JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

加齢なるバブ

2015年01月27日 | g-i

昨日今日の暖かさに騙されちゃイカンのだそうで、今晩からはグーンと気温が下がるとか、加齢なるバブにはその気温差てぇのがきくのでありますねぇ

そうそう加齢と言えば、どこぞのママが五十肩を四十肩と偽りつつ「ヒーヒー」泣いてたり、若いふりして今更スノーボードを始め、二、三日筋肉痛で動けないアホな同級生がいたり、この歳になって女っ気に生気を抜き取られそうなヤツまでいたりして、私の周りにゃ見栄っ張りが多すぎる。
かく言う私も、少々お腹が凹んだ事をいいことに、ウン十年ぶりでしょうか裸で鏡の前に立ったりなんかしてね。
そしたらア~タ、結果
「腹は凹んでも加齢なる肉体に変化無し!」
と、また鏡の世界から逃避するのでありますよ。
人間「現実を受け止める勇気が肝心」と思い知ることが、この歳になれば必要なのでありましょう。

五十肩も、なかなかとれない筋肉痛も、腹は凹んでも身体は戻らずも、これ全部現実だから、「最近のオレ、いけてんじゃねぇ?!」てな勘違いをせずに、お互い寂しくも『加齢なる自分』を受け止めようじゃありませんか。(笑)

そんな中(どんな中?)、先週の土曜日のこと、大学のサークル仲間が横浜で飲み会を催したのであります。もちろん私は仕事で出席できずにいつものごとく夜の十時過ぎからいつものバーで飲んどりましたが、ラインで同級生二人の女性の写真が送られてきました。

この写真を、
「ほら、楽しそうだろう、オレも行きたかったんだけどね」
と、職場の若い子に見せると
「え~~!これバブさんと同い年????」
「なになに、そんなにオレの方が若くみえる?」
「なぁ~に言ってるんすか、逆ですよギ・ャ・ク!お二人とも若いですよねぇ」
「オイちょっと待て、こんな小さい写真だからそう思うだけで、実際に合ったら、そりゃもう(ババ~だぜぇ)」
言いかけた自分が情けねぇ~~~

悔しいけど、チャリンコもモンチッチも(写真の二人ね)確かに若い、
「だけどな、これを撮って送ってきたシゲ(男性ね)には、オレは勝てる!きっと勝てる!たぶん勝てる!勝てると思う・・・・う~~~ん虚しい!」

一番『加齢なる自分』を受け止めていないのはバブであると認めた瞬間でありますね。(笑)

ということで、私のボケ防止法『料理当番、本日の一品』です。
前日(土曜日)若干飲み過ぎたので、この日はビール一本、日本酒2合に止め、定食風のメニューにしてみました。

 

「鰺フライ定食、豚汁付き!」
とは言っても、私は米は食べませんでしたがね。(笑)

こちらは、いつものとおりのお弁当です。


さて、今日の一枚ですが、チコ・ハミルトンです。
以前このCDを取り上げたのが2005年8月のことでございましたが、幾分説明不足の点がありましたので、補足の意味も込めての紹介です。

この演奏が録音されたのは1958年8月22日、7月6日に出演したニューポート・ジャズ・フェスティバル(映画『真夏の夜のジャズ』、あれね。)に出演したメンバーそのままでパシフィックに残された音源であります。
そして、1958年はハミルトンがパシフィックを離れ、ワーナー・ブラザースの専属となった年であるのですが、その翌年、ワーナー・ブラザース専属のハミルトンが、パシフィック・レーベルで別の『エリントン組曲』を出したりと、なんだか訳の分からん状況の中に埋もれてしまった録音であったのでした。

一説によれば、パシフィックのオーナー、リチャード・ボックはエリントンのトリビュート・アルバムを制作したいとの思惑はハミルトンと一致したものの、ドルフィーの演奏には理解を示さなかったためお蔵入りになったと言われておりますが、それはどうだったのか?
ともかく、イギリスのジャズ・コレクターが偶然手に入れたテスト・プレスを基にこのCDが制作されるまで、ほぼ日の目を見なかった録音なのであります。

翌年(1959年1月)にメンバーを代えて録音された「ELLINGTON SUITE」との聴き比べも、そんな話を知りながらやってみるのもオツかと・・・

リチャード・ボックがどう考えたかは知りませんが、「I'M BEGINNING TO SEE THE LIGHT」や「IT DON'T MEAN A THING」あたりのドルフィーを聴くとですねぇ、私は嬉しさを感じるのであります。

THE ORIGINAL ELLINGTON SUITE / CHICO HAMILTON
1958年8月22日録音
CHICO HAMILTON(ds) ERIC DOLPHY(as,fl,bcl) NATE GERSHMAN(cello) JOHN PISANO(g) HAL GAYLOR(b)

1.IN A MELLOW TONE
2.IN A SENTMENTAL MOOD
3.I'M JUST A LUCKY SO AND SO
4.JUST A-SITTIN' AND A-ROCKIN'
5.EVERYTHING BUT YOU
6.DAY DREAM
7.I'M BEGINNING TO SEE THE LIGHT
8.AZURE
9.IT DON'T MEAN A THING


ママに謝意

2015年01月20日 | a-c

今日は大寒、このあたりの空は晴れ渡っており、風は幾分強めなものの日差しは暖かく感じられます。

先週はちょっとばかり体調が悪い日があったりして、それでも酒飲みだけは止めないのが私の私たらんところであります。
話を先々週の土曜日に戻しましょう。

いつものとおりMさんのお店を手伝っておりますてぇと
「バブ、今日は来られる?」とのメールが、
おのずと知れた○ークママからです。
「いやぁ今日はちょっとなぁ・・・・」
早々に断ろうと電話をしたのですが
「アラ残念、安部館長がみえてるんだけど、しかも一人で・・」

安部館長とは『アクアマリンふくしま』の館長さん、以前お話しをさせていただき大好きになってしまったお人です。(最後尾で失礼ではありますが、簡単なプロフィールを載せさせていただきます。)
ただそれ以降、ゆっくりとお会い出来る機会に恵まれず
「ぜひともまた二人で飲めたらイイなぁ」
なんて言っておったものですから、それを知っている○ークママがメールをよこしたという経緯であります。
「安くしといてやるから、会いに来れば」
「う~~ん、行っちゃう」

いやあ、2時間ほどご一緒させていただきましたでしょうか、
港の現状をどう思っていらっしゃるのかに始まり、プレコ(熱帯魚ね、分からん方はこちらをどうぞ)の話、エッチをして死んでしまう有袋類「アンテキヌス」の話、安部館長が描く魚のイラストの話、あげくは『イスラム国』が起こすテロと『ナッツリターン』の共通点てな話まで、一つ一つがログの話題になるような、じつに楽しい会話をしながらのお酒は、そりゃもう格別でありました。

「いやはや、やっぱり館長は魅力的なお方だぁ・・・話しているだけでパワーも感じるし、とても今年75歳になられるとは思えないよねぇ」
呼んでくれた○ークママに感謝であります。

てなことで『料理当番、本日の一品』ですが、クリームシチューとサラダというありふれたメニューです。ただしインスタントではございませんよ。

 

嬉しかったのは、母が「旨い旨い」と珍しくおかわりを為てくれたことです。(おいおい、それじゃ普段が不味いみたいじゃねぇかよぉ!笑)

続きまして『今週のお弁当』2週分です。良く作っとりますよ私も、まぁねぇ週に一回だから続いてるようなもんですが

 

さて今日の一枚は、ソニー・クラークの超王道。
まぁまぁ、これほどの王道アルバムですと説明の必要も無いわけで、以前はジャケ話で逃げた経緯がありましたねぇ(笑)
「それがまたどうしてここで」となりますけど、

先ほど謝意を表明いたしました○ークママにたいし(笑)、諸事情によりBGM用としてJAZZのオムニバス盤を作って持ってまりまして、まぁねぇお店のBGMとなると著作権等々の問題もかかわってくるわけではありますが、一,二枚なら許してもらえるんじゃないかという甘い考えの基ではあったのですけどね。
そこはその、あくまで個人的視聴にとどめると言うことで・・・・

その際、あたりまえのごとく「COOL STRUTTIN'」も突っ込もうかと検討したんですが、何故かこれを省きましてね。
自分でもどうして省いたのかわからんのですよ。
「何故だろう何故かしら」と、夕べ自宅飲みをしながら、全曲聴いてみたとそんなわけです。(どんなわけじゃい!)

COOL STRUTTIN' / SONNY CLARK
1958年1月5日録音
SONNY CLARK(p) ART FARMER(tp) JACKIE McLEAN(as) PAUL CHAMBERS(b) PHILLY JOE JONES(ds)

1.COOL STRUTTIN'
2.BLUE MINOR
3.SIPPIN' AT BELLS
4.DEEP NIGHT


   写真は『アクアマリンふくしま』ホームページより

安部 義孝
1940年生まれ。東京水産大学卒業。魚類学専攻。1964年~上野動物園水族館。1968~1969年クウェート科学研究所。1983年~多摩動物公園昆虫園。1992年~葛西臨海水族園(園長)。1998年~上野動物園(園長)。2000年~アクアマリンふくしま館長。IAC(International Aquarium Congress)委員,IAF(International Aquarium Forum)委員


新春の『ラッキー!』

2015年01月05日 | m-o

寒い日が続いています。インフルエンザとまで行かなくても風邪をひいている方が多いようですので、みなさまじゅうぶんお気をつけ下さい。

新年を迎え早5日、とはいえ私の場合、昨年末からMさんのお店に出っぱなし(もとい、昨日は完全休養日でした。)で、どうにも正月の感覚がありません。せいぜい作ったお節もどきで一杯飲んで「明けましておめでとう」これだけですもんねぇ、かわいそうっちゃかわいそうだわ。(笑)

「バブさん、私見つけちゃったんですけど・・・」
Sちゃんが、「こりゃあ春から縁起がいいわいな」とばかりショーケースの下に隠したのは、ロッテアイス『雪見だいふく』です。

「ん?何が?????」
普段アイスなどというものに全くご縁の無い私には何が何やら分かりません。
「エ~~~!分かりません?こんなに大きく違うのに」


こちらがノーマル

「大きく?大きく?????はぉ大の字かぁ!」

さっそく、この『大きな』がどれほどレアか調べてみると

ウィキペディアによりますてぇと
「2006年以降、縁起担ぎ商品が揃う年末年始・受験シーズン中に通常パッケージよりも「雪見だいふく」の「ふく」の文字を大きく変更した“縁起物”パッケージが恒例となっており、毎年12月頃から同企画パッケージに切り替えて商品を発売している。ロゴは『雪見だいふく』の別バージョンで『雪見だい福』や『雪見大きなふく』等のレアデザインも登場している。」
「ふむふむ」
さらには、右上のウサギのデザインにも幾種類かあるようなのですが・・・

「バブさん、私買って帰りますからぜったいに他へは売らないで下さいね!」
そりゃもう、Sちゃんの『小さな幸せ』を奪う気など毛頭ございません。
(「ただね、昔出会った『カールおじさん型のカール』や『カエル型のカール』よりは見つかる確率が・・・・」)
ぐっと飲み込みながら
「えがったねぇ、今年はきっと良いことがあるよ」

同縁起物パッケージは、一月下旬まで店頭に並ぶそうですから、みなさんもちょっくら『小さな幸せ』を探してみてはいかがでしょうか。
『小さな幸せ』が産むモチベーションが『大きな幸せ』を呼び込むやもしれませんぞぉ

てなところで、『料理当番、本日の一品』and 『今週のお弁当』です。

お節もどきはほぼ3日間もちましたので、「和」から若干「洋」へ切り替えてみました。

お弁当も、お節もどき離れを意識したんですがはっきり言って工夫は無いね。(笑)

さて、今日の一枚は、ブルー・ミッチェルです。

ミッチェルというと我がブログでは常に高評価であることは、みなさんも薄々感じておられるとは思いますが・・・大好物ですねぇ(笑)
ところが、悲しきかなこのアルバム以降、世間様からはかなり敬遠?というより気にされない?存在になっていったように感じます。

彼が亡くなったのは1979年、49歳という若さで逝ってしまったわけですが、それでもこのアルバムから十数年は生きておったわけですよね。
そのわりにはどうしてもこのアルバム以前の彼に気は行ってしまう、たしかに私もその傾向があります。
つまりそれは、ブルーノート後期のビッグ・コンボものに原因があるのではないかと私は思っております。

ともあれ、このアルバムでは当時の流行をいくぶん追いつつも、いかにもミッチェルらしさがあって、私は悪くない一枚だと思っています。

BRING IT HOME TO ME / BLUE MITCHELL
1966年1月6日録音
BLUE MITCHELL(tp) JUNIOR COOK(ts) HAROLD MABERN(p) GENE TAYLOR(b) BILLY HIGGINS(ds)

1.BRING IT HOME TO ME
2.BLUES 3 FOR 1
3.PORT RICO ROCK
4.GINGER BREAD BOY
5.PORTRAIT OF JENNIE
6.BLUE'S THEME


2015年が始まりました・・・ね

2015年01月01日 | a-c

明けましておめでとうございます。
元旦の今日、何をなさっていますか?
初詣?初日を拝みに?寝正月?夕べから飲み通し?・・・
まぁまぁまぁまぁいろいろございましょう。

えっ私ですか?私はMさんのお店がありますんで、夕べも帰宅は10時過ぎ、ビール片手に
「よっしゃ、年越し蕎麦茹でんで!」
と、お湯を沸かし始めた頃には、
 ♪ 懐かしい人々 懐かしい風景 ・・・♪
と茶の間から中島みゆきが聞こえてきておりました。

しかしまぁここからがバブの晦日、公約通り冷たい水で締めた『檜枝岐蕎麦』に、チョイと山葵を乗せて、キリッと冷えた常温の日本酒(なんじゃそりゃ)で流し込めば、口の中にこの世で最高の香りが充満いたしまして・・・
「んめぇ!」
『日本人で良かったぁ』と実感する瞬間でありますねぇ。

そんなんで、とりあえずはコップ酒二杯ほどやっつけると、ズズっと残りの蕎麦をかっ込みまして、
ほんとこれで終わって寝りゃエエんですけどねぇ、
「除夜の鐘を聞く頃に、酒が無くちゃバブじゃ無い」(なんのこっちゃ)
お節のために大量に作った烏賊ニンジンを小皿にチョイと盛って、
「クピクピ カー!」
みたいな(笑)
「元朝参り?初日の出?んなもんしるかぁ!」

さて?私はいったい何杯飲んだのでしょう?
じつは本人も良く分かっちゃおりません。(笑)ただ、今朝神棚に雑煮を供えたときも、確実に酒臭かった事だけは断言できます。

てなことで、毎年恒例であります。我が家の雑煮とお節もどきをご紹介。



お節もどきは、珍しくお重(といっても重なっておりませんが)に盛ってみました。
それに煮付け(今年は好物打ち豆入りです。)

  

雑煮は相変わらずの田舎雑煮のクルミがけ、さらに納豆餅とおろし餅、母が食べたいというのであんころ餅も作りました。

さて、新年とっ初めの今日の一枚は、やはり原点回避ですね、コルトレーンです。

1960年10月に3日間の集中レコーディングを行ったこのメンバー。きっと昨年暮れは30日の私以上に忙しかったんじゃないかと(そんなんと比べるな!)
この時の録音は、「MY FAVORITE THINGS」「COLTRANE'S SOUND」そして、今日のこのアルバムに収められているわけですが、
どれを聴いても思うのは、マッコイ、そしてなによりエルビンを得たコルトレーンの喜び的な感じですよね。
「ともかくいっぱい録音しちゃおうぜ!」
まっ我が神コルトレーンはそんなチャラ男じゃございませんが、おおいなる喜びがあったのは確かだと思います。

んなことを想いながら、元旦にこのアルバムを楽しんだバブでありましたとさ、チャンチャン

PLAYS THE BLUES / JOHN COLTRANE
1960年10月21,24日録音
JOHN COLTRANE(ts,ss) McCOY TYNER(p) STEVE DAVIS(b) ELVIN JONES(ds)

1.BLUES TO ELVIN
2.BLUES TO BECHET
3.BLUES TO YOU
4.Mr.DAY
5.Mr.SYMS
6.Mr.KNIGHT

追伸、
こちらも恒例ではありますが、皆様宛ての年賀状を作りました。
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