量から質へと転換をはかり、メリハリつけた練習をして一気に盛り上がったのは遙か7年も前のこと(サプライズ55)。結果をしっかりと残せたこともあって、以来効率にばかり光を当てがちだった。
今年3月、古河はなももマラソンで3時間00分02秒(ネットタイム)。ほぼ4分15秒でフルを走れたのだし、スタート直後の混乱ジョグを考えれば、これは今シーズンすぐにでもサブスリーは達成出来るだろうと、、、、本気で思っていた。
春も100kmサブテンで走れたし、トライアスロンもしっかりやれたし、暑い暑い夏の間も超いい練習が積めたし。
・・・だけど、マラソンって本当に甘くない。秋の1発目、準備はまだまだだけど、まぁ結構ガツンと行けちゃうんじゃないかと思っていた水戸黄門漫遊マラソン。その厳しさをいきなり味わうことになる。
その後、気を引き締めた途端肉離れに襲われて真っ青に。奇跡的な超回復があって迎えたつくばマラソン。ここで自分の力を見つめ直すことが出来てスタートが切れた。久し振りにランナーになれって声が聞こえた。
質だけでは42kmは保たない。少なくとも自分は保たない。圧倒的な量を確保しつつ、質を求める。これだ!
体重もなかなか落ちない。食事制限だけでは色々問題もある。ならば走る量を増やそう。単純だ。
朝ジョグは練習には含めないことにした。あくまでもベースっていうことだ。そのベースを向上させるためにこれまで疲労抜きや調整と称して1時間程度、7〜8kmだった朝ジョグ(スロージョグ)を変えた。15km以上、1時間半が普通になった。
ペースを上げて気持ちよく走る。すると何かが目覚めた感じ。そしてひたすら貯める。
11月は460km、12月は久し振りにムキになってさらに走りまくった。60台サブスリーはまだまだ遠い。四の五の言わずに「愚直に走れ!」をテーマにした。
防府のフルの後も八峰で激筋肉痛の後も必死で走りまくった。最近はそういうのは無駄だって声を大にして主張していたような練習をした。昨日は急きょ坂路調教ダブルもこなし、重い足を褒めながら今日もしっかり走ってついに501km。2011年3月以来の500km超えだ。
こうなると目的だか手段だかが混沌としてくる。
でも、いいんだ、いいんだ。みんな自分のためだ。今シーズン中のサブスリー達成のために思いっきりもがきまくることにしたのだから。
2018年、こうして粛々と暮れていった。