ハリ天狗の日々奮戦

天狗のごとく山を駆け、野を走る(かな^^;)。 東京は西の端・青梅発、全国行き。日々鍼を打つランニング鍼灸師の奮戦記。

TTRハーフレポ

2010年05月03日 | 大会レポート

0503_ttr01 【6時スタート組】
オフィシャルのTTRであろうと「裏」であろうと、都県境をぐるりと巡るTTRはとうとう6年目に突入。トレイルランナー達の何かをとらえて止まない魅力があるのは確か。
かく言うハリ天にとっては、第1回のTTRがなけりゃ今のように山を走ることはなかったろうし、山のレースにも時々トレーニング代わりに出場するトライアスリートであり続けたか・・な。
つまり「ハリ天産みの親」TTR、ついつい気合いも入ろうというもの。
今年はエイドスタッフも数えると総勢30名を越えるという大盛況。ヤフシゲさん・ハリマネの準備等から含めるとずっとずっとTTR時間が流れていたって感じです。楽しかったです。
☆サポート隊についてはハリマネブログにて

0503_ttr02 【青梅丘陵・雷電山下、平溝橋への下り口案内を急きょ作製しましたが気づいたかなぁ】
さて、肝心の今年の走りは・・・
昨年はハーフ自己ベスト目指してリキが入りましたが、それに比べると今年は自然体。
ここ1ヶ月の調子から、ちょっと行っちゃおうかなって気にもなったけど、来週(松代ロゲ10時間の部)も再来週(野辺山100km)もロングの大会を入れてしまっていたのでここは自重。
しかし、先行していたkojikenの姿が棒ノ嶺手前で見えちゃってちょっぴり頑張っちゃって追いついてやった。今日はあのぐいぐい行ける調子ではなさそうだなぁと感じていたけど、タイム的にはとっても上々。0503_ttr05
棒ノ嶺ではKEROさん親子&愛犬のシャーベットコーラエイド。

ここよりkojikenと行動。初コースだというkojikenはいつもより慎重になるだろうから、鴨沢ハーフゴールまで一緒かなと予想。(は、ハズレた)0503_ttr06
絶好の青空で心地よい山ラン日和だけど、やっぱり水不足だったか登り足の使い過ぎか、レースでもないのに日向沢ノ峰手前からなんと早くも強烈な「ケイレン地獄」。
0503_ttr07先行スタートのひなさんに追いつきエールを交わしてお先へ。
0503_ttr08 【直登地獄の末に日向沢ノ峰。第1回大会ではここでシンダ・・】
 
日向沢ノ峰を過ぎて深夜スタートしていた銀色さんが体調不良で下山するとのこと。0503_ttr09_2
我々は蕎麦粒山ようよう。
でもここさえ越えれば上りベースだけど走れる区間が続く「ハーフの稼ぎ所」。
安全ピン片手にガッツで進む。ガッキーンと内ももにケイレンが来ると「キタキタキタ」とストップ。交替にkojiken前に。しばらく前進すると「睡魔地獄」に襲われ出したkojiken、はたと止まって夢見顔。タッチ交替。そんな繰り返しで何とか一杯水到着。淡々と涼しそうなnoboさんに追いつかれる。
避難小屋前ではちょっと前に到着したというそげんさんからコーラ1杯!ありがたや。0503_ttr11

コーラで少し蘇ってしっかりラン再スタート。
【ちょっと横道、絶景ポイント・ハナド岩へご案内】↓0503_ttr12
そうこうしているうちに徐々にkojikenの姿が遠ざかる。まっ、すぐ来るだろうと待たずにそのまま。0503_ttr13
走れるうちにしっかり走り貯めておくのが肝心。
いいピッチで酉谷小屋上。さらに水松山分岐、長沢背稜突入。とたんに残雪登場。0503_ttr14
すっかり一人旅になってきた。前には深夜スタートのFCさんと早朝スタートのげんぼさんがいるはず。
0503_ttr15 【どなたかが新しく設置してくれた案内板。これはGood】
標高も高くなってきて、心拍はさほどではないのに息が切れる。しかし、めげずに長沢山クリア、2年前の白銀エイドを懐かしく思い出しながら芋ノ木ドッケクリア。
0503_ttr23 【長沢背稜最上部は相変わらず背霊風】
鹿1頭だけで後方からの追っ手の気配なし。せっかくだから鬼から逃げ切りたい。出来れば先行している2人にも追いつけないものか。鴨沢へ一番で到着したい。単独走なので次から次へとどうでもいい欲望を沸き立たせながら進むのだ。レースじゃないけど勝手に燃えるのだ。
大ダワへ降りる途中、akihageさんの逆走エイド。チョコをもらって前を追う。0503_ttr16
雲取山荘周辺はテント銀座。山荘前もゴールデンウィークで大賑わい。雲取元気水をぐいとひっかけ、ボトルに補給して即出発。しかし雲取北面はシャーベット状の雪がたっぷり。山荘へと下る登山者が怖がって渋滞中。アイゼン無しの人達は一歩に時間がかかる。待ち時間と手を支えてやる時間で大分費やしてしまった。0503_ttr17
雲取山頂へ着くとパラパラと雨が落ちてきた。涼しい。前にランナーがいないかと見渡してから下りスイッチ。0503_ttr18
いつもの雲取アタックではもう下るだけだけど、TTRでは七ツ石山を越えなければならない。最後の上りと思って踏ん張る。
七ツ石小屋9時間50分。第1回大会の関門が10時間だったから、まぁ、ギリギリ通過。あとはかっ飛び。あれだけひどいケイレンだったのにどこへ姿くらましたのか。気持ちよくスピードアップ。この所のテーマ、最後をしっかり上げて。途中ケイレンに泣いたけどこうしてしっかり復活出来れば、まずまず満足。
小袖乗越、登山道を出たところで前方にげんぼさんとFCさん発見。一気に追いついてついにトップに。0503_ttr19
そのままぶっ飛ばす。ぶっ飛ばしていたらニコニコ座ってこちらを見ている御仁。なんと天狗ファンさん。逆走ハーフですでにゴール。応援に来て下さっていた。0503_ttr20
橋が見えた。サポート隊の姿は小さいけど、大きく手を振ってくれているのがよくわかる。
ラストはキロ4分を切るスピードも出してみた。
0503_ttr21 いやぁ、あんまり調子良くないと思っていたけど、最後だけはいい感じ。終わりよければ全て良し。予告通りのタイム(10時間半)でとうとうハーフトップでゴールインだ~い。0503_ttr22

コメント (26)
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