JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

クリスマスソング不要論

2017年12月26日 | y-その他

冬至もクリスマスも終わり年賀状も出したし、いよいよ年末、べつに普段と変わりは無いのになんとなく忙しく感じるのは・・・・こんな私でもやっぱり日本人なんでしょうかねぇ


冬至南瓜、いとこ煮です。

すでに時遅しではありますがクリスマス話を一つ
先日町中を歩いているといろんなところから聞こえてくるのはクリスマスソング・・・まっあたりまえですけど。ただどこから聞こえてくるのも似たり寄ったりのものばかり、
そうそうとうぜんMさんのお店でも同様で・・・いや、今年は安室奈美恵の「CHRISTMAS WISH」が中心でありますが、何度も何度も聴かされるとゲップも出てきます。(笑)

おっと話を戻しましょう。
そんな中、ふと耳にとまったのが「SILVER BELLS」
いや曲としては定番でありますけど
「ん?この声は・・・・」
マヘリア・ジャクソンに間違いありません。
クリスマスからのゴスペル、何ら違和感はありませんが、町中でマヘリア・ジャクソンって、私はあまり聴いたことはなんですがみなさんはいかがでしょうかねぇ?

流していたのはとある雑貨屋さん、マヘリアの曲は一曲だけで終わってしまったんですけどね、有線かなんかで偶然かかったんでしょうか?

昔、とある施設のイベント担当をしていた頃です。
クリスマスイベントとして「ゴスペルグループをよんでクリスマスソングを歌ってもらう」そんな企画を提案したことがありました。
今は「クリスマスにゴスペル」てな事は認知度がかなり高いですけど、当事は「ゴスペルって何だ?」みたいな上司がほとんどで
「んなもん、客も呼べないし、喜こばんだろう」
てなもんです。
もちろん私としてもそれが集客になるかどうかは疑問でしたが、自身が聴いてみたいという願望が先立ちまして
「大丈夫です。お客さんは素敵な聖夜を過ごせると思います。」
と押し通しました。(ある意味、職権乱用でありますね。笑)

施設内の屋内広場にクリスマスツリー(3メートルか4メートルくらいだったかなぁ?)と、暖炉の模型をセットして(もちろん、このセットはしばらく前から飾ったんですよ。)
その前で「昼はハンドベル・コンサート、夜はゴスペル・コンサート」みたいな

結果、これを目当てに来たお客さんは、案の定少なかったように思いますよ。(つまり、企画担当としては失敗。笑)
ただ、夜、照明を少し落とした中、浮かび上がるクリスマスツリーのまえでのゴスペルは、私は心に染みた気がしました。私だけじゃござんせん、ゴスペルのゴの字も知らなかった上司だって、私の隣でうっとりしてましたから、まぁエガッたんじゃないでしょうかね。その時来ていたお客さんは儲かったみたいな。(笑)

またまた話が飛びました。
そんでその日自宅に戻った私は、さっそくウイスキー片手にマヘリアを聴きました。
といっても私の手持ちには彼女の音源がとても少なく、アルバムとしては2枚しかありません。まして定番のクリスマスソングなんてぇのは「SILVER BELLS」はもとより何一つ見当たりません。(べつにクリスマスソングにこだわる必要はないんですがね。)

そこで、れいの「自分よがりのデータベース」を使ってみると
ありました、一曲だけ、「JOY TO THE WORLD !」

数年前に「クリスマスにどうぞ」といただいたCDに入ってました。
ごめんなさい、クリスマスソングを聴くというのは年に一度、さらにジャズを初めけっこうな量のものを持っているので「それ全部を聴く」てな年はまず、いや、絶対に無いんでありまして、このオムニバスCDもたぶんいただいた時に一度聴いただけだったと思います。
というか、子供達がいなくなった今、自宅で「クリスマス・ソング」って・・・・・・・みなさん聴きます?(笑)
過去、回数的にはエラの「ELLA WISHES YOU A SWINGING CHRISTMAS」、ジョー・パスの「SIX-STRING SANTA」、このあたりが一番聴いたでしょうか?でも毎年は聴いてませんよ。(笑)

ここに私は
「普通の家庭にクリスマス・ソングは不要説」
を称えさせていただきます。(笑)

結局「JOY TO THE WORLD !」は聴いたものの他は聴かず、「MAHALIA JACKSON'S GREATEST HIST」と今日の一枚「AMAZING GRACE」を聴いて寝ました。

てなことで、今日の一枚は、ジャズとはチト離れますが、マヘリア・ジャクソンです。
振り返ると以前「MAHALIA JACKSON'S GREATEST HIST」を紹介した時も文中の思い出を少し話していましたですね。まっイイでしょ
このアルバムを手に入れたのは単純です。マヘリアの「AMAZING GRACE」が聴いてみたかった、その一心です。
マヘリアの歌を聴いていると「真夏の夜のジャズ」のあの姿だけが頭の中に巡ります。
マヘリアがバプティスト教会で歌う姿やキング牧師の演説前に歌う姿を生で見ていれば、それが頭に浮かぶんでしょうけどね。

AMAZING GRACE / MAHALIA JACKSON
MAHALIA JACKSON(vo)

1.CONSIDER ME
2.NOBODY KNOWS THE TROUBLE I'VE SEEN
3.IF YOU JUST KEEP STILL
4.I WALKED INTO THE GARDEN
5.A CITY CALLED HEAVEN
6.COME TO JESUS
7.HE'S MY LIGHT
8.RUN ALL THE WAY
9.IN THE UPPER ROOM
10.I BELIEVE
11.AMAZING GRACE
12.IT IS NO SECRET

おまけ、
『料理当番、本日の一品』です。

いちおう日曜日はクリスマスイブでしたんで、それらしくとクリスマスカラーをちょっと意識したロールキャベツ入りシチュー?的なもんを作りました。生クリームとチーズを加え味は絶品?と自画自賛です。

定番の鶏は、残りもんの冷凍した手羽元があったのでフライドチキンにしました。

弁当は焼肉弁当です。

おまけのさらにおまけ、

田舎の叔母が、打ち豆と鬼ぐるみを送ってくれました。
さて、これを正月料理にどう活かすか・・・・楽しみです。


納めの偽装観音

2017年12月18日 | d-f

あっと言う間に12月も折り返しを過ぎ今日は『納めの観音』、いよいよ今年も最終章を迎えるという次第であります。
我が家にはすでに女の子もおりませんから、わざわざ羽子板を買いに「歳の市」に出かけ観音様に手を合わせるてなこともございませんが、慈悲にあやかりたい心が年々増してくるのはなんででございましょうかねぇ

「観音」とは「人々の憂い嘆きの声に耳を傾け、相手の苦しみに「わかる。わかる」と共感し、ただ聞く」ことなんだそうでございまして、
「借金で首がまわらんのよ、観音さんなんとかしてくなせぇ」
なんてぇのはお門違い
「おれはねぇそれなりに頑張ってるつもりなんでさぁ、だけどだんれも評価してくれやしねぇ、それもそれも○○ってぇ上司が・・・こいつがやなヤツでしてね、なにかっちぁ私のことを悪くいう、そのくせ仕事を押しつけて自分じゃ何にもしないんですから、成功すりゃ自分の手柄、失敗すりぁ私のせいって、あんまりでござんしょ」
「そうかいそうかい、そのとおりだねぇ」

そんなつまらない愚痴も嫌な顔一つせずに真剣に聞いてくれて、相づちを打ってくれる『飲み屋の優しいママ』みたいなんが観音様と、そういうわけですなぁ
いや、けっこうそれだけで人間救われた気分になるもんです。
「菩薩と信じた家神様はいつのまにやら荒神へと変貌を遂げ、商売用の姿とは知りつつもそんな観音様に甘えてみたくもなる・・・」
こりゃもう涙もんでしょ(笑)

 

浅草の浅草寺や鎌倉の長谷寺まで行かなくとも、我が田舎にだって観音様はいっぱいいらっしゃるんですよ。
飲み屋の偽装観音ママだってずいぶんいらっしゃるでしょう、たまにはそんなお方のお参りにでも行ってきましょうかねぇ、
「今日は『納めの観音』!」
なんてね。

「ちょいと、いつもアンタは偽装じゃ無いあたしみたいな観音様にお参りしているじゃないかい」
と、どこぞのママ
「えっ?・・・・そりゃもうあなた様は神のごとし。ゴットそのものでございますとも、ええ。でもね、ゴジラは観音様にはなれんのでございますよ」

本物の観音様に出会いたいバブ君でありましたとさ、チャンチャン。

『料理当番、本日の一品』は、
毎日寒いですからねぇ、鍋でしょ鍋。今回はセリをたんまり乗せた鶏だし醤油ベースの鍋にしてみました。

シャレでたんぽもどきもツッコんでみましたが、そこそこ好評でありました。

今回のお弁当はデカおにぎりです。

さて、今日の一枚は、ケニー・ドリューです。

「ヨーロッパに移ったドリューに、もはやビバップを期待するのは止めよう」というお話しは以前もいたしましたが、これを良しとするか悪しとするかは好みの問題です。
私自身も「軟弱なドリューなど・・・」と分かりもせずにほざいた時期がございました。
それでもニール・ペデルセンとの演奏に心から文句を言っていたかというと、じつはそうでもございませんで、ほらペデルセン好きですしね。

今日のこの一枚も、軟弱盤です(笑)、
もとい、冬晴れの午後、窓越しの暖かな日差しを感じながら聴くアルバムとして、(夏ではありません。笑)その心地よさはなかなかのものであります。
昔の(このアルバムも十分昔ですが)ドリューが酒のアテなら、このドリューは紅茶?「いやいやあたしゃ珈琲が好きだから」でも飲みのがら、文庫本でも読むてな感じ?

まぁまぁ、昨日はそんな午後を過ごせたのですからエエでしょう。

MORNING / KENNY DREW
1975年9月8日録音
KENNY DREW(p) PHILIP CATHERINE(g) NIELS-HENNING φRSTED PEDERSEN(b)

1.EVENING IN THE PARK
2.AUTUMN LIVE
3.MORNING
4.ISN' T ROMANTIC


K君へ追伸、
大宮の風俗店「いちゃいちゃSOAP KAWAII」で火災がございましたね。この歳になってソープの観音様に参ることはおそらくないでしょうけど(今後もね)
亡くなったのはお客が一名、ソープ嬢が2名ですか?
ん~~~ソープに入って非常口を確認することもねぇ、そりゃないでしょ。
まして火事になって素っ裸で逃げるてぇのは中年のオッサンに出来ますですかねぇ?
「K君、気を付けなよぉ、ましてイイ歳なんだから、そういうとこをもう卒業してもイイと思うよ。」
亡くなられた方々、ご愁傷様でした。


障子相手に一杯、粋でしょ?粋だよね?粋だって

2017年12月13日 | d-f

やって来る寒波は毎回今期最高、まるでスピードスケート日本代表女子のレースみたいでありますが、冬型が強まれば強まるほど我が田舎は冬晴れのカラッカラとあいなるしだいで、多少寒いなんぞは大雪に四苦八苦している地域の方々を思うに我慢せねばいけませんね。

そんな冬晴れの中、私、昨日は休日でありまして、
「今日を逃したら、もう今年中は無理なんじゃね」
と、やっと重い腰を上げ障子の張り替えを行いました。

以前一部をプラスチック障子紙に変えてみたんですよ、確かに破れもせず長持ちもしたんですけど、両面テープ止めってぇのはいけませんねぇ、障子そのものよりこっちの耐久性が問題でペロンと剥がれてきてしまう。
紙の障子なら穴が空いたのなんだのってぇ時には、花に切った別紙をあてたりして補修も出来たりしますけど(けっこうこれも味があったりしてね。)、プラスチック障子は破れや穴じゃありませんから、その部分を補修しても全体の両面テープがもう駄目なわけで次々と剥がれていく、そんでもってその姿が色っぽくないんでありますねぇ

結局、今回は全部を和紙の障子に張り替えました。
障子を剥がし水洗いして・・・・
まぁまぁ、乾かす時間を含めれば一日がかりではありましたが、終わってみれば部屋の中が明るくなったように感じるし気持ちがイイものです。

  ひだりより狐の出でし障子かな (西原天気)

早々と風呂に入り
「ふむふむ、けっこうよく貼れたな」
と、誰も褒めてくれないから、自画自賛しながら狐や犬を障子に写したりしてね。
これもけっこう良い酒のアテになったりするもんでさぁ
「ん?障子を見つめながら一人酒する中年男って、どうなのよ?」
まさに今期最高の寒気が、張り替えたばかりの障子の隙間から風となって我が心に凍みてくるのでありました。

おっと、心が凍る前に『料理当番、本日の一品』です。

今年はクリスマスイブが日曜日でしょ、その時に作ろうと思ってたんですが、なにしろ初挑戦料理なんで、2週間前に試作してみました・・・が、あまり綺麗じゃ無いんで24日は別な料理にします。(笑)
言い訳じゃありませんけど味はえがったんですよ。

さて、今日の一枚は、エバンスです。
「BILL EVANS TRIO AT SHELLY'S MANNE-HOLE」に収録できなかったライブ音源盤。
当初はその音源のみのアルバムでしたが、今日紹介する盤はそれにエバンスのソロ5曲を加えた盤です。

とっぱじめの10分を超えるソロ「DANNY BOY」
凍りかけた心に染み入りますですなぁ・・・・
ラファロの突然の死にどうしてイイのか分からないエバンス
「んな時にこんなんを弾くんじゃなか・・・泣けてくんじゃん」
てなもんで、

後半部のトリオ演奏ももちろんエエんですよ、ただ夕べはソロに酔った夜でした。

TIME REMEMBERED / BILL EVANS
1962年4月10日[1-4],  1963年5月30,31日[6-13],  1958年12月15日[5]
BILL EVANS(p)
CHUCK ISRAELS(b) LARRY BUNKER(ds) [6-13]

1.DANNY BOY
2.LIKE SOMEONE IN LOVE
3.IN YOUR OWN SWEET WAY
4.EASY TO LOVE
5.SOME OTHER TIME
6.LOVER MAN
7.WHO CARES ?
8.WHAT IS THIS THING CALLED LOVE ?
9.HOW ABOUT YOU ?
10.EVERYTING HAPPENS TO ME
11.IN A SENTIMENTAL MOOD
12.MY HEART STOOD STILL
13.TIME REMEMBERED


落語ペディア

2017年12月04日 | s-u

師走に入り早4日、あっと言う間にクリスマスを迎え年末正月へと今年もまた慌ただしく過ぎて行くのでしょうねぇ、
まっ、いつも慌ただしい毎日を過ごしている現代人ならば、普段とどこが違うのかよく分からなくなっているのが現状でもあり、それでも「年末だから」と気忙しく感じるのが日本人なんでありましょう。
私も「いつになったらやってくれるのかなぁ」という皮肉交じりのリクエストが出る前に、なんとか障子の張り替えをしようとは考えておるんですが・・・・・

結局昨日もそれはパス、いつも通り午前中に買い物を済ませ、
「何だか蕎麦を食べたい気分だねぇ」
てんで、家に帰るなりゴボウとタマネギ、小エビでかき揚げを揚げ始めました。
「何やってんの?!」
(文章では伝わりにくいですが、それは愛情込めての一言では無く、言葉の影に「他にやるべき事があるだろう」という深~~い意味がこもっているわけで)
「いや、お昼は天麩羅蕎麦にでもしようかってね・・・・」

てな事で、愛情込めた天麩羅蕎麦をすすりながら
「やっぱ寒い時は、暖ったかな蕎麦もエエねぇ・・・エエでしょ、エエよねぇ」
すると母が
「オラは、やっぱうどんが良かったなぁ、蕎麦だったら天麩羅なんぞいらねぇがら冷てぇ方が好きだ」
なんともかわいげのあるお言葉で、
そりゃね、私だって美味い蕎麦なら冬でも冷水で締めたのをズズッと喉にすすり込みたいですって、それでもね、蕎麦で身体を冷やしても良くなかろうと・・・・この優しさが伝わらんかいなぁ

暖かい蕎麦と言えば、立ち食いですすり込む天麩羅蕎麦もさることながら、ちょっと良さげな蕎麦屋で鴨南蛮なんてぇのもよろしいですなぁ
「おやじ、ちょっと冷えてきたんで鴨南蛮頼むは、あっ銚子ももう一本ね。」
濃いめの汁に浮かんだ鴨と葱、ちょっくら多めの七味をかけて・・・・
するてぇと無粋なツレが
「ところでさぁ、なんでこれを南蛮って言うんだろうねぇ」
てなこと言い出します。
「そりぁおめぇ・・・・愚だ愚だ言わずに早くすすり込め、せっかくの蕎麦がのびちまうぞ」
なんてね。

いやいや、本当は南蛮と呼ぶ理由を知ってるんですよ、知ってますとも。
「この南蛮は、南蛮にあらず、なんばなり」
ってね。
鴨と葱といえば右京と冠城など足下にも及ばぬ互いに引き合う最強の「相棒」であります。
それをふまえて、
かつて大阪は難波、この地が葱の産地だったそうで、「鴨南蛮」は「鴨難波」、つまり「鴨葱」てぇこと、これが変じて「鴨なんばん」になったと・・・・

「どうでぇ、物知りをひけらかすのは好きじゃ無いが、どうしてもっててめぇが言うからな、語っちまったい」
「へぇ、それって百科事典かウィックペディア情報?」
「ちゃうよ、落語ペディア」

てなことで、『料理当番、本日の一品』です。

鶏団子シチューです。これも身体を温めてやろうという愛情・・・・あはは、買い物で牛乳を仕入れてきたんですがね、その間に近くのオバサンが牛乳持ってお茶飲みに来たんだそうで(このオバサン、遊びにいらっしゃる時に何故か牛乳を買ってこられるんです。)、牛乳が余っちゃったんですよ。

ほんとはね、鰺のなめろうとこちらで私は一杯やるつもりでいたんですが(もちろん、生ものダメ人間には鰺を焼いてね。)、急遽お猪口をグラスに持ち替えました。

弁当はこんなんです。

さて、今日の一枚は、アート・テイタムとベン・ウエブスターです。
夕べは家飲みにもかかわらず、ちょっとばかり量を過ぎまして、しかも入浴後にまたウイスキーに手を伸ばしてしまうという・・・年齢を考えろ!てぇお話しでありまして
まぁまぁそれはそれとして、適当に酔っ払いますとね、こういった大人のジャズとでも言いましょうか、
昔、油井正一氏が「ジャズは小便を我慢して必死に聴くなんてぇのは愚の骨頂、ゆったりと足を伸ばして煙草でもくゆらせながら聴くのが一番」てな事をおっしゃっとりましたが、まさにこのアルバムなんざぁ足を伸ばしてゆったりと聴くにはうってつけだと思います。つまり、イコール酔っ払いに優しい演奏でもあるわけです。

特に私みたいに「目を閉じて身体をクネクネ、アルバム一枚聴くと心地良い疲れが・・・」そなんはけして良いジャズの楽しみ方とは言えないと。
これはごもっともで、私も最近は疲れるまでそんな聴き方をすることに年齢がついて行かなくなっとります。(笑)

ともかく、酔った身体をゆったりとさせてくれるこんなアルバム、よろしいんじゃないでしょうか。

ART TATUM - BEN WEBSTER QUARTET
録音 1956年9月11日
ART TATUM(p) BEN WEBSTER(ts) RED CALLENDER(b) BILL DOUGLASS(ds)

1.ALL THE THINGS YOU ARE
2.MY ONE AND ONLY LOVE
3.MY IDEAL
4.GONE WITH THE WIND
5.HAVE YOU MET MISS JONES
6.NIGHT AND DAY
7.WHERE OR WHEN