こんばんは、白黒茶々です。
梅雨が明けて、本格的な夏が到来して稲穂の成長が加速する7月中旬の話です。 その頃には全国の至るところで田んぼアートがおこなわれ、静岡県内では菊川市で作られたものが見頃を迎えました。
田んぼアートとは、田んぼをキャンバスにして色の違う苗を植えて巨大な地上絵を描くというものです。
しかも、斜め上から見た際にちゃんとした絵になるように計算して、放射線状に植えてあるのですよ。
ちなみに昨年は………
このような作品が公開されました。 地元出身のアニメーターだった大村勇貴さんが著した「うーちゃんのまつざき」という絵本の1場面をモチーフにしたそうです。
彼は2年前の京都アニメーションの放火事件で犠牲になり、23歳の若さで将来性のある才能と尊い命を失ってしまいました。
今年は大村さんの出身校で菊川市内にある常葉大学造形学部の学生が、コロナの疫病が退散することを願ってデザインしたアマビエとなったそうです。 その作品はなかなかの美人さん……… いや、アマビエなので美魚さんなので、私は見に行きたくなりました。
………という流れで7月18日の日曜日に、田んぼアートの会場がある菊川市下内田地区にやって来ましたよ 田園風景が広がっていて見つけにくいところですけど、近くまで来たら案内ののぼりが掲げられていました。
案内人に導かれて駐車スペースに車を止めたら、いよいよ田んぼアートに迫りますよ
う~む……… ワンコの高さの地上レベルからでは、何が描かれているかわかりませんね。
それでも正面に回ってみたら、なんとなく絵が見えてきました。
そうしたら入場料の200円を払って、見学者用に設けられた櫓に上ってみましょう。 そこで私が目にしたものは………
皆さんはおわかりでしょうか?「人魚?」と思われた方もいるかも知れませんけど、それよりも魚の比率が多いアマビエにございます。 そこで私はふと人魚とアマビエの分かれ目について考えてみました。
そうしたらせっかくなので、人間と魚の間を行ったり来たりしていた「崖の上のポニョ」のポニョもそれらの間に入れてみましょう
まずは人間に似ても似つかない魚を起点にして、次は顔は人間に近くても体は金魚の、いや、魚のポニョ(元来の姿)となります。 3番目はより人間に近づきつつも顔までウロコで被われている半魚人ということに。
そうしたら、4番目は自動的に半魚人の形態のポニョを入れて……… いや、そのポニョはむしろトリに近かったような気がします。
5番目にようやくアマビエが登場
あとは下半身が魚の人魚、人間形態のポニョ≒人間と続きます。
それらをまとめると………
魚 < ポニョ(魚) < 半魚人 < ポニョ(半魚人) < アマビエ < 人魚 < ポニョ(人間) ≒ 人間
………ということになります。
なんか、田んぼアートのアマビエを前にして妄想に走ってしまいましたけど、大村さんの後輩たちのセンスやデザイン力は素晴らしいです。
翌日の新聞を見て知ったのですけど、この日は京都アニメーションの事件があって、大村さんの命日でもありました。 菊川の田んぼアートには彼のご両親も携わっていて、「うーちゃん」がデザインされたのぼりが立つアマビエの前にして、スタッフたちとともに黙祷を捧げたそうです。
そうと知っていたら、私も黙祷をしておきたかったです。
私たちは菊川の田んぼアートには入場開始とともに訪れ、混む前にさっさと立ち去りました。 そのまま牧之原台地を越えて大井川を北上していって次の目的地向かったのですけど、今度は波と狛も巻き込んだ体験型のアトラクション……… のようなものが目当てでした。
昨年も体験した高くて揺れるところでの様子は、次回の日記で語らせていただきます。
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