トライアスロンやマラソン大会に出場に際して、一応数値的目標というのを描くとすれば、全体の1割に入ることというのがあった。
昔々、「サブスリー」というのは全マラソンランナー（世界規模で）の1割に相当する・・という記事をランナーズで読んで、おっ、そりゃすげぇと。以来、「1割以内」というのはわかりやすい目標となっていたのだ。
だけど、全体の1割に入るのはそうたやすいことではなかった。だからまぁ2割だったらよしとしようなどという妥協点も持っていた。
マラソンは平均すると2割くらい、トライアスロンは時々1割、普段は2割以内。トレイルレースに出場するようになったら、ハセツネ最高位が上位3%なんてことがあって、徐々にこっちにシフトしたという次第。
でも、まぁ、いつも全体の何割くらいかなというのは頭の中で計算している。
そこで突然地デジ問題だ。未だ地デジ未対応家庭が全体の2割強・・・つい先日そんな記事がバーンと出て、おぉ、我が家は2割だよ。もう少し頑張っちゃうと目標の1割以内達成か・・・。
朝、裏山の奥にある秘密の（ってこの辺じゃみんな知ってるけど）400mトラックへ出かけて走っていると、雨足が急に強くなった。
国立競技場と同じ材質を使ったというこのトラックも、すり減ったランシューに雨中とあってはツルッと滑る。かなり滑る。走りにくいことこの上ない。カーブでなんて全くキックは全く効かないし。
いや、待てよ。そんなに蹴る必要があるのかい。
足はツルッと来ないように気をつけつつ、スピードは保ったままに走るには。
衝撃の来ない、それでいてしっかりと体重移動が可能な足運びが必要だ。
インターバル擬きに400mをスピード上げて走るうちに、流石に要領がつかめて来た。
先日の「マタギ的足裏感覚」の記事にいただいたコメントに対して、久し振りに昔の自分の書いた記事を読み返す機会があって、おぉそうだったそうだったと大事なあれこれ（膝抜き走法とかナンバとか云々）を思い出していた。
元々それ程の力があるわけではない、極々平凡な市民ランナーが欲をかくためには、ただの真っ向勝負じゃ駄目だったんだ。すっかり忘れていたようだ。最近は少しばかりいい気になってガチンコに行き過ぎていた。
何事も工夫が必要。人と同じ事をやっているだけじゃたかが知れている。自己流で結構。もう一度走り方や練習方法の見直しを！・・・だ。
ある海千山千の女性患者さん曰く・・
この人自信あるなぁって感じることない？
そういう人って、自分の弱点や欠点をよくわかっているのよね。
物事に対して堂々と接しているけど、わからない事に直面すると、「それ、わからないから教えて」とはっきり言えるのね。
へんに見栄を張って知ったかぶらないし、いたずらに格好付けたりしないので、余計に持っている自信が際だつのよ。
【今年は山に行けないか・・・。昨年8月の雲取山にて】
朝4時起床。ちゃんと起きてる。
そして、走る。超朝練だ。
くそ暑いやる気満々の夏だけど、夜明け前のこの時間は一日のうちでもやっぱり一番の涼しさ。
体調不良とか言って、この所レースをふいにしてきているので、とりあえずカラダが元に戻った今は、やる気満々の夏に負けないくらいヤル気に満ちているのだ。
満ちてはいるけど、やり過ぎればバテる。暑さをなめてはいかん。
涼しい高所に行きたい所だけど、今夏は種々の事情でなかなか遠い。
そういうこともあるから近場であまり欲張らずにコンスタントに夏場を乗り切りたい、そう思っている。
超早起きは、やっぱり三文の得で、使い方によってはさらに上乗せ可能。昼寝をしっかりして、この夏は朝に稼ぐという決意のハリ天・・・なのである。
NHKの情報バラエティ番組、ためしてガッテンで「驚き！超ラク山登り術」っていうのをやっていた。
先々週くらいにTwitterのおかげで知ったけど、放送後だった。注：7/14放送）
先週、水下痢+発熱でひっくり返っていた夕刻、つらくてベッドから起きて気分を変えようとテレビをつけたら、なんと運のいいことに偶然再放送が始まる所だった。あわてて録画・・・・
それを今頃ようやく観たのだ。
内容はこんな↓
http://cgi4.nhk.or.jp/gatten/archive/program.cgi?p_id=P20100714
バテない秘策、筋肉痛の正体、下りを制する意外な秘術等々。
その内容については、実はハリ天には新鮮でも何でもなく、すでに仕事がらみの「知識」としてインプットされているものばかりだった。
・・・が、あらためて実験映像や数値で確認できて、そのことがウッシッシであった。
特に・・・
東北の熊撃ち集団「マタギ」の皆さんが急斜面を歩くのに愛用している「地下足袋」が下りの極意だったこと。
足裏感覚の重要性が語られていたけど、これについては・・
いつもプレートが入ったり、ソールが厚くしっかりしたトレランシューズにどうにもなじめない自分の感覚は正しかったのだとわかって大喜び。数年前にあみ出した「膝抜き走法」もこのことと照らし合わせて、実に理に適っていたことが今回再確認できた。
そうだよな、やっぱ山はソールの薄いシューズがいいのだ。この時代と逆行するような策が、天の邪鬼な心を大いにくすぐってくれて、実に満足満足。
何事もじっくりと行きたい。
そう、本心から思っている。
で、じっくり構え、心を無にして・・・
な～んてやっていると、ハッと我に返り、すると途端にやらねばならなかったことが、今まで何故やらなかったのだという目で次々と襲いかかってくる。
すまんすまん。単にうっかりしていただけだ。自分に言い訳する自分。
毎日の社会生活の中で、それぞれが関わりを持って生きていくということは、こうして襲いかかるどうでもいいことから大事なことまでのあれこれを、一つずつこなしていくということなのだ。
で、じっくり考えてみたら、直近でじっくり考えることは、自分の走りの立て直し計画についてかなという所にスポットが当たっていた。
じっくりとやっていたら、時間ばかりが流れていた。
夏の陽ざしが照りつける晴天の日曜日に、山ではなく街へと足を向けたハリ天
ちょっとカメラの用事だったのだ。
帰りの電車での読書タイム用にと、前々から気になっていた村上春樹著「走ることについて語るときに僕の語ること」を。
前書きでいきなり引き込まれるエピソードに出くわしたので紹介。
マラソンランナー達が42.195kmのレース途中で自らを叱咤激励するために、どんなことを頭の中で唱えているかという特集記事の紹介が記されている。
その中で彼・村上春樹氏が取り上げていたのが、これ。
Pain is inevitable. Suffering is optional.
「痛みは避けがたいが、苦しみはオプショナル（こちら次第）」
たとえば走っていて「あぁ、きつい、もう駄目だ」と思ったとして、「きつい」というのは避けようのない事実だが、「もう駄目」かどうかはあくまで本人の裁量に委ねられていることである。（「走ることについて語るときに僕の語ること」P5～6）
村上氏はこの言葉が、「マラソンという競技の一番大事な部分を簡潔に要約していると思う」と結んでいる。この本の最初のこの部分を読んだだけで、おぉ、村上春樹さんが相当に走り込んでいるってことが飛び込んできた。わかってしまった。
オプショナルとしての苦しみか。ホントにここの所が肝（きも）なんだよな。
そして、「しあわせはいつもじぶんのこころがきめる」（相田みつを）・・・ってところに通じていくのだ。
小学生の頃、大食らいだったハリ天は月に1度は食べ過ぎでお腹をこわしていた。
お腹をこわすと、母親からは恐怖の絶食が命じられる。そしてその後はおかゆの生活。治ったらご飯はコロッケにして（一番の好物）、カレーにして（次の好物）、カツ丼にして（次の次の好物）～と絶叫していた。
お腹をこわしたら何も食べられないというのが掟だったのだ。
さて、しかし、結婚して違う家庭の生活を知ることとなるのだが、ハリマネ家にはそんな掟など存在しなかった模様。お腹こわしたっと言っても、平気で食事する。おい、おい、大丈夫なのかとそばでハラハラするがそんなことにはおかまいなし。で、本当に大丈夫なのだ。プチカルチャーショックを受けるハリ天。
お腹をこわしたぐらいじゃ、食べたって平気なんだ。それじゃぁ、今まで幼いハリ天が我慢したのは何だったんだ！あの時食べられなかったコロッケを返してくれ～ってな。
まぁ、そんなことを思い出した今回のミイラ化事件。
富士登山競走6合目でもずいぶんたくさんの方から大丈夫ですかってご心配いただきました。
ようやくミイラからの完全復帰。
今日は走って、食って、飲みました。
第63回富士登山競走は初のDNS。まぁこれは仕方ないこと。内心食中毒騒動で堂々のDNSが出来るとホッとしたというのも本音。
さて、ならば2008年北丹以来か、デジイチ付きで完全応援部隊に編入だ！
樹林帯を突き抜けたいつもの6合目。応援するにはいいスポットです。次から次へとやって来る選手に声をかける一瞬なのに、色んなパワーを充填させてもらえます。顔見知りの選手が現れるのを待ち構え、シューット！連写モードの軽快なシャッター音に酔いしれるなぁ。今回一緒だったのはハリマネの応援相棒で最近はロゲのチームメイトのMAKIちゃん、なんとこの夏のロング海外レースに備えてこの所連日富士山周辺をウロウロしているらしきTREKNAO・小虫ちゃん、ハリ天憧れの往年の名ランナー、今年71歳になられる年配ランナーsさん、一昨年富士登山競走部結成で引っ張りまくり、感動の手繋ぎゴールしたさんぽさんの奥様、山トピの重鎮・tama親分、ご都合で短い時間でしたがmakoto奥様、そしてもちのろんハリマネ、さらにさらに大阪から弟のハリ野豚が連れてきた3人娘（？）と超豪華よりどりみどりのメンバーで声を嗄らしてきました。
それにしても皆さん、ここまででもかなりの体力を消費しているはずですが、イイ顔をしています。こちらまで嬉しくなってきます。ハリマネがいつも楽しい楽しいと応援業務にいそしむのがスーッと理解できる感じ。
【本日の笑顔爆発大賞はやっぱりこの方に！】↓
実際に声をかけていると、この数年の間にずいぶんと知り合いが増えたことも実感します。いやぁ、忙しいのなんのって、結構体力使います。食べてないのに写真撮るために何度かダッシュまでしちゃいました。だけど、とにかく楽しかった。面白かった。
【MAKIちゃんのコーラちょっぴりエイドに蟻のように群がる】
山頂コースの後は佐藤小屋まで下りて、5合目コースの応援も。いやぁ、走らなくても大盛り上がりな一日でした。
本日の皆さんの頑張った姿です！
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明日は夏の恒例行事・富士登山競走だ。
ミイラとなったハリ天も富士山へ向かう予定。
で、出場するのか・・・。
残念ながら、流石にNoです。DNSです。ほぼ丸々3日間も完全絶食してしまいましたからね。いい気になって走っても迷惑をかけるだけになりそうです。
で、6合目へ先回り。ハリマネと共に久々の応援業務に邁進することにしました。
明日は選手を狙うスナイパーと化します。出場の皆さん、お楽しみに！ ファイトです。
昨日の火曜日、そして本日の水曜日の丸々2日間、なんと人生初と思われる（いや間違いない）完全絶食。
でも、人間って2日間、何も食べなくたって大丈夫なもんなんだ。昨日は食べるどころではなかったけど、今日はもう食べないのが普通な感覚（適応能力高し）。
それでもって、Big Wednesdayな本日は昼休みもほとんどなしで、激しく仕事（4連休のツケ）。患者さんとしゃべっている最中に段々と声がミイラ化（声が嗄れてる）してくるくらいで、自分でもびっくりの元気さだ。もっともハリ天が激しく仕事をすると言っても、手に持っているのはわずか1gほどの武器のみ。そりゃ体力、いや筋力なんていらないのだ。
この2日間で体内に入ったのは、朝晩の薬と水増しポカリスエット約2リットル。普段の貯蓄のおかげか、フラフラするわけでもなく、ボーッとするわけでもなく、体がだるいわけでもない。食べなくたって大丈夫じゃん。
走りさえしなければ、このままず～っと行けちゃいそうだ、な～んて頭のどこかで感じている自分が怖いといえば怖いかな・・・。
と、そんなことより、月曜日に時間をかけてせっせと書いた（いじけているのに）「おんたけリタイアの記」が途中消滅している！
何故だ、何故だ。天下のOCN、何故だ。もう1回書けねぇぞ！
昨晩から急に水下痢。
トイレに行けば、シャーシャーと水分だけが出て行き、どんどんと干からびてミイラ化進行中。
朝方には熱も出て来てダウン！
とうとう数年ぶりに病院送りという快挙。
腹痛がないので助かっているけど、動けません。
どうやらサルモネラ菌の食中毒か・・・って感じらしいけど。どうなんでしょうねぇ。
休みでよかった・・・。
3年連続3回目のおんたけウルトラトレイル100K。
（2008年・2009年）
何よりも真夜中12時のスタートっていうのがお気に入りなのだ。
宿をとるべきか否か、スタート時間までをどう過ごせばよいのか云々。迷い事が次々出てくるようだけど、他に真夜中スタートなんて言うレースはないし、シーンと静まりかえり右も左もわからない国営林の林道をひた走り、やがて白々と夜が明ける頃より後半戦のスタート。一つのレースだけど、日の出を境に別の味付けが用意される仕組み。
以前のTTR（東京トレイルラン）のように最後に朝を迎えるのとはちょっと違った趣なのだ。明るくなって戦闘開始！
そう、明るくなって戦闘開始作戦だったのだ。
今年は昨年のリベンジといいながらも、体調的には「よしっ」とは行っていないのが実情だった。だから「リベンジ」の気持ちは胸の奥にすぐ取り出せるようにしまい込み、そっぽを向いてスタート。グイと前を向くと闇夜に乗じてついつい突っ込んでしまうからな。そうだ、知らん顔してスタートだ。満天の星空に向かって無事をちょっとだけお願い。
いい流れにもついて行かずにグッと我慢。知り合いと走ればペースを合わせてしまうので、とにかく一人で走れ。SUUNTOの心拍数は150ちょっと。もっと落とせ落とせ。走れる上りが延々と続くが我慢の走り。スタート2時間前に飲んだマツモトキヨシで買った5個で400円未満の超安エネルギーゼリーが込み上げてきて気持ち悪い。げっぷ連発。予算をケチって失敗だった。気持ち悪くてさらにスピード落とす。おかげで心拍数は140台に落ち着きとても楽。そりゃそうだ。5kmを31分以上の
おんたけウルトラトレイル100km、なんと71km・第2関門でやめました。
心拍数140台キープでそろりと入ったので、楽勝だったはずなのに、それでもへたれました。
お話になりません。
ちょっとスピードを上げると、やばいサインの横っ腹というか右背（肝臓裏）が痛いし、このまま行っても去年の悪夢をなぞるだけ。
今は、もうそんなに頑張る必要もないよなと思ってストップ。ハリ天の辞書に「リタイア」（注：怪我以外での）という言葉はなかったはずなのに・・・。
情けないのか勇気ある行動なのか。緊急コーチング会議の招集です。
それにしても久し振りに気持ちのいい男らしい梅雨明けだった。
もう梅雨明けでしょ。
青い空に太陽が輝いています。
再入院中のTAKKUの様子を聞きに行ったら、よい方向が見えていて一安心。
体の中にも青空が広がったような気になりました。
まだ予断は許さないものの、ずっともやもやしていた気持ちが楽になって、さて、おんたけに向けて出発です。
今晩、真夜中の零時にスタート。おんたけウルトラトレイルレース。
どうやら暑いレースになりそうです。
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