波と狛のつれづれ日記

日本スピッツ波と狛と、ときどき箔

日本一周気分を味わえる公園

2018-07-07 01:05:55 | お出かけ
こんばんは、白黒茶々です。
話は先月初旬の、浜松城公園でおこなわれた家康公祭り&家康楽市にまでさかのぼります。



そのイベントで私と波は、黒狐のイナリソを掴まえて記念撮影に付き合わせたりしました。 さらにそのあとには、彼がいた豊川市のブースで、そのスタッフから同市の観光案内のパンフレットなどが入った袋を渡されました。しかし、私はそのようなものは家に持ち帰っても中身を見ないで捨てたり、雑誌などと一緒に部屋の隅に積み上げたまま忘れたりしていました。



そのようなことを繰り返していたら、部屋が片付かないので、せめて今回ぐらいはそれらに目を通してから処分するようにしましょう。 そうしてみたら……… 豊川市といえば豊川稲荷や本宮山が有名ですけど、それらの他にも日本一周気分を味わえる公園、葵の御紋発祥の城跡、天平建築が再現された寺院跡、………など、私が知らないのに見応えのありそうなスポットがたくさん出てきました。 これは、と行く歴史散歩の貴重な手引き書になりますよ もちろん、捨てたりなんかしませんよ。



………ということで、梅雨の貴重な晴れ間の6月中旬の日曜日に、私は波と一緒にまずは豊川市の沿岸部に向かいました。 そちらには、「日本列島のミニチュアを庭園風に創り上げ、各地の特徴的な地形や植物を表現しており、散策をしながら日本一周の旅が楽しめます。」という、三河臨海緑地「日本列島」なる公園があるのですよ。 実は私は以前からその公園の存在は知っていたのですけど、近くを通ることがあってもスルーしていました。



………ということで、やって来ましたよ 通称「日本列島公園」に。 このあたりは埋め立てによって造られた工業地帯となっていました。こちらの公園は、駐車場からは橋を渡っていき………



陸地からは橋だけで連絡している、独立した島状の立地となっていました。 自称「日本列島」に上陸したら………



正面入り口には、このようなゲートがあり………



その脇には「ミニ日本列島」の説明が刻まれた、フグのモニュメントが設置されていました。 こちらの公園を散策する前に、正直に言います。実は私の正体は……… じゃなくて、どのあたりが「日本列島」なのか疑問に思い、事前にこの公園のことを調べてみました。 そうしたら「園内に散りばめられた都道府県を示すものはあまりにも貧相で、これを日本列島と言っていいものか?」など、懐疑的なものばかりでした。 それでも、それらの実地レポートを読んでいったら、かえって行ってみたくなってしまいました。ほら、例えば不味いというウワサのラーメン屋があったら、どれぐらい不味いのか確かめてみたくなるでしょう? そんな感じで、私は突っ込みを入れるつもりでこの「日本列島公園」を訪れました。



来場者の歓迎ゲートを潜ったら、愛媛県の花となるみかんの花のプレートと………



その地方の特産品のみかんのベンチが設置されていました。このあたりは、日本列島でいうところの愛媛県に当たるのですね。 そうしたら、私たちは四国に上陸したことになります。



その隣には、香川県の花のオリーブのプレートと、その地方の民謡の「金比羅船々」の歌碑がありました。確かに、2つの県の位置関係は合っています。



私たちはいつの間にか、本州の近畿地方に渡っていたみたいです。 プレートは「京都府の花・しだれ桜」となっていて、その向こうには古都京都の寺院の木組みをイメージしたと思われるモニュメントが建っていました。



そうしたら、ここからは擬似海岸線に沿って、時計回りに歩いていきますよ 私たちは丹後から若狭を経て、越前に入ったみたいですね。 福井県の越前海岸といえば、そう、東尋坊ですよ それをイメージしたモニュメントを見ていたら、東尋坊タワーに海鮮丼など、家族旅行で見たあの風景が浮かんできました。



さらにその隣には、金沢市の兼六園のシンボルでもある徽軫灯籠(ことじとうろう)っぽいものがありました。 こちらは石川県であります。



なんか、だんだんと楽しくなってきました。 次はどんな名所や名物と出逢えるのでしょうか



「佐渡おけさ」の歌碑があるってことは、新潟県ですね。 その向こうには、将棋の駒のベンチが見えます。将棋駒の生産地で将棋の町といえば、山形県の天童市ということに。なので私たちは今、日本海側を北に進んでいます。



そうしたらリンゴの花のオブジェだけではなく、リンゴのベンチもありました。リンゴが特産品の県といえば……… そうです 青森県であります。それらに加えて、県の花のプレートまでリンゴの花で、リンゴ尽くしとなっていました。



青森県を越えたら、いよいよ日本列島の最北端の北海道となります。あの橋を渡ったところに北の大地があると思いきや、手前に道の花ハマナスのプレートがあるので、ここが北海道ということに。 そうしたら、ここからは太平洋岸を南下していきます。



「南部よしゃれ節」の歌碑があるのは、岩手県です。岩手といえば、南部せんべいやわんこそばが有名ですよね。ということで、さらにジャンジャンいきます



内陸部にそびえる公園のシンボル的な山は、富士山とのことです。 しかし、登山道が塞がれているので、入山することはできませんでした。 ここからは、関東に突入します



わらべ歌として有名な「とおりゃんせ」は、埼玉県の川越市が発祥の地とされています。 川越城内にあった三芳野神社が歌詞の「天神さま」に相当するのですけど、その帰り道を間違えたら、恐ろしいことに……… つ、次に行きます。



高い石柱は、東京の高層ビルをイメージしたものと思われます。 説明のようなものは見当たらなかったのですけど、これだけでも充分伝わります。 東京都の次は、多くのスピ仲間がお住まいの神奈川県となります。そちらでは、港町横浜のものが出てくるのですけど、皆さんは何だと思いますか?



正解は「赤い靴」の歌碑でした この童謡はなんとなくもの悲しい響きがするのですけど、赤い靴の女の子を連れていったのは、ニンジンさんでもひいジイさんでもなく、異人さんだったのですね。



そして、私たちはいよいよ東海地方の愛知県に突入しました。 この県の花は、かきつばたなのですね。そうしたら、次の県は………



あれっ?一気に高知県まで来てしまいましたよ。ヤマモモのプレートの向こうに見えるベンチは、きのこ?それとも栗の実?いや、高知なので、はりまや橋の欄干をモチーフにしているのかも知れません。四国では、愛媛県と香川県はすでに突破したので、次は九州でしょうか?



めんそ~れ そのまた向こうの沖縄県でした。沖縄といえば、でいごの花なのですけど、近くに植えられているこのトンボみたいな花をつける木は何というのでしょうか?
※今回は、波ちゃんの頭の上には乗せなかったのですね。これは夏に花が咲く木で、アメリカデイゴといいます。(編集部注)



じっくり探していけば鹿児島県にも降り立つことができたと思うのですけど、私たちは熊本県まで来てしまいました。 こちらの花は、リンドウなのですね。その隣の県は………



長崎県でした。そこから続いている坂を、長崎ということで「オランダ坂」と呼ばせていますよ。そうしたら、私にはこの坂が本当にオランダ坂に思えてきました。 行ったことも見たこともないのですけど。

そのあと日本一周の旅は、スタート地点の愛媛県に入り、終了となりました。 こちらの公園は、都道府県を象徴するものは一部を除いてかなり簡略化されているのですけど、そのぶん想像力が働き、本当に各地域を巡っているように思えてきました。 それに、突っ込むことをすっかり忘れて楽しんでいましたし。あ、それから園内の日陰に入れば、心地よい海風が吹き込んできて涼むことができるので、多少暑い時季にワンコを連れていっても大丈夫ですよ。 しかし、その日に日本一周気分を味わっていたのは私たちぐらいだけで、他のほとんどの訪問者はスマホ片手に「ポケモンGO」のモンスター目当てに歩いていました。
そういえば、今思い出しました あの日は私のいる静岡県に気付かないまま、帰ってきてしまいました。 なので、次に訪れるときには、静岡県も含めて今回スルーしてしまった府県に注視しつつ、巡っていくようにします。


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