫌取りなんて出来ねぇんだよ!おっと語調まで荒くなってしまう。でも正直なところ完全に固まる感じの内転筋やハムストにほとほとお手上げ。安全ピンの秘術を使えば、必ず復活はするけどもうどうでもいい感じだ。岩の途中の木にもたれかかり選手に道を譲る。
大岳山頂にはいつもスタッフとして大リーガーさんがいてくれる。それを楽しみに頂上に立ったけど今年は仕事のため不在だって。そうか、ちょっとがっかりして山頂表示の下の岩に腰をおろした。11時間17分経過。しばらくするとさんぽさんが到着。夜の大岳山頂からは西にシルエット富士が見えるんだよ。残念ながら夕刻は姿を見せていた富士なのに雲の中に隠れてしまっていた。
 
さんぽさんに続いて大岳山を下る。途中で先行。いつもなら大岳山を越えたらこっちのもんだって所。勝手知ったる我が家の庭なのだ。しかし我慢の時間は続く。なんとか、なんとか踏ん張ってようやく「綾広の滝」上の水場到着。
ボトルを洗い、水をゴクッ。さっきより美味く感じたけど、飲み込んだ途端気持ち悪くなる。ダメだ。すぐ横のベンチに座り込む。隣にやっぱり体調不良のさんぽさんが座り込む。二人とも「うつむき地蔵」と化す(命名:クリプトナイト夫妻)。しばらくするとクリプトナイト夫妻到着。ようやくの思いで仰ぎ見るように声をかける。でもかえって心配をかけてしまった。
今度はハリ天が先に腰を上げる。よろよろと出発。何年か前の富士登山競走部の時の勢いは二人に微塵もない。だけど、ここは庭だ。少しピッチは早まる。なのに第3CPの長尾平まで一気に進むことが出来ない。両膝に手を着いてしばらくうつむくこと数度。ようやく長尾平。女将さんが待っていてくれた。ここにリキちゃんがいた。どうやらちょっと前に抜かれたらしき、お互い気づかなかった。座り込んであれやこれや話していると気が紛れ、よし行こうって気になる。
リキちゃんと一緒に出発。昨年もリタイアだったドカ練番長ことリキちゃん、最後まで止めないことが一番の薬だ。自分は青息吐息だったけど復活したというリキちゃんを嬉しく見送った。ゴールしたら監督(ハリマネはリキちゃん達のチーム監督)にちゃんと伝えておいてよ、必ず帰るから。

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水を訪ねて30000m(ハセツネ2/4)

2011年10月26日 | 大会レポート


【いざ出陣直前。漆黒な二人と】


悪魔が来たりて水を抜かれたハリ天。気持ちは十二分に立て直したつもり。色気満々だから現実には目を背け、メイクドラマのための舞台は揃ったぜと強気キープ。強いブログ記事が書けると張り切った。


【by オールスポーツ】

が、時間が経つにつれて事態は深刻だぞという割合が広がっていく。まだ市道山手前だよ。スピードダウン。完走狙いだということを再確認。天候は急激に回復傾向。富士山もくっきりと姿を現し始めた。何事もなければ最高の光景だが、ハリ天、心ここにあらずだ。よりいっそう心拍低レベルで進む。だけど水分補給せずにいたら筋肉がぴくついてきた。来た。いつもの痙攣が何気ない顔で近づいてくる。この心拍数では起こり得ないはずなのにだ。脱水の黄信号点滅だ。次々と後方からお馴染みの知人達が迫り来て遠ざかっていく。醍醐丸でも賑やかな大声援を受けた。手にぶら下げた黒い小さなかたまりが恥ずかしい。後でケノケノからはなんでハリ天さんデジイチ持って走ってるんだって思った、って言われた。見えないこともない。


【by オールスポーツ】

3時間23分で第1CPの浅間峠到着。ここでも大勢の知人が大声援を送って下さる。ありがたい。照れながら駆け抜けるがホントは大ピンチだよ。しばらく進み手に持っていたハイドレの残り200mlほどをボトルに移す。水と合わせてちょうど600mlだ。
闇があたりを覆い、風が強く吹いてきた。一気に心地よさが増す。ライトを点灯。日原峠、少し下れば水場があることは承知していたし、心配してくれた選手が水場のことも口にして下さった。が、完走狙いのくせに「少しでも速く」が「水場までの往復がもったいない」に勝ってしまった。涼しくなってきたこの時点では体はしっかりと動いていたし、迷いはほんの一瞬で過ぎ去ってしまっていた。
アクシデントになんか絶対負けないという気持ちは持ち合わせていたつもりだけど、スピードを落としたら落としたなりに色んなものも落ちてくる。急激に足が重くなる。安全ピンを持ち出すほどではないが確実に筋肉があえぎだしていた。三頭山への本格的上りが始まるまでは最初の稼ぎ所なのに遅くてイライラする。
あれ?ハリ天さんですか、どうしたんですか、これ飲みます?
色んな方の優しさが身に染みてくる。お気持ちだけありがたく頂戴致しました。感謝です。
その後もひたすら水分だけはけちりつつ進む。西原峠付近はぼ~っと通過。三頭山の上りも超惰性。ださい。避難小屋下の水場のことがチラリとよぎるがまたまた一瞬で通過。往生際悪く、まだまだあのボトル1本分の水分で大丈夫だと思い込んでいた。
ようやく三頭山に到着。6時間18分。あ~あ。のどがカラカラだ。水で薄まったガス抜きコーラが極上の味。でも一口だけ。下りの最中から何だかむかむかしてきた。気持ち悪い。ちょっと前までの強い気持ちも風前の灯火状態。一気に萎えてきた。鞘口峠からの上り返し。ミスターアイアンマン、初登場のKEROさんがやって来た。でも全くついては行けない。走れる黄金の区間も歩くようなスピードになってしまった。だけど確実に給水ポイントの月夜見駐車場が近づいている。希望の灯り目指して踏ん張るのだ。水をもらったらまずは思いっきり一気飲みだ。そのことばかり考えながら足を出していた。
悪魔に水を抜かれてから進むこと、およそ30000mの道のりだった。

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悪魔が来たりて水を抜く(ハセツネ1/4)

2011年10月25日 | 大会レポート



直前になって急速に盛り上げた気持ちを胸に、ここ何年かで数倍に膨れあがった大勢の同好の士と午後1時を待ち、リラックスしてスタート。すっかり雨のハセツネを覚悟していたが落ちてこない。ぐるりと奥多摩の山々を巡って数時間後には全ての結果が出そろう。時間なんてあっという間だ。

街を抜けるまでは挨拶タイム。いきなりだけど4分台でのアップだけど悪くない。変電所手前でスタート前に会えなかったmakotoさん。ハリ天は彼を今年の50歳台優勝候補No1に押していた。夜間走が加わるハセツネは走力にプラスアルファが大切。このプラスアルファは臨機応変に形を変える。強い人は信じられないようなプラスアルファを光らせてくる。ハリ天の知る限り同世代ではmakotoさんが持つプラスアルファの入れ物が最大なのだ。


さて、とにかく心拍数優先の走りが鍵となるので、いたずらに人を追うことはやめよう。150台前半、出来れば140台で序盤を乗り切りたい。そうすれば後半へ向けたプランに勢いがつく。今熊の上りに入る。makotoさんに4年前は大岳山から一緒に引っ張り合った若いペターくんがつく。後方50mほどをキープ。やがて早々にゴンゾーさんをゲット。タッキーさんが後ろから賑やかにやって来てトライアスロンやバイク談義に花を咲かせていたらサッサと最初の急登が終わってしまった。絶好調宣言を繰り返すタッキーさんやしっかり自分のペースを計算している様子のisoさんには無理につかず、またまた後方待機作戦。連続するアップダウンのトレイルだけど、心拍も実に安定している。


 
上りで160をちょっと越えることもあるけど、意識して落とせば140台にも落ちる。これはいいぞ。走ってみないと調子ってなかなか測りづらいところがあるが、今日はいい。140後半から150前半でいながらスピードも文句なし。いい気にならぬよう引き締めるも思わず顔がほころぶ感覚。フォームを意識してリズムを保つ。

やがてぼんぼり林道との交差点・入山峠へ。

雨予報で今年は浅間峠入りを断念していた我が応援団長・ハリマネがイタキチさんやひげちゃんを伴って待っている。ここなら全員を応援できると選んだポイントだ。いたいたいた。それにしても超余裕だぜ、自分。だから機嫌がいいよ。後ろにはヤジさんや村越先生、こっしーも。

心配された雨の気配は全くなく、それより陽が差してきた。午後の早い時間から雨上がりの木立に日が射し込み始め、幻想的な光景が生まれている。思っていたよりうんと暑くて、汗もかなりかいている。スタート前に前夜作っておいてもらった「経口補水液」を都合1リットル飲み干してあったので、ハイドレーションのメダリスト入りガス抜きコーラはなるべく温存。・・・していたのだ。わざと。意図的に。やがてパンツびっしょり。ま、いつもの滝汗で別段変わったところなし。気になるのはむしろ急きょ登板を決めたシューズの方だった(inov8 FLYROC310)。右の土踏まずの1点にあたる場所は上手に加工済みで調子バッチリ。だけどソックス(tabio)との相性のせいか、靴ずれが出来たっぽい。上りになるとかかとにその靴ずれらしきがあたって痛む。下りと平らな場所では問題なし。嫌だけど仕方ないし、無視しよう。もしひどくなっても今日は集中力ではね飛ばす!そう考えたら晴れ晴れして来た。

だが、そしてこの頃、運命の時は刻一刻と近づいていたのだ。知らぬが仏。
心拍は理想的な展開で自分的には文句のつけようのない走りが出来ていた。びっしょりだったパンツの裾を汗が伝う。ふくらはぎを流れていく感覚がはっきりしている。相当暑いんだな、これは給水に気をつけなきゃいかんぞ。ハイドレに口をつける。いい味だ。前夜、息子が面白がってガス抜きを手伝ってくれた。コップ半分ほど残したそのガス抜きコーラを飲んだ彼はまずい!と。でもこれにメダリストを加えるといけるんだぜ。それにしても汗の量が半端じゃない。体はおかしな所はなにもないよ。しかし、いつの間にか悪魔が忍び寄っていたのだ。伝う汗とおぼしき水分はやがてシューズの中までびちょびちょに入り込み、まるで水たまりの中を走っているかのような感覚。あり得ない。え、え、えっ?
上り坂? 下り坂? いやいや、ま坂? まさか、まさか。
 
胸元のマジックテープをはがしinoxさんの最新作・ベロニカを降ろす。黒い液体がシャーシャーと流れている。チャックを開けるのももどかしく中を覗き、ハイドレを引き出す。空っぽかと思う程の信じられないようなハイドレーションが現れた。300mlあるかなきか。底の部分にしっかり穴があいていて、勢いよく流れ出ている。目を疑うのと同時に血の気が引くのがわかった。んな!ボーッとはしておられん。だけど、まだ1時間半ほどしか経過していない。この後どうするのだ。ここで終わりか。止めなければならないのか。一瞬の躊躇ののち、ハイドレを逆さにし再びセット。何も考えずすぐに走り出す。あわてるな。あわてるな。考えはまとまってはいないが足だけは動き続けている。すぐにペースが戻ってきた。さっきまで前後していた選手にも追いついた。よし。大丈夫だ。何が大丈夫なのか何の確信もなく、ただひたすら、大丈夫大丈夫と言い聞かせる。メイクドラマだ。ちょっと落として走ればなんとかなる。そうだ、逆境がやって来てこそのドラマだ。よし、見てろよ。急激に燃えさかる内なる炎。かなりキリリとかっこよかった・・・はず。
そういや、体育館を出る時に玄関先でカーボショッツ10個+メダリストを薄めた特製ボトルを落とし、なんと口を割ってしまっていた。バタバタとボトル交換して臨んだレースだった。これが一つ目。靴ずれが二つ目。そしてこれが三つ目か。
大丈夫大丈夫と言い聞かせていたけどまたまた濡れがひどくないか?再びストップ。逆さにしていたがつぶれてやっぱり流れ出てしまっている。呆然。横をアレッとDiet Go Go!! さん、USさん、TWさんが続いて走り抜けていく。ハイドレを引き出し逆さに巾着絞りにして手に持ち再スタート。


【by オールスポーツ】

今思えば絶望的な残量だけど、この時はまだ行けるとジタバタしていたのだ。USさんに追いつき先行までする。テープがありますよという申し出をいただくが、NATHANのハイドレ素材はくっつきにくい。2人でしばらく進むうちに段々に冷静になってきた。激しく頭の中が回転を繰り返す。動ける体に「リタイア」という選択肢は全く浮かばない。だけどどうやら今日は完走狙いに切り替えるしかない。タイムは狙えない、それしか道がない。そう決断した瞬間、そっと水を抜きに来ていた悪魔がにやりと笑って立ち去って行ったのだった。

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13度目のハセツネ・序章

2011年10月24日 | 大会レポート



今年はレースも練習もロードに相当のウエイトを置き、走力アップに務めてきた。山は走らなかったけど「坂路調教」と称して坂は上りも下りもかなり攻めてきた。スピードを持続する力を蓄えることに集中してきた。その成果ははっきりと記録に表れ、この歳になって大きな自信をつかみ取っていた。
ハセツネが自分の中でメインイベントとしてすっかり定着して何年も経過。決してなめてかかっているつもりはないけど、慢心がなかったかと突きつけられれば・・・少し言葉に詰まるようかもしれない。
でも、1週間前からは完全禁酒。余計な夜更かしをせずにひたすら睡眠時間を確保。ウエイトコントロールぎりぎりセーフ。直近まで気持ちは盛り上がって来なかったが、あとは本番で過去に例を見ないほどの集中力を発揮できるはずだと目を閉じてイメージしていた。
 
「SURPRISE 55」と称して達成したグランドスラムは実はいつの間にかすり替わった目標だった。そう、「SURPRISE 55」のオリジナルな目標はハセツネ・サブ10だったのだ。忘れちゃいない。自分にとっては相当にハイレベルな望みだ。年齢的にもチャンスはもうそうはやって来ない。時を逃してはならない。行ける時に行け。けりをつけてこい。そんな言葉がグルグルととぐろを巻いていた。そして最後に必ず頭の中の我がつぶやく、今年の自分ならやれる。

そういう想いとは裏腹に準備は甘く、直前にジタバタだ。そんな甘さも過去12回の「経験」とやらが一掃。思い切ってウエアも替えたことで、前日には一気に「ハセツネ」がやって来た。ハリマネに宣言する。11時前には帰って来ると。

・・・って、思いっきり気取って書いていたら、もうじき日付が変わってしまう。シンデレラハリ天、ベッドに入らなければ・・・

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まさかのハセツネ

2011年10月23日 | 大会レポート



人生には上り坂と下り坂があるが、さらに「まさか」という坂がある。(どこかで聞いた誰かの言葉)

13回目の出場となった第19回日本山岳耐久レース・長谷川恒男カップ(通称:ハセツネ)。今年の覚醒したかのような走りに自信を得て、ハリマネには11時前に帰ってくる・・・と大言壮語。
が、しかし、結果は「走れメロス」。延々と待たせてしまうこととなったのだった、嗚呼。
15時間20分42秒・総合632位と初参加で記録した14時間42分57秒を大幅に打ち破る自己記録更新。悪いなりに突出したので自分的には許すけど、約40分のベスト更新をねらっていて、逆にワーストを約40分更新という皮肉な結果になってしまった。
11km付近でハイドレーションに穴が空き、中身ほとんど流れてしまうというアクシデント発生。ハイドレが破れたとか漏れたとかの話は聞いたことがあったけど、全て対岸の火事。あぁ、そりゃ大変だったね、気の毒だったねと思うばかりで、まさか自分の身に起こるなんてこれっぽっちも考えていなかったこと。起こるんだ「まさか」。
なんとかの遠吠えになってしまうけど、低心拍で安定し「今日は行ける」とリラックスした走りのまっただ中だっただけに、久し振りに自分の顔から血の気が引いたのがはっきりとわかった。ここから水無しはあり得ない。「リタイア?」いやこれは白昼夢だ。ここから気持ちを切り替えメイクドラマだ!と走り出したけど、まだまだ蒸し暑くて汗もたっぷりのさなか、やっぱり大ピンチを自覚。そして腹をくくり、とにかく完走ねらいに切り替える。
後方から追いついてくるランナーの方々、醍醐丸や浅間峠、大ダワ、日の出山で応援して下さった大勢の方々からたくさんの温かいお言葉と声援をいただき感謝感激でした。本来ならアクシデント発生から10km走った第1CP浅間峠でのリタイアが正解。なんだけど、往生際が大変悪いと評判のハリ天はどうしても「止める勇気」を持つことが出来ず、五日市を目指すことに。
月夜見の給水ポイントでの水のがぶ飲みを楽しみにしていたのに、枯れきった体は一気飲みを受け付けないばかりか、なんと水を飲んでも気持ちが悪いという最悪の展開。腹は減っていても固形物はもちろん、ジェルさえも受付拒否状態というもちろん初めての経験も。水一口ずつだって。
脱水症状の典型のうち、頭痛、吐き気、痙攣とのひたすら闘いを経て、何度も何度もうつむき地蔵になりながらゴールに辿り着いた次第。いろいろつらいレース体験は過去にたくさんあるけど、総合的には一番辛い時間だったかも、なのでした。

人生には上り坂と下り坂があるが、さらに「まさか」という坂が本当にあるのだった。

☆☆☆ハリマネ撮影のハリスポ一気公開!☆☆☆ 
こちらより→ http://30d.jp/hariten/4 
合い言葉(「熱いぜハセツネ」)を入力して閲覧&ご自由にダウンロードして下さい。

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ハセツネ前夜

2011年10月21日 | 日々奮戦


【2002年・第10回 初入賞(40代5位)makotoさん・KENさんも】

いよいよ明日はトレラン仲間の秋の大運動会。ここしばらくは大メインイベントとしてどっかりその存在感をアピールのハセツネこと日本山岳耐久レースだ。数えること19回目となる大会にハリ天は1999年の第7回大会から連続出場、連続完走中。今年は13度目の挑戦となる。

さて、天気予報は完全に一日雨マーク。いいでしょう。かえって面白いことになりそうだ。スタート時から雨は50歳の時(2005年)以来かな。
で、そんな13回目のハセツネ前夜は何をしようか。
イメージトレーニングに限る。そのイメージを詳細に描くためにせっかく書きためているのだから過去の大会を振り返っておこうっと。興味のある方は是非どうぞ。

2005年 第13回大会総括(年代別3位)
2006年 ハセツネ、頑張りました(年代別6位)
2007年 ハセツネ爆走(年代別優勝)
2008年 10回目のハセツネ
2009年 第17回大会・前編
2009年 第17回大会・後編
2010年 第18回大会・前編
2010年 第18回大会・後編

で、つらつら面白がって読んでいると、実はハリ天の快走はオリンピック的、ワールドカップ的であることに気がつく。そう、4年ごとなのだ。そして、何を隠そう(って隠しちゃいないけど)あきる野市長選のために10月第4週に開催の年がそれに当たるのだ。えっ、今年がそれだよ。
そうか、今年はきっとしっかり走れるはずだ。戦う相手は4年前の自分。タイムトライアルだ。
いい具合に先日の「荒川30K」の事務局から突然賞状が届いたのだ。
 

目標に遙か及ばず、あぁあってため息ついていたのに、年代別1位だって。おぉ、マラソン大会初の年代別1位だ。こりゃ追い風だ(って気分)。ただ、「56~60歳の部」っていう表示が露骨にズシンと響いたけど。

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今頃

2011年10月20日 | 日々奮戦



どうやら久々、そう2005年以来(確か)の本格的な雨のハセツネになりそう。ということで急きょシューズが心配になってきた。そんなのとっくに対応しておくでしょ、普通は。

これがどうしてどうして、元々の性格なのか、13回目という悪い方の慣れなのか。
それはともかく、今年のハセツネは一番お気に入りのスポルティバのスカイライトで行くと決めていたのだ。もう3年前に提供していただいたシューズだし、ソールもツルツルだけど、ハセツネのコースだったら全然問題ない。先日の後半試走でもちゃんと確認できた。ただし、雨じゃなければ、という条件だった。根拠のない自信をお天気にまでも採用し、きっと大丈夫だろとかなり高をくくっていたけど、雨が確定的となると流石に少しは検討しなきゃだめかってことに。
今さらニューシューズはないので、手持ちのランシューとトレイルシューズから選択することになる。う~ん、どうしよう。
 
そして、いきなり、本当に突然その存在を思い出して取り出してきた候補が、なんと2006年にモニターさせていただいた「inov8のFLYROC310」。ちょっと引っかかりがあってあまり使わずにしまい込まれていた一品。5年も経ってやや化石化しているけどトレイルだから平気でしょ。ソールパターンもまだバリバリだし。今日裏山トレイルで赤土と根っこ丸出しの道をガーって下ってみたけど・・・いいかも。右足土踏まず前方に当たる場所はカッターでむしり取って生まれ変わらせてあげたし。決めちゃうかも。

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シャッター減少現象

2011年10月19日 | 日々奮戦



昨日は原宿・表参道にいた。
たまたま休みだった長女も自転車に乗ってやってきて、おいしいお店に案内してくれた。
ま、それはさておき、表参道に連なるお店のディスプレイはどこも流石の出来栄えで、どこからどう見たってフォトジェニックだ。あちこち気になって仕方ない。歩き出した途端、カメラのスイッチはオンのまま。立ち止まるばかりでなかなか前に進めない。ふと気づくと同じようにカメラを手にしたり、首から提げた人もあちこち目につく。
・・・が、露骨にバシャバシャとシャッターを押している、ちょっとずうずうしさが目立つ方々。聞こえてくる言葉は日本語じゃない。あぁ、旅行の東洋系外国人だ。
そこでハッと我に返る。自分もあんな感じに道行く人の目には映っているのか・・・。
その瞬間、まぁ、5~6回はシャッターを押す回数が減ったことは確かなことだった。う~ん、ややストレス溜まり気味の表参道ぶらりだったのだ。

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ぶかぶか

2011年10月18日 | 日々奮戦



男が指輪なんて出来るか。ってことで、結婚指輪もしていなかったハリ天が、結婚30周年記念にと清水の舞台から飛び降りたのが昨年末のこと。
(「リング」「ふうふのくふう こうふくのふうふ」)
リングを外さなければならないことも多々あるのに、もし抜けなかったら・・・。そう思うとビビリが入っていたり、どんな程度がいいのかがよくわからずに(店員のもう少しアドバイスが欲しかった)、サイズフィッティングの際にもこれで大丈夫と大きなサイズで作ってしまっていた。


 
だけど、ちょうど減量したこともあってか、実はゆるゆる。シャンプーなんかしているとツルッと落ちてしまいそう。この間も部屋でちょっとした作業をしている時にポロッと落ちてしまうと言うあり得ない事件があってついにサイズ直しに立ち上がったのだ。っていうか行ってきた。
17.2→15.8と恐ろしい程のサイズダウン。でも、これで一安心だ。

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探索者

2011年10月17日 | 日々奮戦


【見つかったの】


昨日はちょっと確認したいことがあったclub My☆STAR代表の岩本能史さんの「非常識マラソンメソッド」が見つからなくて一日バタバタした。最近では一番力となってくれていた本だから必死になって探し回った。
今日は今日で大会記録集を整理していて、ついこの夏に出たばかりのトライアスロン珠洲の記録集がなくなったとお昼休みと夜、ついさっきまで大探索が続いていた。

だけど、大騒ぎ風だけど実際には静かに時間が流れているだけ。探し物が出てこない時、相当に冷静になる。最後に見たのはいつだ、何か一緒に見ていたものはなかったか。記憶をたぐる。出来るだけ忠実に情景を巻き戻していく。この方法が何よりなのだ。
で、時間こそかかったけどどちらも無事にハッケンされたのだ。出て来なかったとしても本は本屋へ行けば手に入るし、記録集だってネットからダウンロードすればすむこと。だけど、これは自分との闘いなのだ。絶対に負けるわけにはいかない!!!
本は雑誌の間に埋まっていて、横から何度も覗いたのに気づかなかった。最後の最後、何度目かの探索時に雑誌を1冊ずつ分けていて見つかった。
記録集は宮古島トライアスロンの古い記録集と一緒に埋まっていた。よりによってそれだけ開いてみなかった2002年のファイルに挟まっていたのだ。

ここにはないだろう、ということは、ない。ないと思い込んだ所にこそ隠れている。そういうことがまたもやよぉくわかった2日間だった。
結局しっかりと勝利し、ささやかなる満足感に浸っているのだ。(たぶんドヤ顔)

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読書専念

2011年10月16日 | 日々奮戦



先日、息子が録画しておいた映画「ゴールデンスランバー」を観た勢いで、原作(伊坂幸太郎著・新潮社)も一気読みした。
ハリマネも息子もとっくの昔に読んでいた本だ。だけど面白そうだよって見つけてきてあげたのは、何を隠そうこのハリ天なのだ。いつもいつも発掘は得意技だ。
じゃ、サッサと読めよって話だけど、それがなかなかそうはいかないのだ。面白そうとなるとじっくり時間がある時に・・・なんて積ん読になる傾向が非常に強い。全く困ったもんだ。

ま、それはともかく、映画が原作にあまりに忠実だったことに驚きつつ、久し振りの一気読みは醍醐味があった。やっぱり読書もいいよなってことで、調子にのるとこのまま何年ぶりかの読書マンになるかもしれん。だいたい胸ときめいた内容やタイトルのものがズラリと並べてあって、それは時間がたった今でも変わっていないことも確かめてあるのだから。

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