JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

冬には餓死かぁ?

2006年09月30日 | g-i

いよいよ9月も終わりですか・・・・・・
最近ますます月日の流れが速く感じるようになってきてしまいました。人間歳には勝てないということなのでしょうね。

最近、我が家の母には一つ心配事が生まれました。
ここ3週間ばかり、平日の午前9時半過ぎになると電話が鳴るらしいのです。受話器を取ると何も話さずに切ってしまうらしいのですが
「なんだか、気持ち悪くてなぁ」

いたずら電話にしては時間が中途半端だし、連続でかかってくるわけでもない、
「う~~ん・・・・考えられるとすれば、留守確認? 空き巣か何かかなぁ」
そういったたぐいの人達は、3週間も続けてかけてくるものなのでしょうかねぇ?平日だけというのは、それらしくも思えますし、かといって、近所で空き巣事件があったとは聞いていないんですよね。

ともかく、母が留守にするときには戸締まりだけ気をつけるように言いましたけど、まだしばらく続くようなら対処方法を考えなければいけません。
もし、空き巣の下調べなら
「空き巣さん、それだけ電話経費を使って家に入っても、成果は望めないと思いますけど」

『電話が鳴る』から無理矢理の流れですが、我が趣味部屋の窓のすぐ近くにコオロギが住み着いたらしく、毎晩
「リリリリリリ、リリリリリリ」と、秋の風情を奏でてくれます。
鳴き声からいって『ミツカドコオロギ』だと思うのですよね、2階のこんなところで
「可愛い娘っ子はいねぇかぁ、可愛い娘っ子はいねぇかぁ」って、彼は目的を達成することが出来るのでありましょうか?
私を楽しませてくれるのはいいけど、もう少し繁華街でナンパしないと・・・ねぇ

 君の言葉を聞いては我らには別にいうべきこともなし。
 誰にもあれ、夏の間に歌舞飲食(かぶいんしょく)する者は
 冬に至りて飢え死ぬべきはずなり

虫の音というと、私は何故か『イソップ童話』の『蟻とキリギリス』を思い浮かべるんですよね。福沢諭吉が『蟻といなごの事』として紹介した文章の、最後の蟻の台詞です。

んっ?まてよ・・・・・・・
歌舞飲食・・・・・・・・・・ げげげげげげ・・・・カガーン!
ひょっとして、私はこの冬、餓死間違い無しではなかろうか!? こりゃあコオロギの心配をしている場合じゃありませんなぁ(笑)

なんだか今日の話は、あっちいったり、こっちいったり、支離滅裂な内容でしたね。

さて、今日の一枚はゴードンとっさぁんであります。
38才のゴードンはこれが初のブルーノート録音ということになります。
1940年代には、優れたバップ・テナーの一人として活躍をし、ワーデル・グレイとのテナー・バトルなど爆発的人気を得ていたゴードン、1952年から1960年初頭まで、ドラッグと警務所暮らしで棒に振ってしまいました。
ジャズ界で忘れ去られようとしていた彼の復帰を、キャノンボール・アダレーがリバーサイドのオリン・キープニューズに伝えたことから、彼の復活劇が始まったのです。

ジャズランドに復帰第一弾「THE RESURGENCE OF DEXTER GORDON」を吹き込み、その後、ミュージカル映画の俳優兼音楽監督など、徐々に活動範囲を広げていきましたが、ニューヨークに復帰するにはキャバレーカードの問題が残っていました。
その時、手を差し伸べたのが、だれあらんアルフレッド・ライオンだったわけで、無事ブルーノートとの契約が成立、本当の意味での復活をはたしたのでした・・とさ。

ライオンは、ゴードンのプレイに一抹の不安を抱いていたのかもしれません。フレディ・ハバードとホレス・パーラン・トリオをセッティングしたのはそんな理由からだったとも思われます。
でも、心配いらなかったみたいですね。このアルバムがそれを見事に証明しています。

DOIN' ALLRIGHT / DEXTER GORDON
1961年5月6日録音
DEXTER GORDON(ts) FREDDIE HUBBARD(tp) HORACE PARLAN(p) GEORGE TUCKER(b) AL HAREWOOD(ds)
1.I WAS DOING ALLRIGHT
2.YOU'VE CHANGED
3.FOR REGULARS ONLY
4.SOCIETY RED
5.IT'S YOU OR NO ONE


恥部青春

2006年09月29日 | a-c

やっぱり昨晩は飲みに行ってしまいました。
ママもこのブログを見てくれるものですから
「あっ、やっぱり来ちゃったんだぁ、バブさん、昨日はかわいそうだったねぇ~~」
なんて、同情され、ビールで乾杯!
「やっぱり、自分でつまみを作って、一人寂しく飲んでるより、こっちがいいや」

「ところでバブさん、バブさんだったら若い頃の思い出で、心に残る言葉をはいちゃったなんてことあるんじゃない?」
「なんですか?その唐突なフリは?」
「マシャのラジオでそういうコーナーがあるのよ」
「なんだよ、また福山ですか・・・・・・、そうだなぁ・・・・・・」って
よせばいいのに学生時代の恋愛話をしだしてしまいました。

私はこう見えても一途なたちで(ハハハハハ、「嘘つくなぁ!」って突っ込まれそうですが)、大学2回生時代からお付き合いした女性がおり、約5年間彼女一筋(しつこいって、嘘はいいから)。
彼女は、同じ文化部連合会の私とは別のサークルに所属しておりました。文連内ではかなりの人気者で、アイドル的な存在だった彼女を、私も素敵なひとだとは思いながらも、とうていお付き合いなど出来ぬ相手だと決めつけておりました。

そんなある日、先輩に飲みに誘われ、行ってみると、彼女も同席しております。
12時を回った頃でしょうか
「サ○ダ、あんた帰んないといけないんでしょ」(サ○ダというのは彼女のあだ名です。)
自宅から通学していた彼女は、外泊を容易に出来る女(こ)では無かったのです。
「バブ、あんたなら安心だから、サ○ダのこと送っていって」
某サークルの女性委員長の命令に逆らえるわけもなく、帰りの電車が無くなるのを覚悟の上で、彼女を送っていくことになりました。

乗換駅に着いたときには、もう乗換電車は無くなっていました。
「ここからタクシーで帰れるから」と彼女
「そっか、じゃあタクシー乗り場まで送るよ」
「ところで、バブ君は帰りどうするの?」
(「いまさら、心配したって遅いよ」)
「大丈夫だよ、そのへんのベンチかなんかで始発を待つから」
「えっ?!まだ5時間もあるわよ。」と帰りにくそう
「じゃあ、30分だけ散歩に付き合ってよ」

駅から海側に向かって、何を話していたかは忘れてしまいましたが、二人でとぼとぼと歩いていると、酔っていたのでしょうね、私は突然荷物を投げ捨て、彼女を抱きしめちゃったんです。
通行人はいたと思いますけどお構いなし、かなり長い時間そうしていたと思います。これがもっと大人になっていたら、ホテルにでも連れ込んじゃうのかもしれませんが、ウブなバブ君のこと、
「タクシー乗り場に送るよ」

駅前に戻った私たちは、タクシー乗り場に、ところが彼女はタクシーに乗ろうとしません。
ベンチで彼女の肩を抱いたまま、気が付くと、空が明るくなっていました。
「やっぱり、海まで行ってみようか」

彼女をおもわず抱きしめてしまった場所に差し掛かったときです。
暗いときにはわからなかったその場所はなんと教会の前、
「おまえがどう思おうといい、オレはおまえと付き合いたい、偶然だけど、さっきオレは神様の前でそう誓ったんだから」

うっ!クッサ~~~~! 私が放った、おそらくは最高にクサイ唯一の台詞だと思いますよ。
ママ、こんなんでいい?

いやいや、恥ずかしいものですね。今日の記事は読まなかったことにしてください。
こんな私にも『青春』みたいなものがあったんですよ。
彼女とは約5年お付き合いをしましたが、我が愛児の母は彼女ではありません。(笑)

さて今日の一枚は、久しぶりにマイルスにしてみました。
アランドロンの名作映画「太陽はひとりぼっち」を覚えてますか、そしてそのリメイク「リプリー」という映画も御存じでしょうか?

ある意味、屈折はしていますが、最高の『青春』物語だと思いませんか?
その「リプリー」で、「NOTURE BOY」は使われていましたね。
ミンガスへのお付き合いレコードと言ってしまえばそれまでですが、マイルスの「NOTURE BOY」も、なかなかの名演ですよ。

BLUE MOODS / MILES DAVIS
1955年7月9日録音
MILES DAVIS(tp) BRITT WOODMAN(tb) TEDDY CHARLES(vib) CHARLES MINGUS(b) ELVIN JONES(ds)
1.NATURE BOY
2.ALONE TOGETHER
3.THERE'S NO YOU
4.EASY LIVING


は~あ~~~~?

2006年09月27日 | j-l

今日は夜まで雨かと思っていましたが、夕刻には晴れ間が広がり、夕焼けを拝むことができました。明日は秋らしい空が広がりそうです。

「今週は家にお酒いっばいあるんだから、飲んで帰らないようにすれば」という家人の申し入れを素直にきいて、ここ一週間で一度しか外で飲んでおりません。(偉い!!)
今日も今日とて、飲みに行きたい気持ちをググッとこらえ、帰ってまいりました。

「あれ?帰ってきたの?」
「は~あ~~~~?」
「そろそろ飲んで帰ってくる頃だと思って、なんにも用意してないよ」
「は~あ~~~~?」
「まぁどうせ食べないんだから(飲むんだから)適当なので飲めば」
「は~あ~~~~?」

(「なんだいなんだい、え? ひとが誘惑に負けずに帰ってきたんだから、その言い方は無いんじゃないの。くそっ、飲み行っちゃおうかなぁ・・・・・・・」)

「あっ、そうそう、これから出かけんのは、止めなさいよ!」
「は~あ~~~~?」

いいよ、いいよ、てめら食べたのより美味しいもの作って、飲んでやるよ~~だ!
ということで急遽作ったのがこれ、電子レンジを使った「簡単蒸し鳥のピリ辛ソース」です。

それにしても、ちょっとだけカチンときています。
明日は連絡もせずに飲んで帰ってやろうか!?

  二度目には かかあも手食わぬ せいうが酒(生姜酒)

江戸の川柳にこんなのがありましたね。
おもてで飲んでばかりもいられない、かといって家じゃ堂々と飲めないものだから、奥さんに風邪をひいたと嘘をついて、せめて生姜酒でも飲もうという旦那様の浅知恵、一度は通用したものの、二度目以降はつうじないという、なんとも悲しい川柳であります。
こんな悲しい旦那を思えば、家とはいえ飲めるだけいいか、なんてね・・・・・・

「明日飲んで帰るときは、早めに連絡しま~~す。」

今日のような、冷たい仕打ちを受けても、所詮、おやじは弱いものなのです・・・よ。

さて今日の一枚は、まだコルトレーンのグループに在籍中の時に、エルビン・ジョーンズが残した傑作アルバムです。
表題曲「DEAR JOHN C.」なんか聴いちゃうと、エルビンはやっぱり凄い、コルトレーン・グループのドラマーで本当に良かった、なんて思えてしまうのは私だけでしょうか?
おまけみたいな言い方で申し訳ないですけど、リチャード・ディビスのベースも光るものがありますよ。
ちなみに、このアルバムはCDでの所有アルバムですので、曲順等、レコードとは異なる部分があります。

DEAR JOHN C. / ELVIN JONES
1965年2月23,25日録音
ELVIN JONES(ds) CHARLIE MARIANO(sa) ROLAND HANNA, HANK JONES(p) RICHARD DAVIS(b)
1.DEAR JOHN C.
2.BALLADE
3.LOVE BIRD
4.EVERYTHING HAPPENS TO ME
5.SMOKE RINGS
6.THIS LOVE OF MINE
7.ANTHROPOLOGY
8.FEELING GOOD
9.FANTAZM
10.THAT FIVE-FOUR BAG

おまけ、
いちおうの「簡単蒸し鳥のピリ辛ソース」レシピです。
もも肉にフォークか何かで(私はアイスピックを使いました)、肉をブツブツブツと刺して、塩胡椒で下味を付けます。
皿に肉を置いて、酒をビャッとかけ、薄切り生姜をパラッと、ラップをして電子レンジにかけます。(途中裏返すといいかもしれません。)
7~8分で蒸し上がりますので、この間に白髪ネギとソースを用意しますが、ソースは小さな鍋に、唐辛子、砂糖、醤油、酢、酒(少々)、ごま油(少々)を混ぜて一煮立ちさせたもの。
蒸し上がった鶏肉を切り分け、白髪ネギを乗せ、最後に熱いソースを上からかけて出来上がり。ほ~ら、10分もかからず出来ちゃった。


ちょっとだけよ

2006年09月26日 | a-c

低気圧が台風並みに発達して、このあたりでは今晩から明日にかけて大荒れの天気だそうで、まだ残っている刈り入れ前の稲に影響がなければと心配しております。

♪ タッタカタタ、タタタ タッタカタタ、タタタ  ぷぁ~~~ タリラリラリラー ・・・・ ♪

「あれ?」 どこからともなく聞こえてくる「タブー」のメロディー
「はい、○○ですけど」
なんと、○○君の携帯の音でありました。

「へへへへへ、ビックリしました? ちょっとだけよ、なんちゃってね。」
「あれ?○○君の着信音って、タブーだったけ?」

○○君曰く、何日か前にテレビに加藤茶さんが出演されていたときのこと、携帯の着信音で突然懐かしい踊り(?)を始めたのだそうで
それを見ていた○○君は、
「この着信音にした~~~い」と、探しに探してダウンロードしたのだとか。

「おい、客先でそれはまずいんじゃないの?」というと、
「いや、そうでもないんですよ。昨日なんかこれのおかげで、ドリフターズの話で盛り上がっちゃったりして」
「ふぅーん、そんなもんかねぇ」

彼は、30代の若者(私から見ればということ)、ドリフのカバー層は広いですよね。「タブー」だって、曲名よりドリフのコントが先に頭に浮かぶ人がほとんどかもしれません。
じっさい、彼も曲名を知らなかったそうであります。
それにしても、どうしてあのコントには「タブー」が使われたのでしょう?
どなたか裏話を御存じの方いらっしゃいます?

「バブさんの着信音ってなんですか?」と、○○君。
「えっ?オレかい? 私のはこれで~~す。」

♪ タララタラタラター タラタラタラー ・・・・・・ ♪

「なんすかその曲?」
「あれ?『クレオパトラの夢』知らない?」
「それこそ、客先じゃまずいんじゃないですかぁ~~~?」
「そうでしょうか?」

さて、今日の一枚は、「タブー」で頭に浮かんだアルバムにしてみました。
ガットギターでピックを使わず、親指、人差し指、中指、薬指の指先で、ビバップを演奏するという人はこの人しかいないと思います。
チャーリー・バードの代表作というと「BLUES SONATA」ということになるのでしょうが、私にはいくぶんクラシカル、ジャズ・スタンダードを中心にトリオ演奏を聴かせてくれる今日のアルバムのほうが好みであります。

チャーリー・バードは、サヴォイに2枚のアルバムを発表した後、新興レーベル「オフビート」のためにレコーディングを行いました。
今日のアルバムもそんな録音の一枚、オフビート盤では「チャーリーズ・チョイス」と名付けられたレコードでした。
もちろん、私が所有しているのはリヴァーサイド盤です。
ちなみに、リヴァーサイドのプロバー作品は1962年「LATIN IMPRESSIONS」以降ということになります。

THE GUITAR ARTISTRY OF CHARLIE BYRD
1960年録音
CHARLIE BYRD(g) KETER BETTS(b) BUDDY DEPPENSCHMIDT(ds)
1.TAKING A CHANCE ON LOVE
2.MOONLIGHT IN VERMONT
3.SPEAK LOW
4.NUAGES
5.EVERTHING I'VE GOT
6.MAKIN' WHOOPIE
7.DJANGO
8.NICE WORK IF YOU CAN GET IT
9.THE HOUSE OF THE RISING SUN
10.RING THEM HARMONICS
11.TABOO
12.TO GINNY

おまけ、
○○君に着信音を「まずいんじゃないですか?」と言われたので、「YOU BE SO NICE TO COME HOME TO」に替えてみましたが・・・・・・はたして意味があるのでしょうか?


模様替え大作戦

2006年09月24日 | a-c

秋らしい、清々しいお天気が続きますね。ちょと前までのあの蒸し暑さを完全に忘れてしまいそうです。

今日はブログ仲間のけいさんの息子さんが、部屋の模様替えが好きだという何日か前の記事に刺激を受け、『趣味部屋模様替え大作戦』に挑戦いたしました。

「さて、まずは本の整理をしないと」
処分すればよいのでしょうけど、できないんですよね。かといって本棚ばかりか二つのカラーボックスも、すでに限界・・・・え~~い!
「ちょっと出かけてくんね」と、近くのホームセンターへ向かいました。
カラーボックスの追加も考えたのですが、置く場所がない。
「良しこれだ!」と買ってきたのが、薄型の移動できる棚です。

さっそく組み立てていると
「なに?またなんか買ってきたの????」と、家人があきれ顔
「だってしょうがないじゃん、本入れとく場所がないんだから」
「本以外のいらない物を、捨てればいいでしょ」
「・・・・・・・・・・」

「さて、次は一番の大物オーディオ関係ですな・・・・・・ ひぇ~~~~!これは、どういうつなぎ方をしてるんだ?」
メインのステレオはいたって単純なセッティングなので問題ないのですが、DVD、ビデオ、パソコン、TV関係が全てお互いにやり取りでき、さらにアンプ(メインステレオとは別に)を通して、音も簡単5.1チャンネルにしているので、光ケーブルも、1,2,3、USBケーブルも1,2,3、その他のケーブルも・・・・・・・分配機だって・・・・・

「え~~~ん、自分でやっておいて何が何だかわかんないよう~~~~! くそ!とりあえず全部外しちゃえ!!!」

家具(といっても本棚しかありませんが)も含め、移動、配置、掃除が終わったのは、4時近くでありました。
「あ~~~、やっと終わったよ。コーヒーでも飲みながら、ちゃんとつながったか確認しようっと」

「もう、4時回ったよぉぉぉぉぉぉぉ!」
「えっ? だからなに?」
そうでた、今日は日曜日、いつもの料理当番です。買い物には行ってくれたみたいだったので、なんとか今日は逃げられるかと思っていたのですけど・・・・・・

「なに?また秋刀魚買ってきたの?」
「うん、だって一尾78円だよ」


とりあえず、これが一人前ということで

しょうがないので、先日行きつけの飲み屋さんで出された『煮物』を若干アレンジしてみました。
これがね、けっこういけるんですよ。レシピはおまけで。

さて、今日の一枚は、先ほどやっとできた音チェックで聴いた一枚にしました。
昨日、cocoa teaさんに、「9・23はコルトレーンの誕生日だったんですね。」とのコメントもいただいたことですし、ここはコルトレーンで音チェック。
このアルバムの1曲目「TRANSITION」が、私、好きなんです、大好きなんです。
特に、マッコイのピアノの後のコルトレーンが・・・・・・・「あ~~~~たまらない」
B面の組曲「SUITE」もすてがたいのですが、私はどうしてもA面を聴いてしまいます。
オーディオチェックは遅くなってしまいましたが、結果、コーヒーで音チェックより、バーボン飲みながらのコルトレーンが、正解だったかもしれないですね。

TRANSITION / JOHN COLTRAN
1965年5月26日, 6月10日録音
JOHN COLTRAN(ts) McCOY TYNER(p) JIMMY GARRISON(b)
ELVIN JONES[1,3] ROY HAYNES[2](ds)
1.TRANSITION
2.DEAR LORD
3.SUITE
    PRAYER AND MEDITATION : DAY
    PEACE AND AFTER
    PRAYER AND MEDITATION : EVENING
    AFFIRMATION
    PRAYER AND MEDITATION : 4 A.M.

おまけ、
いちおうのレシピを
まず、秋刀魚は、ぶつ切りにして内蔵を取り、軽く塩をします。水気が少し出てきたら、塩と一緒に洗い流し、アルミ箔を敷た鍋底に、水気を拭いて並べます。
ひたひたに水を入れ、酒(多め)、塩(少々)、砂糖(気持ち)、ショウガの薄切りを加え下煮します。
今日は時間がなかったので、圧力釜で煮ました。(骨まで食べられます。)

別鍋で、昆布、椎茸のだしで、大根、にんじん、ゴボウを塩少々加えて煮ます。
これに別茹でした秋刀魚、里芋を加え、秋刀魚の煮汁、醤油(抑えめ)みりん(少々)、酒を加え、再度煮込みます。
最後に、塩で味を調え完成!


観ちゃいました

2006年09月23日 | y-その他

一昨日の記事で、ギター持って恥をかいた話をしたばかりでなんなのですが、さっきまで「吉田拓郎&かぐや姫 in つま恋 2006」観ちゃいました。もちろんテレビでですよ。
まぁまぁ、よくもこんだけ集まったもんだってくらい、同年代のおじさんおばさんが「ワーワー」言いながら、聴いてましたねぇ~、おじさんおばさんパワーもすてたもんじゃないかもしれません。

昔、父がまだ元気だったころですけど、「懐かしのメロディー」いわゆる「懐メロ」がさかんにテレビで放映されていたことがありましたよね。もちろん私の年代の「懐メロ」ではなくて、父や母の年代の曲。
あのテレビを観ながら、父が一緒になって歌っていて
「うるせえなぁ!!!」なんて文句を言ってしまった私・・・・・・・・
今日は大声出して歌ってしまいました。
父の気持ちも考えずに文句など言ってしまって
「とうちゃん、本当にごめんなさい。今日墓参りもしてきたし、過去のことと許してください」

それにしても、覚えてるもんですよね、歌詞。不思議なくらいすらすらと出てきます。
「♪ ・・・・そして今私は思っています 明日からもこうして 生きていくだろうと ♪」
ほらほら、拓郎だってかぐや姫だって歌えるんだって・・・・へただけど(笑)
「ちょっと、うるさいわよ!」
う~~~~、今も昔も『父は弱し』でしょうかね。

そういえば、中島みゆきが出てましたよ。一曲だけですが拓郎とデュエットなんかしちゃって、まさにサプライズですよね。
ともかく、ジャズ以外をこれだけ長く聴いたのは久しぶりでした。

さて、今日の一枚は、31年前の「つま恋」に出かけた友人Y.T君が好きだった一枚です。(私は行けませんでしたよ)
彼はビリー・ミッチェル好きという、私の知り合いの中では珍しい男でして、サド・ジョーンズの「THE MAGNIFICENT」も、ミッチェルが入っているからこその名盤だと豪語するヤツでした。
彼にしてみれば、今日のアルバムもミッチェルがリーダーだと言たいのかもしれませんが、じっさいは誰がリーダーとは言えない、当時のガレスピー・バンドのメンバーが、ガレスピー抜きで行ったジャム・セッションです。
私はラストの「虹の彼方に」が好きで、けっこう聴いていました。

DIZZY ATMOSPHERE
1957年2月18日録音
LEE MORGAN(tp) AL GREY(tb) BILLY BITCHELL(ts) BILLY ROOT(bs)WYNTON KELLY (p) PAUL WEST(b) CHARLIE PERSIP(ds)
1.DISHWATER
2.SOMEONE I KNOW
3.D.D.T.
4. WHISPER NOT
5.ABOUT TIME
6.DAY BY DAY
7.RITE OF SWING
8.OVER THE RAINBOW


信用は地下に

2006年09月22日 | d-f

暑さ寒さも彼岸までとはよく言ったものです。彼岸に入って朝晩めっきり涼しくなりました。このあたりの明日の予想最低気温は15度だそうで、夏がけだけでは朝方が寒そうです。



我が家の玄関先では、キンモクセイが甘く香り、空にはうろこ雲、なんとも爽やかではありませんか。
こんな日は仕事などせずにスポーツで汗でも流したい気分ですけど、そうもいかないのが現実の世界、まぁ大汗をかかないだけでも良しとしましょう。

ところで、NTTの「ひかり電話」がいろいろと問題を起こしていますよね。じつは我が家も昨年の秋からこの「ひかり電話」を使用しております。
今年の春、原因はよくわからないのですが、電話が不通になったことがありました。
携帯電話からNTTに連絡を取ろうとすると、まるで昔のお役所に何カ所かに電話をかけさせられ、担当につながったのは午後になってからでした。

「引き込み端末とルーターの電源を一度落として、5分後に再度入れてもらえますか」との指示、チャレンジしましたがつながる様子もありません。
「それでは、修理に伺います。ただ、今日中の対応は難しい・・・」
「えっ?ということは、こういう状態が我が家だけじゃないってことなんでしょ?」
「いえ、それは・・・・・・」
じつにはっきりしません。
「どっちにしても、朝から午後まで担当にはつながらず、あげくの果てに今日中の修理はできないって話ですか?・・・・・呆れちゃいますね。普通電話でもNTTさんはそんな対応でしたっけ?」
「・・・・・・・・・・」
「明日修理に来るとして、母しかいませんけど、何もわからない母だけでも大丈夫なんでしょうね。」
「ルーター等の説明がおわかりでしたら・・・・・」
「母にわかるわけ無いでしょ!それじゃなんですか、私に明日も仕事を休めということですか?」
けっきょくは、その日に修理の方が入らして、開通はしたのですが
「原因はなんだったんですか?」と訊くと
「こちらの原因ではなく、どうもNTT側の問題だったみたいなんですが、はっきりわからないんです。なにしろ、まだまだわからない部分が多いシステムですから」
「なに~~~~!よくわからないシステムをユーザーに提供してんのかいNTTは」

ともかく、この事件以来、NTTには大いに不信感を持っている私です。
この時も
「あなたのところは、大会社さんだからどうでも良いのかもしれないけど、ひかり電話を勧めるときは、良いこといっぱい並べて一生懸命営業するくせに、ユーザーになっちゃえば知らん顔だね」とイヤミを言ってしまいました。

今回の問題にしても、ユーザーにはメールの一本もないんですよ。
現ユーザーに説明とお詫びがあってとうぜんだと思いません?
とりあえずは、新規の募集はしばらく見送るそうで、

・・・・・・・現ユーザーに対してはなんにも無しかい!!!てめいらお客さんをなんだと思ってやがるんだ!!!!

私のNTTに対する信用は、地どころか地下まで落ちてしまいました。
私みたいな小ユーザーは、大会社さんには関係ないのかもしれませんけどね。

「あ~あ、熱くなっちゃって、エバンスでも聴いて落ち着きなさい。」と自分に言い聞かせて、今日の一枚です。
このアルバムは、エバンスにとっては初のホール・コンサートを記録したものになります。37歳にしてホールは始めてというのは、それまでのエバンスの立場、知名度がいかに低かったかということなのかもしれませんね。
2週間前に逝ってしまった父ハリーに捧げられた、ソロ・メドレー、「彼の父」と表現するあたりはエバンスらしいですよね。

BILL EVANS TRIO AT TOWN HALL Vol.1
1966年2月21日録音
BILL EVANS(p) CHUCK ISRAELS(b) ARNOLD WISE(ds)
1.I SHOULD CARE
2.SPRING IS HERE
3.WHO CAN I TURN TO
4. MAKE SOMEONE HAPPY
5. SOLO-IN MEMORY OF HIS FATHER

おまけ、

うろこ雲の後は、天気が下り坂というのは常識ですけど、夕方にはこんな綺麗な夕焼けが西の空を染めました。
明日もなんとか天気はもちそうですね。

ずっと過去の歌であれ

2006年09月21日 | g-i

今朝フジテレビの番宣に、おじいちゃんになっていかにも丸くなった泉谷しげるが出ていました。最近は役者として大活躍ですね、もちろん歌も頑張っているみたいですけど、そうそう、漫画家泉谷しげるなんて一面も彼にはありましたっけ

「そういえば昔、どっかの楽器店の屋上で、ギター一本で泉谷歌ったら、ちっともうけずに沈没したことがあったっけなぁ」
古い古い話です。
世は、色恋を歌った歌が主流をなそうとしていた頃、泉谷はすでに過去のフォークシンガーになりつつありました。
とある楽器店がオープンに合わせて、そのへんの若い連中を集め、週2回のライブ(?)をやらせていたことがありまして、
そのお鉢がなぜか私のところにも回ってきて、ギター片手に屋上で歌うはめになったのです。

今思えば歌った歌も悪かった、たしか「戦争小唄」「春夏秋冬」、それに岡林の「くそくらえ節」に、「チューリップのアップリケ」、高田渡もやったなぁ・・・・・泉谷の「黒い鞄」もやったような
「素直に、陽水や拓郎、NSPやかぐや姫でもやってりゃ良かったんだよなぁ(ブツブツ)、放送禁止歌を並べるようなことをやれば、あの頃うけるわけもない・・・・・」
この時でしょうね、私にはギターと歌の才能はないとあらためて気づかされたのは(おそい!)、益々ジャズ・リスナーの道へ突き進む原因になったのかもしれません。

それでも恐ろしいもので、このへんの歌は未だに覚えているものです。

  戦争だ、戦争だ、戦争だ
    待ちに待った戦争だ 国が認めた戦争だ
    みんなで殺そう戦争だ

     鉄砲マニアは集まれや
     欲求不満のやつも来い 暴れたい人待ってます
     ストレス解消これ一番

                                                  ・・・・・・・・・・・・・ ♪

子供が小さい頃、自宅で大声出して歌ってたら
「変な歌、教えないでよね!」と一括されましたっけ。
それでもね、今でも一人ギターを引っ張り出して歌ってんですよ、小声でだけど(大笑)

きな臭い昨今の世の中、だれかがまた反戦歌を熱唱し、その歌を何かが規制する、そんな逆行した世の中だけにはならないで欲しいと願うばかりです。

     反戦歌なんて、ずっと過去の歌であれ!
     色恋歌が主流の平和な世の中が続いて欲しい。
           ・・・安部さん、とりあえずはお願いしますよ。


SOUL JUNCTION

さて、今日の一枚はレッド・ガーランド、「SOUL JUNCTION」と同じセッションです。
なんだかんだ言いながら、さりげなくコルトレーンをちらつかせるんですよね、私。
このアルバムでのコルトレーンもなかなか良いですよ。
もちろん、ガーランドのブルース感覚あふれるピアノは、絶品ですけどね。特に一曲目の「ALL MORNIN' LONG」でのソロは聴き応えじゅうぶんだと思います。

ALL MORNIN' LONG / RED GARLAND
1957年11月15日録音
RED GARLAND(p) DONALD BYRD(tp) JOHN COLTRANE(ts) GEORGE JOYNER(b) ART TAYLOR(ds)
1.ALL MORNIN' LONG
2.THEY CAN'T TAKE THAT AWAY FROM ME
3.OUR DELIGHT


罪な季節は続く

2006年09月20日 | s-u

今年もまた自家製いくらを仕込みました。
昨晩食べる予定でしたが、けっきょく飲みに出てしまったので、今日に持ち越しです。

やっぱり秋なんですね、最近どうしても食べ物の話題が増えてしまいます。
自分で漬けたいくらの良さは、自分好みの味にできることですよね。
「うちは、酒、醤油、みりんを1:1:1かな」
「うちは、酒多め」
「うちは、酒を煮きんないんだよね」
「うちは、甘いのいやだからみりんは無し」
なんてさまざま
今年の我が家は、みりんを使わず、煮きり酒1.5、醤油1を煮合わせて、昆布をひいたボールにザーッとあけたもの使いました。
みなさんはどんなタレで漬け込むのでしょうね?

いずれにしても、高くて普段はあまり手の出ない「いくら丼」を、自分で作れば、お安く山のように盛りの良いものを食べることができますよ。

今日は酒の友として、おろし添えで食べましたが、明日は鮭といっしょに『はらこ飯』にでもしましょうか。

何度も言うようですけど、デブにとって秋は本当に罪な季節です。
「冬を乗り切るために、今は脂肪を蓄える季節! 冬眠前の熊みたいなものさ!」
「あんたは、冬眠するんかい! 冬になったって、ガバガバ食べて、ガバガバ飲むだけでしょうが!」
「すいません。その通りでございます。」

さて、今日の一枚は、1963年のニューポート・ジャズ・フェスティバルの実況録音ものです。
共演者が面白いですよね。クラーク・テリーも、チャーリー・マリアーノも、コルトレーン・カルテットに在籍中のマッコイとは、どうにも接点を見つけられません。
接点の薄い大先輩との共演で、マッコイが萎縮してしまうのではないかと思うのですがさにあらず、むしろ伸び伸びと自分のスタイルで演奏する彼がなんともカッコイイ。
即席セッションとは思えない演奏だと思います。

McCOY TYNER LIVE AT NEWPORT
1963年7月5日録音
McCOY TYNER(p) CLARK TERRY(tp) CHARLIE MARIANO(as) BOB CRANSHAW(b) MICKEY ROKER(ds)
1.NEWPORT ROMP
2.MY FUNNY VALENTINE
3.ALL OF YOU
4.MONK'S BLUES
5.WOODY 'N' YOU


尾花に月

2006年09月18日 | g-i

幸いにも、我が地域には、台風13号の影響はほとんど無く、いくぶん蒸し暑い程度で済んでしまいましたが、九州、中国地方では、大きな被害が出てしまったようですね、被害に遭われた皆様には心よりお見舞い申し上げます。また、この先の進路にあたる北日本には大きな被害が広がらないことを祈っております。

今日は『敬老の日』、我が家にも本人は「老人とは呼ばれたくない」と息巻く、最近めっきり物忘れがひどくなった母が同居しております。
「何言ってんだ!同居してんのはあんたらのほうでしょうが!」
まぁ、この元気があれば、しばらくは心配ないでしょう。

そんな母が
「あれ?去年は今日が『中秋の名月』だったんだなぁ、今年はいつだ?」
「あらま、物忘れ・・・・・んっんっん。よく覚えてたこと」
母は、『百年日記』なるものを付けておりまして、昨年の今日の下に今日の日記を書く形式なので、昨年の今日がすぐわかるというわけ。(意味が通じたかな?)
今年の『中秋の名月』は、10月6日です。ただ、厳密にはこの日は満月ではなくて翌日の7日が満月ということになるのですけどね。まぁ大差ないから

ところで、『仲秋の名月』が正しいのか?『中秋の名月』が正しいのか?
仲秋は旧暦の8月のことでしょ、中秋は8月の15日・・・・まぁ、これもどっちでもいいか。
そうそう、『八月十五日』と書いて「なかあき」さんと呼ぶ名字の方がいるそうですよ。

そもそも、お月見の習慣は中国から伝わったもの、あの美味しい中華菓子『月餅』は、もともとお月見のお供え菓子だったそうで、お月見の季節の『月餅』は一回り大きくて、中にタマゴの黄身が丸のままはいっているそうです。

日本では、白いお団子十五個に、ススキを活けて、梨にお芋に柿に豆、ともかく丸いものを供えて月を見る・・・今はやる人も少ないのかなぁ。
揺れる尾花に中秋の月・・・私はとてもロマンチックだと思うのですれど・・・
華やかで騒がしかった夏を納め、落ち着いた心で秋を迎える
古い風習もすてたもんじぁありません。

「お母様、『敬老の日』には何もできませんでしたので、6日には私が団子を作らせていただきます。」(そんな約束していいのか???・・笑)

さて、今日の一枚は、60歳のアール・ハインズが若手をバックに「どうだぁ!!」と言っているような、「年寄りとは言わせない!!」みたいな、そんなアルバムです。
ハインズの「トランペット・スタイル」と呼ばれた右手のタッチは健在で、じつにパワフルです。エルビンもたじたじといった感じ。
これを聴くと、年寄りをバカにしちゃいけないと、つくづくあなたも思うでしょう。

HERE COMES / EARL "FATHA" HINES
1966年1月17日録音
EARL HINES(p) RICHARD DAVIS(b) ELVIN JONES(ds)
1.SAVE IT PRETTY MAMA
2.BYE BYE BABY
3.SMOKE RINGS
4.SHOE SHINE BOY
5.THE STANLEY STEAMER
6.BERNIE'S TUNE
7.DREAM OF YOU