波と狛のつれづれ日記

日本スピッツ波と狛と、ときどき箔

初めての喫茶和とお披露目された女改之長屋

2020-04-25 05:28:28 | その他

こんばんは、白黒茶々です。

3月29日の日曜日は、コロナ禍の影響でその日に予定されていたオフ会が中止になってしまいました。

それに加えて朝から雨が降っていたこともあって、私の気分は沈み気味になっていました。 その気分転換を兼ねて……… というよりは、実はその日の天気はすでに予報で知っていて、雨の場合の行動も考えていました。 その頃の私は喫茶店のモーニングにハマっていて、2週連続で行くつもりでいました。ちなみに今回目をつけたお店は………

豊橋市東幸町にある和(かず)さん 私がGoogle Earthで地図上を散策していたら、たまたま見つけたお店であります。 細い路地に入っていったところにあって、ちょっとわかりにくいのですけど、それもストリートビューで予行演習(?)済み そのおかげで、迷わずにたどり着くことができました。
そこは昔ながらの喫茶店で、その店内は常連客と思われる年配者たちで賑わっていました。

席に着いたら、モーニングメニューを吟味しますよ とはいっても、実はこちらもすでに狙いを定めてきているのですけど。 豊橋モーニングの仕組みは前々回の日記で述べた通りで、朝の時間帯はドリンク代だけで半切りトーストにゆで玉子、ポテトサラダが付いてきます。ちなみにこの基本形を「レギュラー」と呼びます。 さらに課金すると、より豪華になるのですよ そうしたら、せっかくなので………

それからしばらくして、私の目の前にこのようなメニューが運ばれてきました。 はい、Bセットにございます。120円の追加で、トーストが倍増し、サラダがグレードアップ、さらに唐揚げまで付いてくるというのですよ このようなちょっとした贅沢のモーニングを喫茶店の落ち着いた空間で食べると、気分がスッキリします。
そういえば、この日は新居関所女改之(おんなあらための)長屋の完成を記念したイベントがおこなわれることになっていました。 今からそちらに向かえば、その式典に間に合います。まだ雨が降っているのですけど、せっかくなのでその様子を見に行ってみることにしましょう

………という流れで、やって来ましたよ 新居関所に。こちらの面番所は安政2年(1855年)に建てられたもので、全国で唯一現存する関所の建築なのですよ。そのことから、建物は国の重要文化財、敷地は特別史跡に指定されています。

そういえば新居関所は、私はを連れて、昨年末に新年のご挨拶用の写真を撮りに訪れた時以来ですね。

その一角で、数年前から復元工事がおこなわれてきた女改之長屋が完成したことを祝って、地元の商工会による出店や関所改め劇、紙芝居、……… などが企画されていたのですけど、新型コロナウイルスの影響でそれらは中止となってしまいました。

それでも、完成記念式典はおこなわれていました。 本来なら多くのギャラリーに見守られるハズだったのに、私のような一般人はほとんどいませんでした。その一方で、この日は関所だけではなく旅籠の紀伊国屋資料館も無料開放されていて、そのことは私の関所行きを後押ししました。 そのような中で、籠をかついだオジちゃんたちによって「地つき歌」という地固めのときに歌われた仕事歌が披露され、それに引き続いて………

市長や県議会議員などのお偉いさんたちの手によって、テープカットがおこなわれました。 この様子は、地元紙や広報誌などに載りました。 また、テレビ局も来ていたので、お昼の県内ニュースにも出ていたのかも知れませんね。
こちらは式典の後片づけなどでちょっと混雑していたので、先に関所資料館や面番所のほうを廻っていくことにしましょう 資料館は、関所を通るのに必要な通行手形や旅道具などが展示されているのですけど、それらは撮影禁止となっています。

ただし、記念撮影用の顔出しなどがある入口ロビーは撮影可となっていました。 そこでは、玄関に置いておくと魔除けの効果があるという、使用済みの手筒花火が売られていました。 特大・大・中・小の各サイズが取り揃えられていて、そういえばNHK連続テレビ小説「エール」の関内家(音ちゃんの実家)の玄関の軒先にも、さりげなくぶら下げていましたね。

関所資料館の次は、いきなり面番所の内部です。 こちらは貴重な建築遺構なのですけど、建物内を見て回ることができるのですよ さらに江戸時代の通行人の取り締まりの様子を再現するために、奉行の五味さんたちのマネキンが置いてあるのですけど、お約束というか……… 「わっ ビックリした」これに不意討ちを喰らって驚く人がいました。
そのあとは、いよいよ女改之長屋なのですけど、その前に女改めの制度について説明させていただきます。

江戸時代は、江戸に武器が持ち込まれる「入り鉄砲」や、そちらに人質として滞在している大名の奥方が脱走する「出女(でおんな)」には、街道に設置された関所で厳しく取り締まっていました。 そのうちの出女に対して、奥方が男装してシレッと通過したり、密書を頭髪の中などに隠して持ち運ばないように設けられたのが、女改めであります。 その様子を描いた絵図があるのですけど………

いくらなんでも、これはやり過ぎでは 女改めを担ったと思われる老婆が旅人を開チンさせ、拡大鏡でジックリと観察しておられる。 どうやら当時の絵師がその制度を皮肉って描いたみたいですけど、実際にはどの程度のボディーチェックだったのでしょうか?それでも、開チンは避けられなかったのでしょうか?

そんな女改めの役人やその家族の住まいとなっていたのが、この度復元された女改之長屋であります。 そうしたら、いよいよその内部に入りますよ

この長屋の生活空間は、勝手兼土間に2間が続いているので、2Kってところでしょうか? その住まいが2つぶんあって、南側は出土品などの展示スペース。 一方の北側は………

うわっ ………なんて言ってはいけませんよね。 こちらの勝手では、「あらため女」のお雪さん(仮名)がお出迎えしてくれます。 さらに、そこに続く移住スペースは………

休憩のスペースと、このようなインスタなどで映えそうな撮影スポットとなっていました。 そんな新居関所や女改之長屋が気になる方がいましたら、コロナ禍が治まったあとに訪問できるように、心の片隅にでも小さくメモしておいてくださいませ
その日は午後に入ってから天候が快復したので、私は波と狛を近場に連れていってあげることにしました。 その様子については、次回の日記で触れさせていただきます。



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