沖縄 8 Scene

沖縄で生まれ沖縄に生きる
      8郎家の日記

肉々しい球春

2024年02月25日 | 食事処&飲み屋

 プロ野球チーム9球団が春季キャンプをはるここ沖縄。ついにオープン戦が開幕し球春🌸もクライマックスを迎えました。8郎家族も3連休の初日、中日vs広島戦が行われたアグレスタジアム北谷まで観戦ドライブしてきました。愛息10郎が所属する硬式野球チームも「プロの選手のプレーを見てきなさい」と練習が休みだったことも後押し。久々の家族ドライブつれづれを報告いたします。

 本題に入る前に下写真をご覧ください。愛息10郎の前腕(肘から手まで)です。第2次成長期真っ盛りの13歳10か月は筋肉の発達が目覚ましいのです。少年から青年への階段を駆け上っているので見ていて楽しいです。特にびっくりしたのがこの前腕。写真では分かりづらいですが、かなりぶっとくなっていました。筋肉モリモリです。

 父である8郎は幼少時から前腕、特に手首の骨が細いことがコンプレックスでした。背は高く筋肉質でもあったためトータル的には運動能力に恵まれていた方なのですが、いかんせん、土台となる骨格が細いことには内心大きな引け目を感じていました。中学生のころ柔道の時間に柔道部員を投げ飛ばし締め付けることが楽しかった8郎ですが(怖)、体重のある柔道部員と激しい組手争いが続いたあとは、例え勝利しても試合後に手首がかなり痛くなったのです。骨と腱の細さが原因だとすぐ分かりました。「この軟弱な手首の骨格では、筋肉を鍛えたところでいずれ限界にぶち当たる」と痛感したものです。そのハンディが野球をやっている息子にも遺伝するのかなぁと申し訳なく思っていたのですが、写真のように太くたくましく育っています。野球部でもリストを鍛えるトレーニングは特にしてないそうなので、毎日のプロテイン摂取や重いバットでの素振りの影響もあるでしょう。あとは、骨太の父を持つ妻側の遺伝子が大きく働いたとも考えています(笑)。30年前、東京ドームの天井スピーカーに初めて打球を当てた当時の近鉄のホームラン王ブライアントが言っていました。「どうやったら打球を遠くにとばせるかって? 背筋力じゃない。リストのパワーだ」と。確かに、バットに力を伝える最初の関節という意味では説得力があります。10郎よ、母からもらったこの強靭なリストで、ブライアントのようにボールを叩き潰すスイングをするんだ!(手首の細い星8徹より)。

 

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 はい。恒例のどうでもいいかつ長い前置きは以上です(笑)。本題に入ります。オープン戦会場に向かう前に早めのランチをと、以前ご紹介した北谷町の『ばくばく亭』さんにお邪魔しました。おいしい肉と高台からの美しい景観を妻子にも体感させたかったのです。県内でも有名な急坂を登って、到着。

 駐車場のフェンス越しに心地よい風が吹いていました。愛車ハリアーをパチリ。曇空が反射してご自慢の美白成分クリスタルパールシャインの輝きはイマイチ。

 店舗は2階。開店15分前に到着したのですが観光客がすでに1組いました。とはいえ2組目なので窓際の席に案内されました。早く来てよかったぁ~。ご覧ください、窓席からの景色を。北谷町内はもちろん那覇市や海を隔てた慶良間諸島まで見渡せます。

 店のオーナーシェフさんが長崎県松本市のご出身らしく、ご当地メニューとPRしていた「山賊焼き」を単品注文してみました。にんにく醤油、しょうがなどを含むタレに付け込んだ鶏のから揚げです。同じく鶏のから揚げである北海道のザンギと何が違うかというと、サイズのようです。ザンギは一口サイズ、山賊焼きはその名の通り山賊がかぶりつくようなサイズということらしいです。ハーフサイズで650円でした。

 8郎は「ヒレカツカレー」(単品で1600円くらいでした)。なんですか、このヒレ肉のカタチは!? 最初エビフライと勘違いしてしまった庶民派夫婦がそこにいました。肉自体は薄味仕上げなのですが、自家製ソースも付いてきますのでそれをかけて食べると絶品。おいしゅうございました。

 10郎は「チーズオーブン焼きハンバーグ&チキン」。チキン🐔とはまさかの「山賊焼き」でした。表記はどっちかで統一してほしいですね(笑)。牛🐄と県産アグー豚🐖をミックスしたハンバーグとのコンビでさらに肉肉づくしです。おかげさまで良質なタンパク質を大量摂取することができました。また前腕がたくましくなりそうです。牛さん、豚さん、鶏さんの命に感謝です。

 美しい景色を横目においしい肉を食べることができて大満足でした。気づくと店舗入口から階段には列ができていました。

 帰ろうとするとハリアーの下でくつろぐ猫がいました。見えづらいですが赤い首輪をしていたので店の看板猫なのかもしれません。君もここちよい風を堪能していたのかな。

 ご自慢の肉球を披露してくれました。勝手ながらバッキーと命名(もちろん店名由来)。

 10郎もスマホで撮影。最後は「仕方ねぇニャ~」と言わんばかりにのろのろと移動してくれました。さよなら、バッキー(仮名)。

 妻からレシートを見せてもらうと3人で8500円! 厳しい家計事情にもかかわらずかなりの高額ランチとなりましたが、いずれ旅立っていく愛息との時間づくりと考えると、贅沢したとは思えないですね。そうです、「時間だけは買えない」のですから。後悔しないように息子と一緒にいる時間をできるだけつくっておくつもりです。なにせ一人っ子ですから~。そして額相当にいいお店でした。

 途中で道が消えた、と錯覚するほどの急坂を下って、アグレスタジアム北谷に向かいます。

 球場に入る前に、久しぶりの美浜だからとアメリカンビレッジ内をサクっとドライブしました。運転しながらパチリ(免許はゴールドの危険運転おじさん)。そこにウチナンチュの姿はほぼありませんでした。沖縄もどんどん変わっていく。ナイチャー、外国人に負けるな! 経済発展はいいことですが「ここは俺たちの生まれ育った土地だ」というウチナンチュスピリッツだけは失ってほしくないですね。

 アグレスタジアム北谷に到着。近隣の共同大型駐車場にハリアーを停めたのですが、これが大失敗! 帰るときは駐車場内が大渋滞となり道へ出るまでに1時間かかりました(買っていたたこ焼き16個を車内で3人で完食する始末)。

 球場入口で中日ドラゴンズのマスコットドアラの看板と記念撮影。ちなみに10郎がお気に入りで着用している長ロングTシャツは父8郎世代にはなかったデザイン(笑)。息子がこれを着るたびにびに昭和生まれの父は「君の前・前・前世から僕は ♪か!」と突っ込んでいます。息子はうざそうな表情を浮かべます(笑)。

 球場内は広島カープファンのときれいに2分されていました。県外の観光客も多くてびっくりしました。

 休日のおじさんはやっぱりこれがなきゃ🍺 もちろんここでドライバーの役目は終了。妻に引き継ぎます(酷)。

 試合は広島カープが中日ドラゴンズを圧倒。中日に移籍後初お披露目となった中田翔選手は2打席ノーヒット。守備はうまかったです。広島では田村俊介という選手が3安打の大活躍でした。この選手、20歳にして井端監督率いる侍JAPANに選ばれた逸材✨のようです。やはり一番目立ってましたね。背筋や大殿筋の太さは、前を打っていた先輩「タナ・キク・マル」のタナこと田中広輔選手を凌駕するくらいでした。今年のブレーク候補として期待します。

 久しぶりに9㌄をフルで観たので疲れました。中学硬式も7㌄までなので10郎も「9回ってやっぱり長いね」という感想でした。中日の根尾昴選手と県出身で昨年のドラ1仲地礼亜投手が見れなかったのは父子ともに残念でした(根尾選手は翌日に先発し4回1失点の好投だったそうです)。

 お次の写真はランチ前に北谷町の謝苅公園駐車場(こちらも眺望よし)で撮影した妻子ツーショットです。2人の身長差がどんどん開いていきます。

 このツーショットを撮るたびに「息子はいつまで家族ドライブに付き合ってくれるかなぁ」と寂しい思いでいっぱいになります(と毎回書いてますよね。笑)。現在169㌢の身長が175㌢を超えるころにほぼ完全に親離れ(レクという意味で)すると思っています。目線が近くなった父、見下ろしてしまう母と並んで歩くのは嫌だろう、という全くの8郎主観ですが(笑)。その時まで長くてあと2年かなと考えたりもします。一人っ子の子育てって寂しい限りです。時折よぎるそんな寂寥感が春一番のように駆け抜けた2024年の球春でした。

 ま、親の気持ちなんか考えずにどんどん大きくな~れ。

 以上、8郎家の春の野球観戦ドライブ日記でした。


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