こんばんは、白黒茶々です。
白黒茶々家の母屋の裏側には、柵で仕切られたワンコのフリースペースがあって、これを人は「箔波庭」と呼んでいます。
天気のいい日の昼前などに、箔と波はそこでまったりとしたり、激しく駆け回ったりして、優雅な時間を過ごしています。 また波は、箔波庭での泥んこ遊びや穴掘りが大好きで、その際に泥まみれになったら、私に「この、穴掘り姫 」と呼ばれることもしばしばありました。
その波ちゃは、私がリビングのガラス戸を開けると、勢いよく飛び込んできます。 その動きがミサイルを彷彿させることから、人はいつしか「波のミサイルだから……… 略してナミサイル」と呼ぶようになりました。彼女を屋内にあげるときは、まずはそのナミサイルを受け止め、次に抱っこ(お姫様抱っこの形態)した状態のまま外の洗い場に連れていって、そこで彼女の足(泥付きということも、多々)を洗い、布巾で拭いてようやく屋内に解放 という運びとなっております。
一方の箔は、大脱走する心配はないので、波の一連の作業を済ませたあとに、柵の外側から出すようにしています。
そんなある日のこと、私はいつものようにリビングのガラス戸を開け、ナミサイルを迎え入れる体勢に入りました。それに呼応するかのように、波は部屋の中に飛び込んできたのですけど……… その着地点で、たまたま近くにいた猫の緑(りょく)ちゃとバッタリと行き合わせてしまったのです。 これには、彼女は大興奮 制止しようとした私を振り切り、緑ちゃを追い掛けていきました。 しかも、土足のままで。いきなり恐怖に襲われた緑ちゃは、ただただ逃げ惑うばかり。 このままでは、魔王、いや、魔嬢に獲って喰われてしまう ポパイ、タスケテ~ 緑ちゃ、絶体絶命のピンチ………
………というまさにそのときに、こたつの中からいぶし銀の猫影が突如現れ、波の前に立ちはだかりました。銀ちゃです 彼女は緑ちゃを守るために、自らの危険も省みずに波に向かっていったのでしょうか。 その隙に緑ちゃはその場から逃げていったのですけど、その際に彼の後ろ足がたまたま近くにいた箔母さんの手をスパイクし、出血。 この日最初の負傷者を出してしまいました。
波にとっては、お銀対策を取る暇も与えられないまま突然相手に変わられ、しかも壁とこたつの狭い空間で向かい合うという地理的にも戦略的にも不利な状況に陥ったということになります。 もうこの段階で、勝敗は決まったといってもいいでしょう。これは、歴史上の出来事でいうところの、一ノ谷の戦いで「鵯越(ひよどりごえ)の坂落し」によって平家に大打撃を与えた源義経。または、桶狭間の戦いで今川義元を討ち取った織田信長のように、兵の数が不利でも、地形を活かした奇襲攻撃で見事に勝利をおさめたことを思い起こさせます。 そういうことなので、波ちゃは早くこの場から退散しなさ………
………と言おうとしていたのに、銀ちゃは「シャー 」という威嚇の声をあげながら情け容赦なく攻撃し、彼女の無数の猫パンチが波の顔面にヒットしまくりました。 これにはたまらず、波は「ヒャン 」と悲鳴をあげるまでに。 これはイカン 私は彼女らの間に割って入って、波を抱き上げて救出し、その戦いを収めようとしました。
ところが、今度は銀ちゃの猫パンチが私の手や足を直撃しまくったのです 「いて、いてっ 」あまりにも速すぎてその動きは見えず、激痛だけが重なっていきました。 だ、誰か、乱心してしまった銀ちゃを止めてくれ~
これらのことから、「戦闘スイッチが入った猫は、犬よりも強い」ということが証明されました。幸い波のほうは眼球は無事で、顔も毛皮に守られているということもあって、流血することもありませんでした。しかし、私は写真に写っている箇所だけではなく、その反対側や手首にまで深手を負ってしまいました。
今回の件で、私まで巻き込まれて痛い思いをしてしまいましたけど、銀姉さんの勇気に免じて許してあげよう……… と思ったのですけど、よく考えてみたら彼女は大ピンチの弟ぶんを救ったというよりは、ただ単に刺激が欲しかったとか、闘いたかっただけのような気がします。 「妖怪ウォッチ」のジバニャンの「ひゃくれつ肉球」は安心して観ていられるだけではなく、人情味(猫情味?)さえも感じるのですけど、現実の「百裂肉球」はかなり破壊力があるので、できることなら避けたいです。 とにかく波と銀姉さんの和解の道は、まだまだ遠いです。
「ナミサイルって、EXILEEにも似ている」と思われた方は、こちらに投票してやってください。
白黒茶々家の母屋の裏側には、柵で仕切られたワンコのフリースペースがあって、これを人は「箔波庭」と呼んでいます。
天気のいい日の昼前などに、箔と波はそこでまったりとしたり、激しく駆け回ったりして、優雅な時間を過ごしています。 また波は、箔波庭での泥んこ遊びや穴掘りが大好きで、その際に泥まみれになったら、私に「この、穴掘り姫 」と呼ばれることもしばしばありました。
その波ちゃは、私がリビングのガラス戸を開けると、勢いよく飛び込んできます。 その動きがミサイルを彷彿させることから、人はいつしか「波のミサイルだから……… 略してナミサイル」と呼ぶようになりました。彼女を屋内にあげるときは、まずはそのナミサイルを受け止め、次に抱っこ(お姫様抱っこの形態)した状態のまま外の洗い場に連れていって、そこで彼女の足(泥付きということも、多々)を洗い、布巾で拭いてようやく屋内に解放 という運びとなっております。
一方の箔は、大脱走する心配はないので、波の一連の作業を済ませたあとに、柵の外側から出すようにしています。
そんなある日のこと、私はいつものようにリビングのガラス戸を開け、ナミサイルを迎え入れる体勢に入りました。それに呼応するかのように、波は部屋の中に飛び込んできたのですけど……… その着地点で、たまたま近くにいた猫の緑(りょく)ちゃとバッタリと行き合わせてしまったのです。 これには、彼女は大興奮 制止しようとした私を振り切り、緑ちゃを追い掛けていきました。 しかも、土足のままで。いきなり恐怖に襲われた緑ちゃは、ただただ逃げ惑うばかり。 このままでは、魔王、いや、魔嬢に獲って喰われてしまう ポパイ、タスケテ~ 緑ちゃ、絶体絶命のピンチ………
………というまさにそのときに、こたつの中からいぶし銀の猫影が突如現れ、波の前に立ちはだかりました。銀ちゃです 彼女は緑ちゃを守るために、自らの危険も省みずに波に向かっていったのでしょうか。 その隙に緑ちゃはその場から逃げていったのですけど、その際に彼の後ろ足がたまたま近くにいた箔母さんの手をスパイクし、出血。 この日最初の負傷者を出してしまいました。
波にとっては、お銀対策を取る暇も与えられないまま突然相手に変わられ、しかも壁とこたつの狭い空間で向かい合うという地理的にも戦略的にも不利な状況に陥ったということになります。 もうこの段階で、勝敗は決まったといってもいいでしょう。これは、歴史上の出来事でいうところの、一ノ谷の戦いで「鵯越(ひよどりごえ)の坂落し」によって平家に大打撃を与えた源義経。または、桶狭間の戦いで今川義元を討ち取った織田信長のように、兵の数が不利でも、地形を活かした奇襲攻撃で見事に勝利をおさめたことを思い起こさせます。 そういうことなので、波ちゃは早くこの場から退散しなさ………
………と言おうとしていたのに、銀ちゃは「シャー 」という威嚇の声をあげながら情け容赦なく攻撃し、彼女の無数の猫パンチが波の顔面にヒットしまくりました。 これにはたまらず、波は「ヒャン 」と悲鳴をあげるまでに。 これはイカン 私は彼女らの間に割って入って、波を抱き上げて救出し、その戦いを収めようとしました。
ところが、今度は銀ちゃの猫パンチが私の手や足を直撃しまくったのです 「いて、いてっ 」あまりにも速すぎてその動きは見えず、激痛だけが重なっていきました。 だ、誰か、乱心してしまった銀ちゃを止めてくれ~
これらのことから、「戦闘スイッチが入った猫は、犬よりも強い」ということが証明されました。幸い波のほうは眼球は無事で、顔も毛皮に守られているということもあって、流血することもありませんでした。しかし、私は写真に写っている箇所だけではなく、その反対側や手首にまで深手を負ってしまいました。
今回の件で、私まで巻き込まれて痛い思いをしてしまいましたけど、銀姉さんの勇気に免じて許してあげよう……… と思ったのですけど、よく考えてみたら彼女は大ピンチの弟ぶんを救ったというよりは、ただ単に刺激が欲しかったとか、闘いたかっただけのような気がします。 「妖怪ウォッチ」のジバニャンの「ひゃくれつ肉球」は安心して観ていられるだけではなく、人情味(猫情味?)さえも感じるのですけど、現実の「百裂肉球」はかなり破壊力があるので、できることなら避けたいです。 とにかく波と銀姉さんの和解の道は、まだまだ遠いです。
「ナミサイルって、EXILEEにも似ている」と思われた方は、こちらに投票してやってください。