沖縄 8 Scene

沖縄で生まれ沖縄に生きる
      8郎家の日記

ビーグバン in 照間

2006年06月27日 | その他

 今日はうるま市与名城照間に行ってきました。聞きなれない地名だと思いますので、Dsc_1670 場所を簡単に説明すると、勝連半島から海中道路へドライブするコース上、海中道路に入る直前に左に曲がって数百メートル進んだあたり、です。分かりましたでしょうか・・・?

 照間という地域は、実はある農産物で有名です。それはイグサ。そうです、畳やムシロの原材料となる草です。沖縄方言では「ビーグ」というそうです。6月から8月にかけては収穫のシーズンとのこと。今日も金武湾に近い田んぼで、刈り入れ作業を行う農家の方々がいらっしゃいました。ハチローも愛想笑いを浮かべて、近づき撮影の許可をいただいたので、撮影!(右写真)。この方々は早朝5時から働いているそうです!久々の6時起きであくびを連発していたハチロー、恥ずかしくなりました。

 と、女性が作業の手を止めて「えぇ、にぃにぃ(青年)。こっち来てごらん。あたし写すより面白いもんがあるよ」と手招き。行ってみると、女性はまだ刈り取っていないビーグの茂みをかき分けました。すると、ピヨピヨと可愛い泣き声が! 何と、鳥の巣があったのです(左写Dsc_1643真)。よく見ると、バンという鳥のひなでした。沖縄の水際ではよく見られる水鳥です。ひな三羽にふ化していない卵が7個。大家族ですね!全部かえったら、たちまち巣からあふれ出すでしょう! 「希望する子供の数2.48人で史上最低」というニュースが流れていた今日の人間界、少しは見習わないといけないですなぁ。

 女性らが刈り取り作業中に発見、壊さないように場所を移動したとのこと。親鳥は遠くからこちらを観察しているのでしょう、たまに厳しい鳴き声が茂みの間から聞こえてきました。

 農家の方の収穫作業が終わるまで、親子の再会は難しいでしょうねぇ。

 晴れ渡るお昼時、人間と水鳥の生活模様を垣間見た一日でした。

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