沖縄 8 Scene

沖縄で生まれ沖縄に生きる
      8郎家の日記

梅雨こそ宅シネマ

2024年06月02日 | 映画

 梅雨入りして早10日が過ぎました。梅雨の晴れ間もよくあります。もちろん湿気は高いので爽快というわけではありません。晴れ間の写真を何枚かアップします。

 恒例の自宅マンションからの夕焼け。日のあるうちに帰宅できるなんて、基本定時退社が可能な今の部署に感謝です。30~40代半ばまでは想像もできなかったぁ。もちろん、帰宅後はビール飲んでごろ寝なんてやりません。勉強という戦いが待っていますので🔥 今日もこれから3時間は頑張るぞ~。

 五十路に入り体力も低下する中、暑い日よりは雨が降っても気温は低いほうがいい、とたまに思うことが年々増えてきていますが、こんな美しい夕焼けを見ると、やはり自分は夏が好きなんだ、と痛感します。永遠の夏休み小僧で結構です。梅雨よ、早く明けろ~!(人間とは自分勝手)。

 そんな梅雨の晴れ間でも、爆音なびかせ飛ぶ米軍機オスプレイ。しかも明らかにルール違反となる住宅地上空です。

 こいつらは日本を守るために沖縄にいるのではありません。太平洋エリアを支配するために、ちょうど中国の手間に位置する属国に兵力を置いているだけです(属国が思いやり予算まで出してあげる上に犯罪を起こしても見逃してあげようとするのですから居心地は最高でしょう)。とは言え、もちろん米軍駐留があるからこそ、他国の侵略を抑止しているという事実まで8郎は否定するつもりは毛頭ありません。そこまで否定する現実逃避で無責任な平和主義はいつか必ず行き詰ります。

 

 梅雨に合わせたかのように自宅飲みでワインを飲んでいます。さっぱりとした酸味が梅雨のジメジメ感を取っ払ってくれるようで、ちょいハマりしています。と言っても無粋なおじさんにワインの銘柄など分かるはずもありません。サンエーで購入したサントリーの格安白ワイン(果実酒)です。小グラスに氷を入れて愛飲しています(氷を入れる時点で無粋ですね)。

 でもこの小グラス2杯でも翌日二日酔いを感じるので、本当、ワインはほどほどに、ですね。

 

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 さて本題です。梅雨だけに仕事以外で外出する機会もほぼありません。ということで週末は家族3人で満席となる映画館「シネマス10」が連日開演となっています。そうです、いわゆる宅シネマです。宅シネマは8郎にとって8月の試験本番までの唯一の息抜きでもあります。鑑賞して良かった映画を年代、ジャンルを問わずに邦画、ハリウッド、韓国映画と3カ国分をご紹介いたします。

 愛息10郎が向学心を失いつつある(悲)ことはこれまでにも書いてきたところですが、親として少しでも取り戻そうと映画にも頼ってみました(笑)。なぜなら幼少期の愛息は『ドラゴン桜』や『ビリギャル』に大興奮し「俺も東大行く!」と目を輝かせていたからです。その心意気を取り戻してもらいたい、ということでネットから探し出したのが、2007年製作の邦画『受験のシンデレラ』(和田秀樹監督)です。毒親母子家庭に育つ女子高生が、余命わずかの熱血塾講師に見いだされ、マンツーマンで東大を目指すというストーリーです。まさに8郎の思いに応えた直球ど真ん中のストーリーになっています(笑)。勉強は苦しい、でもその先にはその苦しさに耐え抜いた人にしか見えない景色が待っているんだ~。国立最安易のR大学しか出ていない父からの自らを棚に上げたメッセージです(笑)

 Youtubeでご紹介したかったのですが、見つけられなかったので、映画.comさんのサイトを転載しておきます。

 

受験のシンデレラ : 作品情報 - 映画.com

受験のシンデレラの作品情報。上映スケジュール、映画レビュー、予告動画。大学受験のカリスマ講師・五十嵐は、友人の外科医から癌の宣告を受ける。余命1年半と知らされた彼...

映画.com

 

 内容としてはまぁまぁですかね。2007年公開という割には昭和の古臭ささも多少感じます。オチまでだいたい予想されるほど王道の受験映画という感じです。それにしても主演の寺島咲さん(この女優さんの存在を劇場公開17年目にして初めて知りました)が演じる女子高生の素直でかわいくてピュアなこと! 日本全国の女子高生がみなこうであれば日本の未来は安泰だと思ってしまうのは51歳のおじさんだけでしょうか?(笑)。そして塾講師を演じる豊原功補さん。バブル時代のドラマではよく拝見していましたが、やさぐれたキャラが多かったためか余り好きになれない俳優さんでした。しかし、この映画で見せる演技力は韓国映画界の大物ソン・ガンホ氏を彷彿とさせるものがありました。ドラゴン桜の阿部寛さんのコメディ色の強いキャラもよかったですが、豊原さんは余命を覚悟した男の儚さと潔さをうまく表現していました。

 いずれによせこの映画が、愛息を少しでも受験のシンデレラボーイへ導いてくれることを願うばかりです。

 

 お次はメジャーリーグで初の黒人選手だったジャッキー・ロビンソン氏を描いた『42 世界を変えた男』(2013年)です。

 ネットではかなりの高評価ですが、個人的にはまぁまぁ面白かった、という感じですね。白人社会が実権を握るハリウッドのご都合主義も感じましたので(実際の差別はこんなもんじゃなかったと思います)。どちらにしろジャッキー氏の不屈の魂には感動します。まさに野球の世界を変えた男ですね。オーナー役を演じたハリソン・フォードさんが、どうしてもインディ・ジョーンズ博士にしか見えないのは昭和生まれのおじさん8郎だけではないでしょうね。

 

 最後は今回イチオシの韓国産スリラー映画『テロ, ライブ』(2013年)です。自らの失態からラジオ局に左遷されたTVキャスターが、爆弾テロ犯人からの電話をきっかけに、あの手この手を使ってTV局への復活を企むが、逆に最悪の結末へ追い込まれていく、というストーリーです。

 久々に「息もつかせぬ」というスリラー映画の醍醐味を堪能しました。3本目にしてやっと出てきた超シニカル映画評論家こと水野8郎も高評価の80点を差し上げます(ただしクライマックスがちょっと間延びしますね)。

 愛息10郎も「超面白かった」として90点の高評価を付けていました。肝心かなめの『受験のシンデレラ』が何点だったのかは怖くて聞けない水野8郎でした。。。

 以上です。窓の外に雨音を感じながらご鑑賞してみてはいかがでしょうか。

 

 さて、たとえ梅雨の大雨でも室内練習場で練習を強行した強豪硬式野球クラブから帰宅する愛息と妻(送迎役)のために風呂を沸かしますので、今日はこれにて。