沖縄 8 Scene

沖縄で生まれ沖縄に生きる
      8郎家の日記

8番房の現実

2024年06月14日 | 映画

 今回のカテゴリーは〝映画〟です。宅シネマで観た2本をご紹介します。

 本題に入る前に、人気?の「おいしゅうございました」シリーズです。再来週に人間ドックを控え、カロリーを気にしている51歳8郎。久しぶりに商談で使ったスタバでも控えめ(?)のメニューを選択。あらびきソーセージ&スクランブルエッグイングリッシュマフィン(430円、343kcal)アイスカフェラテ(495円、251kcal)。小さいカップは優し気な女性店員さんからのサービスです。品名を忘れましたが新商品のようでPRを兼ねたサービスのようでした。大変申し訳ないのですが酸味があっておいしくはなかったです(優し気な店員さん、すいません!)。

 カロリーを控えたつもりが計600kcalになっています。値段も900円を超えているではないですか。現実は甘くないですね。やっぱり減量と節約を考えると、気軽に飲食店には行かない方がいいですね~(寂)。

 

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 さて本題の映画カテゴリーです。いずれも宅シネマで鑑賞したものです。

 まずは前から観たいと思っていた韓国映画屈指の感動作『七番房の奇跡』(2013年)。無実の罪で投獄された知的障害のある父親と幼い一人娘が主人公。切り離されてもつながり続ける父娘の親子愛を柱に、冤罪など重い社会的テーマも含んだ、ジャンル分けが難しい、まさに奇跡の物語です。冤罪事件は実話ベースのようですが、全体のストーリーは完全に創作です。妻によると、父に中指を立てるほど反抗期真っ盛りの我が家の1人息子10郎もクライマックスでは密かに泣いていたようです(実は心優しき少年なんですよぉ)。

 何といっても娘役のカル・ソウォンちゃんですね! 当時6歳だったという彼女の可愛さ、演技力なくしてこの作品は完成しなかったでしょう。まさに天使降臨の存在感です。たまに写る手の小ささも可愛すぎます。かつて〝日本の愛娘〟と呼ばれたマルマルモリモリ当時の芦田愛菜ちゃんも太刀打ちできません。娘のいない8郎、ソウォンちゃんの「パパァ♥」と言う呼びかけに2時間ばかり父親気分を満喫させていただきました。そしてクライマックスでは1人息子同様に密かに泣いてしまいました。

 超シニカル映画評論家水野8郎的には減点ポイントももちろんあります。そもそも知的障害のある父が一人で娘を育てられるのか、刑務所の囚人たちがいい人すぎる、などストーリーにリアル感が全くないということですね。完全なるおとぎ話として観る必要があります。とは言え、たまに現場検証や法廷シーンなどリアル感をブっこんでくるので気持ちが整理しにくいのですが。

 とにもかくにも、水野8郎も83点を差し上げる傑作です。おススメです。ぜひご覧ください。

 

 残りの1本は単なるおまけです。8郎の人生で「観なくてもよかった」ランキング、トップ3に入る快作(怪作?)だからです。その映画とは米映画『コカイン・ベア』(2023年)。たまたま10郎が不在だったので、妻と二人「子どもがいないときに観れるやつ」ということでR15指定だったこの映画を選択したのです。おバカ映画という前評判は知っていましたが、R15指定という響きに何らかの刺激を信じて。。。

 結果、時間の無駄でした(爆)。採点のしようもありませんので内容について多くは書きませんが、ネタ不足に悩むハリウッドの現実を垣間見た気がしました(中身で勝負する韓国映画を見習ってほしいものです)。しかし、その馬鹿さ加減こそが楽しいと割り切って、ポップコーンでも食べながら、という鑑賞方もたまにはいいかもしれませんね。別におすすすめしませんが、気になる方はどうぞ。ちなみにR15指定というほどのシーンは特段ないような気がしました(薬物がテーマだから指定されたのでしょうね)。こちらも一応実話ベースというのは驚きです。

 今日のネタは以上です。さいなら×3。

【追記】Youtubeで超絶面白い映画紹介チャンネルを見つけましたのでご紹介します。『あなたの知らない映画の世界』です。「主(ぬし)」と名乗る語り手のしゃべりがプロ級に面白いです。語りのおかげで映画を観た気になってしまうのが難点かもしれません。お暇な方はご覧ください。

 

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 さて、映画の非現実的な世界はさておき、右肩下がりの会社に勤める51歳8郎の現実に戻れば、時間がないことに気づかされます。診断士1次試験まで50日を切ってしまったということです。過去6年に及ぶ長い長い闘いで何度も気持ちが切れかけていますが、「1時間でも積み重ねることが勝利に近づく」そういう気持ちを大事に机に向かいます。8郎の勉強部屋こと〝8番房〟から6回目の挑戦で奇跡を起こすために。