【猫の手も】
完全にうっかりしていた。
2月は28日でオシマイだったのね。
大の月が29、30、31日って今日からあと3日もあるのってずいぶん違うなと感じた。たかが3日だけど、切羽詰まった時の3日は単なる3日とは違いやたら大きい。
けっこう、みんなこんなことを感じているんじゃないかな。と、明日から早3月で、さっそくに治療院だよりを発行しなければならないことに気付き、叩くように思いっきりスイッチをオンにした2月最終日だったのだ。
【ケリをつけるんだから、持つなよ】
昨日の休診日、もう何年も手つかずで「とりあえず」とっておけ方式で溜まりに溜まった納戸部屋の片づけに手を付けた。
ひたすら全てゴミとして廃棄処分するための分別作業だ。
やって来ることはなかった「いざという時」のために、やたら残してあったプリンターを始めとする電気製品等の箱。これでもかこれでもかって出てくる。無駄に場所があるために生じた膿のようなものだ。
だからといってため息をついてばかりでは何も始まらない。思いっきり息を止めるかの如く必死になって作業に没頭した。
それでも全体の五分の一程度、のような気がする。
今年は人生の大きな節目の年にする。そんな一大決心。物事の先送りをやめケリをつける覚悟は出来ているのだからな。行くぜ。
【朝のLATTE】
どちらが幸せか、家族に投げかけてみた。
ひたすら用心深くて長年一緒に暮らしている家族からも離れて一人でいたいHAHNA
猫といるよりとにかく人間の側にいたくていたくてたまらないLATTE
冬の朝、2階の息子の部屋の窓際で燦々と太陽の光を浴びてひとり重箱座りで目を閉じるHAHNA
冬の朝、ストーブの前で家族と一緒に椅子に座りぬくぬくと満足そうに目を閉じるLATTE
自分の世界に引きこもり1日を静かに過ごすHAHNA
人間達にめちゃくちゃにやりたい放題されて賑やかに1日を送るLATTE
邪魔もしないけど邪魔もされないHAHNA
あんまりうるさいので邪魔邪魔と部屋を追い出されるLATTE
【捕まって爪切りさせられるHAHNA】
同じ屋根の下で暮らしながら、あまりにライフスタイルの異なる我が家のニャンズ。
自分がHAHNAだったら・・・、LATTEだったら
そんなことをしばし想像してみた。
どちらもいいかな。
結論は、やっぱり
幸せはいつも 自分の心が決める （by 相田みつを）
かな。
ノールックパスならぬ、ノールック手出し。
毎朝、もう必死であります。お皿の外の小魚狙いです。
東京マラソンテレビ観戦前に走りを終えておきたい妻・ハリマネと久し振りの早起き日曜日。さて、何着て走るんだっけと一瞬考えてしまったが、無事に朝陽と共に走り出せた。
軽い。こんなに軽く走れるものなのか。1週間のフルタイムオフで超フレッシュな足がはしゃいでいた。
その後は1日中東京マラソンをテレビ観戦。後半ギューンとスピードアップするケニア勢や踏ん張った前田選手のエリートレースも面白かったけど、番組後半の各種マラソンギネス挑戦編が感動モノだった。夫婦合計タイムの世界記録達成はハラハラドキドキだったし、40ポンド（18kg）と60ポンド（27kg）を背負った自衛隊選手の頑張りにも目を見張った。60歳の校長先生も3時間半あまりで走っちゃっていたし、大いに刺激をいただいた。
ので、こちらも2部練だ。久々裏山トレイルに入ったら綺麗な夕焼けが見られた。
そしてさらに足が軽くなって夕闇の中、グングンと飛んでいったのだった。
という訳で「走る人」に復帰です。
【スキナイロ】
今週は珍しく「オフシーズン」（もどき）にしてみた。
昨年11月の八ヶ岳100マイルの後、少々急ごしらえっぽかったけど別大用の準備に気合いを入れてきた。だけど別大ではちょっとしたミスで想い描いていたゴールシーンは遙か彼方に消えてしまい、目指していたフルマラソン1歳刻みランキングには名前すら載らないという散々たる結果となってしまった。まぁ、気持ちはなんとか繋ぎとどめ、青梅ではかろうじて踏み留まることが出来た。だからひとまずは良しとして、気持ちを一度フレッシュにさせようという無理矢理オフシーズン作戦だ。一歩も走らなかったし、他の運動も一切しなかった。
さて、体が疲れ切っていたとかではないので、やたらリフレッシュしたとかいう肉体的感覚はなく、あえて言うなら、すっかり運動するという習慣を忘れちまった。そんな感じ。走らない生活に全然違和感なし。中毒症状が出てしまう昔じゃあり得ないことだ。放っておいたらこのまま何事もなかったかのようにチョコばっか食べて「走らない人」なっちゃいそう。
それじゃまだもったいない！って自分で突っ込んで、明日は1週間ぶりに走ってみよう。
ってことを決めてみた。
ちょこがけかきのたね、ちょこがけかきのたね、ちょこがけかきのたねって3回言ってみ。
ちょこがけたきのたね、って言っちまう。
キーボードで打つと、今度は
ちょこがき、って入力してしまう。
新しい早口言葉の誕生だ。
「チョコがけ柿のたね」
患者さんからいただいた柿の種にチョコがまぶしてあるお菓子。おいしいけど「ちょこがけかきのたね、ちょこがけかきのたね、ちょこがけかきのたね」と早口言葉3回成功しないと食べられない新ルールも誕生。
【天の声に耳を傾ける】
本日のタイトルは実に大袈裟だ。
我が家の目覚ましは朝5時50分に鳴る。
息子のお弁当を作るために妻が起き出す時間だ。
この所、この目覚ましが鳴る1時間くらい前にトイレに行きたくなって起きると、そのまま目が覚めてしまうことが多くなった。
今は朝練の習慣はなくなっていて、まだまだ暖かな羽毛布団の中で健やかな眠りをむさぼれるだけの時間がある。しっかり目を閉じて眠ろうとするけど、そんな努力とは裏腹に頭はしっかり覚醒しているのだ。
何度か、今しばらくの睡眠時間を確保しようと努力はしてみた。してみたが、モゾモゾしているだけで無駄だった。
で、思い切って明かりをつけて読みかけの本を読んでみた。
いいじゃないか。頭は冴えてるし。朝を上手に使えという天の声だったのか。
こうして、ちょっと知的な朝の時間がやってきちゃったのだ。
なんと1ヶ月以上もコーヒーを口にしなかった。
大のコーヒー好きがなんてこった。
別大マラソンの2～3週間前、やたらと脈が飛んで（期外収縮）鬱陶しく、胃の膨満感が影響しているような感覚があったからだ。
ほんの2～3日のつもりが、別大で結果出すまで！みたいなストイックな願掛けにすり替わってしまい、そのまま飲めなくなってしまっていた。
ちょっとアルコールをやめておく、なんていうのはお茶の子さいさいだけど、まさかね、コーヒーをね。これは事件に等しい。
で、別大がこけてしまったので、ストイックな願掛けモドキはさらに先日の青梅マラソンまで引き継がれてしまっていたのだ。
でも、もう用はないぞ。
ヘビースモーカーだった昔、走り始めて、さらに風邪気味でタバコがおいしくないと感じてやめてみたら、そのまま数ヶ月が経過。後日試しに1本もらって吸ってみたら、もうマジーィってそのまま禁煙に成功って経験がある。
あの時みたいにこのままコーヒーいらなくなるのかと思ったりもしたけど、我に返って、コーヒーを飲んでやった。
違いがわかる男に戻るのだ・・・。うまい！
【Go Slow】
目指していた山を越えると、ホッと一息なのだけど、越えれば越えたですぐに次の山が目に入るから、結局は1年中ガサガサガサガサ動き続けている。息つく暇がない感じ。
まぁ好きでやっていることだし、それはそれでいいのだけど、やっぱりここはあえてメリハリを持とう。そう決心してみた。
ということで、ちょっとダラダラ過ごしてます。
【使える仕事師】
日曜日の青梅マラソン。事前に寒さ対策で振り回されたけど、お陰さまで快適に走れてしまった。鍵はネックウォーマーにあったな。そんな気がした。
土曜日があまりに寒くて、日曜日も奥多摩なんて正午に零度なんていう予報が出ていたので、レースウェアを何にするかってことでかなり神経質になっていた。今シーズン最後のロードレースなのでしっかりランシャツ＆ランパンで行くという決意がグラグラに揺れてしまったのだ。
前夜は冷静に判断して長袖＆ロングタイツと一旦は決意。でも翌朝、日差しがあって気温の割に寒さを感じなかったことで再びランシャツ＆ランパンに戻した。
それでも会場までは少しでも暖かくしておこうとネックウォーマー着用。30分前に上着等を脱ぎ捨てレースウェアになった時に実はネックウォーマーを外すのをうっかりしていた。
気付いたけど、これが案外いいかもとそのまま走った。
スタート時の気温が4.5℃とのことだったけど、スタート前もレース中もほとんど寒さを感じることなく快適な1日だった。
頚の後ろに体温調節のためのセンサーがあると言われるけど、やっぱりここを温めておくことって一つのコツだと実感した青梅マラソンだった。ネックウォーマー、いい仕事をしてくれた。使える！
★★★ハリマネ撮影のハリスポ写真です★★★ ダウンロードご自由に！
【御岳駅前・11km地点】
第47回青梅マラソン。公式ネットタイム2時間04分04秒で総合370位、50歳代23位という結果でした。
弟は2時間12分37秒。兄弟対決は2週間前の別大での借りをきっちり返しておきました！どうよ。
【決戦前のツーショット】
さて、非日常をドラマティックに彩りがちな自分としては、別大での「まさか」が頭をよぎりやや不安なスタート前だった。
が、昨日から散々迷った挙げ句、寒いけど「ええぃ、ままよ！」とランシャツ＆ランパンを決意したのだからな。そう言い聞かせて不安を吹っ切る。そして最初っから弟も吹っ切る。
具体的な目標タイムは設定していなかったけど、とにかく後半をしっかり上げることだけは目標と言うより願い。
折り返してからは知人と競り合いつつ、気持ちも切らさず突撃。ラスト2kmでいつも応援してくれる叔母に声をかけるためスピードを上げて歩道寄りに体を寄せたとたん、久々の痙攣、久々の安全ピン。これだけがちょっと残念。
【ゴール直前】
でもラストはまた盛り返して見事ネガティブスプリットは達成！（前半1:02:10 後半1:01:54）30km以上のレースではたぶん初だ。これは嬉しい！
そうして、昔のリザルトひっくり返してみれば、
1位 1:59:31（30歳）
2位 2:03:52（55歳）
3位 2:04:04（57歳）
4位 2:04:29（31歳）
自己3位の記録だ。
ま、色々自分に言いたいことはあるけど、今シーズンに関してはこんな所で許してやろう。
ってことにしておいた。
別大はなかったことにして、日曜日にレースペースの30km走でつぶれただけと思い込んで2週間。何事もなかったかのように普通に練習を続けていたけど、バレンタインにチョコもらっちゃえば我慢しないで食べちゃうよって感じで、気がつけば明日が青梅だ。
受付に体育館へ行ったらジュニアロードレースの受付誘導の係で声を涸らしていた一人の男性とやぁやぁやぁ。
昔、教員時代の教え子だ。楽しくて楽しくて、日曜日も学校行きたいなんて堂々と口にしていた時のクラスの生徒だ。うちにもしょっちゅう遊びに来ていたっけ。
なんでここでボランティアを？って思ったら、お子さんの小学校のPTAで出動だって。そして、思わずワッハッハと大笑いしてしまってごめんごめんだったけど、なんと会長さんを務めているのだと。ちっちゃかったえのもっちがPTA会長だ。40歳だ。彼を受け持っていた時に生まれた我が家の二女が、もうじき3人のママさんになるくらいだから、時は確実に流れているんだよなぁなんて懐かしく話が出来た。
昔の教え子の立派なおっさん姿を目の当たりにしてちょっと感動の前日受付だったのだ。
【The daybreak】
日本でアイアンマン復活（トライアスロンの話ね）の噂を昨年耳にしてから、とっても楽しみにしていた。
アイアンマン・ジャパン北海道。洞爺湖周辺での開催だ。
先日ついに公式アナウンス。胸躍る報道だった。
だったけど・・・。
エントリーフィーを目にしてぶっ飛んだ。
な、な、ま、ん、ご、せ、ん。ななまんごせんえん。75,000円。
昔からトライアスロンの参加費は高かったし、旅費もかかるし、プールに通わなければならないし、バイクにもお金がかかるし、なかなか贅沢なスポーツであることは重々承知している。それでも参加費だけ見れば（ロングタイプ）、佐渡トライアスロンで￥38000、皆生が￥36,000、宮古島が￥33,000、長崎五島が￥30,000。「IRONMAN」はトライアスロンでも特別だと言うことはわかっている。それでも、￥75,000ってそりゃないでしょ。
今、何にお金をかけるか、時間をかけるか。
自分が本当に納得の行くチャレンジならいくらお金がかかっても許しちゃう。
けど、けど、楽しみにしていたアイアンマン・ジャパンに、今、￥75,000は出セネェゾ！
【boroboro】
昨日は年に一人いるかどうかという程の重症ギックリ腰の患者さんがみえた。
ヘタに動かない方が二次災害を防げるのだけど、この方、朝から痛み出していたのに、さらに1日中仕事で痛みと辛さを何倍にも膨らませてしまった。
なんと駅で降りて迎えの車に乗り込むまでに30分も費やしてしまったらしい。痛みで脂汗が流れ、それが冷えて寒くて震えが止まらない。二重苦三重苦の状態だった。
こんな状況だと治療にも相当の覚悟が必要になる。さらに悪いことにこの方はいわゆる「猫背」ならぬ「猫腰」。腰は前弯することで負担を分散しているのだけど、「猫腰」とは逆に後弯してしまっている状態を言い、腰にとって多くの不具合が生じやすいのだ。
それでも一通りの治療で冗談も飛び交うようになり、足も動かせるし、それじゃぁゆっくり起きてみようという段階になってぐわぁ～と悲鳴。そのまま横になって一晩休めるならともかく、また起きて家に帰さねばならない。
次の一手、次の一手と繰り出しながらようやく起き上がれるようになり、立って、上着を着て、帰るという一連の動作に30分以上を費やしてしまった。（最後の患者さんで良かった）
非常に難しい状況と覚悟して治療にあたっていたし、集中もしていた。常の何倍もの気も発射した。
10時前に全てを終了した途端、抜け殻のようになり目は開けていられなくなるは、、頭がガンガンしてくるは、夕飯食べていないのにムカムカしてくるは、冷や汗か脂汗が出る時のような嫌な感じが湧き上がるは、何かが乗り移ったかのように背中がバリバリになるは、力及ばすで久々敗北感も感じるは・・。
兎にも角にも自分の中のありとあらゆる知恵と技術を出し切ってボロボロになってみた水曜日の夜だった。
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