波と狛のつれづれ日記

日本スピッツ波と狛と、ときどき箔

ん年ぶりの洞穴めぐり

2021-02-20 00:52:43 | お出かけ

こんばんは、白黒茶々です。

ハッキリとした動機は思い出せないのですけど、最近になって私の洞穴熱に火が着きました。 ウチから程近い浜松市浜北区の北部には、鍾乳洞や石室を有する古墳が点在していて、私は以前にそれらを巡ったりました。 洞穴のような地下空間は温度が安定していて、夏は涼しくて冬は暖かいところでもあります。 それから、それらは山野にあるので、訪れるとしたら草が茂っていない冬場がオススメです。 そして、私たちにとっては令和初となる、洞穴めぐりを実行する1月17日になったので………

快活CLUBの上島店から発して、馬込川みずべの公園を経て、浜松市浜北区の宮口にある庚申寺にやって来ました そのアプローチとして撮った山門の屋根には、シャチホコが乗っていますね。 さらに、あとになってから知ったのですけど、よく見てみるとその門には、不見猿、不聞猿、不云猿、宝珠猿の四猿もいるそうです。 そのような面白そうな情報は先に言ってもらいたかったです。はい、その時には思いっきり見落としていました。

庚申堂も立派ですね。 庚申寺は臨済宗方広寺派のお寺で、神亀2年(725年)に創建されたと云われています。 これから訪れる古墳にも、お寺の名前が入っているのですけど………

庚申寺とは違うお寺の近くにあって、興覚寺後(うしろ)古墳といいます。 こちらの古墳は、6世紀前半頃に造られた前方後円墳で………
ぐわっ、草むらに入っていったら、にひっつき虫(毛に付く草の種子)が付いてしまった 話が途中になってしまいましたけど………

説明坂の後方に、石室の入口があるのですよ

そうしたら、さっそくその中に入っていきます。 私がこの古墳を訪れるのは、波がウチに来る前だったので、7年ぶりぐらいとなります。 波と狛は初めてなのですけど、私に導かれたら躊躇することなく穴の中に入っていってくれました。

あっ、狢(むじな)!

なんて言ったら、失礼ですよね。 真っ暗な内部でモバイルライトを使って撮ったら、彼女らの目からビームが出ていました。 とにかく、中はけっこう広いのですよ。

石室の調査と撮影が済んだら、外の世界に出ますよ。 なかには閉鎖空間がニガテでハラハラされた方もいらっしゃると思いますけど、もう大丈夫です。 とはいっても、これから次の穴に向かいますけど。
その勢いで、次に私たちが向かったところは………

興覚寺後古墳から程近いところにある、高根山にございます。 実はこの山の上にも、古墳があるのですよ

麓から未舗装の坂をちょっと登ったところにある鳥居を潜っていき………

そこからつづら折りになっている坂道を上がっていくのですけど……… 私が10年前ほど前に訪れたときも、こうでしたっけ? おかげで真冬なのに汗ばみ、息も上がってきてしまいました。

ハアハア……… な、なんとか山の中腹の高根神社にたどり着きましたよ。 その拝殿がある境内からは………

浜北区を一望することができました。 しかし、ここで終わりではないのですよ。

拝殿の横にはさらに登っていく道があるのですけど、険しい岩場となっていました。 これはさすがに、波と狛を順番に抱っこして上にあげていかなければなりません。 そのような難関を突破して、その上に続く山道を登っていったら………

あった、ありましたよ 高根山古墳が。こちらの古墳は6世紀前半の築造と推定される、直径15mの円墳にございます。

石室の入口は土砂で半分ほど埋まっているので、匍匐(ほふく)前進で入っていかなければなりません。 実は4年前のNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」で、この古墳がロケに使われたのですよ 第1話でおとわ(のちの井伊直虎・新井美羽)が亀乃丞(のちの井伊直親・藤本哉汰)や鶴丸(のちの小野政次・小林颯)とともに山野を探検した際に、この穴にも入っていきました。 ドラマでは洞穴の入口という設定で、内部は天竜区の小堀谷鍾乳洞になっていました。
ドラマの撮影は演技力が重要なのですけど、役者さんや撮影のスタッフたちが自力でここまで来たのかと思うと、そのぶんも含めて「お疲れ様でした」と労いたくなりました。

現実の高根山古墳の石室の内部はそこそこの広さなのですけど、上の土盛りが失われたこともあって、石組みの隙間から外の光が射し込んでいました。 なので、波と狛は興覚寺後古墳のような狢……… いや、目からビームはありませんでした。

登山番組の類は、大抵は山頂に到着したところで終わっているのですけど、やはり登ったら降りていかなければなりません。 なので、私は先ほど通ってきた岩盤の斜面を波と狛を交互に抱っこして降ろし、つづら折りの山道をくねくね戻っていきました。
麓に着いたら終わり ………というのは今回の話で、実は私たちの洞穴めぐりはまだ続いているのですよ。 いちおう次回の日記で完結させるつもりですけど、ここまで来たら皆さまは「川口浩探検隊」に入隊したつもりになって、最後までお付き合いくださいませ


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