沖縄 8 Scene

沖縄で生まれ沖縄に生きる
      8郎家の日記

真夏の単身赴任

2023年07月15日 | お仕事

 お久しぶりです。7月に入って初めての更新です。殺人的な暑さが続いていますが、みなさんは元気にお過ごしでしょうか。8月頭の試験が終わるまで更新しないつもりでしたが、庶民派サラリーマン8郎が人生初の単身赴任生活を送ることになったので、その件だけ駆け足で報告いたします。

※満を持して臨んだはずの「アレルギー性鼻炎の手術」はコロナ拡大による医療体制維持のため9月末に延期となりました(泣)。待ち遠しいっ。

 7月の青空ほど美しいものはありません。しがない50歳をいつでも夏休みの少年に戻してくれます。と言ってもこの7月はどこにも遊びに行けませんが。。。

 暑さ対策で帽子を慎重しました。ノースフェイス製の5千円ちょいです。毛のない頭皮を守るための必要経費と考えました。とてもかぶりやすく気に入っています。

 さて改めまして、50歳にして初めての単身赴任となった8郎です。転勤先には浦添市の自宅から通うことも可能だったのですが、社用車を置く駐車場が近隣に見つからないという現実に直面しました。ということで勤務先近くに家具付きアパートを借りることになった次第です(借料の大半は会社が負担してくれますが水光熱費はもちろん自己負担。いろんな経費が上昇する中でのさらなる経済負担が痛いですね~)。

 建物は築6年ということでとてもきれいでした。新しい勤務地はここから歩いて10分ほどです。ちなみに鍵はスマホで開閉します。昭和生まれのおじさん、びっくりしました。

 リビングは6畳ほどでしょうか。最初見たときは「狭っ」とビビりましたが、単身で住んでみるとちょうどいいサイズです。

 バス、トイレが別なのはうれしいですね~。

 ガスコンロはなくIHヒーターです。お湯を沸かすことにしか使っていません。出るときに掃除するのが嫌なので油は使わないでおこうと考えています。

 単身のさみしい夜は、数年前にキャンプ兼インテリアとして購入したLEDランタンの暖色が癒してくれます。かっこつけて泡盛を置いていますが、ほとんど飲んでいません。この久米仙は2008年製造なので「なんちゃって15年古酒」になっているはずですが、あまり口に合わないですね~。

 単身赴任ってやっぱり寂しいですね。就寝時に電気を消すときに痛感します。一人暮らしだった20代後半を思い出しました。多くのみなさんにも経験があるでしょうが、スイッチオフにした真っ黒なテレビ画面に映る自分を見たときのさみしさ(笑)。あ、俺って独りぼっちなんだ、とものすごい寂寥感に襲われますよね。

 仕事で疲れて帰った50歳8郎の最大の癒しである、愛息10郎の全身マッサージも単身赴任ではできません(8郎がやるんですよ)。早く駐車場を見つけて自宅から通いたいものです。遅くとも年内には、、、と考えています。見つけた方、すぐ教えてください(笑)

※補足です。このような家具付きアパートを借りるさいに一番不安なのが騒音問題ですが、住んで2週間近くなる現在、何の問題もありません! 住居人のみなさん、とても静かです。もちろん隣にどんな人が住んでいるか全く分かりません。

 

 さて。徒歩での出退勤生活は景色に目が行きます。7月の太陽は暑いですが、目に映るものを一年で一番鮮やかに写してくれます。クスノキ通りと呼ばれる道です。セミがうるさいですが、木陰を作ってくれて味わいのある通りです。

 アパートまでの帰路にある名もなき急な坂道です。傑作アニメ邦画『君の名は。』にでも出てきそうではありませんか。吹き抜ける風がとても心地よいです。

 勝手に命名させていただきます。「君の名は。坂」です。まんまの上にパクリあらに!

 しかし、あまりに急傾斜なので50歳はひざを痛めそうになるのも事実(笑)。

 2009年に完成した音楽施設「コザ ミュージックタウン音市場」もチラ見。この日、オキナワンロックの祭典「ピースフルラブロックフェスティバル」が行われたようです。アパートから歩いて10分ですが、永遠の邦楽ポップ信奉派の8郎、チラ見すらしませんでした(笑)。

 過疎化やゴーストタウン化(は言い過ぎか)が叫ばれて久しい通り街も散策。

 昼間でしたが、営業している店は1~2割ほどだったでしょうか。この地出身の同世代の同僚は「30年前は毎週人であふれていた。こんなにすたれるなんて信じられない」と嘆いていました。駐車場付き大型商業施設が近隣町で相次いで開業したことが大きな要因だとは思いますが、時の流れは残酷です。

 米軍基地のゲート前ストリート。沖縄の戦後史であるアメリカ世(ゆ)がもたらした異国情緒が残っています。

 中の町の飲食店街で同僚らが歓迎会をしてくれました。楽しかったです。

 1954年創業で国内初のショッピングセンターをうたう「プラザハウス」にも寄ってみました。エレベーター内も異国情緒があふれていました。映画館もあるので、単身赴任の間に利用してみたいと思います。

 同施設にある割烹系食堂『ばん傘』さんでランチ。来店2度目なのですが初回と同じ「カツ丼」を注文。サンエー和風亭のカツ丼も好きですが、こちらは割烹職人さんのてぃーあんだ(手間ひま)が込められている感があります(ヒンスー育ちの勘違いかもしれませんが)。甘いタレがしみ込んでいるトンカツですが衣のサクサク感を失っていません。甘みを感じやすいようにスライスされた玉ねぎが入っています。おいしゅうございました。また、ご褒美メシとして食べに行きます。

 お次はふらっと立ち寄ったアーケード街の沖縄そば屋「796(ナンクル)さん。7月限定メニューのキーマカレー混ぜそば」です。珍しい味覚でおいしかったのですが、ニラは不要だったかもしれません。カレーと主張のぶつかり合いで個性が完全に消えていたからです(笑)。なのに口臭としては存在感を発揮するというおまけがついてきました。次はメーンメニューの沖縄そばに挑戦してみます。

 3番目は北中城村まで足を延ばし「縁どころ 吉嶺(よしんみ)」さんです。限定メニューの「骨汁定食」です。刺身も付いていました。昭和のおじさんからすればちょっと薄味でしたが、とってもおいしゅうございました。

 この食堂は窓越しから中城湾の景色も拝めます。もともと居酒屋としてやってきたそうですが、2年前からランチも提供しているようです。今回一番のおススメ店です。

 そして単身赴任者にとって欠かせない「ぼっち飲み」の候補店も早速見つけました。もちろん店名は明かせまん。京都の割烹で修業を積んだという大将が気さくな方で、いろいろ会話ができます。料理もおいしいです。ちょっとお値段が高めぽいので高い頻度では通えませんが。

 刺し盛には鱧(ハモ)の刺身(左下)まであります。小骨を切るのが大変らしいですが、京都の夏の風物詩だそうです。

 ということで、50歳にして初の単身赴任の様子をサクっとお届けしました(誤字脱字あればご勘弁ください)。食べてばかりあらに、と突っ込まないでください。ちゃんと新しい仕事にも取り組んでいますよ!


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