波と狛のつれづれ日記

日本スピッツ波と狛と、ときどき箔

駿府城の坤櫓と白さ対決(湘南鎌倉オフ会その1)

2013-11-27 00:01:39 | お城
こんばんは、白黒茶々です。
11月下旬のある休日の未明に、私は起きだしてゴソゴソと準備を始めました。もうこの段階でおわかりの方もいると思いますけど、とにかく遠出に備えているのですよ。



もちろんその準備には、箔の散歩も入っています。とはいってもそれは日の出の前ことで、その頃にはまだ月や星座が見えていました。



今回は東に向かうので、浜松駅から出ている始発列車に乗っていきます。 その列車が出るのは、5時34分。ちょっと早く来すぎてしまいましたね。



おかげで、ここまでは箔を抱えて走らずに済みました。あとはこちらの列車に乗り込んで、気長に各駅停車の旅の風情を味わうだけです。 そして、浜松から1時間ちょっとで………



静岡に到着しました。静岡らしさを伝える駅の写真などはないのですけど、私たちはその先にある駿府城公園を目指しました。 県庁前にある三の丸のお堀と石垣が、いい感じですね。 この内側が、かつて駿府城だったところです。さらに、歩いていくと………



おおっ 駿府城のシンボルともいうべき、巽櫓(たつみやぐら)と東御門が見えてきましたよ。 駿府城は、織田信長と同盟を組んだ徳川家康が天正17年(1589年)に、東に進出する拠点として今川館の跡に築きました。その後彼は江戸に幕府を開き、将軍職を秀忠に譲り、駿府城を隠居の城とするために改築し、現在の規模に整えました。ただし、隠居所とはいっても、実際には二元政治の拠点のようなものとなっていました。
ちなみに、巽櫓は平成元年(1989年)に、東御門は平成8年(1996年)に、かつての工法に則ってともに木造で復元されました。その二の丸のお堀沿いの道は「家康の散歩道」といいます。私たちが行った時間帯には、その道をたくさんの人がジョギングしていましたよ。 せっかくなので、私たちも一緒に……… って、しません、走りませんよ。 とにかく、その道を西に進んでいくと………



怪しいモニュメントに行き当たります。 モスラの石像?いえいえ、これは静岡の名産品のわさび漬けをモチーフにしたものです。 その食品はわさびというだけあって、一口食べるとピリッとくるのですけど、その辛さはクセになるのですよ。
そこから、さらに西に向かっていくと………



おおっ
 見えてきましたよ。駿府城の坤櫓(ひつじさるやぐら) お堀の水面に写る姿も、いいですね。 しかし、私たちが約2年前にこちらを訪れたときには、まだなかった……… というより、土台の石垣が積み直された状態でかなり長いこと工事が中断していました。なので、私たちがこの建物にお目にかかるのは、今回が初めてとなります。 ちなみに坤とは、南西の方角のことを示しています。それから、こちらの坤櫓は来年の3月に完成する予定です。んんっ、まだ工事中? そうなんですけど、あとは櫓の内装や周辺整備が残っているだけで、建物の外観はできあがっています。なので、今は漆喰塗りの壁が最も白い状態なのですよ。その白亜の坤櫓と………



いちおう先週洗った状態の箔を、並べてみました。 この白さ対決、いかがでしょうか?坤櫓には一点の汚れもないぶん、箔のほうが不利なような………



さらに、角度を変えて見てみました。こちらの坤櫓は、外観は二層なのですけど、内部は三階となっております。また、先程の巽櫓にはなかった破風飾りや張り出し窓もあるので、意匠的に美しいです。 今度はオープンした直後に行って、新築の木の香りなども味わいたいですね。

………なんてしみじみ鑑賞しているうちに、次に乗る列車の時間が迫っていました。 ここは、脇目もふらずに駅まで急がなければなかないところなのですけど………



通り道にできないことはないので、徳川家康像のほうを廻って写真を撮っておくことにしました。 これは彼が晩年になってからもハマっていた、鷹狩りのときの姿を写し取ったもので、数ある家康像のなかでも私は特に気に入っています。撮影後にこちらの大御所様に一礼したら、駅まで猛ダッシュですよ 箔もしっかり付いてきなさい

しかし、彼の足取りは徐々に重くなっていきました。もう疲れたのでしょうか?いや、まだ元気そうに見えるのですけど。その直後に、なんと彼は○ンコをしだしたのです
こんな大事なところで………
おかげで、私たちは予定の列車に乗り遅れてしまいました。サブタイトルにもあるのですけど、実は私たちはこれから、湘南鎌倉オフ会がおこなわれる鎌倉に向かわなければならないのです。しかし、この時点で集合時間に間に合わせるのは、絶望的となってしまいました。 こうなったら、運転手さんに急がせて……… なんてことはできないですよね。はい、運行予定に従います。
そんな私に、さらに追い討ちをかけることが起きてしまいました。 駅のトイレに寄る時間を惜しんで列車の中のものを利用するつもりでいたのに、私の目の前に来たのは、トイレ無し列車だったのです。 この列車に、次の乗り換えまで約1時間もの間、付き合わなければならないのか。私の膀胱よ、それまでもってくれ~



そのような状態でも、富士山は見逃しませんよ すでに冠雪していて、たいへん美しうございました。 いつもなら、その先の熱海で列車を降りて、足湯に手や足を浸けるのですけど、今回はそうする余裕はなく、その駅での乗り継ぎもなかったので、そのまま素通りしました。
それにしても、目的地に近付くにつれて、だんだんと混んできましたよ。 紅葉が見頃のこの時季の鎌倉は、特に人気みたいです。列車の中で少々テトリス状態になりつつ、湘南方面に向かう列車に乗っていったら………



ようやく鎌倉駅にたどり着くことができました。 そうしたら、今度は集合場所となっている、駅の西側に出ますよ。一緒に降りた大勢の人の波の間をぬっていき………



なんとか脱出することに成功 それとともに、私の目の中に白ふわの姿が飛び込んできました。



そこでは、HALママさんやPITZ SPITZさんたちが待っていてくださいました。これから他の場所で待機しているその他の参加メンバーと合流して、秋の鎌倉市内を散策するのですけど、その様子については次回じっくりとレポートさせていただきます。


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コメント (6)
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