沖縄 8 Scene

沖縄で生まれ沖縄に生きる
      8郎家の日記

クリスマスの失意

2023年12月25日 | スキルアップ

 3週間ぶりです。クリスマス🎄に更新しています。めでたい日にアクセスいただいた方には大変申し訳ありませんが、めでたくない報告をさせていただくことになります。今回登場するのは、袋にプレゼントを忍ばせソリに乗ったサンタクロースではありません。カバンに使い古した過去問を忍ばせ腹回りに脂の乘ったさんざん苦労する🎅おじさんのお話です。

 下写真は診断士1次試験の会場となった施設内に立つクリスマスツリー🎄。試験終了後、バスを待つ間に撮影。日曜日なので保育園も閉園で子供たちもいないのでツリーも寂し気ですね。8郎もこのときまでは逆転合格にわずかな望みを託していましたが。。。

 はい。12月23・24日の両日に自身5度目となる中小企業診断士1次試験を受けてきましたが、結果ダメ、でした!(泣)。クリスマスに公開された公式回答による自己採点で判明しました(なんちゅうXmasプレゼントやねん)。5科目で300点取らないといけないところを265点どまりの惨敗。6年かけてきた5回目の挑戦も実りませんでした。悔しい限りです。応援いただいブログチェッカーの皆さんには5年連続で情けない報告をせざるを得ないことを恥ずかしく思います。

 当ブログは8郎の人生日記でもありますので、結果(自己採点)と総括を載せておきます。

 下写真は会場となった産業支援センター。5度目の挑戦も栄冠のゴングを鳴らすことはできませんした。

■経済 52点

 得点減にするはずの科目なのですが、問題用紙を開いた瞬間に凶兆💀が目に飛び込んできました。解答群がこれまでと違うのです! 文章では伝えづらいのですが、例年より解答選択肢ごとのボリュームが増えているのです。

 例えば、従来なら「ア a、イ b、・・・」という選択肢が、今回は

 ア a:正 b:正 c:誤 d:正 e:誤

 イ a:誤 b:正 c:誤 d:正 e:正

 ・・・

 などと1つの選択肢に5つの正誤判断まで含まれているのです。5×5=25。大げさに言うと、単純正解率がこれまでの5分の1から、一気に25分の1になるのですよ!(確率計算合ってますよね?)。全問がそうではありませんが、3分の1はこの形式でした。1問を争う受験生にとって、その時点で死刑宣告が下されたようなものです! しかもこれは5科目通して行われていたと思います。 

 2年前に解答選択肢が4択から5択に増え、得点率が厳しくなっていたのは承知していますが、今回の沖縄地区限定再試験ではさらにその上をいくトラップを仕掛けてきたのです! ルール通りに判断した台風中止を、N大臣の恫喝によって「再試験」に覆され、プライドを傷つけられた?診断士協会の「ウチナ―ンチュにこれ以上甘い蜜を吸わせるな。再試験だけでもありがたいと思え」という怨念がこもっているかのようでした(あくまで想像)。試験直後「やばい、いきなり足切り(40点未満)かもしれん」と脂汗が浮かんだほどです。不合格の52点ですが思ったより取れていました。しかし「全体最適化」を戦略に挑んだ今回、せめて70点を取りたい科目だったのです。沖縄地区の平均点は足切りになる可能性もあると見ています。

 

■運営管理 44点

 今回一番のショックです。過去4回一度も合格ラインに乗せたことがなく、今回こそはと一番時間を費やしてきた科目です(6年間で過去問10年分を10回転しています)。それなのに過去最低の点数です。こんな試験ありますか? 独学8郎の非効率な勉強スタイルも原因だとは思いますが、それ以上に難易度の乱高下は本当に心をへし折られます。正直、難しかったのかどうかすら分析できていません。しかし試験は結果。8郎は44点しか取れなかった、突き付けられた現実はそれだけです。

 

■経営法務 44点

 過去に合格経験のある得意分野でしたが、この有様。台風で受けられなかった8月の本試験を腕試しでやってみると60点以上取っていたのにです。まさか5割も取れないとは。。。採点しながら悔しさを通り越えて茫然としてしまいました。試験の神様って相当8郎のことが嫌いなんだろうなと(笑)。「運営管理」同様に難しかったのかどうかも分析できません。おそらく選択肢トラップにやられたと思います。TAC過去問は9回転、寝る前に暗記系Youtubeを毎晩聞いていましたが、結果につながりませんでした。

 

■情報システム 70点

 今回唯一の科目合格🌸でした。でもうれしくありません。この試験のスタイルが嫌いになるような結果だからです。なんでアナログおじさんが一番苦手で一番勉強していない科目なのに難易度によって70点も取れる? おそらく平均点も70点超えてくるのではないでしょうか。問題数も例年の25問から20問に減っており、協会のつけ刃的な措置にも見えたのも喜べない理由の一つ。もちろん低いよりはいいのですが・・・。

 

■中小政策 55点

 単純な暗記科目ですが、「運営管理」同様、これまで合格点を取ったことがありません。意地を見せるつもりでしたが、全く見たこともない範囲から多数出題されており、そこで得点につなげられませんでした。押さえていた範囲はほぼ得点できたのですが、結果的に努力不足、時間不足は否めなかったです。6割取るのがいかに難しいか、またしても痛感させられました。合格する人と8郎の差が如実に出る科目だと思っています。ということでこれは完敗です。

 

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 以上、得点結果でした。

 難しかった、というより、問題の出し方がエゲつなくなっていたというのを感じました。延期した時点で難化は想定していましたが、壁の厚さは想定以上でした。先述の通り、診断士協会の怨念?も本当に感じましたね。

 8郎は科目合格している「財務」「企業経営」を今回受けてないので7科目の全体像は分かりませんが、全体がこんな感じだと沖縄地区の受験生の合格率は10%を切るような気がします(全国平均30%程度)。協会が今後、合格ラインを引き下げる得点調整をする可能性は高いと見ています。なので8郎はまだ不合格が公式に決まったわけではありません。でも合格ラインに35点も届かなかった8郎がその奇跡の仲間入りをする可能性はまずないでしょう。ということで5度目の敗戦報告をする次第です。心理的ショックは年内に受け止めておきたいというのも理由です。

※失意の採点中にも職場から電話やメールが相次ぎストレスが増大します。有休取ってまっせ!(笑)。でもこれはサラリーマンの性ですから仕方のないことです。有休がとれた職場環境、同僚にも感謝してますので。

 

 以上、50歳おじさんの5年連続惨敗報告でした。

 下写真は試験初日の朝に乗った体重計。自らに課していた70㌔台で受験する、という目標だけはぎりぎり達成していました。

 

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 さて、5度目の挑戦も勝利のジングルベルを鳴らせなかった情けない50歳。今後どうするのか?

 もちろん、これまで書いてきたように「受験は今年で最後にする」という気持ちに変わりはありません。あれだけ頑張ったのに44点という「運営管理」で本当に心が折れましたので。仮に来年も受けるとするなら2科目がゾンビ復活し、2日間で6科目です(今年より負担増になります)。周りの受験生もどんどん若い人が増えています(明らかに60歳以上の方も意外にいますが8郎も完全に年長組です)。来年の試験会場に51歳の自分が座っている姿を想像することができません。

 撤退、ですね。

 もちろん、資格試験は受からないと意味がない、というのは重々承知しているので、ここで撤退することは言葉で言い合わらせないほどの悔しさがあるのですが、突破できなかった自分がすべて悪いので言い訳はいたしません。勉強を通して財務や経営理論、法務を中心にサラリーマンとして有効な知識を得ることができましたが、世間様がそれを認めてくれなければ、資格試験に調整した意味がありません。

 また「資格沼」にハマる可能性にも留意する必要があります(5回も受けてダメなんて、すでに沼にはまっていたと言われればそれまでですが)。ポスト50歳を生き抜くアイテムの一つ、「人生最後の資格」として挑んできましたが、同時に多くの時間を失っていたのも事実なので、どこかで線を引かなければ結果的に「失われた●年」を積み重ねるだけです。

 下写真は不合格を突きつけられた中、家族で食したクリスマスケーキ。失意の中でもおいしゅうございました。

 しかし、心残りは間違いなくあります。それは難関資格を手に入れられなかったこと、膨大な時間を費やしてしまったこと、ではありません。それらは、リスクを想定しての挑戦でしたので、覚悟はできています。

 心残りとは。そうです、愛息10郎との約束を果たせなかったことです。

 

 「有言実行」

 

 「父ちゃんは絶対に合格する」と息子に約束しました。残念ながら不実行となりそうです。親が果たせなかったことを息子に果たせとは言えませんよね。違う形で果たせるのなら果たしていきたいと思いますが、それが何か今は全く思い浮かびません。

 これまでにも書いてきたように、試験自体は楽しいのです。1年に1度しかない決戦に向かって日々努力することは(もちろんストレスであり苦しいのですが)、客観的にみるととても意味のあることだと感じています。仕事のスキルも上がりますし、やりがいも感じます。来年以降それがなくなったら仕事だけに情熱を傾けられるのだろうかと疑問符が付くくらいです(もちろん仕事が一番大切なのですが、将来的な意味で、です)。

 言い訳はしないと言いながら、ちょっとだけ客観的な言い訳が許されるならば(笑)、台風6号によりスケジューリング、モチベーションの調整を狂わされたこと(これは沖縄地区の全受験生に共通)、そして個人的には突然の人事異動によって単身赴任生活を余儀なくされたことの2つはマイナスに影響しました。

 10月に2次試験に労力をかけたことは全く後悔していません。この結果を見ると、あの時2次をやらずに1次に注力してても合格点には届かなかったと思います。それよりはリスクをおかしてでもリターンを取りにいった判断が正しかったと思います。

 ふと「あと1回だけトライしてみようか」と頭によぎったりもしますが、6回目はあまりに非現実的ですね。体力的にも精神的にももたないでしょう(特に自己採点するときの1問ごとの強烈なストレス。もう耐えられません)。5回で勝負を決めきれなかった8郎がすべて悪いのです。

 6年間の努力が報われず、クリスマスながら失意の底にいます。落第受験生以外には分かってもらえないであろうこの気持ちを、この時期に必ず街に流れる名曲が表現していました。

 

♪ 心深く 秘めた想い

  叶えられそうにない

 

 毎年恒例の疲れ切っただけの連休が終わり、明日から仕事。頑張ります。

【追記】前回のブログでお伝えした「前もってのご褒美」については、後半の追い込みで、考える余裕はなく、何ら予約していません。結果的によかったのですが。。。