JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

酒にはやっぱりアテがいる

2016年01月28日 | y-その他

今日はお久しぶりの酒話(久しぶりでも無いか、笑)

一昨日、○ークに飲みに行くと、新しい酒を2種類仕入れたとのこと
そりゃまぁねぇ、「この世の全ての酒を飲めるものなら飲んでみたい。」酒好きはそんな野望を持つ者、
「いただきましょう」

アイラ系ウイスキーとテキーラ
「え~~と、アイラ系はねぇ・・・・」
イカンです。名前を忘れてしまいました。しかも写真も撮ってない。
「このウイスキーはねぇ、何処の蒸留所を使っているか明かさないのが売りなのさ」
とのママの話は覚えちゃいるんですが・・・・
「ひょっとしてアイリークだっけ?」
って、全く自信がありません。(笑)

「なぁにやってんの」
と、ママに怒られそうですけど、物忘れが激しいのは、今に始まったことじゃござんせん。
「そう言うママだって、レイ・チャールズの名前を思い出すのに四苦八苦してたジャン」

まぁまぁ、口当たりは58度とは思えない感じで、アイラ特有のスモーキーさはあるものの、若干甘口のように私は感じました。

それはともかく、もう一方のテキーラですよ。
たまたま、新ジャガを茹で揚げしたもんをアテにとママが出してくれたのですが、私が塩をかけすぎまして、
「しょっぺ!」
その口をそのテキーラで洗い流しますてぇと
「んめぇ!」

 

その代物は(こっちはしっかり名前を覚えてますよ。)「アハ・トロ アネホ」であります。
「えっ?「アホ・トロ・アネゴ」?そりゃママだわ」
「私は、トロくは無い」
(こんな会話はありませんでした。)

いえね、私はテキーラも好物でありまして、いつもいただくんですが、「塩もライムも必要ない」てなもんで、
ところがこの「アハ・トロ アネホ」が塩に良く合うんでさぁ、そんでもって
「なに?そんなに気に入った。ほれ」
と、ママが岩塩を出してくれたりしたもんですから・・・飲み過ぎました。(笑)

「ママ、やっぱ塩とテキーラは合うんだねぇ、再認識したよ。」
「酒に塩っ辛いもんは合うの」
「そりゃそうか、日本酒も塩で飲めるもんね。アイラ系も塩辛が合うし」
するとママが、
「そういえば、ひろしさんのとこで(割烹『ひろし』)ボウモアだかラフロインだかが一本だけ置いてあった時あったっしょ?あんとき岩牡蠣にそれをちょっとつけて食べたら、最高に美味しかったよ。ひろしさんは白い目で見てたけど。」(笑)
「えぇ、それいい、レモンの代わりにアイラ・・・・喰いてぇ!飲みてぇ!」

酒飲みバカは、こんな会話も良いアテになるのでした。

さても、遅ればせながら『料理当番、本日の一品』です。

安売りで鯖が売っとりましてね。母に何とか味噌煮以外で食わそうてんで、カレー風味焼きを作りました。
思った以上に生臭さ(母の言うところの)が消えたらしく、母も半身をペロッと食べてくれました。

お弁当は・・・やっぱりあまり変化ありませんね。(笑)

さて、今日の一枚ですけど、またまたMDネタで、前回に引き続き「これもジャズ?」というか、今でも私はジャズと認めていないザ・クルセダーズです。

ともかく私は「クロスオーバーとか、フュージョンとかは、ジャズとは思わない」との精神を長らく貫いておりましたので、その手のアルバムにはほとんど手を出しませんでした。(全てではありませんがね。)

そもそも、スティックス・フーパー、ジョー・サンプル、ウィルトン・フェルダー、ウエイン・フェンダーソンの四人が、1961年、ウエストコーストでデビューしたときには「ザ・ジャズ・クルセダーズ」という名だったわけで、10年後の1971年に彼ら自身がジャズの名を捨てたのでありますよ。(そんな鼻息荒げてもしょうが無いですけどね。笑)

てなわけで(どんなわけ?)私はこのアルバム本体は所持しておりません。
しかし、MDに残しておったんですねぇ・・・自分でもビックリしていますが。

ソウルを取り込んだクロスオーバー?まっ当事の時勢に乗って人気グループとなりました。特にこのアルバムの初めてボーカルをフューチャーした表題曲「STREET LIFE」は大ヒットでしたよね。まっ、どうでもイイんですけど(笑)

歳とともに丸さを増した私(自分で言うな!)、そこまで毛嫌いしたこのアルバムも、聴く耳を今は持っています。しかも軽く乗ったりしてね。
そして、いつものどっぷりジャズに戻ると、その良さがさらに際立つと、つまりジャズのアテ?みたいな、そういうことですよ。
ファンの方すいません。

STREET LIFE / THE CRUSADERS
1979年リリース
RANDY CRAWFORD(vo) JOE SAMPLE(p,elp) WILTON FELDER(s) STIX HOOPER(ds)

1.STREET LIFE
2.MY LADY
3.RODEO DRIVE
4.CARNIVAL OF THE NIGHT
5.THE HUSTLER
6.NIGHT FACES


他人に見捨てられた『捨てられない男』 それは誰?

2016年01月21日 | m-o

さすが『大寒』、「暖冬とは言え寒中は寒い」と実感させてくれます。

あの震災の時、バラバラに散らばった我が家のMDソフトは、以降お菓子の箱に無造作に放置され続けていました。
もちろん、震災当事もそうだったように今さらMDソフトを利用する機会も無かったからではありますが
とはいえ、そのまま放置するのも『捨てられない男』化が益々進むことに成りかねません、先日の日曜日から少しずつ整理を始めました。

昔、携帯用の音源として使っていたMDソフトは直ぐにでもお役御免、ゴミ箱直行ですが、中には、レコードはもとよりCDでも持っていない音源があったりします。
これを振り分け、デジタル音源にして保存する・・・

「なんでデジタルをアナログにしてまたデジタルにしなきゃイカンのじゃ!」

と、怒りながらも、所有する機材ではこのなんとも原始的というか面倒というかそんな方法しかありません。さりとて、わざわざそのために新たなハードを調達しては「『捨てられない男』化阻止」に逆行してしまいますしね。

「とにもかくにも、まずは振り分けだな」
てんで、中身を確認してますてぇと
「最低でも5年は聴いてなかった音楽なら・・・・みんな捨てちゃってもよくねくねぇ?」
まさに正論であります。
しかぁ~~し、そこはボロは着てても『捨てられない男』、これ以上の進化は望まぬものの、現状は維持したい。(なんのこっちゃ)

聴いてみると、いろんなもんが入っちょります。
特に、1994年あたりから3年間ぐらいのMDには(何と録音日がキッチリ記載されてましてね、そういうところはマメなんです私。笑)Jポップやらロックやら
「あらら、カラヤン?」
まぁ節操が無い録音をしておりました。

思えばそれまで頭出しが面倒だった録音機器も、MDからはすぐさま頭出しが出来るという利点があり、「何でもかんでも録音しときゃ、どれでも好きなときに聴けるだろ」てな感覚があったのでしょうね

 ♪へ~~こきましたね あなた 誰も聞いていないと思って・・・・♪

「オイオイ、なんじゃいこの平成7年2月20日録音ってやつぁ」

いや、ZARDやtrf、高橋真梨子はイイとしても、何故に一曲目にMEN'S5の「ヘーこきましたね」?さらにはラストには「尾崎家の祖母」パート3と2が連続って・・・・・・
いったい私は何ウケを期待してこんなチョイスをしたのでしょ?
「覚えてません。記憶にございません。」

ともかく、以前やったカセットテープの整理が古代遺跡の発掘なら、MDの整理は、近代遺跡の発掘といったところ、
カセットから「HANDSCAPES / THE PIANO CHOIR」が見つかったように(今はテープ音源を脱却しましたが)、MDでも何らかの発見があるかも知れません。

余談ですが、「尾崎家の祖母」(おっと、分からない人がいるかもしれませんね、「おざきんちのばばぁ」と読みます。)のパート1(1994年か5年)には、もちろんまりちゃんズの歌なんですが、若かりし日のCharがギタリストとして参加しておりますし、鳴瀬喜博、佐藤準と、スモーキー・メディスンの面々がバックをつとめております。(金子マリは入ってませんけどね。)

さて、今日の一枚ですが、う~~ん、これはJAZZかぁ?
まぁまぁ、「自由がJAZZ」と捕らえ、MDに残っていたボビー・マクファーリンです。

このアルバムというか、ライブ映像にちょっとした思い出があります。
Uターンして、しばらく通い続けたK夫妻が営む飲み屋さんでは、JAZZ中心の音楽ビデオを流してくれましてね。(コルトレーンの「THE WORLD ACCORDING TO JOHN COLTRANE」もこの店で初めて見ました。)

ボビーのライブ映像も、この店で見たのが初見です。というか、ボビーそのものをはっきり認識したのがその時初めてと言った方がよいかもしれません。(「DON'T WORRY, BE HAPPY」は、知っていましたが )

お客さんとのやり取りというか、会場の雰囲気がとても良くて
「こんなライブが出来たら楽しいだろうねぇ」とか
「お客さんの中に絶対何人かサクラがいるよねぇ」
なんて、K夫妻が主催するアマチュアバンドのコンサートに、こんな一場面が出来たらてな妄想を抱いたりしてね。

ともかく、JAZZだ何だじゃなくて、高度な技術と遊び心あるボビーの歌いっぷりは他にまねの出来ないものだと思います。

そんなこんなで、夕べこのMDを通しで聴いたのでありました。

SPONTANEOUS INVENTIONS / BOBBY McFERRIN
1985年録音
BOBBY McFERRIN(vo)
(HERBIE HANCOCK, MANHATTAN TRANSFER, JON HENDRICKS, WAYNE SHORTER, ROBIN WILLIAMS)
1.THINKIN' ABOUT YOUR BODY
2.TURTLE SHOES
3.FROM ME TO YOU
4.THERE TA GO
5.CARA MIA
6.ANOTHER NIGHT IN TURISIA
7.OPPORTUNITY
8.WALKIN'
9.I HEAR MUSIC
10.BEVERLY HILLS BLUES
11.MANANA IGUANA


金比羅様より観音様

2016年01月18日 | d-f

いやはや凄い天気です。おかげさまでこの辺りは雪は無く雨なんですけど、まぁ風が強いこと、嵐のようです。

先日1月10日は、金刀比羅神社(いわきのこんぴらさん)の例大祭でございまして、多くの参拝者で賑わったそうです。
知り合いのOちゃんは、毎年ここで焼きそばの屋台を手伝うのが恒例だそうで
「バブさん、今年は3人で千食あまり作りましたよ。疲れました。」
ご苦労なこってす。
えっ?私?「酒に酔わずとも人に酔う」私ですから、遠慮させていただきました。

金比羅さんと言えば、
 ♪ こんぴらふねふね おいてに帆かけて シュラシュシュシュ・・・♪
『四国讃州象頭山金毘羅大権現宮』と、こうくるわけですが、
『いわきのこんぴらさん』も、江戸の昔、常陸上総沖で海難事故が頻発しましてね、
「こりゃ金毘羅大権現の祟りじゃ」
とばかり、威寶院の二十三代峯順というお方が、『四国讃州象頭山金毘羅大権現宮』へ、海難救済祈願をすることなんと三十三回。
以降海難事故が大幅に減って、喜んだ領主や領民が創建したという歴史がございます。
まっ私なんぞは、金刀比羅神社に詣るより、お座敷で♪こんぴらふねふね・・と楽しんで、願わくば観音様にでもお詣りを・・・・
とんでもない罰当たりであります。

さても、四国では無く、もちろんいわきでもなく、大阪狭山の金比羅さまへのお詣り、京都八坂神社を詣る『をけら詣り』、そして大阪大東市慈眼寺を詣る『野崎詣り』これを関西では古くから三詣りと称し・・・・・

ははははは、この無理矢理な持って行きよう、分かる方にはピンときたかもしれませんが、三代目春團治師匠が去る9日お亡くなりになりましたですねぇ。
いかに落語好きでも、私の場合関西落語にはかなりウトくて、「春團治といえば『野崎詣り』」みたいなしょうもない連想しか出来んわけです。

「山椒は小粒でもピリリと辛い」に続く落ちを、三代目はたしか
「山椒は小粒でもヒリヒリ辛い」とおっしゃっていたように思いますが、
「きっと関西ではピリリじゃなくて、ヒリヒリって言うんだぁ・・・」
なんて思ったことがあったような?
そうそう落ちの「小粒」が「一分金」の事だということも・・・
「この『野崎詣り』で知ったんだっけ、俺?」

まぁまぁ、戦後、関西落語復興に貢献した名代が去ったことは寂しいかぎりであります。ご冥福をお祈りいたします。

てな事で『料理当番、本日の一品』ですが、

生食用のサーモンを軽く炙って、クリームソースでいただいてみました。
もちろん、生が駄目な母には、良く焼いたサーモンと舞茸のバターソテーも付けてやりましたよ。

舞茸の代わりと言っちゃなんですが、私は風呂上がりに昼間仕込んだマグロのづけを、頂き物の自然薯と山かけ(かけてないからなぁ?)で、寝酒のアテにしました。

さて、今日の一枚は、ゴードンとっさぁんです。
「とっさぁん好きの私がこのアルバムを紹介していなかった?」

先日、○ークに飲みに行ったとき、とある常連さんが「バブに聴かせて」と、このアルバムを持ち込まれたそうで、じつにありがたい。
「どうせバブは持っていると思うよ」
と、ママは答えたそうですが、
「そうかぁ、このログでまだ紹介してなかったかぁ・・・」
と、なったわけです。

ヨーロッパに拠点を移したゴードンは、1965年、半年間アメリカに戻ってまいりました。
その時録音した最後のブルーノート盤です。
久しぶりのアメリカに
「やっぱエエなぁ」
とゴードンが思ったかどうかは分かりませんけど、リラックスした演奏であることは伝わって来ます。

「なんと言っても一曲目「MANHA DE CARNAVAL」(黒いオルフェ)が・・・」
といった評が一番多いかと思いますが、「黒いオルフェ」だけでなく全体にそのリラックスさが良さを出していると私は思います。

映画『ラウンド・ミッドナイト』で、エースを演じたボビー・ハッチャーソンとは、このアルバムが初共演となります。ってこれも有名な話か。

GETTIN' AROUND / DEXTER GORDON
1956年5月28,29日録音
DEXTER GORDON(ts) BOBBY HUTCHERSON(vib) BARRY HARRIS(p) BOB CRANSHAW(b) BILLY HIGGINS(ds)

1.MANHA DE CARNAVAL
2.WHO CAN I TURN TO
3.HEARTACHES
4.SHINY STOCKINGS
5.EVERYBODY'S SOMEBODY'S FOOL
6.LE COIFFEUR


思い出すのさ・・・?

2016年01月13日 | a-c

東京では昨日遅い初雪が降ったそうですが、この辺りも朝早くにちらついたようです。まっ私はまだ寝ている時間だったようですから全く気付きませんでしたけどね。
雪はともかく、空はどんよりと曇りっぱなしで太陽さんはついに顔を見せず、昨日の寒さは今季一番だったように思います。

そんなわけで、年間を通してほぼほぼ常温を貫き通す私が、昨晩は「たまには燗酒でも飲もうかな」てなことになりましてね、これまたあまり使わない燗徳利に純米酒をそそぎ込み、鍋にかけました。

風雑(まじ)り雨降る夜の雨雑り雪降る夜は、すべもなく、寒くしあれば、堅塩(かたしほ)をとりつづしろひ、糟湯酒(かすゆざけ)うちすすろひて、しはぶかひ、鼻びしびしに、しかとあらぬ、ひげ掻(か)き撫でて、・・・

万葉集の『貧窮問答歌』、これが燗酒の最も古い記録だそうですが、これは酒粕をお湯に溶いたもんだそうですから、燗酒と言えるかどうか微妙であります。

日向、人肌、ぬる、上、熱、飛びきり燗と、温度で呼び名も変わる燗酒ですけど、
「おやじ、ぬる燗一本ね」
これを絶妙な加減で出してくれるてなところは、よほど気の利くお店でありまして、そうそうはございません。温度計でいちいち測りながら出されるのも興ざめでありますしね。
さりとて、自宅で嫁に注文を出したところで、新婚でも無い限りそこまで気を遣う嫁もおらんでしょう。
そうなるてぇと、自分でときおり徳利底を探りながら、イイ頃合いで上げるてぇのが一番。
手元の火鉢に大きめの鉄瓶でも乗ってたりしますと、一番エエんでしょうがねぇ・・・・・

まぁまぁ、そんな贅沢は申せません。
ゆんべだって自分が燗したにもかかわらず、けっきょくは熱燗に近い上燗、目指したぬる燗とはいきませんでしたからね。

それでもたたき梅をなめながら、クイッといただけば
「ああ、やっぱ燗酒は温まるなぁ」
「けっきょく、暖めてありゃ、人肌だろうと熱燗だろうと、何でもイイんだろ」
「何をおっしゃる、日本酒に含まれる乳酸はだな、「温旨酸」という系統の酸で暖めると旨味が増すわけよ、さらにそれに適した温度は・・・・・」
「ハイハイ」

確かに「暖めてありゃ、人肌だろうと熱燗だろうと、何でもイイ」というのもありますよね。
例えば、
寒いホームで飲むただ暖めただけのワンカップ
屋台で、燗器から直接注がれたコップ酒
学生時代、安酒を鍋で直火で暖めてねぇ・・・
それはそれで味わいがあるもんでござんすよ。

そんでは、そんな燗酒をチビチビいただいているときに合う音楽は何か?
難しいですなぁこれは・・・・・

 ♪お酒はぬるめの 燗がいい
  肴はあぶった イカでいい ・・・♪

「やっぱ、思い出すのは『舟歌』か?」
「オイオイ、このログは何を冠にしてるんじゃいちゅう話よ、そこはやっぱジャズで探すべきでしょ」

それなら、八代亜紀の『夜のアルバム』を・・・・
「イカン、持ってねぇや」(笑)
かといって、八代亜紀のニューヨーク公演がらみでヘレン・メリルてぇのもねぇ・・・・・・・

さて、今日の一枚は、アン・バートンです。逃げましたねぇ(笑)
そもそも、燗酒に合うジャズてぇのは難しすぎますって
ウイスキーに合うんなら選択肢は多いんですよ。いや、一歩譲って日本酒というくくりなら選びようもあるかもしれませんが、燗酒って、ねぇ

まぁまぁ、アン・バートンなら・・・
オランダに熱燗は無いだろうしなぁ、やっぱ無理か(笑)

でもまぁ、しっかりと歌い上げるアンは嫌いじゃない
ご紹介はしましょ

BALLADS & BURTON / ANN BUTON
1969年録音
ANN BUTON(vo) RUDY BRINK(ts) LOUIS VAN DYKE(p) JACQUES SCHALS(b) JOHN ENGELS(ds)

1.A LOVELY WAY TO SPEND AN EVENING
2.TRY A LITTLE TENDERNESS
3.BANG BANG
4.SOMEONE TO WATCH OVER ME
5.THE SHADOW OF YOUR SMILE
6.IT NEVER ENTERED MY MIND
7.THAT OLD DEVIL CALLED LOVE
8.HERE'S THAT RAINY DAY


儘になるなら・・・

2016年01月11日 | d-f

  ♪ およばぬことと 諦めました
  だけど恋しい あの人よ
  儘になるなら いま一度
  ひと目だけでも 逢いたいの ♪

「突然の『雨に咲く花』って、オイオイなんじゃいな?」
ちゅう話ですが

いえね、夕べ風呂上がりにウイスキーを一杯やりながらテレビをつけると
BSでちょうど昨年11月1日東京国際フォーラムで行われた高橋真梨子のコンサートの放送が始まりまして、その初っぱなの曲が『雨に咲く花』だったと、まっそういうわけです。

こういう曲を聴いて、なんだかイイ気分になるとき
「やっぱ俺も歳を取ったんだろうなぁ・・」
と、思う反面
「ウイスキーの味のように、少しずつこういう名曲の味が分かるようになってきたのだよ。新成人には分かるまいて。」
と、自身を慰めるわけであります。
結局、ラスト『家へかえろう』までしっかり見た(聴いた?)私は、ウイスキーの味も分からぬほど飲んでしまったんですけどね。(笑)

そんなこんなで一夜明け、ちあきなおみの『雨に咲く花』を聴きたくなって、すぐさまかけたんですが・・・
あはは、朝一で聴く曲ではありませんでした。

ところで、私ゃ『儘になるなら』この歌詞が何とも感じちゃうんであります。最近聞かぬ言葉ですよね。っていうか、私自身もあまり使ったことの無い言葉のように思います。
 儘にならぬが浮世の常
の『儘』でしょ
「そのまんま」の『儘』、「為すがまま」の『儘』、「意のまま」の『儘』

「あなたは『儘になるなら』どうしたいですか?」
なんちゃってね。

そうそう、もう一曲、このコンサートで歌ったのでは無いようですけど、『DANNY BOY』この曲もまた名曲でありますねぇ、高橋真梨子の歌もエエわ

 ♪ Oh, Danny boy, the pipes, the pipes are calling,・・・・♪

「お~~ダニ-ボーイ ん~ナンチャラカンチャラコンチャラ・・」
私じゃ歌にも成りませんが(笑)

それにしても高橋真梨子っちゅう人は、リアクションの薄い方ですよね。大きなフリなんてほとんどありゃしない。
それでも聴き入ってしまう、見てしまう・・・
それがかえって心にしみ入ってくる要因なのかもしれませんな。
ともかく、連休の中日、一人寂しく飲む私を、高橋真梨子が癒やしてくれたというお話しでございました。

「私が儘になるなら・・・そうさねぇ、イイ酒と綾瀬はるかみたいなカワイイ女?いやいや贅沢は言うまい、私が酔うまで、いや酔ってからも付き合ってくれる女性がいて、エバンスあたりが生で『DANNY BOY』かなんかを私だけのために弾いていてくれる?そんでもってその女(ひと)に意の儘にされて・・・」
「はっ!そりゃ名曲の歌詞にはならんわな。」

てなことで、『料理当番、本日の一品』ですが、
じつは、年明け早々母が大失敗をしまして(厳密には叔母も一枚かんでるんですけどね。)、なんとうるち米と間違えて餅米を送ってくれた叔母を信じ、餅米をうるち米の水加減で炊いてしまうという・・・・
アンタ、これは喰えませんて、結局ついてみたんですが全く腰の無い餅?何日経っても固まらない代物が出来上がったのでありました。
「捨てんのはもったいないしなぁ・・・・」

そこで、こんなんを作ってみました。その餅?をフライパンにしき作った「ピザっぽいかな?餅ピザ」です。
これがねぇ思った以上にいけまして、ビールに良く合いました。

それと、保険(ピザがくまくいかなかった時のため)に、烏賊と里芋の煮物を作ったのですが、その烏賊のゴロ(肝)があまりにも良さげだったので、私専用肝焼きを作りました。もちろん日本酒に切り替えてね。
「えっ?そんで風呂上がりにウイスキー?」
「とうぜんです。」(笑)

お弁当はこんなんでした。

さて、今日の一枚は、私でも儘になるエバンスの『DANNY BOY』です。
このアルバムがエバンスの一枚(ここが重要です。)として好きかと訊かれれば、自信を持って「はい」とは言い難かったりしますが、こと『DANNY BOY』に関しては、シェリー・マンも出しゃばってこないし(笑)エエと思いますよ。

それと、わざわざロサンゼルスからマンを呼び寄せたヴァーブのクリード・テイラーの意図は分かりませんが、それまでとはちょっと違った一面のエバンスを聴けるアルバムであることも魅力ではあると思います。
ちなみにもともとはリーダーがマンということで発売になった一枚でもあります。

EMPATHY / BILL EVANS
1962年8月14日録音
BILL EVANS(p) MONTY BUDWIG(b) SHELLY MANNE(ds)

1.THE WASHINGTON TWIST
2.DANNY BOY
3.LET'S GO BACK TO THE WALTZ
4.WITH A SONG IN MY HEART
5.GOODBYE
6.I BELIEVE IN YOU


今年の天気は???

2016年01月08日 | d-f

年が改まり一週間、みなさんのところも「やっと日常が戻ってきた」てな頃でしょうかねぇ。
そういえば昨日は七日、みなさんは七草粥なんぞを召し上がったのでしょうか?
えっ?私?まぁ私の場合、よほど腹でもくださない限り『粥』のお世話にはなりませんし、正月だからと暴飲暴食に向かう暇も無かったりしますから、あいかわらず『粥』よりももっとドロドロにして発酵させて・・・・
「はいはい、お酒ね」
はい、それにしていただくのが我が流儀であります。(笑)

 ♪ 七草なずな、唐土の鳥が、日本の土地へ渡らぬさきに、セリこらたたきのタラたたき ♪

考えてみりゃ、新暦の正月に「若菜摘みして七草粥」てな事はいかに温暖化の現代でも不可能なわけですし、「無理矢理七草集めて粥にしなくても・・・」なんてね。

 
ネットから拝借しました。

そもそも、私なんざぁ、魚の名前は言えても、春の七草を目の前に置かれて
「どれがなんだか言ってみろ」
と言われたら、どれがスズナかスズシロか分かったもんじゃありません。
まあまあ、「何処ぞのメガネをかけた肥満気味のお方が、唐土の鳥ならぬ核の鳥なんぞを飛ばさない」そんなおまじないにでもなるなら、よろしいかと思いますよ。

そんなことより、ふゆちゃんがいよいよ亀助さんと結婚することになりまして
「果耶ちゃんはまだ13才よぉ、お嫁には早いだろ」
と、わけのわからん事を言いながらも
「エガッタねぇ、エガッタねぇ」
えっ?何の話かって?そりゃア~タ『朝ドラ』のお話しですわいな。
今週は特に、おめごちゃん、清原果耶ちゃんの出番が多くて、
「うんうん、やっぱこの子、めんこいよぉ」
と、連発するもんだから、
「あらま、いよいよ綾瀬から鞍替えか?」
「ちゃうちゃう、はるかちゃんと果耶ちゃんとでは・・・何て言うかなぁ、対象が違うというか、なんたって果耶ちゃんはまだ子供よ。」
と、さらにわけのわからん事を言っております。(笑)

綾瀬はるかちゃんと言えば、(オイオイ、まだ続くんかい)
「バブさん、今回は紅白見たんでしょ?」
何人かにこう言われましてね。その理由は「はるかちゃんが司会だったから」てんですが
「そもそも紅白はほとんど見ないし、今回は特にその時間は仕事だったしねぇ」
と、見ておりません。

私が見なかったので視聴率が悪かったようですがね(ほとんど影響ないから)
「エェ~~~!?それじゃはるかちゃんの本気涙を見なかったんだぁ、残念だね」
話によれば、紅組が勝利してはるかちゃんが涙を流したとか
「はるかちゃんの涙ねぇ・・・まぁまぁいずれ俺のために流してくれるだろう」
「へぇへぇ」

こうして、初春から大揺れの株やあいかわらず火種が絶えない中東、世界に広がるテロの脅威、北朝鮮での核実験、いよいよ始まった国会・・・・そんなことには目もくれず、やれ果耶ちゃんだ、はるかちゃんだと言っている私。
「今年のバブも、異常気象など何処吹く風、去年と変わらず脳天気だね。」

さて、今日の一枚は、過去に紹介済みですがケニー・ドリューにしました。
新年の静かな夜にうなりの無いピアノソロも一興かと(笑)

じつを言うと、我が愚息が誕生したとき、女友達が「THE LULLABY」を贈ってくれた最大の理由は、私がこのアルバムを気に入っていたからという事でした。
このログでも何度も言っていますが、私はやはりアメリカ時代のドリューが好きで、ヨーロッパに移ってからは・・・・これは今も変わりません。
それが何故でしょうねぇ?このアルバムだけは好きで、ジャズ喫茶のカウンターを指で叩きながらリズムを取って聴いていたのでありました。それを彼女は知っていてくれたんですねぇ・・・って、そんな思い出話はいいか。

特に「FLAMINGO」なんかで感じる
ダダダ ダダダ ダダダァ~~
っと、ちょっと力が入る感じなのにそれでも静かに流れるピアノ、しかもうなり無し(笑)
そんなところが好きな理由かも知れません。

EVERYTHING I LOVE / KENNY DREW
1973年10月1日, 11月13,14日, 12月31日録音
KENNY DREW(p)

1.SUNSET
2.PORTRAIT OF MARIANN
3.BLUES FOR NILS
4.YESTERDAYS
5.EVERYTHING I LOVE
6.FLAMINGO
7.FINGERING
8.WINTER FLOWER
9.FALL
10.I CAN'T GET STARTED
11.DON'T EXPLAIN


正月耐久レース完走!

2016年01月04日 | g-i

年明け三日間があっという間に過ぎ、年末年始まともな休みが昨日しか無かった私には、どうにも新年の実感が湧きません。まして昨日今日のバカ陽気でしょ、我が部屋なんざぁ「テーシャツ一枚でもOK」ってな感じで、冬の実感すらありゃしませんわ。

とはいえ、貴重なお休みの昨日は、何とか正月気分を取り返そうと「♪朝寝、朝酒、朝湯が大好きで・・・」とばかり、
「今日はダレるぞう!」

朝食からデ~~~ンと一升瓶を脇に置き、そそくさと動き回る家人には気づかぬふりを決め込み、一昨日見られなかった箱根駅伝を「今日こそはゆっくり観戦するぞ!」とばかり酒のアテにして、チビリチビリとやっておりましたよ。

「うんうん、少しだけ正月のような気がしてきた。」
するてぇと、
「いつまでも片付かなくて困んなぁ」
(「うっせぇなぁ」)
と思いつつも、これ以上茶の間で観戦を続けると変に水を差されそうです。
ならばと、一升瓶を小脇に抱え自室へ退散。
「あらら、おつまみ忘れちゃったぁ」
と、お茶目に振る舞いながら小皿にかまぼこを盛って、いざ第二ラウンドです。

今年の箱根駅伝は、青学の一人勝ちでいささかおもしろみに欠けた感はありましたが、それでも母校が走っていれば、心の中で応援歌を歌いつつ
「なんとかシード権だけは確保しろよ!」
ところが画面にその姿はなかなか映し出されません。速報だけを頼りに
「シード権はなんとかなりそうか」

あはは、正直言えばそんなんはどうでも良かったりして、問題は我が耐久レース?
おかげさまで、酒量は青学のごとくいいペースです。

しかしねぇ、頭にくることが一つあるんですわ日テレさん
スポンサーがサッポロビールはイカンよ。なんたってア~タ、チビチビとはいえ日本酒を飲み続ければ喉が渇きますわいな。
「いやぁ、ビールも美味そうだなぁ・・・」
こうなるのは必定
そ~っと家人の目を盗み、冷蔵庫からビールを持ち出すあの緊張感が・・・・
「給水給水、こうやって飲むビールがまた美味いこと美味いこと」
って、感謝してんじゃん。(笑)

けっきょく、「お昼どうすんだぁ?」との声かけなど完全無視し、母校がゴールするまで、ひたすらペースを守り続けたのでありました。
「 よぅっし、シード権捕ったぁ!よぅっし、一升瓶ほぼほぼ無くなったぁ!」

それから?それからって・・・
昨日は料理当番も回避しましたし、箱根駅伝以外見るテレビも無い、したたか酔ってのあの陽気ですよ、CD聴いてりゃ上瞼と下瞼が恋をするのはこれまた必定でしょう。
ふと気付けば、すでに午後6時を回っておりましたよ。
「よ~~~し、晩飯はウイスキー行くぞぉ!!」
ダメだこりゃ

さて、新年二回目の今日の一枚は、バリー・ハリスです。
三管を従えた王道?
「いやいや、王道ならトランペットは外せないでしょう」
たしかにね、テナーにバリトン、それにトロンボーン・・・
「おまえは低音好きか!」
ツッコミにも何にもなっておりませんが

「ハリスは地味」この言葉が頭にへばり付いて離れないというのが、私のハリス評なんでありますが、サウンド的にはこれだけ揃えれば派手・・・・
と思ったら大間違い(笑)
いかにペッパー・アダムスがブカブカやろうとも、ハリスの地味さに勝てるわけがない。という本質を捕らえんとイカンのですよ。
つまり、サウンドがいかに分厚くとも、ハリスはハリス
おっと、貶しているとお思いか?
さにあらず、それこそがハリスの良さであって、このアルバムも「三管のくせにやっぱりハリスじゃん」と感じさせるところがミソなんであります。
一聴、分厚そうに感じるサウンドに騙されちゃいけやせん。
「ハリスの本質をじっくりと味わう」そんなアルバムなんですから。

LUMINESCENCE / BARRY HARRIS
1967年4月20日録音
BARRY HARRIS(p) SLIDE HAMPTON(tb) JUNIOR COOK(ts) PEPPER ADAMS(bs) BOB CRANSHAW(b) LENNY McBROWNE(ds) 

1.LUMINESCENCE
2.LIKE THIS !
3.NICARAGUA
4.DANCE OF THE INFIDELS
5.WEBB CITY
6.MY IDEAL
7.EVEN STEVEN

追伸、
我が耐久レースは今年も無事完走いたしましたが、今朝起きると酒臭が部屋いっぱいに漂い、アルコールが抜けた感が全くありません。
鉄と呼ばれた我が肝臓も、老朽化には逆らえず確実に衰えております。
今後、『正月耐久レース』をいつまで続けられるか・・・・・・
「いやしかし、このレースは私に与えられた宿命であり、試練であり、生きがいでもあります。今後も続けられる限り頑張ってまいりたいと思いますので、ぜひとも暖かい応援と励ましをよろしくお願いします!来年も完走目指します!」
なんのこっちゃ


また一つ年を取りましたなぁ

2016年01月01日 | a-c

明けましておめでとうございます。
2016年スタートでございますかぁ・・・
いやいやほんと一年は早い、きっとあっという間に2017年になってしまうんでしょうねぇ、ってそれはチト早すぎか
それにしても、ボヤボヤしていると何もせぬまま時間が過ぎてしまうのも明らか、今年こそは有意義な時間を・・・・それもやっぱり無理かな(笑)

とにもかくにも、まずは皆様に新年のご挨拶とばかり、恒例の年賀状を用意いたしましたので、下の表面をプチリンコとクリックしていただけますでしょうか。

さてな、晦日から元旦にかけての我が行動を、興味は無いでしょうがご報告しますてぇと
昨日の午前中までに『お節もどき』の用意を済ませ、掃除を済ませた神棚に御神酒を供えて
「今年も願いを聞き入れてくれなかった神様、ありがとうござんした。」
と、一礼二拍二礼
そんでもって、雑煮用のつゆを作り、天麩羅を揚げ、Mさんのお店へ

 

帰宅したのは夜の10時半頃ですかね。早々にビールを飲みながら湯を沸かすと、今年も従姉妹が送ってくれた檜枝岐蕎麦を茹で、天麩羅の残りと蕎麦で金水晶(日本酒ね)をクイッと・・・
「あいかわらず檜枝岐蕎麦は美味いねぇ、その蕎麦に日本酒・・・これだよこれ」
除夜の鐘を聞く頃には、そこそこイイ気分になりましてね、
「あっ!体も清めず新年を迎えちまった!まっいいか、初風呂初風呂」
てんで、一っ風呂浴びると、さらにお節用に作った烏賊ニンジンを盗み食いしながらの一杯。
玄関先に置いておいたおかげで、良い感じに冷えた日本酒が、渇いた喉にツーっと・・・
「明けましておめでとう!」
なんのこっちゃ

一夜明け、元旦の朝は例年どおり、まずは餅をついて、神棚と仏壇用にお節を取り分け、つきたて餅の雑煮を供えて、
「とうちゃん、今年もよろしく」と、手を合わせ
「神さん、今年こそは一つでイイから願いを叶えてくんなませ。」と、一礼二拍二礼

神棚からいただいた御神酒で乾杯し、ここからいつもなら飲みほうけるところですけど、今日もまたMさんのお店がありますんで、グッとこらえ、餅をいただきました。

 

  

「あら?あんまりお節が減らなかったねぇ」
「飲まなかったからなぁ・・・今晩は一気に減るよきっと」
そうそう、今晩初二風呂に入る頃には、お節もですが金水晶も綺麗に我が腹に収まっておることでしょう。

とにもかくにも、いろんな面で危ない世の中ではありますが、2016年が皆様にも私どもにも良い年であることを心よりお祈り申し上げます。

さて、今日の一枚は、これも恒例、まずはコルトレーンです。

それにしても、トレーンはイイですけど、元旦からこれでイイのか?という感じはします。
まぁまぁ
ここで紹介するアルバムは、基本その時私も聴いた一枚を選んでいるわけで、午前中、ニューイヤー駅伝を見ずにこれを聴いたのでありますから文句は言わせない。(笑)

ともかく、一曲目「SUN SHIP」の出だしで、「元旦にこれは?」と思っちゃイカンわけで、「DEARLY BELOVED」や「ATTAINING」なんかは、
「ほらちょっといけるじゃないですか」(笑)

いわゆる黄金のカルテット最終末の一枚です。
当事、トレーンは自由に録音スタジオを利用できる特権をインパルスから得ていたそうで、数多くのアルバム化されない録音もありました。これも後の1971年にアルバム化されました。(最近、「THE COMPLETE SESSION」という、全20曲、2枚組のCDが発売されていますが)

こうして聴いてみると、「マッコイ、エルビン、ギャリソンの三人がバックにいる」その重要性というものをヒシヒシと感じるアルバムではないかと私なんかは思っています。
「今日聴いて」とは言いませんが、毛嫌いせず、一度じっくりと聴いてみて下さい。
私は当然、元旦から聴くことにためらいはありません。(笑)

SUN SHIP / JOHN COLTRANE
1965年8月26日録音
JOHN COLTRANE(ts) McCOY TYNER(p) JIMMY GARRISON(b) ELVIN JONES(ds)

1.SUN SHIP
2.DEARLY BELOVED
3.AMEN
4.ATTAINING
5.ASCENT