沖縄 8 Scene

沖縄で生まれ沖縄に生きる
      8郎家の日記

親ばかはBARにいる

2015年08月15日 | どぅしぐわぁ

 わが愛息10郎、ついに空手道場デビューです! 浦添市内にある有名女性空手家の道場に通って3日がたちました。2日目は女性空手家の怒号に気おされて泣いてしまった10郎ですが(笑)、「またいきたい」と言っていたので安心して通わせています。どうです、この突き。一番きれいに水平で、決まってるぜ。とーとーが教えた通り、親指をきちんと引っ込めているね。空手着のお兄ちゃんたちより正しい突きだと思います。親バカご免。それにしても先生を見つめる10郎の視線が楽しげ~。8郎も早く道場で見てみたいものです(写真はかーかー撮影)。

 人生初の習い事だね。とーとーも小学校のころ、母方のおじさんの道場に通ったことがあります。半分無職だったおじさんが心機一転、空手道場を立ち上げたので、妹と二人、無理やりやらされたのです。結局、生徒が8郎兄妹だけだった(悲)のですぐつぶれましたがね。おじさんも空手家とはいえ精神的に不安定な人だったなぁ。そんな悲しい記憶ばかりのなかでも、空手着を着る時の、なんだか自分が強くなったような、そして心まで引き締まるような感覚は、今でもはっきりと覚えています。形が決まったときの胴衣が風を切る音、かっこいいよねー。好きなことが何ひとつできなかった8郎父さんの分までガンバレよ!

 親のエゴでプレッシャーを与えない程度に(もう与えてる?)応援していきます。会社帰りで疲れているなか、道場まで連れて行っているのはかーかーですが!

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 話を替えて、先日の「BARはしご」の話題に。

 盆の季節になると飲みたくなる、N高どぅしぐわーの一人亀さんと、BAR2軒をはしごしてきました。8郎が誘いました。会社からいったん帰宅するという亀さんを待つ間に、ラーメン屋「疾風丸」で一人つけめん。バーで飯を食うとなると金がかかるからという貧乏主義です。魚介系のだしがおいしかったですね。なぜか客は8郎一人。

 そこから歩いて30秒のビル3階にある「BAR坂梨」へと。8郎はすでに何度か通っています。いつものように褐色のイケメンと美人で礼儀正しい(これ本当)二人のバーテンダーさんが迎えてくれました。有名バーテンダーでもあるオーナーさんは不在でした。遅れてやってきた亀さんも「こんな騒がしい久茂地界隈のど真ん中にこんな落ち着いたBARがあるんだ」と感動した様子でした。8郎はとりあえずビール。そして、亀さん初めN高メンバーで遊んでいた時期に飲んで感動したブランデーCAMUSをロックで飲みました。20代のころの青春の味がしました。

 家飲み用のお酒を、ウイスキーからブランデーに替えようかと思っている42歳です。

 二件目は、以前も亀さんと行った栄町の「黒ヒゲ」。じーまーみー豆腐の天ぷらは相変わらず美味しかったです。イケメンのにぃにぃ二人が狭い厨房で頑張っています。メニューも高くて400円という安さが魅力です。大画面モニターでは、8郎と亀さんのおじさんコンビに合わせたかのように80年代POPSのPVが流れていました。布袋と吉川のコンプレックス、KAN、今すぐKISSMEのリンドバーグなど、で~じ懐かしかったっす。

 8郎は、以前から飲んでみたかったバーボンウイスキーの「メーカーズ・マーク」に挑戦。赤いろうでふたをした「世界で一本だけのウイスキー」で有名なあれです。果実系の甘さが強めのおいしいお酒でした。亀さんは山崎などに舌鼓を打っていました。

 亀さんから、K中学校・N高校時代の友人らのその後の人生も聞きました。いろんな人生がありました。42歳にして孫が出来るという同級生や、すでに亡くなっている人もいました。みんな、一生懸命生きていたんですね。8郎ももっと頑張らなければ。

 BARっていいですね。みんなとわいわいがやがやの居酒屋もいいですが、ちょっと高いお酒お飲みながら、ゆっくりどぅしぐゎーと語り合うというのも40代ならではの飲み方でしょうか。午前零時に近づいたころ、亀さんはまだ飲みたさげな感じでしたが、8郎は「ラーメン、つけ麺、もう飲めん」ということでお開きとなりました。おあとがよろしいようで(自分から誘っといてっ)。

 亀さん、つきあってくれてありがとー。また、いきましょう。

追記】きょう8月15日は終戦70周年だとか。終戦直前に生まれたわが父もそんな歳になるのか・・・という感慨にも浸りますが、そんなことより、この国は、集団的自衛権が閣議決定され、安保法案が国会で成立するなど、末恐ろしい国になっています。簡単にいうと、その流れを主導した首相がアメリカに対し、「わが国はいつでも戦争に参加し、貴国のためにわが国の青年の血をもって貢献する用意ができています。いつでもご下命ください」と宣言している状態です。今の政権は庶民の平和なくらしなんか全く考えていないということに、なぜ多くの国民が気付かずに、または無関心でいられるのでしょうか。それこそ大問題だと思う42歳ウチナーンチュです。5割をやっと超えたくらいの投票率で「大勝した」と勘違いしている政権にこんな好き勝手をさせていはいけませんよ。子供が空手を習い、酒飲み父さんはどぅしぐゎーとBARをはしごするという、ごくごく当たり前で平和な毎日がいつまでも続けばと願います。正しい戦争なんかありません。自衛隊が武器をもって自国を出るという時点で戦争です。人類の歴史は戦争の歴史ですが、だからこそ過去の戦争すべてを否定し、未来に進むことが歴史を作ることなんです。わたしは戦争を容認する政権とそれを支持する政党なんかに絶対投票しません。たとえ、ほかにめぼしい政党がいなくても、現政権に反対票を投じる意味で投票します。