JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

大人は鏡

2006年11月30日 | g-i

昨日は、異様に肩がこって気持ち悪いくらい、どうしようもないので仕事の帰りにマッサージを受けてきました。
「どう?やっぱこってる?」
「お客さん、こりゃ半端じゃないですよ」
昔からなにぶん『こり性』な私、年に一、二度こんなことがあるんです。

「やっぱ眼精疲労かな?」
「そんなに目を酷使されるんですか?」
「どうにも若い女の子に目がいっちゃって・・ははは」
さすがに昨夜は女の子を追うこともせず(笑)、パソコン、テレビの画面も、本さえも手をつけずに過ごしました。

マッサージを受けながら、
「このあたりの小学校でも、イジメってやっぱりあるんですかねぇ?」
「こりゃまた、唐突だね」
「いやね、政府の提言だかなんかが出たらしいですけど、来年うちの娘が入学するものですから」とマッサージ師さん
こうにも、自殺等々の事件が連発すれば、入学を控えた親御さんはそりゃあ心配ですよね。

私、ちょっと思ったんですけど
最大の問題は、イジメを意識せずに行ってしまうことなんじゃないかって、、、
昔、アメリカで人種差別がどういう状況で行われてきたのか?(今も消えぬものはあるでしょうが)
全員が、差別を意識しながら行ってきたことなのでしょうか?
日本においてさえ、『同和問題』『朝鮮人問題』等々で、意識をしながら差別を繰り返して来たと思いますか?
人権侵害とは、無意識のいわゆる常識の中で繰り返されてきたことだったのではないか?
だとすれば、イジメに関しても無意識に行っていることがおおいにあるのではないか?
イジメが日常化する今、それは子供達の常識の中にすり込まれているんじゃないか?
だからこそ恐ろしい、そんな事を考えたんですよ。

だったらどうしたらよいのか?とても私などには解決策は見いだせませんが、
人権が一律平等に与えられた権利であり、それを犯すことはもっとも恥ずべき犯罪なのだということを、学校だけでなく、親が、社会が身をもって示していかなければいけないということなのでしょう。
大人達が、なにげに行っている行為を見て、子供達はそこから学ぶのだと思います。「どこそこの何々は、まったく何だからああなんだ」「何々はしょうがないんだよ、親が親だから」「○○君は金髪だけど外人かい?」人権を侵すような言葉や行動を私たち大人は無意識にやってしまっているのではないでしょうか?

先日、うちの母がサッカーの21才以下代表の試合を見ているときです。
「○○(私です)、何とかロバートっていうのは、外人か?」
「何をおっしゃる!ロバートだって、サントスだって、マルクスだって、ラモスだって、みんな日本人です!、名前や顔かたちで国籍を疑うなんて事は、絶対ダメだからね!」
「なにも、そんな怒んなくても・・・・」
こんな会話がありました。(笑)

無意識に行っている大人達の言動、私も含めじゅうぶんに気をつけなければいけません。妙に反省しながら、夜な夜な徘徊を続けるバブ君でありました。(説得力全くなし)

さて、今日の一枚は、ジョー・ヘンダーソンです。
ニューヨークに出てきたヘンダーソンは、ドーハム・グループに参加して、ブルーノートへ「PAGE ONE」、「OUR THING」、そして今日のアルバムと立て続けに録音を残しています。
一作目、「PAGE ONE」の「BLUE BOSSA」も、大好きな一曲ですが、全体的には今日のアルバムのほうが私は好みで、やはり、リズム・セッションの違いでしょうかヘンダーソンのまさに本領発揮という感じがします。そのぶん、ドーハムは若干浮き気味にも思えますけどね。

そうそう、前回紹介した『文字ばかりアルバム』と比べると、同じ文字でもブルーノートはお洒落ですよねぇ。

IN'N OUT / JOE HENDERSON
1964年4月10日録音
JOE HENDERSON(ts) KENNY DORHAM(tp) McCOY TYNER(p) RICHARD DAVIS(b) ELVIN JONES(ds)
1.IN'N OUT
2.PUNJAB
3.SERENITY
4.SHORT STORY
5.BROWN'S TOWN


不細工は美味

2006年11月28日 | j-l

昨晩は浮かれて完全に飲み過ぎてしまいました。
一人で飲みに出掛けるつもりでしたが、ついつい乾杯の相手がほしくなり、悪友S君に電話、いいヤツですよねぇ二つ返事で付き合ってくれました。
  S君の奥様へ、、、昨夜は間違いなく私からお誘いしました。

まずは、『H』という二人でよく行くお店へ、寿司屋で修行を積まれた店主Hさんの腕はたしかで、いつも美味しい肴を出してくれます。
「さて、今日の肴は何にしますかねぇ、俺は煮魚を一口だけ喰いたいなぁ?」と私
「・・・煮魚かぁ、焼きもいいなぁ」
ということで、それぞれ一品ずつお願いすることに

「Hさん、何がいいかなぁ?」
「はたはたがいいのあるけど、焼こうか?」
「おう!」
「煮魚は、ナメタに赤次に・・・どんこの頭のほうなんかどう?」
「頭のほう?」
50センチもあろうかという『どんこ』がはいったとかで、一尾出すには多すぎる、尾っぽのほうはすでに隣の方が頼んでいらっしゃるから、頭のほうはどうかと言うのです。
「よし、それいただきましょ」

出てきましたよ、頭のほう
「いやぁ、こりゃすげぇや」
ドスのきいたそのお顔立ち、何ともまったく不細工であります、しかもでかい。
不思議ですよね、不細工な魚っていうのはどういうわけか味がいい、身もさることながら肝の旨いこと旨いこと。
例のごとく私は量を必要としませんので、ほんの少しいただき、残りはS君。
「いやぁ、これだけでお腹いっぱいだよ」

最後にお客さん持ち込みの一夜干し鰯を焙っていただき、そりゃもうお酒もすすみました。

魚にしても、人間にしても、見た目ではありませんね、ガンをとばす『どんこ』の顔を見て、大いに希望を持ちました。
「よし、俺は中身で勝負だ!」
「おいおい、見た目も悪いけど中身も無いっていうヤツもいっぱいいるからね。」
って、何でそういうこと言うかなぁ~~もう。

さて、今日の一枚はじつにいい加減なジャケ・デザインだと私は思っている一枚です。
ミルト・ジャクソン・クインテットの頭文字をとってMJQ、安易なジャケットですよね。
どうしてプレスティッジでのMJQのアルバムは、こんな感じのジャケットばかりなんでしょ?「DJANGO」もそうですし、「CONCORDE」だって、再発盤は文字だけでしょ、何か意図でもあったのでしょうかね。
さぁ、見た目不細工な魚は旨い、工夫のないジャケットの中身はいかに?

このアルバム、私がいつも聴くのはB面、つまりMJQではなく、ミルト・ジャクソン・クインテットばかりなんです。
べつにジョン・ルイスが嫌いだってことではないのですが、私としては5曲目以降が好みだということです。

MJQ / MJQ & THE MILT JACKSON QUINTET
1952年12月22日[1~4], 1954年6月16日[5~8]録音
MILT JACKSON(vib)JOHN LEWIS(p) PERCY HEATH(b) KENNY CLARKE(ds)[1~4]
MILT JACKSON(vib) HENRY BOOZIER(tp) HORACE SILVER(p) PERCY HEATH(b) KENNY CLARKE(ds)[5~8]
1.ALL THE THINGS YOU ARE
2.LA RONDE
3.VENDOME
4.ROSE OF THE RIO GRANDE
5.OPUS DE FUNK
6.I'VE LOST YOUR LOVE
7.BUHAINA
8.SOMA

おまけ、
『H』を出たあとは、いつものバーへ、
ママから昨日の記事にコメントもいただきましたが、ご指摘のとおり、かなり酔っぱらっておりまして、ご迷惑をおかけしました。おかげさまで帰宅後はバタンキューで就寝できました。また、飲みに行きますね。


親バカおやじ

2006年11月27日 | a-c

今日は一日雨模様で、何だか暗い一日でしたが、気温は思った以上に高く、マッチを仕入れてはきたものの『着火テスト』またも延期であります。

親バカだとおおいに笑っていただいて良いのですけど、我が娘の写真が雑誌に掲載されました。パチパチパチパチ!
なになに? 何処のファション誌か? それとも何か悪いことでも?
バカ言っちゃいけません!
自慢じゃありませんが、私の血が半分入った娘ですよ。間違っても美形系で誌面を賑わすわけがありません。かといって、犯罪を犯すような子でもないので、

じつはね、吹奏楽の雑誌「Band Journal」12月号に、第6回東日本学校吹奏楽大会の金賞受賞校として写真が掲載されたんです。
いゃあ、素晴らしい!金賞ですよ、金賞!
父に似て(?)、男遊びもせずにアルト・サックスを頑張っているんだなぁと嬉しくなってしまって・・・・

えっ?いっぱい学校の写真が載ってるけどどれかって?
そんな簡単に教えられますかって、
えっえ?どの写真も小さくて顔が確認できない?
うるさいなぁ!私には一目でわかるんですよ!

サックスを始めて間もない頃、
「しかたないなぁ、いつかお父さんが好きな曲を聴かせてあげるから」
と言ってくれた我が娘(シクシク)

よし!勢いに乗って、来年は全日本吹奏楽コンクールの金賞を狙え!

はぁはぁはぁはぁ、、、すいませんでした。親バカの戯言、今日だけは勘弁してくださいね。

さて、今日の一枚は、やっぱりアルトを聴かなくちゃいけません。しかも気分に合わせてファンキーなものにしましょう。
娘が私のために吹いてくれるその時を夢見て、親バカおやじは、ノリノリで行きますよ。

THE DIRTY BLUES / CANNONBALL ADDERLEY
1960年2月1日[2,4,6], 3月29日[1,3,5,7]録音
CANNONBALL ADDERLEY(as) NAT ADDERLEY(cor) BOBBY TIMMONS[2,4,6], BARRY HARRIS[1,3,5,7](p) SAM JONES(b) LOUIS HAYES(ds)
1. WORK SONG
2. DAT DERE
3. EASY LIVING
4. DEL SASSER
5. JEANNINE
6. SOON
7. THEM DIRTY BLUES

おまけ、
一人気分がよいもので、飲みにでかけちゃいま~す。


着火できず

2006年11月26日 | d-f

いよいよ、暖房の必要な気温になってきました。趣味部屋以外の暖房器具は腰を痛める前に出していましたので、ホット(暖房だけに・・なんじゃそりゃ)しておりましたが、いかに日当たりの良い趣味部屋でも、暖房をそろそろ用意しないと、私の逃げ場所が無くなってしまいます。
おかげさまで、腰の様子もそこそこ良さそう、
「よし、出しちゃうか!」

以前にもお話ししましたけど、私はどうにも温風が苦手で、ファンヒーター、エアコンのたぐいの暖房は性に合いません。
ですから、趣味部屋の暖房は誰がなんと言おうと、ヤカンを乗せた石油ストーブ以外受け付けないのです。

「よっこらしょ」
腰をかばいながらもなんとか二階の趣味部屋に、ぞうきんでホコリを落としながら製造年をふと見ると、なんと1995年製ではありませんか。

二、三年前からは着火装置も壊れ、反射板も輝きを失ってまいりました。
「そろそろ、処分して、あっちのファンヒーター使えば」
優しい家人の声も、こればかりは聞き入れることは出来ません。
「いや、火がつく限り、俺はこれを使う!」
11年間も私の足下を暖め続けてくれたヤツをなんで捨てられようか、ましてや、私の足は臭いとの文句も言わずに、、、、どっかのだれかさんとわけが違うんだ!!!
心の中でそうつぶやきながら灯油を入れ、いよいよ着火テストです。
「お~い、マッチどっかになかったかなぁ?」
「マッチなんてあるわけないでしょ!」

まったく、最近はマッチをちっとも見かけなくなりましたよね。
それでも私はパイプを少々やりますので、ちょっと前までマッチを切らしたことがありませんでした。ところがパイプ用ライターを手に入れてからはこれもなくなり、マッチは私の周りからも姿を消したのであります。

そういえば、昔のドラマでは、旦那のウソがばれるシーンで、ワイシャツの口紅、飲み屋のマッチ、この二つは重要なアイテムだったですよね。あの頃は飲食店何処にでもオリジナル・マッチがありましたから。
ジャズ喫茶のマッチも重要なコレクターズ・アイテムでした。

ところで、日本で始めて本格的にマッチが作られたのはいつだか知ってます?
明治8年、東京は本所柳原に旧金沢藩士、清水誠が、旧士族の婦女子を貧困から救済するために建てた工場『しんすい(漢字があったはずですが?)社』で作られたのが最初だそうで、安価な原料代にも助けられ、2年後には輸出するまでになったとか。当時から、ユニークなデザインラベルが海外でもうけていたそうであります。

いやいや、そんなことはどうでもいい、マッチが無けりゃ着火テストが出来ないではないの。
まぁしかたありませんね、今すぐ暖房が必要という状況でもないし、明日100円ショップでもまわって仕入れてまいりましょう。

さて、今日の一枚は、着火テストに挫折し、一人大音量で『いじけ聴き』をしたドルフィーです。
これ以前のドルフィーはなんだかんだ言いながら、過去のジャズ・スタイルを何処かに残しているというイメージがありますが、ここでは完全なドルフィー・スタイルというものを感じ取ることが出来ると思います。
それだけに、好みも別れる一枚でしょうね。

私的には、ドルフィーのソロとトニー・ウィリアムスのドラミングの、なんとも言えないマッチングに美しささえ感じてしまいます。

OUT TO LUNCH ! / ERIC DOLPHY
1964年2月25日録音
ERIC DOLPHY(as,bcl,fl) FREDDIE HUBBARD(tp) BOBBY HUTCHERSON(vib) RICHARD DAVIS(b) ANTHONY WILLIAMS(ds)
1.HAT AND BEARD
2.SOMETHING SWEET, SOMETHING TENDER
3.GAZZELLONI
4.OUT TO LUNCH
5.STRAIGHT UP AND DOWN

追伸、
先日紹介した『熊野鬼城太鼓』の友の会さんから、たいへん嬉しいコメントをいただきました。いったいどこからこのログをお知りになったのか?不思議ではあったのですが、なんと、コメントのみならず、全文を同会のブログで紹介していただいて・・・じつに感激です。
機会があれば彼らの生の演奏をぜひとも聴いてみたいと、心より思っております。
みなさんも、ぜひ名前を覚えていただき、何処かでお聴きになる機会があれば、応援よろしくお願いします。


長年の友

2006年11月25日 | a-c

今朝は冷えましたねぇ、布団から出るのに一苦労、
「もう起きなさいよ」の声に、
「根っこ生えて起きられない!」
あまえてみたところで、何の意味もありませんでしたけど・・・

覚悟はしていたものの、腰の痛みは相変わらず続いております。おかげで『夜のオイタ』はしばらくおあずけ、今日の遠出散歩も難しそうです。
「せっかくのよい天気なのに、、、、」
さて、何をしようかと考えたのですが、
「そうだ、我が『長年の友』を久しぶりに掃除してあげよう!」
と決めました。

えっ?『長年の友』はだれかって?
これがねぇ、誇れるような友でもないんですよ。古いし、性能が良いわけでもそれほど高かったわけでもないもので(じつは友人からただ同然でいただいたんですけどね。)。
それでも本当に長い間、こんな私に付き合ってくれていますので、私的には大切な友なんです。

これなんですよ、ステレオ・アンプ。
もうかなり使い込んでしまったもので、昨年も一度ストを起こしまして、スピーカーの切り替えリレーの故障でしたが、何とか部品を探し出し、バブ医師執刀のもと手術いたしました(笑)。別にもう一つ代わりもいるのですが、私には彼を見捨てる勇気が無くて。

「よしよし、そろそろ体内脂肪(ホコリ)がたまっているだろう。」
工具と掃除機とパソコン用のダストブロワーをベランダに持ち出し、分解掃除です。
案の定、体内脂肪は限界間近でした。
リレー交換手術のおかげで、彼の体内は熟知しております。基盤を外して隅々まで体内脂肪をそぎ落としてあげ、組み立て終えるとどことなく彼も嬉しそう、
「そうかそうか、まだまだ俺に付き合ってくれるんだな」
セッティングが終わって、最初に鳴らしてみたのは「SOULTRANE」
スリムになった彼は、昨日までより、軽やかに音を響かせているように、私には思えました。

さて、今日の一枚は定番中の定番、どうして今日までここで紹介しなかったのかが不思議なくらいの一枚です。(紹介するまでもないかなぁと思っていたのもたしかですが)
じつはね「SOULTRANE」を聴いたら急に聴きたくなっちゃったんですよ。
これを聴きながら珈琲なんて飲んでいると、まさに昔のジャズ喫茶を思い出してしまいます。なかにはあまりに定番過ぎて「うちはこれだけはかけないよ」なんていう偏屈マスターもいたりしましたけど(笑)

アメリカでは過少評価されていたソニー・クラークでしたが、日本ではこのおみ足に魅了された人は数知れず、ハード・バップのバイブル的存在になりました。
内容については皆さんご存じの通りと思いますので、とやかくは言いません。
そこで『アルバム・ジャケット、本物の「COOL STRUTTIN」はどれだクイーズ!』
さぁ、わかりますか? 「クッダラねぇーーー!」なんて笑わないで下さいよ。





正解は、ダガダガダガダガ・・・
1番から3番までは「COOL STRUTTIN」間違いありません。ただ若干トリミングが違うでしょ。1番はオリジナル、2番は東芝EMIから発売された国内盤(3番とほとんど変わりありませんが、右上にSTEREOの文字が入っています)、3番はアメリカ・リバティレコードから再発されたステレオ盤。
4番が面白いでしょ、これも「COOL STRUTTIN」なんです。1987年、アメリカのキャピトルレコードからの再発盤なんですが、ミスで写真が裏焼きになってしまったという変わりもの。
5番6番は、以前紹介した「もう一つのクール・ストラッティン」と呼ばれた「SONNY CLARK QUINTETS」の『柳の下に何とか盤』です。
7番は東芝EMIがBLUE NOTE1500シリーズを番号順にLP発売した時、レコード店に配られたサンプル盤。ほら、ちゃっかり油井庄一先生がカーネル・サンダースのごとく立っていらっしゃるじゃありませんか。
さて、私が持っているのはどのジャケットのものか・・・上の写真はオリジナルっぽいですが、じつはこれCDのジャケ写真、レコードは当然国内版しか持っておりません。

こうしてみるとジャケットにこる方の気持もわからなくもない、そう思いませんか?

COOL STRUTTIN' / SONNY CLARK
1958年1月5日録音
SONNY CLARK(p) ART FARMER(tp) JACKIE McLEAN(as) PAUL CHAMBERS(b) PHILLY JOE JONES(ds)
1.COOL STRUTTIN'
2.BLUE MINOR
3.SIPPIN' AT BELLS
4.DEEP NIGHT


素敵な女(ひと)が逝く

2006年11月24日 | m-o

今日またしても訃報が届きました。23日ロサンゼルスでアニタ・オディがお亡くなりになったそうであります。年齢は87歳ですから、ヘロイン中毒、アルコール依存症を繰り返したわりには大往生といってもよいかもしれません。

「♪ スウィ~~~ト、ジョージブラウン・・・」
私の中でのアニタ・オディは、映画『真夏の夜のジャズ』のあの黒と白のドレスと帽子、白い手袋姿があまりに印象的で、チャーミングな笑顔にクラっ、そのくせ顔に似合わぬハスキー・ボイスにクラクラって感じで恋しちゃいそうでありましたが、
『真夏の夜のジャズ』は、1958年7月のニューポートですから、12月生まれのアニタは39歳、もうすぐ四十でしょ、それにしてはずいぶんと若く見えてしまったのは私だけでしょうか?
ともかく私にはとても素敵な女性に思えたのです。
そうそう、「先輩で彼女にこの時のアニタと全く同じ格好をさせて喜んでいた人がいた」という話は、以前にしたことがありましたよね。

 

『真夏の夜のジャズ』を始めて観たのはいつだったでしょう?良く覚えてないんですよね。日本初公開は、翌年の1959年ですから、この時でないことはたしか、それでもほとんど始めて動く幾人ものジャズメンを観たので、感激をしたことは良く覚えています。

アニタ・オディもそうですが、モンクにマリガン、クリス、ファーマー、ドルフィーなどなど、今みたいに簡単にVTRやDVDがあるわけじゃありませんから、ライブにでも行かない限り動くジャズメンにはお会いできませんでしたからね。
「なんで、全ミュージシャンの映像を出してくんないんだろうね」なんて怒ってみたりして。

そういえば、昔、『フイルム・コンサート』っていうのが結構ありましたよね。たしか『バングラディッシュ救済コンサート』や『ウッドストック』も、私はそんなんで観た記憶があります。
なかには、トーク会付きみたいな、ミュージシャンについてはもちろん、なんだか政治集会みたいなものも同時開催だったりすることもあって、そんなのが地方でもよく行われていたように思います。
今思えば、大学祭ノリみたいな・・・・えっ?いまや大学祭でだってそんなことしないって? ははははは、そうですよね。

話がいらぬ方向へ進んでしまいました。
ともかく、いかに大往生とはいえ、アニタ・オディの死は、また一人私の知るミュージシャンがこの世からいなくなってしまったということ、とても悲しい思いです。

これほど語っておいて、私が持っているアニタのアルバムは二枚しかありません。(なにしろボーカルものには強いもので・・笑)
そのうち、「ANITA SINGS THE MOST」は以前に紹介したことがありますので、今日の一枚は「THIS IS  ANITA」です。

THIS IS ANITA / ANITA O'DAY
1955年12月6,7,8日録音
ANITA O'DAY(vo) BUDDY BREGMAN ORCHESTRA
1.YOU'RE THE TOP
2.HONEYSUCKLE ROSE
3.A NIGHTINGALE SANG IN BERKELEY SQUARE
4.WHO CARES ?
5.I CAN'T GET STARTED
6.FINE AND DANDY
7.AS LONG AS I LIVE
8.NO MOON AT ALL
9.TIME AFTER TIME
10.I'LL SEE YOU IN MY DREAMS
11.I FALL IN LOVE TOO EASILY
12.BEAUTIFUL LOVE


心の鼓動に足止め

2006年11月23日 | p-r

昨晩の天気予報では、一日中曇りで気温も低いとのことでしたが、蓋を開けてみれば曇っていたのは朝のうちだけ、引きこもり読書を覚悟していた私には嬉しい誤算であります。「さて、冬でも探しに出かけてこようかな」
「なにが冬でも探しによ、家に居たくないもんだから」
(「ご名答!」)

ところが、出かける間際になって、珍しくテレビのスイッチを入れると、
『全国太鼓フェスティバル』
岩手県陸前高田市で毎年行われている和太鼓のフェスティバルであります。

歳を重ねるにつれて、確実に変わってきたのは、第一に体力、第二に記憶力、第三に涙腺の締まり、この三点でしょうかね。
鳴り響く和太鼓を聴くうちに、なぜだか涙が出てくるんです。ワンワン泣く感じじゃないんですよ、ただただ涙が流れ出るんです。
筋骨たくましい青年、ねじりはちまきが粋なおねえさんはもちろん、小学生とおぼしき子供達から、なんと80歳のおじいちゃんまで、懸命に叩く和太鼓の音は、我が心にジャストミートだったようです。
スピーカーを大きなものに切り替え、涙を流しながら45分という短い番組を見入ってしまいました。

和太鼓の響きは、まさに心の鼓動ですね。もちろんジャズにも感動はしますが、またそれとは違う・・・なんと言ったらいいんだろう、他では味わえない興奮というか、「俺の身体は、裏打ちだけに反応する訳じゃないぞ!」みたいな。
やっぱり、日本人なんでしょうかね。

なんだか、とても気分が良くなって、腰が痛いのも忘れそう。
「ようし!気分が良いまま、冬探しに出かけるぞう!」

張り切ってはみましたが、はっきりとした冬は見つけられず、秋の名残だけが目につきます。
それでも落葉の間にしょぼくれた梅干しみたいな銀杏の実をみつけ、「先週あたりはこれほど落ち葉はなかったなぁ」と、確実に進む季節の流れをほんのちょっと感じることができました。



さて、今日の一枚は、本文には何の関連性もないアルバムです。
落葉に刺激を受けて「AUTUMN LEAVES」でも聴けばいいんでしょうけど、なぜか「OVER THE RAINBOW」が聴きたくなっちゃって(笑)
さて、だれの「OVER THE RAINBOW」を聴こうかなぁ、と取り出したのがこのアルバムです。
アート・ペッパー超晩年、死の一ヶ月前と二ヶ月前に録音された一枚です。
私が持っているのは国内版、ビクターのVIJ-6409ですが、ギャラクシーのGXY-5147は持っておりません。

私は、ジョージ・ケイブルスとのディオ(もう一枚の「GOIN' HOME」も)けっこう好きなんですよね。酒のお供によく聴いている一枚です。二人の息はピッタリ、二人の音楽の会話を楽しんでください。

TETE-A-TETE / ART PEPPER
1982年4月13[4],14[1~3,5,6]日音, 5月11日[7]録音
ART PEPPER(as) GEORGE CABLES(p)
1.OVER THE RAINBOW
2.TETE-A-TETE
3.DARN THAT DREAM
4.BODY AND SOUL
5.THE WAY YOU LOOK TONIGHT
6.'ROUND MIDNIGHT
7.YOU GO TO MY HEAD

おまけ、
『全国太鼓フェスティバル』に出演されていた最年長のおじいちゃんは、中森輝雄さんとおっしゃる『熊野鬼城太鼓』の大師匠でした。むちゃくちゃカッコイイおじいちゃんでしたよ。関連ページを見つけましたので、ご覧になってみて下さい。


夫婦仲良く?

2006年11月22日 | g-i

さても、今日は『いい夫婦の日』だそうで、間違って『よい夫婦の日』と言ってはいけないとか。なぜなら『よい夫婦の日』は、なんと別にあるんですねぇ、4月22日。しかも毎月22日は『夫婦の日』なんだそうであります。

「今日は『夫婦の日』だから早く帰ったよ」
「まぁ嬉しい!美味しい料理をつくったからはやく食べましょ。そうそうお酒もつけるわね。」
毎月これをやっている夫婦がいたら、世界遺産ものであります。

「おい、これ・・・」
「なに???まぁ!素敵なネックレス!どうなさったの?」
「今日は、ほら、『いい夫婦の日』だろ」
「それじゃわざわざ、うれしい!」
これもまた、天然記念物ものですな
へんにプレゼントなんか渡したら、「何か隠し事があるに違いない」と変な勘ぐりをされるのが落ち、まさに触らぬ何とかであります。

しかるに『いい夫婦』はなんたるか。
これを私が語れるようになれば、一種聖人の域に達するわけで、答えをお持ちの方、ぜひともご一報をいただきたいと思います。(笑)

家庭内において、父の、夫の権威が失墜してから、どれほどの月日が流れたでありましょうか。
そもそも、染色体レベルで考えても、男性より女性のほうが高位な生物体であることは間違いないわけで、『男尊女卑』と呼ばれた社会を築き上げたのは、おだてに乗った男性の見栄に他ならなかったと私は思っています。
『男尊女卑』を肯定する気はもうとうありませんが、おだてられずに見栄も張れない男性ほど惨めな生物体はいないのではないかと・・・
しょせん、男性の見栄など虚栄にしか過ぎないのですから、高位な女性はこれを操る術を安易に見つけ出せるはず、おだてを駆使して旦那を操ってみてはいかがでしょうか?
家庭で見栄を張らせれば、馬車馬のごとく働く夫に変身するやも知れませんよ。
ただし、突然の妻の変異は、旦那にとって何者にも勝る驚異ですので、加減をしながらお試し下さい。

「あらま、今日は休日前なのに、め・ず・ら・し・く飲まずに帰ってきたんだ。腰痛もいい薬になるかもね。」
こんな言葉は、旦那のやる気をそぐまさに起因!けして使ってはいけませんよ。
まったく、「腰痛、大丈夫だった?仕事たいへんだったでしょ」くらいのこと、言えんもんですかねぇ、、、、あ~あ。

さて、バカな話はこのくらいにしておいて、今日11月22日は、ミュージカルの名コンビ「RODGERS & HART」のローレンツ・ハートの命日でもあります。
彼らが書き下ろしたミュージカル・ナンバーは、多くがジャズ・スタンダードとして、今でも親しまれていますよね。
「MANHATTAN」「MY ROMANCE」「THE LADY IS A TRAMP」「MY FUNNY VALENTINE」「FALLING IN LOVE WITH LOVE」「BEWITCHED」などなどあげれば切りがありません。

そこで今日は、彼らの名作「BLUE MOON」の入ったアルバムを紹介します。
なにしろハートは作詞家ですからねぇ、不得意のボーカルものじゃないと意味がないし、
ジュリー・ロンドンも考えたのですが、以前に紹介済みですので、大御所ビリー・ホリデイのCD紹介にします。
このホリデイは、何とも可愛らしく「BLUE MOON」を歌っていますよね。演奏は短いんですけど、とても印象に残る一曲だと思います。

BILLIE'S BLUES / BILLIE HOLIDAY
1942年録音
Billie Holiday (vo) HEYWOOD HENRY(ts,bs) MONTY KELLY, LARRY NEILL, DON WADDILOVE(tp) SKIP LAYTON, MURRAY McEAVHERN(tb) BUDDY DE FRANCO(cl) ALVY WEST, DAN D'ANDRE, LENNIE HARTMAN(reeds) RED NORVO(vib) CARL DRINKARD, SONNY CLARK, BERYL BOOKER, BOBBY TUCKER, BUDDY WEED(p) JIMMY RANEY, TINY GRIMES, MILE PINGITORE(g) RED MITCHELL, ARTIE SHAPIRO(b) ELANE LEIGHTON, WILLIE RODRIQUEZ(ds)
1. ANNOUNCEMENT BY LEONARD FEATHER
2. BLUE MOON
3. ALL OF ME
4. MY MAN
5. THEM THEIR EYES
6. I CRIED FOR YOU
7. WHAT A LITTLE MOONLIGHT CAN DO
8. I COVER THE WATERFRONT
9. BILLIE'S BLUES
10. LOVER, COME BACK TO ME
11. BLUE TUMING GREY OVER YOU
12. BE FAIR WITH ME BABY
13. ROCKY MOUNTAIN BLUES
14. DETOUR AHEAD
15. TRAV'LIN' LIGHT
16. I DON'T STAND A GHOST OF A CHANCE WITH YOU
17. WILLOW WEEP FOR ME
18. STORMY WEATHER

おまけ、
今日11月22日は、『回転寿司記念日』『大工さんの日』『ボタンの日』『長野県リンゴの日』『オール川柳の日』なんかにもなっているそうであります。

ちなみに、『大工さんの日』は「11月は、国の技能尊重月間であり、22日は大工の神様とされる聖徳太子の命日にあたる。また、11は2本の柱をあらわし、二十二のそれぞれの二は土台と梁または桁をあらわすことから日本建築大工技能士会が制定した日。建築大工業界の発展と、木造住宅の振興などがその目的。」だそうで、聖徳太子が大工の神様ってえのも知らなかったし、今日が命日っていうのも、なんだか「へ~~~~」って感じですよね。


酒のツケが腰に

2006年11月21日 | s-u

毎回のことですが昨晩も少々飲み過ぎ、午前中はハイテンションを維持できたものの、昼食を食べた後は一気に眠気がさしてきました。
「こういう時は体操だ!」とばかりに車を駐車場に止め、ストレッチ・・・
一・二、一・二、・・・グキ! あららら、ちょっと腰のあたりが
ぎっくり腰とはいかないまでも、へんに筋を伸ばしちゃったみたいで、腰から右足にかけて電気が走りました。
おかげで、お目々はパッチリ開きましたが、夜になっても痛みが取れません。風呂上がりに湿布でもして寝るしかありませんね。
「まいったよ、腰をちょっとやっちゃったみたいでさ、湿布出してくれる」
「自業自得、夜遊びと、太り過ぎと、運動不足、腰だって文句が言いたいんだよ」と母、
まさにその通りであります。

というわけで、今日は久しぶりの休肝日。
ところがそんな日に限っておかずがねぇ、今年初の鍋、しかも私直伝の『雪鍋』であります。
「う~~~~!日本酒が、日本酒が~~~~!」
「今日はあきらめなさい!最後は雑炊にするんだから、米の水じゃなく粒をお腹に入れんの」
「ハーイ」

ここでちょっと『雪鍋』のレシピを、
材料は種類が少なくてもいいんですよ、豆腐と塩鱈と大根とネギ、これだけあればOK。一人二人で多種の具材は不経済でしょ、今日はたまたま春菊があったらしく、入っていましたけど無くてもじゅうぶん旨いですから
ポイントは塩鱈を使うこと、塩鱈は適当な大きさに切り水気を取り、お酒を少しふっておきます。これに片栗粉をまぶして、少々多めの油でごげめがつくまで揚げ焼きにします。
昆布と鰹節でだしを取って、多めのネギを投入、鱈も投入。
塩と香り付けの醤油を少々、ちょっと濃いめの味付けでいいのですが、鱈から塩が出ますので気をつけて。
豆腐も加え、一煮立ちしたところで、酒を少々、ちょっと絞った大根おろしを雪のように散らし蓋をします。(今日は春菊も入りました。)
もう一度、煮立ったら出来上がり。
淡泊な鱈も、揚げ焼きにすることで、ひと味変わりますよ。

ともかく、最後は雑炊でしめて、アルコール無しの夕食を無事終了いたしました。
明日になっても腰は痛いかなぁ・・・・

さて、今日の一枚は、ホレス・シルバーです。
シルバーといえば、「生粋のブルーノートっ子」25年間で約50枚のアルバムをブルーノートに残しました。
この間、ブルーノート以外で残したリーダー盤は、ジャズ・メッセンジャーズ独立直後、エピックに入れた「HORACE SILVER TRIO」一枚だけ、しかも6曲オリジナルを用意したのに、3曲はスタンダードにかえて欲しいとプロデューサーに要求されたことに、かなり不満を持っていたそうで「ライオンなら絶対にそんなことは言わない」と言ったとか言わなかったとか。ともかく、ブルーノートを改めて惚れ直したきっかけになったようですね。
こうして、その後、録音したのが今日のアルバムです。
二枚を聞き比べると、だんぜんブルーノートのほうが勝ち!みたいなのは感じますよね。
やっぱり、大ヒットした6/8の変拍子曲「SENOR BLUES」が聴き所でしょうかね。

6 PIECES OF SILVER
1956年11月10日録音
HORACE SILVER(p) DONALD BYRD(tp) HANK MOBLEY(ts) DOUG WATKINS(b) LOUIS HAYSE(ds)
1.COOL EVES
2.SHIRL
3.CAMOUFLAGE
4.ENCHANTMENT
5.SENOR BLUES
6.VIRGO
7.FOR HEAVEN'S SAKE

おまけ、
「ジャズ四方山話」を更新しました。よろしければ覗いてみてください。


着ぶくれ紳士の食欲

2006年11月19日 | m-o


今日は寒い一日でした。私は暖房器具にはまだ頼らないと、やせ我慢を続け、少しずつ『着ぶくれの紳士』へと変身していきます。
「あらまぁ、ずいぶんと着込んだんじゃない?」と家人
「えっ?そうか?だって、Tシャツにシャツ着て、上着だけだよ」と言うと
「あらら、それだけで着ぶくれに見えるんだから・・・・・」
(えっ?それって、ひょっとして、我が愛する皮下脂肪を、おぬしは攻めているのかい?)
「見た目を気にしなくなると、歳とるのが早いよぉ~~」
(え~~い、てめぇにだけは言われたくねぇよ~~~だ!!)

さて、家人になんと言われようと、我が愛する皮下脂肪には、求められるがままに栄養を補給し続ける私は、いつになく夕食作りに燃えておりました。
「買い物、俺が行くからいいよ」
「あらま、珍しいこと、自分から行くなんて」
先日、いつも美味しそうな料理を紹介してくれる「ねこや雑記帳」のあずきさんが、圧力鍋を利用した「煮豚」を紹介されておりまして、それを見たときから、「よし!日曜日には久しぶりの角煮を作ろう!」と心に決めていたのであります。

「ほんじゃ、行ってくんから」
「あっ!そうだ!今晩はエビチリね」
「えっ?!・・・なんでなんで?」
「冷凍のエビ使っちゃわないと」
「・・・・・・・・・え~~~ん」
けっきょく、家人にわたされた必要品目のメモを持って、私はとぼとぼと買い物に出かけたのでありました。

だけどね、だだじゃ帰ってきません。寒い日にはあったかい煮込みが欲しいじゃありませんか。白モツを仕込んで時間をかけて「モツ煮」を作りました。
へへへへへへへ、日本酒、日本酒。
ちなみに、「エビチリ」も私のお手製ですよ。

さて、今日の一枚は、じつにじつに珍しく、今朝一番に聴いたアルバムです。
私は、フュージョン系のものというのはほとんどアルバムを持っておりません。以前、友人が我が家に訪ねてきたとき、「バブ、おまえ何でこんなレコード持ってんの?」と不思議がったぐらい。
でも、そんな私でもフュージョン系を全く聴かない訳じゃないんですよ。
このチャック・マンジョーネなんか、昔、ドライブの良いお供で、女性が隣に乗っていても、そこそこ違和感なく聴いてくれた一枚として重宝しました。
それでも、ここ数年聴いてなかったですねぇ、(ずいぶん前に助手席に女性が乗ることもなくなりましたし・・・・)
さすが、ポップス・アルバム・チャート第二位を記録したヒットアルバムだと、改めて納得したりして、フリューゲルホーンのまぁるい響きにピッタリあった楽曲なんでしょうね。けっこう心地よい朝でありました。

FEELS SO GOOD / CHUCK MANGIONE
1977年録音
CHUCK MANGIONE(flh,p) CHRIS VADALA(bs,ts,ss,piccolo,fl,afl) GRANT GEISSMAN(g) CHARLES MEEKS(b) JAMES BRADLEY Jr.(ds,conga,timbale)
1.FEELS SO GOOD
2.MAUI - WAUI
3.THEME FROM "SIDE STREET"
4.HIDE & SEEK
5.LAST DANCE
6.THE ⅩⅠth COMMANDMENT

おまけ、


私の持っている今日のアルバムの日本語のライナー・ノーツ、じつは表題曲名が間違っております。
ふと、毎日アルバム紹介をしている私ですが、おそらく『スペル間違い』をかなりやっているのだろうなぁと反省したりして。
でも、堂々とこうして間違ったまま販売もしているのだから「私の間違いなど、ちいさいちいさい」と、開き直るのでありました。(笑)