ハリ天狗の日々奮戦

天狗のごとく山を駆け、野を走る(かな^^;)。 東京は西の端・青梅発、全国行き。日々鍼を打つランニング鍼灸師の奮戦記。

大田原メモ

2016年11月26日 | 大会レポート


【1日違いでセーフ!】
いろいろ気づいたことをメモしておきます。今シーズンは本気だよ。

・序盤は不安で仕方なかった「時計見ない作戦」もペース感覚を体得出来る練習さえ積めていればイケてることがよくわかった。

・数値(タイム・心拍・ペース)を確認しながら走ると現状(実力)と見合ったコントロールが出来ていれば最高だけど、数値に引きずられ過ぎると哀れな結果となることも多いからな。

・結局、時計を見るも見ないも自分自身のコントロール次第ってことだ。

・いつも頼りの心拍&ペースの数値を見ないとなれば、より所は「鼻呼吸」。向かい風が強くて呼吸困難になりそうな時には吐くだけは口で。とにかく強く吐く。

・30km過ぎてスイッチ切り替え。今から12kmレースだという新鮮な気持ちはいいものだ。

・自分の強い意志で足を前に出すようにしたが、タイム的には上り+向かい風で落ちている。フルマラソンでは一度も達成したことのないネガティブスプリット狙いもあったけど、ここ大田原ではちょっと厳しいかな。ネガティブを刻むことが目標ではないしな。ただ体感的には十分ネガティブ風の走りが出来た。30km以降では抜かれたのは1人だけ。抜いたけど抜き返されたのが2人。精神衛生上も非常にグッド。

・21km以上の距離を一度も練習で走れなかったけど、坂路調教の効果絶大で久々脚筋力がへたれた感触がないままゴールラインまで行けた。翌日以降もなんと階段ヘロヘロ一切なし!なので、今後も練習で無理に長い距離を選択しなくてもよさそうだ。

・今後の課題は、、、やっぱりスピード。そしてスピードの持続力。30kmまでしらばっくれて走る作戦は今後も続けるが、ここまでの基本スピードを積み上げる必要があり。要するに鼻呼吸での走力アップ。

・補給問題。Mag-Onジェル2個をアームカバー&ランパンに用意してけど使わず。もはやかなり高燃費体質になっていて、逆に朝不安から食べ過ぎことを注意した方がいいくらい。

・レース用シューズ。昨シーズンからOnのCloudracer旧モデル(オレンジ)を使用しているけど、右サイドに穴が空いてしまった。気持ち切り替えに決戦シューズ選定中。Cloudracerかアディゼロ匠RENになる予定。

 

緑風堂鍼灸院WEBSITE
ハリ天狗マネージャーの笑顔いっぱい!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第29回大田原マラソン

2016年11月24日 | 大会レポート


【ラスト500m!相当よれてる(^^ゞ】

制限時間4時間の大田原マラソン。つくばや河口湖(現富士山マラソン)の混雑を避けて出場するようになったのは何年前のことか。すっかり常連になっている。


今年は地元のキムRUNさんに会場の場所取りから始まり色々とお世話になりました。おかげで走りに集中。



9月の原因不明絶不調から立ち直り、ハセツネもなんとかクリア。その後は冬のロードシーズンに向け久し振りに「その気」をむき出しにしてリスタートしていた。自分なりに「今」と「この先」のことを見据え、色々な方面から考えた作戦&計画を練り直している最中なのだ。

そしてとりあえずの初戦。シーズン初の42km走という位置づけ。これまで培ってきたものがどれくらいのものなのか実験を兼ねて「時計にテーピング作戦」を実行することにした。後のお楽しみのために時計は着けるけどゴールまで一切表示は見ない。見ないぞ。数字に支配されることなく自分のペース感覚を研ぎ澄ませるのだ。だから見ないぞ。


スタート前すでに風速7mという風が吹きすさび、震えながらスタートを待つ。
すっかり冷えちぎったところでやっとこさ号砲一発。時計ががちゃんと動いているのを確かめ、半分めくっておいたテープをピタリと貼り付ける。
Aブロックのスタートでみんな威勢良く飛び出している。寒かったからなぁ。
自分の足も良く動いているけどたぶん速過ぎる。今日は3時間半以内くらいが目処、上手く行って3時間15分。応援の妻にはそう告げておいた。
こんなものだろうというペースだけど、寒くて震えていた分、なんだか心臓がバクバクしていないか。きつくないか。スタート直後のペースがどんなものなのか不安でしょっちゅう時計に目をやってしまう。そのたびに目に飛び込んでくる真っ黒な時計。今日は時計なしね。あ、そうだった。こうして何度同じ動作を繰り返したことか。
しかし2km地点、とにかくちょっと今がどうなのか知りたくて、隣の人に尋ねてしまった。
9分22秒! ぶっきらぼうに答えてくれたけど、、、別に速くないじゃん。でももっと落とそう。
そして、聞いてしまったことをすぐに反省。
せっかく決意して臨んだ作戦だ。最後までしっかり貫き通そう。

便利な機能満載のガーミンが次々と表示してくれる目安。タイム、距離、ペース、心拍数、、、。
今日はこれらに一切頼ることなく、これまでに何十年にも渡って走って蓄えてきている自分のペース感覚が頼りなのだ。超不安だけど信じるのだ。

あとは、、、30kmまではなるべくなるべく頭を空っぽにしてしらばっくれて走ること。
30kmを通過したらしっかりスイッチを入れ、残りの12km走を全力で頑張ること。

前半は15km手前で大きな上りがあるけど、ほぼ下り基調でしかも追い風。飛ばし過ぎてはいけない。何も考えるなと自分に言い聞かせるけど、何も考えないって結構難しい。走りながらそのことを悟る。
折り返しのある地点で3時間ペーサー率いる大集団と3時間半集団のちょうど真ん中辺りにいることがわかった。いいペースのランナーがいても少しでも速いと感じたら絶対に追わない。集団で走りたいけど無理には加わらない。力はひたすら温存。
中間点のタイムは知りたかったけど時計はなく、そばのランナーに尋ねることもグッと我慢。
中間点以降左に直角に曲がる(23.5km)と途端に向かい風との闘いのスタートだ。同時に上り基調となる難コース。


【コース高低図 by Garmin】

いつも何だかんだとへたれてしまう所だ。24.2km、スペシャルドリンクその1を預けてあるエイド。その1は豆乳+L-グルタミン+Mag-Onをデビューさせた。調合した時にかなりドロドロになって失敗だったかなと思ったけど、いやいや超イケてたな。



いやな上り+さえぎるもののない鬼向かい風に押し返されそうになるところを思いっきり前傾姿勢でやり過ごす。
向かい風だって上手くスキージャンプのような揚力になるのだと言い聞かせながら。
30kmまでは頭を空っぽに!と言っていたけど、あんまりに風が強くて空っぽにしてると吹っ飛んでしまいそう。ここは頑張って対決モード寸前のやり過ごし作戦。
そして待ちに待った30km地点通過。いよいよ本日の本当のレースのスタートだ。意識してスイッチを入れる。
周りが皆一様にスピードが落ちているので、ちょっと気持ちが切り替わっただけでグングンと前に進んでいるかのような錯覚に陥る。自分でスピードを上げる意識を持たないと風に負けてしまう。
鬼風にぶつかって順位をグイグイと上げていると後ろに数人の選手がついてきていることに気づいた。前には出てこない。いいよいいよ。オレが引っ張ってやるさ。
気がつけば3人集団。そのうちの一人の選手と以後、ショルダーtoショルダー。残り10kmを切って俄然燃えてきた。
34.7km地点のスペシャルドリンクその2。米麹甘酒+L-グルタミン+Mag-On。その1はチビチビ飲んだけど、今度は一気飲み(150mlくらい)。さぁ、いよいよラストだ。
上り坂で離されそうになったが腕振り全開で盛り返す。今まであまり意識したことがなかったけど使える大技だ。腕を振るというより後ろへ思い切り引く。股関節が連動して動きストライドが伸びるのだ。残り5kmを切ってずっと一緒に走っていた選手を一気に突き放した。
あともう一段階アップさせたいと思ったが、そうすると痙攣に襲われそうで現状維持。このままなら大丈夫そうだ。残り2km、1km。最後のカーブを曲がり競技場入り口が見えた。と、同時に妻とキムRUNさんの奥さんの姿発見。



力を振り絞る。あとでデータを見たら最高心拍を記録していたぞ。どれだけ見栄を張ったのか!
トラックに突入寸前、息も絶え絶えのところでnaokopの大声援!再び点火。



最後のコーナーで15分台で行けますよ!という声が聞こえた。ラストの直線は久々の追い風だ。全力疾走。正面の時計がようやく見えた。
3時間15分台かぁ。びっくりぽんなタイムに一気に頬が緩んだ瞬間だった。 


【Special Thanks!naokopちゃん】


【ラップ表】


【ゴール後テープはがしの儀】

久し振りのブログ更新。これじゃぁレースレポ専用だなぁ。。。

緑風堂鍼灸院WEBSITE
ハリ天狗マネージャーの笑顔いっぱい!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

味スタ6時間耐久リレーマラソン

2016年11月08日 | 大会レポート



11月5日(土)、味の素スタジアム6時間耐久リレーマラソンなるものに青梅トレラン部の仲間達と参戦。
男子2チーム、女子1チームの計3チーム。ハリ天はAチームの一員としてガチランニング!



1周約2km(ガーミン計測では2.1km)のコースをなんと4人で代わり番こに走り続けること6時間!
22〜4分くらい毎に2kmの全力走。最強のインターバルというかレペティショントレ−ニング。
こんな走り普段やったことないし、絶好のチャンスだったのできちんと集中してファイト12本。



ラストランナーが回ってきて残り時間は6分ちょっと。あと1周は絶対に無理だったのだけど(6時間過ぎた分は計測されず)ここは熱く思いっきり最後まで走り通してきました。久々に超清々し〜!

マイガーミンの記録では合計24.92km 1:40:58。平均ペース4分03秒。あぁ、そんなもんかぁとちょっとがっかりもしたけど、ちょっと前には全力走なんてとても出来なかったことを思えばもっと喜んでいいのかな。
この時期にいい刺激を入れてもらえて仲間達には感謝感謝。

結果はAチーム、45周回で5:53:45。845チーム中なんと堂々の6位!上位のチームは10人編成だったりするので「4人チームの部」があれば圧倒的優勝だ!(と勝手に言っておこう)✳︎詳細はハリマネブログにて

みんなでガチに走る。いい大人が必死でゼーハーゼーハー喘ぐ喘ぐ喘ぐ。なかなか出来ない1日の過ごし方だったなってことで相当に満足度が高い大会だな。

緑風堂鍼灸院WEBSITE
ハリ天狗マネージャーの笑顔いっぱい!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする