波と狛のつれづれ日記

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そうだ!家康の散歩道を歩こう(逆走・家康の散歩道その1)

2023-02-11 02:00:02 | お出かけ

こんばんは、白黒茶々です。

大河ドラマ「どうする家康」は2月の時点では、松本潤さん演じる松平元康(のちの徳川家康)は、生まれ故郷の岡崎を拠点にしています。 彼はそこに10年程滞在した後、元亀元年(1570年)からは浜松に移り住むことになります。 地元がその舞台となることもあって、こちらは大いに盛り上がっています。 その浜松には、徳川家康に関するスポットがたくさんあり、今から23年程前にはそれらを巡る「家康の散歩道」というウォーキングのコースが作られました。 実は、そのコースができた際のウォーキングイベントに、私は参加したのですよ その後、新たなスポットが追加されたり、「合戦ルート」「城内・城下ルート」の2つに分けられたりしたのですけど、今回は久しぶりにそれらの土台となったルートを巡ります。 しかも、本来ゴール地点となっていたところから逆走して。もちろん、にも付き合ってもらいますよ

………ということで1月15日の日曜日に、私たちは浜松市の佐鳴湖に程近い富塚というところにやって来ました。 案内板にもあるのですけど、これから太刀洗の池というところに向かいます。
「どうする家康」のネタバレになってしまいますけど、築山殿瀬名)は織田信長から謀反の疑いをかけられ、天正7年(1579年)8月29日に岡崎から移送中のその地で、家康の家臣たちによって斬殺されてしまいました。 刀についた血を洗った池は、のちに太刀洗の池と呼ばれるようになったのですけど………

その跡に設けられていたモニュメント的なものには、近付けないようになっていました。

これまでは浜松医療センターの駐車場の一角にあったのですけど、そこに新たな病棟を増設することになったのですよ。 私はそのことは知っていたのですけど、工事がどこまで進んでいて、太刀洗の池がどのように扱われているのか確認したかったのです。

せっかくここまで来たので、出世大名家康くん出世法師直虎ちゃんが描かれている工事現場の壁の前で、写真を撮っておきましょう。 その建物が完成したら、せめて太刀洗の池の跡を示す何かを設けてもらいたいです。

そのあと、私たちは蜆塚遺跡に向かいました。 こちらは縄文時代晩期の集落の跡で、国指定史跡。 現在は史跡公園となっていて………

掘立て式の住居が復元されています。 そのうちの数棟は日中は開放されているので………

「内部を見てみたい」という方のためにも、入ってみました。 実は、こちらは徳川家康ゆかりの地ではないのですけど、公園の一角にある………

浜松市博物館が「家康の散歩道」のコースに入っているのですよ もちろん、ここまで来たら館内も見学していきます。 その間、波と狛は車の中で休憩していてくださいませ。

博物館を入ってすぐのところでは、浜松市内で化石が発見されたナウマンゾウの骨格標本がどど~んと出迎えてくれます。

さらに蜆塚遺跡で発掘された、屈葬された縄文人の人骨も。 展示は旧石器時代から始まり、縄文時代、弥生時代、古墳時代、古代、中世、と移っていき………

近代のところでは、「おんな城主直虎」が放送された際に脚光を浴びた、井伊直虎の名前と花押が記された「井伊直虎・関口氏経連署状」(の複製)が展示されています。

さらに、特別展示室では9月24日まで「家康伝承と浜松」というテーマ展が開催されているのですよ しかも、博物館の通常の料金で入れるときたもんだ 気になるその内容は………

後世に描かれた「徳川十六将図」がありました。酒井忠次本多忠勝榊原康政井伊直政の徳川四天王だけではなく、鳥居元忠平岩親吉なども入っていますね。
元亀3年(1572年)に徳川家康武田信玄と対決した三方ヶ原の戦いを中心にして、浜松には家康にまつわる伝承が多く伝わっています。 例えば、家康が三方ヶ原の戦いで大敗して浜松城に逃げ帰る途中で、空腹に耐えかねてある家でお粥をご馳走になったこととか。 彼はそのことに感謝して、のちにその家に「小粥(おがい)」という姓を与えたそうです。 それだけではなく、厠(かわや)を借りた家は「御手洗(みたらい)」としたとも。 さらに………

三方ヶ原から敗走してきた直後の情けない姿を絵師に描かせたという「しかみ像」 そいつを立体化させてよりリアルにしたものが、この博物館に常設されています。 テーマ展がおこなわれている間は、その像はこちらの部屋で見られるようになっていました。

それにしても、苦悶に満ちた表情をしておられる。 「しかみ像」の原本は、名古屋市の徳川美術館にある蓬左文庫が所蔵しています。 ところが、近年になってその「しかみ像」は三方ヶ原の敗戦直後に描かれたのではないという説が浮上してきたのです 徳川家康を神格化したかった尾張徳川家が、家康が困難を乗り越えてきたことを印象づけるために、この絵を制作したと考えられるようになったのです。 いずれにしても「どうする家康」では、その戦から逃げ帰ってきた松本潤さん演じる徳川家康がどのようなリアクションをするのか?今から気になります。


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