JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

まだら豚オヤジ

2013年07月30日 | p-r

相変わらず集中豪雨が全国各地で収まりませんねぇ。
避難所生活、ライフラインの喪失ets.ets.・・・いかにそれが大変か、震災直後の我が生活を思い出すと被害に遭われた方々の苦しみはよく分かります。心よりお見舞い申し上げます。

今日の私は完全休養日、朝は『あまちゃん』を見終わるまで床でゴロゴロ、午前中は珈琲片手にJAZZと本で時間をつぶし、午後からは髪をあたりに行ってきました。

以前も言いましたかねぇ、私は美容院で髪をあたってもらうってぇのはどうも苦手で、理容店でしっかりと顔まであたってもらう、てぇんじゃないとどうにも気が済まないんであります。
そのかぁし、髪型や長さなんてぇのはかなりアバウトで、襟足を鏡で確認してもらおうとする理容師さんに
「あっ、いい、どうせ眼鏡しないと見えないし」
てな感じ、セットしてもらうときも整髪料は全てお断りして
「適当に後ろに流しといてくれればいいから」
そうですねぇ、しいてこだわっていることというと・・・・もみあげを若干短くしてもらうくらい?まっ、これも適当になんですがね。(笑)

私の髪は癖毛、いわゆる天パなんでありますが、これがねぇ、ちょっと伸びてきて、今みたいに湿気が多いと、そりゃもうア~~タ、何してもまとまらない。しかも、この歳になっても大幅にすかれるほど髪の量が多いんです。なもんで、なおさらに収拾がつかなくなって
「エ~~~~イ!」
つまりこれが、髪型に執着しなくなった最大の原因だと思われるわけです。

いやいや、今日もずいぶんと髪の間引きをしていただきました。おかげで体重が減ったんじゃないかってくらい頭が軽くなったんですよ、えぇえぇ

「そういう話は、僕の前ではしない」
とは、飲み屋で知り合ったちょっとだけ額が広くなられた方、たしかに、今のところ生え際の後退は私には考えられないんですが・・・・
「ジェジェジェ!」
理髪店で髪をあたってくるたびに、確実に白髪が目立つようになってきました。

「いずれロマンスグレーのイカシタおじ様?」
ナイナイナイナイ、どう想像しても、「縮れ髪の白黒まばら豚オヤジ」ですもんねぇ・・・・・・・・・・
「ますますカワイコちゃんに敬遠されんじゃん」
えっ?今でもじゅうぶん敬遠されてる?
大きなお世話です。

「いいもぉ~~~んだ、白黒まばら豚オヤジだろうが、酒飲み変態オヤジだろうが(えっ?そうは誰も言ってない?)、自然が一番、ありのままの私を受け入れてくれる、そんな物好きがきっと何処かに居るはずだ!」
とまぁ思いもするのですが、はたして砂浜で針を探すようなこと、私に可能でしょうかねぇ?

さて、そんなことで悩んでもいられません。今日の一枚は、ロリンズです。
もちろん、以前に紹介済みですね。2005年9月かぁ・・こりゃまたずいぶん昔だ(笑)

今日はCDで聴いとります。
すると、買ったときの正札がまだCDケースに付いておりまして
「ナニナニ? ¥1780 WAVE?」

思い出しました。このCDは、亡き大親友Iと六本木で遊んだときに買った一枚であります。
たしかこの時は、ドルフィーの「OUT TO LUNCH」と、ファマーの「TO SWEDEN WITH LOVE」かなんか・・・ともかく、「レコード持ってるくせに」みたいなもんを三、四枚買った記憶があります。
ところが、どれを見ても「六本木WAVE」の正札は付いてないんですねぇ????
なして、これにだけ残ってるんでしょ?

まっいいか、♪テケタカ テケタカ・・・♪を聴いて、Iの事でも思い出そうっと。

WAY OUT WEST / SONNY ROLLINS

1957年3月7日録音
SONNY ROLLINS(ts) RAY BROWN(b) SHELLY MANNE(ds)

1.I'M AN OLD COWHAND
2.SOLITUDE
3.COME,GONE
4.WAGON WHEELS
5.THERE IS NO GREATER LOVE
6.WAY OUT WEST


名犬は三回回る

2013年07月28日 | a-c

まったくもって日本は、いや世界はどうなっておるんでしょうか?
ともかくオカシイのでありまして、最近頻発する各地でのゲリラ豪雨は・・・・どう考えてもやっぱりオカシイでしょ、それに合わせたかのように昨今の事件多発もどうにもオカシイ気がするんですが、きっと地球規模のオカシイが全てを狂わしている、そんなふうに考えるのは、私がオカシイからか?(笑)

さても、そんなオカシイ私の先週は、一日おきに飲みに出かけるという貧困層にあるまじき週間を過ごしました。

まずは火曜日
S君とお出かけになりまして、これはいつもの事?いやいや、奥様抜きで二人で飲むのはあんがい久しぶりだったんですわいな。
まぁだからといって何か特別な話をしたわけでもないんすけど、日々重なる仕事にお疲れのS君は、まずもってお酒に弱くなっておりまして、かくいう私も寄る年波、そりゃまあ日々弱くなっている自覚は十分にあるんですよ、あるんですが、S君の衰えぶりいったら半端じゃござんせん。
以前なら「これから」という時間帯にはすでに半分寝かかっておりまして、
「おい!どうしたんだよぉ大先生!まだ寝るにはチト早いぜよ」
と言っても、
「うん?あぁ・・・・・グウグウ」
一昔前のカトちゃんケンちゃんのコントじゃないっつうの
まっ、ともかくこうなってしまうともう駄目でして、スナックのカウンター椅子で、そりゃもうアンタ、シルク・ドゥ・ソレイユも真っ青なほどのバランスで舟を漕ぎ始めるんであります。
「よっ!名人芸!」(なんのこっちゃ)
そんでもって、ご帰宅~~~!!とあいなるのでありますが、私ゃ若干飲み足りない。けっきょく一人バー○ークへと流れたわけです。

二日後の木曜日
じつはですね、この間の水曜日、7月24日は、○ークママの自称28回目の誕生日だったわけで(まっ知り合ってからこの方、ほぼ彼女の誕生日回数は25から29の間で推移しておるんですが。笑)、「おめでとう」とのメールは打っておいたんですけど・・
「バブ、今晩まっちょるけん、誕生日の次の日じゃけん」
とのメール、まあねぇ、いつの日かからは覚えてはおりませんが、私ゃ○ークママの飼い犬よりさらに従順なシモベとなり下がっておるわけで・・・
「ハイ、了解つかまつりました。」

さすがのシモベも一日おきに二回行けば、「もう今週は行かん」と心に決めるものであります。
「28回目の誕生日のお祝いは、直接会って伝えたし、もうイイだろう」
てなもんですわ・・・・ところがまたしても昨晩

「バブ、今晩もまっちょるけん、Hちゃんも来とるよ、MaさんもOちゃんも来とるよぉ・・・」
まぁね、Maさんとは先日久しぶりに飲みましたんであれなんですが、Oちゃん、ましてHちゃんとはほんとじつに久しぶりなんでありまして・・・・
名犬バブは、ご主人様の言いつけ通りはせ参じたのでありました。

ぶつぶつ言いながらも、虐められキャラの私は相変わらずの彼らの虐めっぷりを大いに楽しませていただいたわけで、
「なに、なんか文句でもあんの」
「何をおっしゃいますお代官様、もっもちろん、文句なぞございませぇ~~~~ん」

そりゃね、私バブは、○ークママはもちろん、Maさんにも、Oちゃんにも、一際Sキャラを演じるHちゃんにも、従順なシモベでございますともさ。
「それでほんとにいいのか名犬バフ!」
「ワウワウ~~~~!!」

てなことで、『料理当番、本日の一品』です。

久しぶりにメヒカリを揚げてみました。半分は塩味の唐揚げ

そんでもって半分は、南蛮漬け風に

母もメヒカリはそこそこ食べるんですが、それでも文句の無いように煮物も添えました。

さて、今日の一枚は、昨晩(厳密に今朝ですけど、笑)代行運転手さんの隣で聴いて帰ったソニー・クリスです。もちろん以前紹介済みね。
何処かに悲しみを感じるクリスのアルトは、楽しかった時間の高揚をそっと鎮めてくれたように感じました。
その瞬間、
「週に三回?????いかにシモベでも、名犬バブでも、それでエエんか?」
と、我に返ったりもしたのですが、
「エエんよ、エエんよ、楽しんだんだから・・・・グウグウ」
って、オイ、それじゃまるでS君ジャン!(笑)
でもねぇ、本心を言えば、「MEMORIES OF YOU」あたりを、本当の28歳女性の肩でも抱きながら聴きたいところ・・・・
「なんだってぇ!」

GO MAN ! / SONNY CRISS

1956年2月24日録音
SONNY CRISS(as) SONNY CLARK(p) LERDY VINNEGAR(b) LAWRENCE MARABLE(ds)

1.SUMMERTIME
2.MEMORIES OF YOU
3.WAILIN' WITH JOE
4.HOW DEEP IS THE OCEAN
5.THE BLUES FOR ROSE
6.THE MAN I LOVE
7.UNTIL THE REAL THINGS COME ALONG
8.BLUE PRELUDE
9.AFTER YOU'VE GONE
10.COME RAIN OR COME SHINE
11.HOW HIGH THE MOON
12.IF I HAD YOU

おまけ、

昨日のお弁当でいただいた鰻、全て使い果たしました。
ほんとうにごちそうさまでした。


被害妄想夢

2013年07月23日 | j-l

  ゆめがほんとでほんとがゆめなら、
  よかろうな。
  ゆめじゃなんにも決まってないから、
  よかろうな。
  ひるまの次は、夜だってことも、
  わたしが王女でないってことも、
  お月さんは手ではとれないってことも、
  ゆりのなかへははいれないってことも、
  時計のはりは右へゆくってことも、
  死んだ人たちゃいないってことも、
  ほんとになんにも決まってないから、
  よかろうな。
  ときどきほんとをゆめにみたなら、
  よかろうな。

みすゞの詩(『ゆめとうつつ』)で始まるのは久しぶりですねぇ、こんな純な詩からいつものゲスな話に続くかと思うと心痛む思いではありますが・・・

昨日の夕方、欲求不満かはたまた血圧?まあまあともかく久しぶりに鼻血なんぞを出しましてね。これがなかなか止まらない。(若いときのように止まらないと言うべきか?)
「ムム、これは今晩あたり脳疾患でポクっと・・・・」
なんて期待したのでありますが、今朝はいつも通り、
「残念」
って、だれだ!(笑)

ともかく、いつも通りではあったのですがまぁ眠くて、それは何故か?

夕べ、いつものようにアルコールで喉を潤し床につくと、雷と雨で表が騒がしい
「こりゃ寝られんぜよ」
とか言いながら、ス~~っと睡魔が襲ってくる、すると今度は
ブ~~~~ン、バタン(なんかにあたる音)、ガサガサ、ブ~~~~ン
これが気になって寝付かれない
「エ~~イ!しゃあない」
と明かりをつけてその正体を見極めると・・・・
「♪ コガネムシは金持ちだ・・・」
のあのコガネムシです。
何とか捕まえて表に逃がしてやったのですが、
「まてよ、網戸だし、って網戸どころか雨戸が閉まってんだし・・・キャツは何処から侵入してきた?」
今度はこれが気になって眠れない
けっきょく朝まで「寝たんだか寝てないんだか分かんない」状態だったというわけです。

まさにこんなヤツ

さても、それが何故に金子みすゞの『ゆめとうつつ』かと申しますとですな。

人間「寝たんだか寝てないんだか分かんない」状態の時って、いろんな夢を見た気になるんであります。そして、それらの夢が続きものであったような、まったく違うものであったかような・・それすらよく分かんないんですが(笑)ともかく今朝になっても断片的に覚えているものでして、それはまるで夢と現実の狭間を行ったり来たりしたような、つまり『ゆめとうつつ』なんであります。

まっ、みなさんにはどうでもいいお話でしょうけど、その夢の断片を聞いてやってください。
私、夢の中で死にました。(この部分は全ての断片に一貫しておりました。笑)もちろん、死因は脳疾患ですな、やはり鼻血が気にかかっておったのでしょう。
そんでもって、あれは葬式なんでしょうか、いろんな人が私の顔を覗き込むんであります。

まず顔を出したのは娘です。先日久しぶりに会ったからでしょうけど・・・それがね、泣いてないんですよ。まっ笑ってもいませんでしたが、
「やっぱりね、だからこの前会に来たんだよ。」
って、まるで私の死を予感したかのような台詞を吐いて去りました。
そこからは、あの人この人・・・その共通点は誰も涙を流していないことです。(笑)

たぶんこのあたりで一度目が覚めたんでしょう。次に覚えている夢では、私、空を飛んどりました。
死んでから逢いたい人のところへ飛んでいく、ある意味能動的な夢ではあったのですが・・・・今度は誰も私を話題にしてないんです。(笑)

次の夢は、場所が飲み屋、面子は、S君、Mさん、○ークママに、HS君、Maさん・・・・・・・ともかく、最近お付き合いのある顔ぶれがそろっております。
相変わらず私は死んでおるようで、今度は死んだ私の話題をつまみにしています。
その内容はというと
「あいつは悪いヤツじゃなかったけど、良くもなかったよな」
とか、
「役に立ちそうで、役立たずだったし」
とか、
まぁ「可もなく不可もなく」てな話ばっかりなんであります。

それから次は・・・・・

あはは、分かるでしょ、孤独感がもたらした完全な被害妄想夢です。
えっ?決してそんなことはない?アンタの存在はしょせんそんなもんだ?!

ときどきほんとをゆめにみたなら、
よかろうな。

「ウナこと言わんで下さい、今晩は、被害妄想じゃなく現実夢にうなされちゃいますから」

さて、今日の一枚は、ヤン・ガルバレクです。
私にしては珍しい選曲ですよね。とはいえ、このアルバムも以前紹介済みの一枚です。(そのときは、ボボ・ステンソンを頭に紹介したと思いますが、厳密にはヤン・ガルバレクとの双頭バンド扱いが正しいのでしょうね。)

話題の夢の中には、高校時代にバイトをしていたジャズ喫茶での知り合いも幾人か出てきたのですが、このアルバム、ママが気に入っていたのか、それとも誰かが気に入っていたのか、一時「バカの一つ覚え」のごとくかかってたんですよねぇ、今思うと普段お店で流していた曲調とはチト違っていたようにも思いますが・・・

ともかく、そんなこんなで一時期耳タコになるほど聴いたアルバムなんです。
みなさんご存じの通り、私はECMレーベルをさほど気に入っておりません。おりませんが、このアルバムを聴くと懐かしさも加味して現実逃避出来るようにも感じます。

「よ~~~し、今日はこれを聴いて、現実逃避したファンタスティックな夢を見るぞう!」(笑)

WITCHI TAI-TO / JAN GARBAREK

1973年11月27,28日録音
BOBO STENSON(P) JAN GARBAREK(ss,ts) PALLE DANIELSSON(b) JON CHRISTENSEN(ds)

1.A.I.R.
2.KUKKA
3.HASTA SIEMPRE
4.WITCHI TAI-TO
5.DESIRELESS


今度は像の反撃が

2013年07月21日 | m-o

ほんとにまぁ西日本の方々には申し訳ないんですが、涼しいです。それはもう楽ですし夜もぐっすりと眠れるんでありますけど、逆に一気に暑くなる日が近々来るんじゃないかとそっちが心配だったりして・・・どうなることやら。(笑)

どうなることやらというと、
参院選の開票速報が進んでおりますねぇ、ある意味予想通りの結果のようですけど、今後しばらく国政選挙は無いわけで、国民のこの選択が吉と出るか凶と出るか・・・いずれにしても、これが我々が選んだ結果でありますから、どう転がろうと国民一人一人が責任を負わなければイケンということでしょう。(個人的にはちょっと不満ですけど。笑)

話は全く違いますが、先日「我が家の猫問題」を取り上げさせていただきましたよねぇ、そうしたらアンタ、一昨日、またまた新たな一匹が我が家に忍び込んでまいりました。それはね、こんなヤツでして・・・・

「バブちゃん、今この猫どもに興味津々で、ガチャガチャをあさってたんだけど、そのガチャガチャが見あたらなくなっちゃったのよ・・・寂しい」
とは、○ークの常連客のMaさん。

それがね、久しぶりにMaさんにはお会いしたんですが、その登場が酷いんですわ。
私が気分よく飲んでいると、ママも気がつかないほどソ~~~~っと店に入ってきて・・・・・・・後ろからガバ!
「ヒエ~~~~~!!」
まったくもう、アンタは我が家に忍び込む野良猫かい!
私ゃねぇ、自慢じゃないけどヒビリなんだからもう
「いやね、そっと覗き込もうとしたら、バブちゃんの臭いがしたから・・・」
って、私ゃおかかやマタタビ・・・いやいや、雀じゃないんだから一気に襲いかからなくても(笑)

とはいえ、本当にお久しぶりだったもので、一人酒(ごめん、ママはいましたね)が急に華やいで、楽しいお酒になりましてね。
そこでいただいたのが、このスマホを支える猫なんであります。

わかりにくいですが、こヤツの表情、憎たらしいやら可愛いやら
「テメェはツンデレ系か!?」
と、思わず突っ込みを入れたくなるような・・・・
「ひょっとして私、この系が好きなのかもしんない」
あはは、まっコイツは悪さもしないでしょうから、母も腹は立てないと思いますよ。

ともかく、Maさんのおかげで、またまた3時まで飲み明かしたバブでありました。近い内にまた飲みましょうね、今度は私が「象が虎を倒す」がごとく襲いますんで(笑)

涼しい中、明日は土用の丑の日でありますねぇ、ただ、明日もまた帰りが遅くなりそうですので、私は今日、鰻をいただくことにしました。(先日いただいたヤツね)
『料理当番、本日の一品』です。

鰻巻きの揚げだしです。普通に鰻巻きを作り小麦粉をふって揚げ、だし汁でいただくという、シンプルではありますが美味しゅうございました。

鰻が駄目な母にはこんなシンプル煮物で米を食べていただき、
「野菜も食べにゃイカンよ」
と、そのまんまポテサラ(スライスしたポテトを茹で混ぜ合わせずにサラダにしました。)も喰わせました。(笑)

さて、今日の一枚は、レッド・ミッチェルです。
ミッチェルといえば、西海岸の雄?違うな、ともかく、西のアルバムにゃしょっちゅう顔出すベーシストってな感じですか?
ただ、彼のリーダーアルバムというと「SOME HOT, SOME SWEET, SOME WILD」?でもこれは「ハンプトン・ホーズがリーダーでも」てな感が強いですしねぇ、私が保有するのはおそらくはこの二枚だけのだったように思います。(ハロルド・ランドとの双頭ものは別として)
で、今日のこれですけど・・・・やっぱ、ベースだと他の人にリーダー格を奪われる的心配でもあったのでしょうか?ベースではなくチェロを弾いています。(笑)

この思考は、ある意味西らしいと私なんかは思うんですよねぇ、内容も「チェロでビックリ玉手箱」的感じもなく、いたってシンプル、これも西らしく上手くまとまっていると思います。

私的には、「可もなく不可もなく、聴いていて不快感もなし」てなとこでしょうか。

REJOICE / RED MITCHELL

1960年10月録音
RED MITCHELL(cello) JIM HALL(g) FRANK STRAZZERI(p) JIMMY BOND(b) FRANK BUTLER(ds)

1.JIM'S BLUES
2.OH , YOU CRAZY MOON!
3.REJOICE!
4.BLACK EYED PEAS
5.YOU'D BE SO NICE TO COME HOME TO
6.NIGHT IN TUNISIA


アホでいいもん

2013年07月17日 | a-c

昨日今日と過ごしやすい・・・というより、西日本の方々には大変申し訳ないのですが、朝晩は肌寒いほど涼しいんでありまして、楽してます。ただ、また暑くなったときのギャップはじつに心配なんですけどね。

そんなこんなで今年もまたあの日がやってまいりました。
え?何の日かって?そりゃア~タ、7月17日、我が心のよりどころジョン・ウイリアム・コルトレーンの命日ではござんせんか。

彼は
「1926年9月23日、午後5時30分、ノース・カロライナ州ハムレットの洋服仕立屋の一人息子として生まれた彼は、1967年7月17日、午前4時、ニューヨークのハンティントン病院でジャズの巨星として旅立った。」
のでありますよ。
そして、遠く離れたここ日本の田舎町にも、未だ彼の死を惜しみ毎年この日を『マイ儀式の日』として、特別な思いで過ごすアホがおるのであります。

私が彼に心酔した経緯は、もう何度となく語らせていただいておりますし、都度、彼の響きに助けられたお話もまた「耳タコ」であると思います。それでもなお私にとって語り尽くせない存在、それが、彼、ジョン・コルトレーンなのであります。

とは言うものの、そんな私も歳をとり、特に晩年の彼の演奏を聴く機会は少なくなってきています。
なんて言ったらいいかなぁ、聴く場所と時間がかみ合わなくなっきているとでも言いましょうか、朝っぱらから「EXPRESSION」でも無いでしょうし、飲みながら「ASCENSION」でも無い、まして運転しながら最後の演奏「THE OLATUNJI CONCERT」なんぞ聴いたら事故起こしますって(笑)

そのためにも、今日、『マイ儀式の日』は、私にとって年々重要な日になってきている気もします。つまり、落ち着いて彼に没頭出来る、そんな時間を与えてくれるからです。

事実、今朝は一時間早起きして顔を洗い、コーヒーを一杯飲んで気を引き締め、朝っぱらから「THE OLATUNJI CONCERT」を聴いてきました。(もちろん、ヘッドフォンでね)
え?我慢大会か?って、そりゃまぁ、かなりきついところはありましたが、私の場合、一度聴き始めれば心酔しますから・・・・あはは、「失敗したなぁ」と思ったのは、その後何もしたくなくなった事と、『あまちゃん』を見逃したことです。(笑)

もちろん、車中でも「LUSH LIFE」やら「SOUL TRANE」やら「STARDUST」なんぞを聴き、これからも聴ける時間帯にはコルトレーン責めでいこうと思っております。そして、仕事は通常の半分以下の真剣度で済ませ、なんとか今日中に帰宅して儀式を執り行えればと・・・・(アホか)

おそらく、明日の朝は、コルトレーンとお酒、二つの二日酔いに悩まされておることでしょう。

「アホだと思うヤツは思え、あたしゃ、それほどまでに彼を・・・愛してるんだい!」
(やっぱ、アホだ)

さて、今日の一枚は、7年前の今日、紹介した一枚です。
コルトレーンの事実上最後の演奏であり、今日の私のやる気を全て持っていった一枚であります。(笑)
つまりですね、私ですら朝から聴くアルバムではないということです。
録音は最悪無茶苦茶、最後まで聴き通せる心構えと体力が必要というか・・・あはは、いかに私でも他人には絶対進めないでしょうねこのアルバム。

でもね、死を三ヶ月後に迎えようとしてなお、吹き続けるトレーン、これを聴いてやれずに何が「コルトレーン命」でありますか。
長いギャリソンのソロで始まるトレーン最後の「MY FAVORITE THINGS」、私はありがたく心して最後の一滴まで受け止めさせていただきます。

THE OLATUNJI CONCERT : THE LAST LIVE RECORDING
 / JOHN COLTRANE

1967年4月23日録音
JOHN COLTRANE(ts,ss) PHAROAH SANDERS(ts) ALICE COLTRANE(p) JIMMY GARRISON(b) RASHIED ALI(ds) ALGIE DeWITT(bata ds) JUMMA SANTOS(per)

1.INTRODUCTION BY BILLY TAYLOR
2.OGUNDE
3.MY FAVORITE THINGS


男にだって五分の魂?

2013年07月15日 | a-c

みなさんはこの三連休何処かにお出かけになったのでしょうか?
私は何の変化もなく過ごしております。そうですねぇ、強いて言えば土曜の晩メールでの招集命令を受け、○ークへ行ってしたたかに飲んできた、そんくらいですかね。(笑)

「16歳少女が死体遺棄」「30歳男性、10歳の少女に殴る蹴るの暴行」・・・・
まぁまぁ、相変わらず「どうなってんじゃい!」てなニュースが多い中、男の本能があからさまになる研究発表がございましたねぇ

『土の中などに生息する「線虫」(せんちゅう)と呼ばれる小さな生物のオスは、食べ物よりも異性を探すことを優先していることが東京大学の調査で分かり、研究グループは、ほかの生物にも同じ傾向があるのではないかとみています。』

って事なんですけど・・・・・そんなんを聞くと、男としての虚しさといじらしさをヒシヒシと感じてしまいますなぁ。この結論を導き出すにあたって、おそらくは飯野雄一教授も涙を流されたのではありませんでしょうか。(笑)

「一寸の虫にも五分の魂」
糸ボコリの子分みたいな輩とはいえ、雄たるもの何のために生まれてきたのかを彼らは悟っているということで・・・実に立派じゃござんせんか
本来の性欲というものは、なんとしても我が種を残そうとする立派な本能であって、子も成せない未成熟者に向けられるものじゃないのであります。
ほんと、性的対象として少女を襲う未熟者には「線虫」の爪の垢でも飲ませたいくらい、って爪はないか。

「うんうん、こうしてみると男が浮気するのもしょうがないって事かもしんねぇなぁ、悲しいけど立派な本能だ」
「それは違うから(キッパリ)」

「あなたなしでは生きていけない」てな言葉は、女のためにあるようにドラマや小説で描かれておりますが、実は男の心理だということは明白であり・・・????まてよ、どちらかというと「女なしでは生きていけない」か?
「あなた」と「女」じゃかなりニアンスが違いますよねぇ、是非とも飯野雄一教授の研究グループに解明していただきたい。(笑)

ともあれ、雄たるもの命あるかぎり雌を求める者だということは、飯野雄一教授に言われなくとも男性全てが感じていること、そしてそれが枯れれば生きる価値もないと我々中年は心に思うものであります。

「頑張れ中年!頑張れオレ!」
ほら、そこの土の中で、糸ボコリの子分達が声援してくれていますよ。って、いまさら回虫やギョウ虫の仲間に励まされてもねぇ・・・やっぱ虚しい!

さて、今日の一枚は、アルバート・アイラーです。
連休最終日の昼真っから、こんなん聴くな!てな感はあるかもしれませんが、線虫の話をしてアイラーを聴く、不思議と「悲哀、哀愁」を感じるところがあったりして・・・・・なんのこっちゃ(笑)

以前も言いましたが、「コルトレーン好きが何故?」と訊く方もいるなか、私はアイラーをあまり得意としません。
ですから我が部屋でアイラーが流れる頻度は非常に低いのでありますが、たま~~にね、こうして聴くんですわ。そうするとね、その嫌いな彼のテナーの響きに「悲哀、哀愁、ポワポワポワ~~ン」みたいなものをふと感じたりして・・・・特にこのアルバムの「ANGELS」なんかそんな雰囲気かな?

ともかく「アイラーにも五分の魂」違った、「アイラーだからこその魂」を忘れた頃に感じるのも悪くないと思います。

SPIRITS REJOICE / ALBERT AYLER

1965年9月23日録音
ALBERT AYLER(ts) DON AYLER(tp) CHARLES TYLER(as) HENRY GRIMES(b) GARY PEACOCK(b) SUNNY MURRAY(ds)
CALL COBS (harpsichord)[4]

1.SPIRITS REJOICE
2.HOLY FAMILY
3.D.C.
4.ANGELS
5.PROPHET


分離する卵?

2013年07月14日 | m-o

暑い日が続いていますが、今日は比較的過ごしやすい一日でした。

「バブさん、今度は私が卵焼き作ってきますから食べてくださいね。」
何故に卵焼きか?

先日卵焼きで大失敗をしたというHちゃんは、私に助けを求めて参りました。
何故に私?

原因はこれであります。毎週土曜日に持参する愛妻ならぬ愛I弁当(自分が愛を込めて自分に作る弁当ね。寂し~~~い!)
私のお弁当は、もちろん毎週メニューは違うのですが、一つだけ定番があります。それが卵焼き
いやね、明太巻きだの、シーチキン巻きだの、そぼろ巻きにチーズ巻き・・等々のアレンジもあるのですが、基本はプレーン。

「この前、一つ食べさせてもらったじゃないですか、美味しかったんですよねぇ・・・・だから、作り方教えてください。」

いやいや、作り方といっても、
「ごく普通の主夫がごく普通に卵液を仕込み、ごく普通に焼く、だだ一つ違っていたのは・・・・・」
って、ナイナイ、普通の卵焼きでんがな。(笑)

「え~~と、卵でしょ、出汁でしょ、塩でしょ、酒でしょ、あんまり甘いのは得意じゃないけどそれでも砂糖?あっそれから香り付けの醤油を一滴、後はよく温めたフライパンと少なめの油、そんでもってクルクルと・・・・ほら、普通ジャン」
「え~~~出汁なんか入れるんですかぁ?砂糖入れると焦げません?巻くとき破れたりしません?卵が分離しません?」
「ぶっ分離?????」(この娘は、どんな卵を使っとるんじゃい?)

まっ、ともかく、一通りの我が家レシピと巻き方を説明し
「いいか、菜箸で巻こうとしちゃ駄目だよ、フライパンの振りで巻く感じ・・・分かった?」
「じゃ頑張って作ってみます。」

とまぁそんな流れでの
「バブさん、今度は私が卵焼き作ってきますから食べてくださいね。」
だったわけで、どんな卵焼きを食べさせてくれるのか楽しみであります。
それにしても、料理など全く興味が無かったHちゃんが最近がぜん張り切っておるのですけど・・・・
「ムムム、さては男か?」

てなことで、『料理当番、本日の一品』です。

まずは得意のタコのカルパッチョ。オリーブオイル、レモン汁、お塩少々、ニンニク、長ネギ、大葉に醤油、わさびを加えて『和の味』に仕上げてみました。付け合わせのワカメと一緒に食べてもグーでやんしたよ。

どちらかというとこちらがメイン、なすのはさみ揚げです。はさんであるのは、鶏ミンチに、こちらも長ネギ、ショウガ汁、塩、胡椒を入れて練り上げたもの、まっつくねみたいなもんですね。タレは甘めの醤油ダレにゴマ、一味を加えてみました。

さて、今日の一枚は、ウォーン・マーシュです。

いやぁ、私にしては新しい1980年の録音という、ほんとなんでそんなんのが手元にあるのか私自身不思議なんですが(笑)

マーシュというと「鬼才トリスターノの門下生」と、ついつい言いたくなるんですが、「西海岸のクールな野郎」てなイメージ?(まっどうでもいいんですど)
ここでは色気を無くしつつあったケニー・ドリューのトリオをバックに、一時ほどのクールさはなくとも「いやいや、やっぱマーシュだわ」と思わせる一枚であります。
そんでもって、ドリューもちょっくら良いんでありますねぇ・・・
おっと、勘違いしないでください、いかにもドリュー嫌いのような口ぶりですけど、過去ログを紐解いていただければ一目瞭然、私は根っからのドリュー好きであります。
ただね、好きだからこそ、ヨーロッパに移り住み「日本で何でも良いから新譜を出す」的ドリューには、ちょっとだけ「お前の本線は違うだろ!」みたいな気持ちを持っています。

そんな話はともかく、このアルバムは素直にできがよいと思います。だって、聴いていて心地よい感じがしますもん。

IN DENMARK / WARNE MARSH

1980年4月21日録音
WARNE MARSH(ts) KENNY DREW(p) BO STIEF(b) AAGE TANGAARD(ds)

1.THIS ONE'S FOR LESTER
2.SOPHISTICATED LADY
3.ON GREEN DOLPHIN STREET
4.SIPPIN' AT BELL
5.EVERYTIME WE SAY GOODBYE
6.EASY TO LOVE
7.OF LOVE AND THINGS
8.ORNITHOLOGY
9.STAR EYES
10.SOFTLY AS IN A MORNING SUNRISE


野だいこバブは鰻いらず

2013年07月12日 | j-l

昨日は『遠い親戚・・・』てなお話を申し上げましたが、遠い親戚ながら毎年この時期にお中元をいただく方もいらっしゃいます。
「もうそろそろ、お互い様チャンチャンでいいんだけどねぇ」
などと申してもおりますけどね。

このログを長くごらんの方は(そうはいらっしゃいませんでしょうけど、笑)ご存じでしょうけど、この時期、鰻の中元が毎年のように届きます。もちろん、遠い親戚から。

今年も昨日、早々と届きましたよ。土用の丑の日に間に合うようにとのご配慮でしょう、そのおかげでどうしても我が家からの中元が後発になってしまうんですけどね。
ただ、今年は前回までとは違うお店の蒲焼きが届きました。
もちろん、頂き物に余計な詮索はしませんよ、しませんが、おそらくは昨今の鰻事情の影響ではないかとも思ったりしてね。
ところで、「日本鰻、絶滅危惧種指定か!?」のその後はどうなっておるんでしょうか?

ともあれ、Mさんのお店の予約鰻弁当を見ても、国産鰻の希少価値は益々高まっていることは言わずもがなではあります。

そんな中、今日の朝日新聞に『ウナギ特売続々』の記事、ダイエーでは昨年の二割安、西友でも東日本対象のようですけど、グラム数を上げて昨年と同額という・・・・いやはや頑張っております。

正直言うと、私なんざぁ「もらい物でもなけりゃ鰻なんぞ喰わん」派でございますので、鰻の高額化には「何の興味も感じない」というのが本音です。
でもまぁ、鰻好きは世に多くいらっしゃいますから、まして今年の『土用の丑の日』は二回、そんな方は先でも後でも良いからなんとしても食したいのでありましょうねぇ、ほんと、そんな方々には冷凍物とはいえ老舗の鰻を食せることに感謝せねばいけません。

えっどうだい、あたしなんざぁついてるほうじゃないかい、ねぇ、避暑だ湯治だと逃した魚だらけって中、まぁまぁ多少汚い店でも、こうして鰻を釣り上げるとこなんざぁ、まんざらじゃないよ。こんでもってご祝儀なんぞをいただいて・・・いやいや、お宅に出入りでもさせていただきゃお大物釣りのコンコンチキってもんじゃねぇか。それにしても長い厠だねぇ
「ダンナ!どうなさいやした?」
もぬけの厠に
「こりゃまいったねぇ、勘定すませてスーッと帰っちまうなんざぁ、まったくもって粋だねぇ」
「お客さん、お客さん、喰い終わったんなら勘定おねげぇします。」
「??????」
「お連れさんが、先に帰るが、二階で羽織着た人がダンナだから、勘定はあの人にもらってくれって」
「なにぃ!!」

落語『鰻の幇間』の一節でありますが、実話からきたとも言われるこの噺、夏の『野だいこ』は、ダンナを釣り上げるのが大変だったんでありましょうねぇ、やっと釣り上げたかと思ったらまさに鰻のごとくスルッと逃げられ、終いにゃ下駄までくわえていかれるという、踏んだり蹴ったりであります。

まっ『野だいこ』ほどヨイショは得意ではありませんが、
「鰻はけっこうですんで、一寸したアテと、たんまりの酒なんぞをごちそういただければ、あたしゃ何処でもおともいたしやすともさ、へぇへぇそりゃもうカラオケだろうとアッチの方だろうと、ダンナのおっしゃるがままに・・・」
根性だけは、『野だいこ』もビックリなバブでありました。

さて、今日の一枚は、ハンク・ジョーンズです。

ジョーンズ三兄弟の中で、一番目立たないけど、「あっここにもいた、ここにもいた」と名探しが楽しいのはこのハンクではないかと(笑)
つまりですな、「目立たないけど堅実、いれば安心」的な、特にリーダー・アルバムなんぞは、「これぞハンク!」といった強烈な一枚はないものの、「なんだよこれ」てな一枚も無い、それがまさにハンクの魅力なんであります。

このアルバムも無難と言ってしまえばチャンチャンなんでありますが、私としては安心を持って心穏やかに聴けるとの評価です。
選曲もスタンダード中心、ピアノトリオもギターのバリー・ガルブレイスもけして目立つこともなく、それでいてブルージーさがジワッと伝わってくる、エエじゃないですか。

絶品とはいえなくとも、間違いない演奏ってあるんですよね。

THE TALENTED TOUCH / HANK JONES

1958年録音
HANK JONES(p) MILT HINTON(b) OSIE JOHNSON(ds) BARRY GALBRAITH(g)

1.IF I LOVE AGAIN
2.MY ONE AND ONLY LOVE
3.DON'T EVER LEAVE ME
4.IT'S EASY TO REMEMBER
5.YOU ARE MY LOVE
6.BLUE LIGHTS
7.THE BLUE ROOM
8.A SUNDAY KIND OF LOVE
9.STAR EYES
10.LET ME KNOW
11.TRY A LITTLE TENDERNESS
12.EASY TO LOVE


遠くの親戚より・・・

2013年07月11日 | m-o

先日突然娘がやってきて驚いた話はしましたよね。ところがその後も日中突然の訪問者が増えたてぇ話題でございます。
まっ、もちろん私が居ない時間帯にですが、

♪ピンボ~~ン
「はぁ~~い」
「久しぶりぃ~~私誰だか分かる?」
「・・・・・・」
「やだぁ、ほら、○○あんにゃ(年上の男性敬称)の義理の妹、△△だでや(だよ)」
厳密には実に遠い親戚らしいのですが
「今度立候補した□△、○□の娘さんだって知ってやったがやぁ(知ってた)?」

あはは、選挙、選挙、選挙応援であります。

この4日間で、やれ遠い親戚やら、昔の父の知人やら、選挙がらみの訪問が三回もあったってんですが・・・・
そりゃねぇクソ暑い中、大変でございましょうけど、何十年かぶりでの訪問が選挙って、私なんざぁ逆にシラケてしまったりするんですけど、皆さんはいかがでしょうか?
宝くじに高額当選した人じゃあるまいし、いまさら遠い親戚だとかなんとか
「チャンチャラ可笑しくて・・・・私ゃなんにも出来ませんよぉ~~だ」(笑)

ともかく、娘の時のような嬉しい突然訪問は大歓迎でありますが、選挙がらみやら何とか詐欺みたいんはほんと止めてもらいたい。私みたいな天の邪鬼にはそれが逆に不評価につながったりしますから、どうぞよくよく相手をお考えの上ご訪問いただければと思います。(笑)

大学時代の友、チャリンコのブログより、無断で拝借しました。
いや、ほんと、私猫大好き人間なんですよ。
ちなみにチャリンコのログはこちら

話はコロッと変わりますけど、ご近所の『猫問題』がいよいよもって深刻化しております。
我が母も『糞害に憤慨』ばかりじゃございません。空き家となった隣の軒下や、乾いた側溝にまで、この春、子供を産み落としたようで、
「殺すわけにもいかないし、どうすんべって近所の人とも話してる」
そういえば、私が見た範囲でも二匹の子猫が路上で死んでいる姿を見ました。

私も猫好きではありますが、そろそろ静観の構えとも行かなくなってきています。
とはいえ、餌やりを続けているおばあちゃんを血祭りに上げる気など毛頭無いわけで、役所や保健所もどうにも腰が重い、
「オレですら我慢してるんだから、てめぇらちったぁ計画的出産をだなぁ・・・」
とは、冗談ですけど
やはり、ご近所で相談の上、まずは避妊手術を行う事を模索すべきなんでしょうか?
みなさん、よい解決策があれば、どうぞ教えて下さいませよ。

さて、てな事で、今日の一枚は、猫つながりで「猫のマクリーン」です。(これももちろん過去に紹介済みですよ。笑)

以前もお話ししたジュビリー盤のジャケットが「猫かフクロウか」てなくだらない論争はともかく、実を言うと私はad-lib盤、つまり「猫のマクリーン」の由来でもあるオリジナル盤を聴いたことがなかったんであります。
それがね、なんと、ア~タ、あの「『JBL4430』があるあのお宅」での、二回目の納戸捜査でこのオリジナルが発見されたのであります。(一回目の時は、「MIGHTY MONK」が見つかり、感激しましたが)

そんでもって聴かせていただいたのですが・・・・あのね、初期の初期のジュビリー盤は、ad-lib盤のラベルを貼り替えただけという代物があったらしく別ですが、私の過去に聴いたジュビリー盤とは、間違いなく音が違います。
いやいや『JBL4430』のせいじゃありません。私の駄耳でも分かるくらい違います。

オリジナル盤が今おいくらで売買されているのかは知りませんけど、マクリーン好きの方には是非とも入手しなくてもいいんで、聴いてみてもらいたい。
フクロウになっても「猫のマクリーン」と称される本当の意味が私には分かったように思いました。

ところで、Yさん(『JBL4430』があるあのお宅)私に「猫のマクリーン」「MIGHTY MONK」、そんでもって、できればですが、オーディオシステムも含め・・・・・・
いやいや、ただとは申しません。私の懐に見合った金額で・・・・・・
駄目だろなぁ(笑)

THE JACKIE McLEAN QUINTET

1955年10月21日録音
JACKIE McLEAN (as) DONALD BYRD (tp) MAL WALDRON (p) DOUG WATKIN (b) RONALD TUCKER (ds)

1.IT'S YOU OR NO ONE
2.BLUE DOLL
3.LITTLE MELONAE
4.THE WAY YOU LOOK TONIGHT
5.MOOD MALODY
6.LOVER MAN


アホなDJ気分も悪くない

2013年07月09日 | j-l

先日、車を買い換えて初めての長距離が両親の実家であったというお話はいたしましたが、当然ながらドライブ中にはBGMが必要なわけで、某メーカーの携帯MP3プレーヤーが活躍してくれました。
ところが、長距離ということもあって、試しに収録全ての曲をランダムで流してみたんですけど、これはいけませんな。
もちろん収録曲の7割はJAZZなんでありますけど、その他にもサザンでしょ、ビートルズにチェイスにシカゴ、サンタナ、クラプトン、ジョプリン・・高田渡に拓郎、泉谷・・あげくはちあきなおみにクロレラ体操って・・・(笑)

コルトレーンの「LIKE SOMEONE IN LOVE」の後に「♪やっとお店が終わって ほろ酔いで坂を下りるころ・・・♪」そんでもって「テケテケテケテケ、キンタの大冒険!」、さすがに跳ばしましたが(笑)
ともかく、全曲ランダムはやっちゃいけない。

ほらほら、昔、そう「カーオーディオといえばカセットテープ」みたいな頃ですよ。ドライブに合わせてテープを編集してくるなんてぇアホがけっこういたじゃないですか。
デヘヘ、アホとか言いながら私も友人と女友達二人を引き連れ松島までドライブに行ったときには、編集をさせられた覚えがありますけどね。

まぁまぁまぁまぁ、アホとはいえ、あれはあれでドライブ時間、見えるであろう風景、女の子達の好み、とは言いつつも彼女達が知らないであろう曲もちりばめ・・等々考えに考え、会話には邪魔にならず、さりとて話題にもなる・・・・・ある意味ラジオのDJ(今流のヤツじゃなくてね、笑)気分を味わえるっちゃあ、そんなところもあったように思いますし、事実よくできた編集テープはそれなりに車中を和ませてくれたとも思いますよ。
ただ、「その娘達をそのまま・・・」的下心が見え隠れし、さらにそれに対しては全く効果がない事には、前もって気付きつつもそれを作っていってしまうてな事があったり、もっと酷いのはいわゆる「自己満足の自画自賛」・・・そこがアホなんでありますけどね。(笑)

古代遺跡の埋蔵品よろしく、
未だに発掘される我が家のカセットテープ、
「あれ~~?燃えるゴミ?燃えないゴミ?資源ゴミ?」

あの頃「何千曲も持ち歩けて、車中でも聴ける」なんてぇ時代が来るとも思っていませんでしたが、いざそうして長距離ドライブに出かけると、それがけして便利なものでもないように感じてしまうのは私だけでしょうかねぇ?
いやいや、テープ時代だって、何十本ものカセットテープを車内に持ち込むのはいいけど、「どれにする?どれにする?」とか言ってる間に目的地に着いちゃうてな事ありましたし、替えるのも面倒なもんで結局一本のテープを繰り返し聴いちゃうみたいな事もありました。
ただね、編集までしちゃう一途さっていうかなぁ、なんとなく今より一曲一曲を大切にしていたように感じてしまうんですよねぇ

下心云々は別としても、シチュエーションに合わせた選曲というのはあんがい難しいものです。それでも遊びとして長距離ドライブ用の音楽メニューを考えてみる、そんなんもオッサンの暇潰しにはなるかもしれませんね。
「今度長距離をやるときは、そんな編集CDを何枚か作っちゃおうかなぁ」なんて思ったバブ君でありました。

さて、今日の一枚は、話の流れでちあきなおみを・・・チャウチャウ、
「ふたたび」と改名したことをよいことに、またしても以前紹介済みの一枚であります。(前紹介が2005年の夏ですから、エエでしょ)
こう暑くちゃねぇ、ジャケットだけでも涼しくみたいな、デューク・ジョーダンです。

本家映画のサントラはジャズ・メッセンジャーズ、映画のテロップに流れた作曲者は何故かフランス人、「ジョーダンだけに冗談じゃない!」って怒ったのはチャーリー・パーカーの三番目の夫人ドリス、そんでもって・・・・。てなお話は以前もしましたね。

「危険な関係のブルース(NO PROBLEM)」は、間違いなくデューク・ジョーダンのオリジナルなわけでありますが、では、本当にジョーダン自身は怒っていなかったのか?これは分かりませんねぇ、ただ、ジョーダンの知名度にこの曲が大きな影響を与えたのは事実ではないでしょうか。

そのおかげで、まぁしょっちゅうそこらで演奏しているわけですけど、私が最も聴いたのは、このアルバムの同曲でしょうかねぇ、つまりそれは私が高校時代にアルバイトをしていたジャズ喫茶でこの「NO PROBLEM」が最もかかっていたジョーダンであったということですけどね。

そのおかげでもう一つ、なんとなくエキゾチックな出だしから始まる「NO PROBLEM」、これを聴くとジャケットがスパーン頭に浮かぶんであります。つまり、ちょっとだけ涼しくなる・・・・・無いな(笑)

FLIGHT TO DENMARK / DUKE JORDAN

1973年11月25日,1月22日録音
DUKE JORDAN(p) MADS VINDING(b) ED THIGPEN(ds)

1.NO PROBLEM
2.HERE'S THAT RAINY DAY
3.EVERYTHING HAPPENS TO ME
4.GLAD I MET PAT
5.HOW DEEP IS THE OCEAN
6.ON GREEN DOLPHIN STREET
7.IF I DID-WOULD YOU?
8.FLIGHT TO DENMARK